
モンベルに行ったら買い足したい!地味だけど便利な“名脇役”アイテム11選
モンベルには定番のアウトドアギアだけでなく、気の利いたアイデアが盛り込まれた小物も充実しています。
今回は主に山で活躍する快適性の底上げグッズをはじめ、店舗で実際に売れている商品をピックアップ。「こんなギアがあったんだ!」と発見するのも楽しいので、ぜひチェックしてみてください。
2023/11/29 更新
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目次
アイキャッチ撮影:TAKAHASHI
アウトドア上級者ほど使っている!?あると便利な山の小物たち

モンベルといえば登山をはじめとしたアウトドア用品の総合ブランド。高品質なウェアや登山靴からテントやシュラフまで、アウトドアの必需品が勢揃い。
そんなモンベルには、メインギアの他に「縁の下の力持ち」的存在の優れた脇役アイテムも充実しているんです。
今回は、目立たないけどあると便利なアイテムの中から、主に山で活躍するものを集めてみました。あわせて、モンベル広報部に教えてもらった、実際に売れている名脇役も紹介します。
「あったら超便利!」なギアばかりなので、一度使ったら手放せなくなるかも?!
目立たないけど優秀な登山のお役立ちアイテム8つ
さっそく、山やキャンプで活躍するモンベルの隠れた名品を価格が安い順に紹介していきます。実際に手に取った感想も一緒にお届けします!
やさしい光を届けてくれる「クラッシャブル ランタンシェード」

半透明のシェード本体をヘッドライトにかぶせるだけでランタンになるアイテム。ミニカラビナが付属するので、テント内などで吊り下げて使用可能。使用しない時は小さく折りたため、持ち運びも便利です。
重さ7gなので、別にランタンを持っていくより負担が少ないところも◎。照射面積が大きいLサイズもあり、好みや使用環境に合わせて選べます。
◎:柔らかな灯りで快適性アップ!
撮影:TAKAHASH
ヘッドライトだと、光の向きが限られたり、光量が明るすぎたり……そんな問題を解決。写真の通り、シェードをかぶせることで、目に優しい柔らかな光へと変貌します。
たった7gを荷物を追加するだけで、テント泊などでの休息タイムの快適性が爆上がり!
緊急時にあると安心「ハンディスコップ」

ステンレス製のスコップは、軽く持ち運びにも便利なミニサイズ。40gと重たくないので、持ち運びも簡単。
もちろん、登山者として携帯トイレの携行は必須ですが、長期縦走の場合や体調不良により不足することも。そんな緊急時にあると安心なアイテムです。
◎:ループつきで携帯に便利

全長15.5cmほどのコンパクトタイプですが、深さ10~15cm程度の穴を掘るには十分なサイズ感。持ち手部分は滑りにくくなっていて、掘る作業がしやすい仕様。ループ付きなのでザックに取り付け、サイドポケットにしまっておけば緊急時にも素早く対応できて安心です。
スコップがあると、山中の土が予想以上に固かったり、木の根っこが生えていたりすることで穴掘り作業が不完全になってしまう心配も無用。
なお、使用したトイレットペーパーは必ず持ち帰りましょう。後で紹介する「O.D.ガベッジバッグ 」を使用すればニオイも気にせず運搬できます!
登山地図を守る「ロールアップ マップケース S」

雨天での登山や沢登りなどの際に、地図を保護するマップケース。軽量で地図を確認しやすく、水滴や汚れなどから守って劣化を防ぎます。ザックのショルダーベルトへの取り付けも可能な仕様。
2つ折り・4つ折りにもでき、サコッシュに入れておく際など、荷物のかさばりを抑えることにもつながります。大きめサイズの「ロールアップ マップケース M」も展開。
◎:絶妙なサイズとクリアな見た目がgood

「ジップロックでもいいのでは?」と思われがちですが、いかんせん見た目がよろしくない……。そして、マップケースを一度でも使用したら、その差は歴然。防水性・携帯性の高さはもちろん、地図が非常に見やすいんです。

また、スナップボタンのついたバンドが付属していて、ザックのショルダーベルトにマップを取り付けられるのもありがたいポイントです。
ザックのサイドポケットに入れてしまうと、つい確認を怠りがちに。ショルダーベルトに取り付けておくことで歩行中に手軽に地図確認でき、安全登山にもつながります。
裏表が透明になっているので、表は地図、裏には登山スケジュールを入れるなど、工夫次第で多用途に使える点もナイスです!
フレキシブルに使える「クランポンラップ」

