届け!30万人 山の安心をひろげるプロジェクト 第2弾 / 希望者全員にココヘリをプレゼント 限定ステッカーももらえる! / 今すぐ申し込む
ヘルメットホルダーのおすすめ11選|小さなザックでもきちんと持ち運び可能!

ヘルメットホルダーのおすすめ11選|小さなザックでもきちんと持ち運び可能!

今や先鋭的なアルパインクライミングだけでなく、一般登山道の岩稜コースでもすっかりメジャーになった登山用ヘルメット。

しかし、着用するとき以外の収納に悩むことはありませんか?日帰りサイズの小さなザックなどには、ヘルメットをなかなか収納できないことも。そこでおすすめなのが、ザックの外側に固定できるヘルメットホルダーです。

今回はそんなヘルメットホルダーの選び方・使い方のコツとおすすめモデルを、応用的な使い方のワンポイントアドバイスも含めて紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

登山用ヘルメット、どう持ち運んでる?

すっかりポピュラーになった登山用ヘルメット
撮影:鷲尾 太輔(すっかりポピュラーになった登山用ヘルメット)

岩稜帯での落石・転倒・滑落や火山での噴火の際などに、頭部の負傷を軽減するヘルメットは、近年どんどん普及しています。今やこうした山々では、着用していない登山者の方が少ないほどです。

登山レベルのステップアップに合わせて、これから購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

荷物がいっぱいでヘルメットが収納できないザック
撮影:鷲尾 太輔(荷物がいっぱいでヘルメットが収納できない!)

けれども、山への行き帰りやアプローチの間など、着用していないときの収納方法が問題になることもあります。20〜30ℓ程度の小さめのザックだと、他に必要なアイテムで中身がいっぱいになってしまうことも。

テント泊を想定した50ℓ以上の大きめなザックでも、装備・食糧・燃料などアイテムが多いと、ザックの中には収納できない場合もあります。

ザックへの外付けや手での持ち運びにはリスクも

リスクも多いヘルメットのザックへの外付け
撮影:鷲尾 太輔(ザックへの外付けにはリスクも)

筆者は以前、写真のようにヘルメットのあご紐とザックのベルト類をカラビナなどで連結し外付けして、持ち運んでいました。

またヘルメット購入時に付属している巾着型の収納袋を、そのまま手で持ち運ぶ方法もあります。

外付けによって傷が付いてしまったヘルメット
撮影:鷲尾 太輔(外付けによって傷が付いてしまった筆者のヘルメット)

しかし、ザックにそのまま外付けしてしまうと岩や木の枝と接触して、大切なヘルメットに傷が付いてしまいがちです。なにかの拍子に引っかけてしまったり、しっかり固定できないと揺れてバランスが取りにくくなったりするリスクも。

収納袋を手で持ち運んでいると片手がふさがるため歩きにくくなり、移動中に置き忘れる恐れもあります。

これならラクラク収納!ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダーを使ってザックに固定したヘルメット
撮影:鷲尾 太輔(ヘルメットホルダーでザックに装着したヘルメット)

そんなときにおすすめのアイテムが、ヘルメットホルダーです。ザックへ外付けするという点では先ほどと同じですが、ヘルメットの表面がホルダーの生地で覆われるので、傷ついたり引っかけたりする心配はありません。四隅が固定されるので安定性も◎。

  • ヘルメットホルダーの装着方法①
  • ヘルメットホルダーの装着方法②
  • ヘルメットホルダーの装着方法③
  • ヘルメットホルダーの装着方法④

撮影:鷲尾 太輔(ヘルメットホルダーの装着方法。画像は左右にスライドできます)

使い方はいたって簡単。ヘルメットホルダーの四隅についているベルトやゴム紐の先端を、ザックの厚みを調整するコンプレッションベルトなどと連結して、ヘルメットをザックに固定するだけです。

