部活動は自主的にやっているもの、と判断されるならば、拒否すればいいのに!
もちろん、我々は拒否できる権利がある。しかし、そんな権利は所謂「仕事辞める前に全部の有休消化します」宣言と同じくらいには、校内で認められないのだ。
(もちろん、教員を辞めるので有休消化します!も基本的には受理されないだろう。なぜなら、おまえがいないと職場が回らない!を体現している現場だからである。申し訳なくてどんどん辞められなくなるのだ※経験者)
未だに忘れられないことがある。
それは大学を卒業し、とある市の採用面接を受けていたときのことである。
おじ「では、あなたは経験のない部活動の顧問になってほしいと言われたらどうしますか?」
ワイ「経験がないため、指導をすることができず、また子供たちが怪我をした際などに責任を取ることができないため、部活動顧問は辞退させていただきますと答えます」
おじ「(笑みを消して)違う、もう一度」
ワイ「??教員は顧問を受けることは任意ですよね。そのため、私は任意の顧問を受けることはできません」
おじ「違う!もう一度だ!なめてるのか!」
ワイ「……子供たちと一緒に練習を行い、そのスポーツについて興味を持ち、子供たちの目標を達成できるように努力いたします」
(この答えをださないとずっとこのまんまだと察して苦渋の決断をした)
ワイ、目が点だったよ。
これで辞退しますって言えないんだなあ、新卒でこれを経験すると、「あー、部活動は無償の義務なんだ……ボランティアですら参加は任意なのに、義務でやるんだあ」となります。
S県A市の教育委員会さん、ワイは二度とお宅には勤めないと心に誓ってるから、もうメールしてこないでくださいね。
他にもこんなこともあった。
校長「毎日19時に退勤してるけど、もっと早くかえりなさい。働き方改革だよ」
ワイ「はあ、無理ですよ。」
校長「無理じゃないよ。現にB先生はほとんど毎日定時だ。今日もそうだよ。定時で終わるように業務をコントロールしなさい」
ワイ「無理です」
部活動の終了時刻は、18:30だった。
なお、B先生は、週1の家庭科クラブ(定時までに活動を終える)の顧問。こちらは、週5で18:30までみっちり練習を行うテニス部。
無理なのだ。定時退勤など。
運動部は大抵、アップなどを我々教員の定時あたりまで行い、それ以降がゲーム練習だったり、試合だったりする。
無理だよ、定時退勤。
従って、我々……特に若い教員は「部活動が当たり前!」という教員に勝てない。
子供たちの方がわかっているのだ。
こういう子達が多いと報われる。
こういう地域は保護者も教員に感謝してくれたり、引率のときに現地までは連れてきてくれたりね。
いい人もいるんだ、ネット上にいないだけで。