収納するアイゼンのサイズを選ばない包むタイプのアイゼンケース。もちろん、アイゼン以外のギア類を包んでパッキングすることもできます。
アイゼン使用時は、小さく折りたたんでおけるのもポイント。上部にはマジックテープのついた工具収納ポケットが付いています。
◎:色々なギアが包めてひとつで何役も!
撮影:TAKAHASHI
風呂敷のように包んでバンドで止めるだけのシンプルな構造なので、フレキシブルにサイズ調整が可能。子どものチェーンスパイクもまとめてしまえるのが非常に便利で、筆者も以前から愛用しています。
太いゴムバンドなので、厚手のグローブをしたまま作業できる点もお気に入り。さらに、本来の使い方ではありませんが、雪の上にちょっと座る際などにシートとしても活用しています。
手のひらサイズで超軽量「O.D.コンパクトドリッパー2 (2~4杯用)」

コンパクトに折り畳めて、洗って繰り返し使えるエコなコーヒードリッパー。ドリッパーの下部にある2箇所のスリーブに、手持ちのお箸か拾ってきた枝などを刺して固定する組立方式です。
約60マイクロメートルの目を持つマイクロ・メッシュ地でドリップすることで、旨味が凝縮された“コーヒーオイル”を透過させ、豆本来の味と香り高いコーヒーを楽しめます。
コーヒーだけでなくお茶にも使用可能。2~4杯用の他に、4~7杯用の「O.D.コンパクトドリッパー4」もあります。
◎:山で淹れるドリップコーヒーは格別!
撮影:TAKAHSHI
軽量化により台座がないので、拾ってきた枝をセット。マイクロ・メッシュ地のためフィルターは不要で、余計な雑味がなくまろやかなコーヒーが淹れられた気がします。
なにより、山に落ちている枝を使用してコーヒーを淹れるという、野遊び感がたまりません。空気も水も美味しい山で、淹れたてのコーヒーを飲むのは至福。

ただし、コーヒーカス問題が……。マイクロ・メッシュ地から綺麗に取り除くことは難しく、ビニール袋にくるんで持って帰ることとなりました。
市販のぺーパーフィルターとの併用も可能なので、使用シーンによって使い分けするのが良いと思います。
なお、帰宅後に洗ったら簡単に綺麗になりました。長く清潔に使うためにも、使用後はしっかり洗浄・乾燥させてから収納することが大切ですね。
防水性と機密性が高い「O.D.ガベッジバッグ 4L」

使用済みの携帯トイレや食事のゴミなど、フィールドで出たゴミを持ち帰るためのバッグ。高い防水性を持ち、開口部を3回折り返してバックルで留める仕様で気密性に優れています。
底はラウンド形状となっていて、ゴミがたまりにくくお手入れがしやすい構造。ベルト付きなので、ザックに外付けできて衛生的。カラーは、画像のイエローの他にブラックもあります。
◎:外付け前提で作られているから安心して使える
撮影:TAKAHSHI
山にはゴミを残さない、すべて持ち帰るのがマナー。行動中に食べた飴のゴミや山ごはんで出たゴミ、使用後の携帯トイレなど、このガベッジバッグを利用すれば、ニオイや汚れを気にすることなく片付けができます。
外付けする前提のつくりで、上下のバックルによってザックへの固定が可能。ブラブラしにくく、引っ掛けたりぶつけたりするリスクを減らすことができるのはありがたいところ。ただし、状況に応じて取り付け方法や位置には注意が必要です。
生地が丈夫なため、岩や枝などに触れてしまっても破れたりしない安心感もあります。
個人的には、ポップなカラーと4Lというサイズ感、防水性と気密性に優れているので、ドライサックとして使用するのもありかな、と感じました。
水濡れに強い「セパレート ブーツケース」

トレッキングブーツを持ち運ぶ際に便利な収納袋。片足ずつ収納できるため、バックパックへのパッキングがしやすい点も特徴です。
側面にはカラビナなどが取り付けできるループ付き。両足をまとめて収納できるタイプの「ブーツケース」もあり、そちらは携行しやすい持ち手が付いています。
◎:片足ずつだからパッキングしやすい!