それでは、実際にヘルメットホルダーを選ぶポイントをチェックしていきましょう。

ヘルメットホルダーを選ぶポイント

様々なタイプがあるヘルメットホルダー
撮影:YAMA HACK編集部(様々なタイプがあるヘルメットホルダー)

ヘルメットホルダーは、固定方法や生地の仕様などに様々なタイプがあります。以下のポイントを押さえて選びましょう。

  1. ザックへの固定方法|ザックとの相性をチェック
  2. ヘルメットを覆う生地の仕様|シート型か、袋型か
  3. ヘルメット着用時の収納性|コンパクトになるとグッド

ザックへの固定方法|ザックとの相性をチェック

ヘルメットホルダーの固定時にゴム紐をフックで留めるタイプ
撮影:鷲尾 太輔(ゴム紐をフックで留めるタイプ)

ヘルメットホルダーの四隅をザックに固定する方法は、ブランドやアイテムによって様々です。

写真のようにコンプレッションベルトに通したゴム紐をフックで留めるタイプもあれば、ベルト末端のフックをコンプレッションベルト自体に引っかけるタイプもあります。

その他の固定方法例
ヘルメットホルダーの固定方法(かけるタイプ)フックをコンプレッションベルトなどに引っかけるタイプ
ヘルメットホルダーの固定方法(一周するタイプ)デイジーチェーンなどに巻き付けて、フックをヘルメットホルダー本体に引っかけるタイプ
ヘルメットホルダーの固定方法(フックが閉じられるタイプ)ザックのループに引っかけて閉じるタイプ

撮影:YAMA HACK編集部

装着できないザックも!?

ヘルメットホルダーが装着できないザックの例
撮影:鷲尾 太輔(コンプレッションベルトが付いていないザックには装着不可能)

写真のように、両サイドにベルトやループ類が一切ないタイプのザックには、ヘルメットホルダーは装着できません。

またフックをコンプレッションベルト自体に引っかけるタイプの場合、ベルトの幅が広すぎるザックだとフックが引っかからないこともあります。反対に細すぎても取れやすくなる場合があるため、装着したいザックの仕様を確認したうえで相性のよいモデルを選ぶのがおすすめです。

ヘルメットを覆う生地の仕様|シート型か、袋型か

伸縮性のある布状のヘルメットホルダー
撮影:鷲尾 太輔(伸縮性のあるシート型のモデル)

ヘルメットホルダーの生地は、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 伸縮性のある布状でヘルメットの頭頂部だけを覆うタイプ(シート型)
  • 大きめの袋状でヘルメット全体をすっぽり覆うタイプ(袋型)

もちろん後者の方が、ヘルメットを保護する観点からは優れています。ただし前者と比べると重量は重く、価格は高くなります。

デザイン面では前者の方が不安定に見える人もいれば、後者の方が野暮ったく見える人もいるので、こちらは好みといえるでしょう。シート型の場合、ヘルメットの落下防止のために、あご紐をザック本体にかける必要があります。

コーディネートも楽しめる!

ザック・ヘルメット・ヘルメットホルダーをマムートで統一した組合せ
撮影:鷲尾 太輔(すべてをマムートで統一した組合せ)

ヘルメットホルダーを、ヘルメットやザックと同じブランドでチョイスして統一感を出すなどの楽しみ方もあります。特にザックと同じブランドのヘルメットホルダーであれば、装着できないという可能性もぐんと低くなります。

反対に主張を抑えたい場合は、あえて無地のモデルを選んでもよいでしょう。

ヘルメット着用時の収納性|コンパクトになるとグッド

収納したヘルメットホルダー
撮影:YAMA HACK編集部(左:収納ケース付き、右:本体にたくしこめるタイプ)

ヘルメットを着用するときには、もちろんヘルメットホルダーは不要になります。外してザックの中に収納する場合、収納ケースの有無やサイズなどもチェックしたいポイント。ヘルメットホルダー本体と一体になった収納ケースにたくしこめるモデルもあります。

