オクタリアンとは、任天堂のゲームソフト「Splatoonシリーズ」に登場するキャラクターである。
概要
オクタリアン | |
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目 | ???(調査中) |
科 | ???(調査中) |
学名 | ???(調査中) |
英名 | Octarian |
ヒーローモードにおいて敵として登場する、タコから進化した種族。
一匹の「母体」から足を切り離すことで繁殖する無性生殖で繁殖する生物で様々な見た目のものがいる。
一般的に下級のものはタコというよりはタコ足に顔と手足がついたような姿をしており、上級のものにはヒト型になれるなどインクリングに近い能力を持つ者も存在する(その一部はタコゾネスと呼称(後にタコゾネスに限らない同タイプの全体名称としてオクトリングと呼称)される模様)。一般に、上級になるほど足の数が多くそれに伴って知能も高くなる傾向にある
知能自体は高く、ゴミから住処を作るタコの習性を引き継いでいるため廃物利用を得意としている。人類が残した地下シェルターの遺構を巧みに改造して住処にする、搭乗型の兵器や巨大な「戦略タコツボ兵器」などを作る、エアコンの室外機を改良して出力を700倍にし空を飛べるようにするなど、時に無茶苦茶なものを作り出してしまう。
また、享楽的なインクリングに対して大変勤勉で真面目な性格とされており、与えられた仕事を黙々とこなすことに向いている。しかし、本編中ではAIのアホな行動(後述)や、デンチナマズがぬいぐるみにすり替えられても気づかずに守り続けるという設定など、杓子定規で応用や融通が効かないという弱点としての面が目立つ。
来歴
100年より前はインクリングとの種族を超えた交流もあったとされている。しかし、海面上昇が進んだことでインクリングとの陸地の奪い合いが発生し「大ナワバリバトル」が勃発、その勤勉な性格故に寝坊したイカのスキを突き緒戦は勝利を続けていたが、戦略タコツボ兵器に電力が供給不能になるなどのトラブルや、カラストンビ部隊の活躍によって最終的には敗北、人類が残した地下シェルター(現在のタコツボバレー)に逃げ込むこととなった。
その後100年間は地下で暮らしていたようだが、その間にシェルターは経年劣化し電力不足や人工太陽の損傷などの問題が発生、ネギトロ炭坑の占拠など何とかエネルギー不足を解消する手段を探しており、ゲーム開始時にオオデンチナマズを奪うという計画が実行され、今に至る。
2でも同様のタコツボキャニオンに居住地域を設けており、ヒーローモードで下を覗くとビルのようなものが林立しているステージも存在する。また、シャケと交易を行ったらしいことがサーモンランの資料に記されており、ステージ内に落ちているイクラはシャケ由来のものであると考えられる。
また、組織としてのオクタリアンに所属しているのかは不明だがタコであるキャラクターとしてテンタクルズのイイダ(後述)が登場、タコでありながら特に偽装することもなく、その上それを全く気にされることもなくイカ社会に溶け込んでいる。機械オタクだったり、フェスの際には地下シェルターと同じ背景の特設ステージを作ってしまうなど、オクタリアンらしい習性と高い技術力は健在。
余談
- 元々タコゾネスのAIは敵がいない時は周囲を塗ってそれから攻撃するというものになっていたらしいのだが、勝てないテストプレイヤーが出てしまったためAIが弱体化されたという経緯がある。Splatoon2では周囲を塗るという行動を取るようになりかなりの強敵になった。
- イカを初めとする他の知的生命体と比べて人外寄りなのは、上記のような理由からか比較的単調なAIにしてあるため、人型に寄せすぎると単調な行動に違和感が出てしまうから、とされている。
- オクト・エキスパンションでは消毒されたタコが登場するが、実はオクタリアンらが消毒されたわけではなくオクタリアンをモデルにネル社が作り上げたクローン体であることが明かされた(一部では自らを消毒した者もいた)。