山へ向かう時、トレッキングシューズをそのまま履いて電車やバスに乗るのってなかなかハードですよね。もちろん、行きだけでなく山の帰りに、サンダルに履き替えて足をリラックスさせたい時にも重宝します。
また、雪山テント泊の時には、寝袋の中に登山靴を一緒に入れることもあるかと思います。そんな時にも役立つアイテムです!
組み立てがシンプル「スタックイン カトラリーセット」

料理に合わせて「箸」「スプーン」「フォーク」の柄を付け替えて使えるカトラリーセット。
柄は軽量で強度を持つアルミニウム合金を使用。箸には硬く丈夫な縞黒檀(天然木)、フォーク・スプーンは軽くて傷がつきにくい樹脂を使用しています。収納ケースも付属。
それぞれ、個別の商品としても販売されています。
◎:使いやすい箸は柄の中に収納ができ衛生的

撮影:TAKAHASHI
コンパクトに収納でき、ネジ式で組み立てがシンプルな点が特徴。縞黒檀の箸は麺類も掴みやすく、使っていて気持ちがいいんです。
撮影:TAKAHASHI
また、箸は柄の中に収納ができて使用後も衛生的に持ち帰れます。分割式なので、使用した先端部分のみ工夫してクッカーの隙間に収納することができる点も秀逸。
柄の部分が12cmくらいあるため、フォークやスプーンについても、深型のコッヘルやフリーズドライ米などの袋物でも食べやすい長さです。
割り箸や使い捨てのカトラリーもありますが、登山者としては自然環境のことを考えて、繰り返し使える軽量なカトラリーを1セット携えておきたいところ。
モンベルストアで実際に売れてる名脇役アイテム3つ
続いて、モンベル広報部に教えてもらったおすすめの名脇役アイテムを紹介。数多くの製品を取り扱うモンベルストアで実際に売れているギアが登場します!
超軽量コンパクト「U.L.MONO ポーチ S(UL.MONOシリーズ)」
撮影:TAKAHASHI
手のひらにすっぽりと収まる超軽量ポーチ。ポーチという名ですが、サコッシュとして登山の際の小物の収納に便利な形状。長さ調節可能で、余ったテープ(紐)は本体に収納できます。
前項目で紹介したマップケースSや登山地図もジャストフィット。財布や鍵などの細々したものや地図などサッと取り出したいものを入れるのに最適です。
SサイズとMサイズがあり、全7色とカラーバリエーションが豊富なので、色違い・サイズ違いで揃えたくなってしまうかも!?
モンベル 広報部
軽量コンパクトで、旅先や登山の際の小物の整理など幅広く活躍します。手のひらサイズなので、いつでもどこでも一緒に出かけてくださいね!
コンパクトで持ち運びやすい「トレールワレット(財布シリーズ)」
三つ折りタイプのコンパクトなトレールワレットは、重さ15gと超軽量。必要な物だけをまとめ、荷物の軽量化をしたい方におすすめです。
ジッパー開閉の小銭入れはマチつきなので結構な収納力。ポップなカラーリングだから、サコッシュやザックのポケット内でもすぐに見つかりそう。
小さな見た目ですが、必要なものはしっかりと入るので登山や旅行などで大いに役立ちます。
モンベル 広報部
紙幣と硬貨、カードを機能的に収納でき、荷物をコンパクトにしたい人におすすめの商品。
近年、キャッシュレス化が進んでいいることも影響して大人気です!
下地が悪い場所でも座れるってありがたい「トレール クッション」
重量わずか30gと非常に軽量なパッド。本体に縫い付けられたバンドを使って纏められる、携行に便利な仕様です。
主に休憩時の座布団として活躍し、あるとないとじゃ大違い!山では場所によって地面のコンディションが悪いこともありますが、岩や砂礫が多い場所でもこれ1枚あるだけで快適性アップ。さらに、地面からの冷えもシャットアウトしてくれるので、使わない手はありません。
珍しいのは10色以上のカラーバリエーションがあるところ。カップルやファミリー、山仲間で色違いで使ってもいいですね。
モンベル 広報部
軽量かつコンパクトになるため、持ち運びのストレスがありません。それでいて、休憩時の座布団や宿泊時の枕など多用途に使用できる優れものです!
あると重宝する山ギアを探しにモンベルへ行こう!

登山をより快適に楽しむためには小物使いがカギ。今回登場したアイテムは、どれも一度使ったら手放せなくなるものばかり。
紹介した商品以外にも、モンベルには山のお役立ちグッズがたくさん隠れています。手頃な価格のものが多いので、プレゼントに贈っても喜ばれるはず。ぜひお店に探しに行ってみてはいかがでしょう。ただし、想像力が掻き立てられて「アレもコレも欲しい……」となってしまうかもしれません(笑)。