視覚と聴覚を往来する、ヨルシカの音楽画集『幻燈』レビュー──2名の評者が魅せられた世界観とは
絵から音楽が鳴る──ヨルシカ、今度の新作は「聴ける画集」。各ページにあるイラストをスマートフォンやタブレットのカメラで読み込むと、専用の音楽再生ページに飛び、楽曲が聴けるという仕組みだ。絵と音楽、ふたつのアートから構築された今作を2名の評者がレビュー。ヨルシカのアルバムを初めて聴いた高岡洋詞と、これまでヨルシカを愛聴してきた梶野有希がそれぞれの視点で本作の魅力を解説する。
ヨルシカ『幻燈』
※画集は全25曲入り。
レビュー : ヨルシカ『幻燈』
by 高岡洋詞
『ミュージック・マガジン』、『音楽ナタリー』『FREENANCE MAG』など、幅広いメディアで執筆するフリー編集者/ライター。本作のリファレンス作品を多数紹介しながら、音楽画集ならではの楽しみ方を提示する。
by 梶野有希
カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』を経て、現在は『OTOTOY』でライター・編集。インディーからメジャーまで、邦ロックを中心に担当中。収録曲“第一夜”を中心に、リスナー視点でヨルシカの魅力を解説する。