鈴木大介氏は最貧困女子で話題になったが、その前に貧困少年に関するルポを書いている。
資本主義は、貧困女子を「性風俗産業に搾取される被害者」の立場に導き、
貧困男子を「組織的なオレオレ詐欺・集団窃盗の加害者」の立場に導く傾向にある。
貧困男子にも性風俗における需要があれば、おそらく「ババアに弄ばれる被害者」になっていたのであろうが、
需要がないため(女性向け風俗は客が入らずすぐ潰れる)、裏社会は少年たちを「下っ端の加害者」として活用するのだ。
貧困下で育っていない「一般市民」にとって、貧困女子は「可哀想」だ。
売買春の経験は無くても、多くの女性が痴漢・セクハラ等の被害経験を持っているので、
実家が貧乏だから…を理由にキモオヤジにサービスさせられる運命を課せられたJKは、
しかし貧困下で育っていない一般男性にとっての貧困男子とは何か。
高校進学によって、中卒の彼らとやっと縁切りが出来てせいせいしたような、そんな存在だ。
地価の高いエリアや、国立・私立の小中学校に通った男性からすると、同級生としては「不可視」で、
「ニュースにたまに出てくる胸糞悪い悪者」のような、現実味の薄い存在かもしれない。
そんな一般男性たちが、彼らにシンパシーを覚えるだろうか?助けたいと思うだろうか?
「俺たちが真面目に勉強していた頃、あいつらはカツアゲをしていた。大人になってからの暮らしに差があるのは当然」
こう思うのが普通ではないだろうか。
貧困少年のケアは、彼らが「裏社会に入った地元の先輩」になついてしまい、
「下っ端の加害者」として使われ始める前に行われるべきなのだろう。
貧困少女が風俗スカウトになついてしまう前にケアされるべきなのと同じことだ。
しかしケアをする組織は、「裏社会に入った地元の先輩」や「風俗スカウト」を敵に回すことになる。
貧困少年少女が救われることで、彼らを搾取して暮らす「むかし貧困少年だった大人たち」が飯のタネを失うことになる。
(貧困少女を救う活動をしている仁藤夢乃氏は、できるだけ有名になるべきだろう。
「売名」だの「承認欲求」だのというゴミのような問題ではない……)
貧困少年を搾取した過去を持つ、むかし貧困少年だった彼らは、まともな仕事に再就職できるだろうか?
助ける側のリターンが少ないだけでなく、リスクがあまりにも大きすぎる。
また貧困少年少女は、豊かな家庭で育った奴らからの「助けてあげる」的な上から目線を嫌う。
「裏社会に入った地元の先輩」や「風俗スカウト」の方が、似た過去を持っているため信頼する。
童貞がジャニーズやエリートを嫌い、理解者面をする伊集院に群がるようなものなのだろう。
なるほど。
http://anond.hatelabo.jp/20150324124557 若年男に興味ない男達の反応
なんで普通のバイトしねぇのよ。それが一番疑問だわ。 結局「地道なこたぁやってらんねぇ気質」 「しょぼいオッサンが俺に指図してんじゃねぇよ気質」を更正しない限り 永遠に、♂...
貧困でも真面目に育った子もいるのに、なぜDQNだけ救わねばならないのか? 生活保護と同じ臭いがする。
弱者は底辺社畜君の憂さ晴らしのために存在してるわけじゃないからね 世の中はもうちょい複雑なんだよ
真面目だから救う、DQNだから放置する そんな精神論がまかり通る社会であってたまるか
習近平「そやな。金稼ぐんなら不真面目でもええんやで」
とでも言いたくなるようなことを今さら言われても。 そんな簡単な話ではないってことまで理解した上での議論なわけよ。 http://anond.hatelabo.jp/20150324133811
どこで議論してたんだよw
うーん… 伊集院が何か言ってる、としか。 いつものビパーかな、この人。
おばさんもいるんですけど…。 「貧困若年女子、貧困中年男性、貧困若年男子」と並べておいて 「貧困中年女性」をきれいにスルーするあたり スケベ心しかないのはどっちなんだか