車用インバーターのおすすめ人気ランキング【2024年】

スマホの充電や小型空気清浄機などを使う程度なら、150W程度の小型インバーターで十分です。スマホ1台の充電に必要な消費電力は10～20W程度、車用の小型空気清浄機も10Wほどしかありません。150Wあれば、スマホを2～3台同時に充電可能。スマホを充電しながら、カーナビやオーディオ代わりに使う人にも便利です。

用途が限定的であれば、100W以下の超小型モデルを選ぶのもひとつの手。定格出力が大きくなるほど価格も高くなる傾向があるため、コストを抑えたい人にも向いています。定格出力100W以下のモデルなら1,000～2,000円台で手に入るので、検討してみてください。

ノートパソコンや車載モニターを使用するなら、150～300Wが適しています。ノートパソコンの消費電力は20～30W程度と、スマホよりも大きめ。車載モニターの消費電力は10～20Wほどです。しかし、スマホも同時接続するなど複数台の機器を使うことを考えると、定格出力に余裕を持って選ぶことをおすすめします。

ノートパソコンや車載モニターは、性能や用途によってはさらに多くの電力を消費する場合も少なくありません。とくに動画編集やオンラインゲームなどは、消費電力が大きくなりがちです。車内で高負荷な使い方をする場合は、定格出力500W程度のインバーターも視野に入れましょう。

車中泊やキャンプなどで電気製品を使うなら、2,000W以上の車用インバーターが便利です。電気ケトル・ドライヤー・炊飯器など、多くの電力を必要とする製品が使えるため、快適にアウトドアが楽しめるでしょう。2,000W以上の定格出力であれば、災害時の備えにも適しています。

電気ケトルやドライヤーの消費電力は1,200～1,300W前後必要ですが、2,000W以上の定格出力があれば使用可能です。しかし、電気ケトルと炊飯器など、1,000W以上の家電を複数台同時に使うと定格出力を超えてしまいます。使い方次第では、さらに上の定格出力数も検討してください。

なお、車内で生活家電を使う場合には、正弦波に対応している車用インバーターを用意する必要があります。交流出力の波形には正弦波・矩形波がありますが、生活家電の多くは正弦波対応です。車用インバーターも正弦波の交流出力に対応したものを選択しましょう。

車用インバーターに大型家電を接続したいなら、バッテリー上がり防止機能がついているモデルが適しています。車のバッテリーが上がる前に、自動的に車用インバーターの電源がオフになるので便利。とくに起動時の消費電力が大きいポータブル冷蔵庫などを使用したい人は必須です。

バッテリー上がり防止機能がついていれば、エンジン停止後に車用インバーターを繋いだままでも、バッテリーが上がる心配がいりません。日頃からこまめに電源を切る習慣づけは必要ですが、もしものときの保険としてついていると便利な機能です。

車中泊で使う人には、音が静かな車用インバーターがうってつけ。車用インバーターは、放熱用の冷却ファンがついているものがほとんどです。静音性の高いものを選べば、冷却ファンの音が気になって眠られないという状況を回避できます。

静音モデルは省エネに配慮したい人にもおすすめです。一定の温度以下になった場合に冷却ファンが停止したり、出力が小さいときには冷却ファンの回転速度が低くなったりするものがあります。具体的な稼働音を提示している商品は少ないので、口コミで実際の使用感も確認しておきましょう。

消費電力の大きい家電を使う場合は、保護機能を搭載したモデルを選んでください。家電を同時に複数使用することが多い人も、安全のためによく確認しておきましょう。具体的には、本体が高温になったときに動作を停止したり、過電流時に自動的に電源をオフにしたりする機能です。

安全性の高い車用インバーターを選ぶには、認定マークもひとつの目安にしましょう。電気用品安全法に基づくPSEマークのほか、海外製品ではCEマークが有名です。認定マークつきの製品は、安全性に関する一定の基準をクリアしていることを示します。製品の安全性に不安があるときは、参考にしてください。