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『三十二刻』
ふりがな文庫
『
三十二刻
(
さんじゅうにこく
)
』
「到頭はじめました」 「そうか」 「長門どのでも疋田でも互いに一族を集めております。大手の木戸を打ちましたし、両家の付近では町人共が立退きを始めています」 「ではわしはすぐ登城しよう」 「いやただ今お触令がございまして、何分の知らせをするま …
著者
山本周五郎
初出
「国の華」1983(昭和15)年9~10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約31分(500文字/分)
朗読目安時間
約52分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
窺
(
ぬす
)
貶
(
そしり
)
過
(
あやまち
)
双眸
(
ひとみ
)
奴婢
(
おんな
)
挺
(
てこ
)
関
(
かかわ
)
吐
(
ぬ
)
如何
(
いかが
)
畏
(
かしこま
)
疋田
(
ひきだ
)
矜恃
(
きんじ
)
凄
(
すさま
)
切殺
(
きっそ
)
別盃
(
さかずき
)
定
(
きま
)
尖
(
さき
)
忝
(
かたじけ
)
思召
(
おぼしめし
)
怯
(
ひる
)
掠
(
さら
)
於
(
お
)
朧
(
おぼ
)
甦
(
よみが
)
番
(
つが
)
瞬
(
まばた
)
篤
(
あつ
)
貢
(
みつぎ
)
踵
(
きびす
)
閃
(
ひら
)
上杉
(
うえすぎ
)
主馬
(
かずま
)
亥
(
い
)
什器
(
じゅうき
)
仔細
(
しさい
)
仰有
(
おっしゃ
)
伊達
(
だて
)
伐
(
き
)
伝七
(
でんしち
)
佐竹
(
さたけ
)
佩
(
は
)
冥途
(
めいど
)
凛々
(
りり
)
刹那
(
せつな
)
北条
(
ほうじょう
)
卑怯
(
ひきょう
)
厩前
(
うまやまえ
)
反芻
(
はんすう
)
叢林
(
そうりん
)
名聞
(
みょうもん
)
啜
(
すす
)
喧嘩
(
けんか
)
嘶
(
いなな
)
噛付
(
かみつ
)
囁
(
ささや
)
夥
(
おびただ
)
娶
(
めと
)
宇女
(
うめ
)
家扶
(
かふ
)
崖
(
がけ
)
常陸
(
ひたち
)
庇護
(
ひご
)
床几
(
しょうぎ
)
廻座
(
まわりざ
)
弥生
(
やよい
)
徒士
(
かち
)
微
(
かす
)
悶着
(
もんちゃく
)
愕然
(
がくぜん
)
憚
(
はばか
)
憤懣
(
ふんまん
)
戌
(
いぬ
)
拇指
(
おやゆび
)
挫
(
くじ
)
挺
(
ちょう
)
掴
(
つか
)
掻挘
(
かきむし
)
揃
(
そろ
)
撫
(
な
)
斃
(
たお
)
昂
(
たか
)
昏迷
(
こんめい
)
松明
(
たいまつ
)
歪
(
ゆが
)
水盃
(
みずさかずき
)
湧
(
わ
)
漲
(
みなぎ
)
潰滅
(
かいめつ
)
火箭
(
ひや
)
炷
(
た
)
焔
(
ほのお
)
焚
(
た
)
玄蕃
(
げんば
)
畠
(
はたけ
)
痴者
(
しれもの
)
痺
(
しび
)
睨
(
にら
)
瞶
(
みつ
)
穿
(
は
)
立塞
(
たちふさ
)