ザックから取り外さないまま、袋状のホルダーをボタンなどで留めて折り畳むことができるタイプも。

ヘルメットホルダーのおすすめ11モデル

それでは、おすすめのヘルメットホルダー11モデルを紹介します。コーディネートはもちろんですが、固定方法・生地の仕様・収納性にも注目して、セレクトしてみてください。

紹介モデル一覧

モンベル ヘルメットホルダー

固定方法フックをコンプレッションベルトなどに引っかける
形状シート型
サイズ(高さ×幅)245mm×235mm
重量77g
収納ケース×

脱落防止に有効なあご紐を留めるリーシュテープ付き

    ミレー ヘルメットホルダー

    固定方法フックをコンプレッションベルトなどに引っかける
    形状シート型
    サイズ(高さ×幅)240mm×240mm
    重量74g
    収納ケース

    様々なバックパックに対応するフック式

      ドイター ヘルメットホルダー

      固定方法バックパックのフロント部のループにフックを引っかける
      形状シート型
      サイズ(高さ×幅)-
      重量25g
      収納ケース

      バックパックのフロント部のループに使用可能

        THE NORTH FACE ヘルメットホルダー

        固定方法アルミフックをコンプレッションベルトやデイジーチェーンに引っかける/ザックに巻き付けてヘルメットホルダー本体にアルミフックを引っかける
        形状シート型
        サイズ(高さ×幅)-
        重量約60g
        収納ケース

        アルミフックでザックの様々な箇所に取り付け可能

          マムート ヘルメットホルダー

          固定方法ゴム紐をコンプレッションベルトなどに巻き付け先端をフックで固定する/ザックのループにフックを引っかける
          形状シート型
          サイズ(高さ×幅)170mm×170mm
          重量-
          収納ケース×

          様々な太さのコンプレッションベルトに対応のコンパクトモデル

            マムート ヘルメットホルダー プロ

            固定方法ゴム紐をコンプレッションベルトに巻き付け先端をフックで固定する/ザックのループにフックを引っかけて閉じる
            形状袋型
            サイズ(高さ×幅)約175mm×約195mm(奥行き約240mm)
            重量136g
            収納ケース×

            ジッパーで密閉でき落下の心配なし

              エクスペド メッシュヘルメットホルダー

              固定方法フックをコンプレッションベルトやデイジーチェーンなどに引っかける
              形状シート型
              サイズ(高さ×幅)200×180mm
              重量最小35g、最大41g
              収納ケース

              シリコン加工された粘着プリントでしっかり固定

                パーゴワークス RUSH PLUS

                固定方法ゴム紐先端のフックをザックフロント部のループにかけて閉じる
                形状シート型
                サイズ(高さ×幅)270mm×185mm
                重量50g
                収納ケース×

                二重構造でポケットとしても活用できるマルチアイテム

                  ヘリテイジ ヘルメットホルダー

                  固定方法ミニカラビナ型フックをコンプレッションベルトやループなどにかけて閉じる
                  形状袋型
                  サイズ(高さ×幅)-
                  重量約110g
                  収納ケース×

                  ヘルメット着用時は袋をドットボタンで閉じることで、そのまま装着可能

                    オクトス CORDURA ヘルメットホルダー

                    固定方法付属のD環をザックのサイドコンプレッションベルトに通しておき、ホルダー四隅のベルトも通し固定する/細引きやカラビナでザックのループと固定する
                    形状袋型
                    サイズ(高さ×幅)270mm×200mm(マチ180mm)
                    重量66g
                    収納ケース×

                    クリップ式で着実な装着が可能な袋状のアイテム

                      BLUE ICE ヘルメットキャリー

                      固定方法フックをコンプレッションベルトなどに引っかける
                      形状シート型
                      サイズ(高さ×幅)-
                      重量30g
                      収納ケース×

