2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
http://12letters.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-3cbb.html 北大の真崎睦子さんは、飲酒の危険性を説き続けているが、それが読売の記事になって「お酒の飲み方、北大で講義」と見出しをつけられた、という話である。マスコミってのはこういうことをす…
渡部昇一の『腐敗の時代』(1979)を読んだら、徳富蘇峰のことが書いてあった。渡部が子供の頃、蘇峰の『日本国民読本』(1939)という「白い本」が家にあって、右翼爺さんだと思っていたという。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1919162 これはおかし…
豊臣秀次と和泉式部 呉座勇一の『応仁の乱』(中公新書)が、堅実な歴史書にしては異例のベストセラーになっているという。かつて中公新書では、神坂次郎の『元禄御畳奉行の日記』(一九八四)が売れたし、磯田道史『武士の家計簿』(新潮新書、二〇〇三)も…
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=252 http://www.unikato.at/ ソーニャ・カトー、1972年ヴィーン生まれ、ではあるんだが顔が違う。
2005年11月の このところ碌な目にあわない。週刊誌へのコメントは二つ没になるし、鼎談は変だったし。今朝は古書店から送ってきた本の宛名が「小野寺敦」。こないだの毎日新聞の記者三角真理が送ってきた原稿は、こんな。 東京・杉並の小さな喫茶店にママチ…
吉行淳之介とか亀井俊介とかの自伝的文章を読んでいて、中学校(今の高校)の先生が、のちにけっこう偉い大学教授になったりしている。私の場合そういうことはない。それが何か「恨み」の念となる。
読者(35歳女):村上春樹を読むのは病んだ女だというのを読みましたが、私も詠み始めたころは病んでいましたが読んで治りました。 村上春樹:人は誰しもある程度病んでいます。二足歩行して意識をもっていればそうなります。僕の読者(それも女性だけが)病…
田中英光に「姫むかしよもぎ」という中編がある。国会図書館にも近代文学館にもあるが、芳賀書店の全集には入っていない。西村賢太の『田中英光私研究 第五輯』に載っている。 これは1947年に赤坂書店から出ているが、この「私研究」には、西村が赤坂書店の…
『文學界』五月号の、村上春樹『騎士団長殺し』(私は読んでない)を論じた山崎ナオコーラの文章に、こんなパラグラフがある。 (ところで、村上作品を嫌う人の中に、「セックスシーンが多過ぎる」「主人公がこんなにモテるわけがない。リアリティがない」と…
宮崎大学の准教授だった人が、都留文科大学の教授に転任してから、宮崎大から懲戒解雇され、それが報道されたため都留文科大でも懲戒解雇され、裁判をした結果教授が勝訴したのだが都留文科大では授業を持たせてもらえないという事件が起きている。 http://g…
「三愛新書」という謎の新書がある。判型は新書に違いないのだが、200pあるかないかで、題名は「人間と文化 教養講演集」で、それが1からずっと続いている。それ以外のものもあるようだが、非売品らしいから書店で見ることはなく、まれに古書店で、絶対売れ…
http://ya-na-ka.sakura.ne.jp/koharaKatsumori.htm これは間違い。小原勝守は明治32(1899)生まれで、小原勝五郎の孫。 http://ameblo.jp/derbaumkuchen/entry-12057575854.html こちらが正しい。しかしこの墓地サイトは、間違いの指摘は受け付けないと開…
私が埼玉県へ越してきたのは小学校三年の時で、担任は女の若い先生だったのだが、ほどなく家庭訪問があった。「小谷野君、うちは遠い?」と訊かれて、遠い、と答えた。当日、先生を案内して家まで行くと、「なんだー、全然遠くないじゃない」と言われた。子…
川本三郎の『林芙美子の昭和』(新書館)に、「山本健吉は『昭和の女流文学』(実業之日本社、昭和三十四年)のなかで、ヴァージニア・ウルフの「女が小説を書くためには、女が『自分だけの部屋』を持つようにならなければならない」という言葉を紹介してい…