リンゴォ・ロードアゲインとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物である。
遅れましたが自己紹介させていただく……… 名は……『リンゴォ・ロードアゲイン』
ファニー・ヴァレンタイン大統領が送り込んだ刺客の一人で、スタンド使い。ドクロのようなアゴ髭が特徴。スティール・ボール・ランレース4thステージ中盤の果樹園でジョニィ達を待ち構えた。
「男の世界」(後述)という独自の美学を持っており、公正なる果し合いこそが自分を成長させてくれるものと信じている。
時間を巻き戻せるスタンド「マンダム」の能力でジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースター、及びホット・パンツを道に迷わせ、自分を殺さなければここからは出られないと告げた上で3人と戦闘に入る。その結果ジョニィとホット・パンツを戦闘不能に陥れるが、残ったジャイロとの一対一による決闘でジャイロに敗北。勝利者であるジャイロに進むべき道を説き、自ら望む形でジャイロの鉄球を受け死亡した。
名前の由来は、イギリスのロックバンド「The Beatles(ザ・ビートルズ)」のドラムス担当メンバー「Ringo Starr(リンゴ・スター)」とアメリカのシンガーソングライター「Willie Nelson(ウィリー・ネルソン)」の楽曲「On the road again(オン・ザ・ロード・アゲイン)」より。
ほんの「6秒」 それ以上長くもなく短くもなく キッカリ「6秒」だけ「時」を戻す事が出来る それが「能力」
- マンダム
【破壊力:なし / スピード:A / 射程距離:なし / 持続力:E / 精密動作性:なし / 成長性:C】 - リンゴォが3年程前に砂漠で身に付けたスタンド。タコのような形をしている。
「6秒時間を戻すことができる」能力を持っており、リンゴォの右腕にある腕時計の秒針を戻すことで発動する(秒針がスタンド発動のための精神的なスイッチとなっている)。時間が戻っても記憶は残るため、スタンドの影響を知らない人間は、目の前の道を通っていないのに道を通過したと思い込む等といった現象に見舞われる。また、時間を戻した後は6秒の間隔を空けなければ再び時間を戻すことができない。 - SBRにおいて初の時間操作系スタンドであったため、読者の間では話題となった。
- スタンド名の由来は、日本の化粧品会社とアメリカの歌手「Jerry Wallace(ジェリー・ウォレス)」の先述の化粧品会社のCM楽曲「マンダム~男の世界」(原題:「LOVERS OF THE WORLD」)より。
- もっと詳細な内容は、「マンダム」を参照。
「男の世界」
卑劣さの無い漆黒の意思による殺人は人を聖なる領域に高めてくれるものであり、また公正な闘いは人を人間的に成長させるものであるという美学。
リンゴォがこの考えに至ったのには、自身が幼少の頃、家族を殺害した男を対等な条件で殺した事で、持病であった皮膚の異常が無くなったことに起因している。
また、リンゴォとの決闘を経験したジャイロもこの考えに共感しており、彼の中の「闘いの在り方」に強く影響を与えている。
主な台詞
「よろしくお願い申し上げます」
「感謝いたします」
「受け身の『対応者』はここでは必要なし」
「公正なる『果し合い』は自分自身を人間的に成長させてくれる」
「汚らわしいぞッ!」
「ようこそ… 『男の世界』へ…」