                      コストパフォーマンス・伸縮性ともに優れたシンプルなアイテム

                      ヘルメットホルダーを使う際の注意点

                      ヘルメットホルダーを使用する際は、ヘルメットの落下防止を第一に考えましょう。

                      またヘルメットホルダーを装着することで、ザックのパッキングにも注意するべき点が生じてきます。

                      生地をピンと張ってしっかりザックに固定

                      ヘルメットホルダーのテンションを下部の留め具で調整
                      撮影:鷲尾 太輔(このヘルメットホルダーは下部の留め具でテンションを調整)

                      ヘルメットホルダーを使用する際のもっとも重要な注意点は、ヘルメットをしっかりとザックに密着・固定させることです。四隅のベルトの長さやゴム紐のテンション(張力)を調整してピンと張った状態にしないと、ヘルメットが抜け落ちてしまう原因になります。

                      ヘルメットのあご紐もザックに固定

                      ヘルメットのあご紐もザックに固定
                      撮影:鷲尾 太輔(ヘルメットのあご紐もザックに固定)

                      布状でヘルメットの頭頂部だけを覆うタイプのヘルメットホルダーは、袋状のタイプよりも抜け落ちてしまうリスクは高まります。ヘルメットのあご紐を、ザックの雨蓋を固定するコンプレッションベルトなどに通しておき、二段階で落下防止の工夫をしましょう

                      フロントポケットへのアイテム収納に工夫が必要

                      ヘルメットホルダーを付けたことでフロントポケットにアクセスしにくくなった様子
                      撮影:鷲尾 太輔(フロントポケットへはアクセスしにくくなる)

                      ヘルメットホルダーを装着した状態だと、ザックのフロントポケットにアクセスしにくくなります。すぐに取り出したいザックカバーなどを収納することが多いフロントポケットですが、別の場所へパッキングする必要があります。

                      周囲にも気をつけて行動を

                      ヘルメットホルダーを使ってザック上部にヘルメットを取り付ける方法
                      撮影:鷲尾 太輔(ザック上部に取り付ける方法も)

                      ヘルメットホルダーを使用しても、ザックの外側に突起がある状態であることには変わりません。振り返るときに周囲の人にぶつけたり、木や岩に接触してバランスを崩す原因にもなります。常にヘルメットひとつ分は出っぱっていることを忘れずに、行動しましょう

                      これを防止するため、写真のようにザック上部に取り付ける方法もあります。しかしヘルメットホルダーとザックの相性次第では、より抜け落ちやすくなることも。また、今度は雨蓋のポケットへアクセスしにくくなるので、パッキングにも工夫が必要です。

                      ヘルメットホルダーにはこんな使い方も!

                      ヘルメット以外のアイテムも収納可能なヘルメットホルダー
                      撮影:鷲尾 太輔(ヘルメット以外のアイテムも収納可能)

                      ザックの外側にも収納スペースができるという意味では、ヘルメットホルダーはヘルメットを使用しない登山でも活用できます。

                      レインウェアやウィンドブレーカーなど、すぐに取り出したいアイテムを、写真のように挟んでおくこともできます。ただしアイテムの抜け落ちにはくれぐれも注意して、ベルトの長さやゴム紐のテンションを調整しておきましょう。

                      ヘルメットホルダーを活用して、安全・快適な登山を

                      ヘルメットホルダーを使ってヘルメットをザックに付けている人
                      撮影:YAMA HACK編集部

                      いざというときに身を守ってくれるヘルメットですが、雑に扱うと寿命が縮まったり、かえって危険性を高めたりする恐れがあります。ヘルメットホルダーをうまく活用して、ヘルメットを大事に扱いましょう。

                      今回紹介したアイテムをおさらい!

                      ヘルメットに関するおすすめの記事はこちら

                      ▼おすすめヘルメットを紹介

                      ▼ヘルメットの必要性と着用シーンを学ぼう