主なキャラクター
- タコトルーパー
- バイタコトルーパー
- タコプター
- ボムタコプター
- トルネードタコプター
- タコスナイパー
- タココマンダー
- タコスタンプ
- タコポッド
- タコリバーサー
- タコストライク
- スタコラー
- タコゾネス
- インクリングのようにヒト型になれる女性のオクタリアン兵士。エリートと言われている。
- センプクもできる上にシューターで攻撃してくる、まさにプレイヤーのような立ち振舞ができる。当たり判定もプレイヤー同様で攻撃を当てづらい。
- ただしAIがかなりアホ。周りを塗ることはしない上、攻撃も散発的。塗って回り込むことでサクっとリスポーン地送りにできる。これは後述するAIの難易度調整によるもの。
- とっても可愛らしい声と見た目で、登場当初からすぐさま人気になった。
- 2ではシューター以外にローラー、ブラスター、スロッシャーも使うようになっている。
- DLC「オクト・エキスパンション」では消毒クローン体だがマニューバー、ブラシ、シェルターを使うものもいる。さらにスペシャルウェポンも使う。
- デラタコゾネス
- タコドーザー
- オクタリアンの自律兵器。「全自動おそうじ兵器」と言われている。即死威力のインクシャワーを直下に噴射し地面を塗っている。
- 決まった場所を行ったり来たりするオブジェクトのような敵。カービィでいうゴルドーのようなタイプ。
- プレイヤーを見つけるとレーザーサイトでねらいをつけて追ってくる。
- 登場ステージは「暴走マシン」「心や主がない」とあり、どうやら暴走気味らしい。
- 一見すると動かないものも、チェックポイントを通過すると起動して追ってくるホラー気味な展開も。
- 2のオクトではなんと当時10歳のイイダが開発・設計したことが明らかとなった。
- また3号はタコドーザーに何度もミンチにされていたらしい。設定上だがとてつもなく恐ろしい兵器。
- タコッペリン号
- タコミサイル
- タコパトローラー
- オオバンタコスタンプ
- タコツボザムライ
DJタコワサ将軍
Splatoonシリーズにおける1人用モード「ヒーローモード」に登場する敵であり、オクタリアンたちの親玉。8本の足の内、2本がワサビを持ち、4本が体を支え、残りの2本で腕を組んでいる。かつての戦争「大ナワバリバトル」でのリベンジを果たすべく、ノリノリのタコツボ兵器に乗ってインクリングたちに立ち向かう。
「DJ」「タコ」「ワサビ」「将軍」とあらゆる要素がごっちゃになった結果、「タコの将軍がワサビでDJをしながら戦う」という意味の分からない形容となった。
イイダ(テンタクルズ)
「テンタクルズ」という人気ユニットのうちの片割れ。DJ担当。
グリーンのメッシュが入った漆黒のロングヘア、褐色の肌に露出の激しい黒い衣装。いかにもギャルっぽい見た目だが、実際はしっかり者かつ天然で、丁寧な敬語口調。シオカラーズの大ファンで、人生が変わるほどの影響を受けたそうである。自身がオクタリアンであることを全く隠しておらずナワバリバトルまでやっているようだが、インクリングのほうは別に誰も気にしていないらしい。
8号
Splatoon2のDLC「オクト・エキスパンション」における主人公、およびプレイヤーの分身。
ストーリー開始前はナンタイ山で3号やアタリメ司令と戦っていたらしいが、何者かによってアタリメ司令と共に拉致され、地下世界で目を覚ました時には記憶を失っていた。アタリメ司令曰く「魂にシオカラ節のグルーヴを宿したタコ」のひとりなのだという。当初は右も左もわからない状態だったが、地上に帰りたいアタリメ司令と、約束の地へ向かえと話すデンワに出会い、約束の地は地上だと断定、地下世界からの脱出を目指すことになる。
名前の由来は、デンワがNo.10008(約束の地を目指す10008番目のチャレンジャー、ということ)と言ったのを基にアタリメ司令が名付けたものである。