学力とは、俗に言う左脳 (≠脳左半球) の能力をさす専門風用語である。
学ぶ力とは何のかかわりもない。
概要
かつて技術立国を目指していた日本では、「技術力を高めるにはまず (中略) 自らがロボットやコンピュータになりきることだ」という崇高な目標を掲げ、この学力のみを最大限に飛躍させるような教育法を遂行してきた。自然言語の中では手続き型言語に一番近い英語を中等教育に導入し、『理系』『文系』という身分制度を導入した。思想面ではロボットになることへの恐怖を払拭すべく、ロボットへの親近感を刷り込ませる政策が水面下で進められ、当時ロボット漫画を描いていた者たちに経済的・労働力的支援を秘密裏に行っていたともいわれている (それらの作品は今日でも準公的文章として扱われている。一時期は公的保存施設の建設計画も持ち上がっていた) 。
果たして日本製ロボットはその量産に成功したが、製造過程においてロボット三原則を盛り込まなかった上に人間的な感情の形成を無視したため、自己の利益のみを追求する行動をとるようになった。利己的な行動は次第にエスカレートし、後のバブル景気やそれの崩壊、凶悪事件の続発へとつながってゆくことになる。
また、自らを生み出した教育制度を恨むものも増え、技術立国の道にNOを突きつける「ゆとり教育」思想が蔓延した。この思想は後にロボット量産に対する責任追及を恐れた者による「自己責任論」「新自由主義」思想と融合し、彼らの共闘によって「ゆとり世代」を生み出した。しかし抵抗もむなしく、後にロボット製造ラインは復活することとなる。