難易度が高いルートでは必須のアイテム、登山用ヘルメット。登山での事故が相次ぐなか、近年ではその必要性がより重視されるようになりました。しかし、マムート(MAMMUT)・グリベル(Grivel)・モンベル(mont-bell )・ブラックダイヤモンド(Black Diamond)などブランドが豊富で、どれを選ぶか迷いますよね。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ。「今一番良い山で、一番楽しい山の遊びをしよう!」をモットーに、国内外、季節を問わず山の旅を案内する。プライベートでも、登山、トレッキング、自然観察、クライミング、スノーハイク、バックカントリースキーなど、その時々に合った自然の中でのアクティビティを楽しむ。また、以前写真関係の仕事に就いていた経験を活かし、山での写真撮影や雑誌などにルポタージュの執筆も行う。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
被り心地がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「30~50代の日本人男性のモニターが、より被り心地がよいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
軽さが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「被っていることを忘れるほど軽量で、まる1日着用しても頭や首が疲れないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
耐久性が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「運搬時・着用時の軽い衝撃で破損せず、数年間使用しても壊れないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「昼夜を問わず扱いやすく、メンテナンスしやすいもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
新たに11商品を検証し、ランキング・コンテンツの内容を刷新しました。
登山用ヘルメットは、滑落・落石・雪崩などに遭遇する可能性が高いルートを登るときに必要です。
特にヘルメットの着用が推奨されるルートは、日本アルプスのような岩稜帯。長野県の山岳遭難防止対策協会は、穂高連峰や剱岳周辺などの山域で、ヘルメットの着用を推奨しています。また、アイゼンを使用する急峻な雪山でも、ヘルメットを着用するのがおすすめです。
頭部は出血しやすいうえ、小さい石でも致命傷になる可能性が高い部位。落石の危険があるルートで、ヘルメットなしで登山するのは非常に危険な行為です。ヘルメットは約1~2万円と高価ではありますが、命を守るための値段と考えれば安いもの。ヘルメットの着用が推奨されるルートでは、必ず着用するようにしましょう。
登山用ヘルメットの安全規格は、EN 12492・UIAA 106の2つに統一されており、どちらもほとんど同じ安全性です。このコンテンツでは、どちらかの規格に準拠したもののみご紹介しているので、ぜひランキングから商品を選んでくださいね。
登山者のなかには自転車用のヘルメットを代用している人もいますが、自転車用と登山用では安全規格が異なります。自転車用のヘルメットは通気口が多かったり後頭部の強度が足りなかったりと、登山には不向き。登山では登山用のヘルメットを着用してください。
登山中の落石には、自然発生するものだけでなく、登山者が誤って岩を落として発生するものもあります。私自身、何度か落石に見舞われたことがありますが、いざというとき容易に避けられるものではありません。
不慮の事故とはいえ被害者・加害者関係にならないためにも、岩稜帯では必ずヘルメットを着用し、全員が安全に登山を楽しめるように心がけましょう。
登山用ヘルメットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
ヘルメット選びで最も重要なポイントは、自分の頭にフィットするかどうか。頭にフィットしていないと、着用時に痛みや違和感が出てしまい、ストレスのもとになります。また、最悪の場合には頭部を衝撃から守れず、深刻な事故に繋がる可能性も。
一般的に、日本人と欧米人では頭の形が違うため、海外ブランドの商品は頭に合いにくいといわれています。そこでマイべストでは、日本人男性10人のモニターがヘルメットを被り、頭との相性やフィット感の調整力を検証。頭の形は千差万別ですが、日本人の頭に合いやすい商品を探しました。
検証の結果、ブランドではなく商品ごとにフィット感に大きな違いが。詳細な結果はランキングの「被り心地」のスコアに反映されているので、★4.5以上の商品を選んでくださいね。
なお、ヘルメットをフィットさせるためには、正しい被り方をする必要があります。正しい被り方の手順は、以下の3ステップです。
ヘルメットの下にインナーキャップを被ることもありますが、インナーキャップでフィット感を大幅に調整するのは困難です。あくまでもインナーキャップはヘルメットの吸汗性を高める目的か、防寒用として使用してください。
ヘルメットには、対応する頭囲(頭の大きさ)があります。必ず事前に頭囲を測ったうえで、サイズが合う商品を選びましょう。
頭囲を測る場所は、眉毛から指2本分くらい上の位置と、後頭部の最も出っ張っている部分を通るライン。自分でも測定できますが、誰かに測ってもらったほうが正確ですよ。
登山用ヘルメットには、主にインモールドとハードシェルの3つのタイプがあります。
それぞれに長所・短所があるため、予算や重視するポイントでタイプを決めましょう。
インモールドのメリットは軽量性。インモールドは外側の殻(シェル)と内側の衝撃吸収材(発泡素材)を一体成型したタイプで、重さがハードシェルに比べて25~50%ほど軽量です。
頭に装着するものの重量は、数十gでも大きな差です。軽量であるほど首や肩への負担が少なく、難易度が高いルートの攻略に集中できるでしょう。また、運搬時の負担軽減にも役立ちます。特に縦走やクライミングにチャレンジする人は、インモールドのヘルメットがおすすめです。
インモールドのデメリットは、傷つきやすく耐久性が低い点と、高価な商品が多い点。運搬時に落としたり岩にぶつけたりすると、傷つき使用不可となる可能性があり、費用がかさむ傾向があります。
しかし、インモールド・ハードシェルともに使用期限があり、最長でも5年程度。商品ごとの使用期限内での、定期的な交換が欠かせません。消耗品と割り切ったうえで、より快適で長時間着用できるインモールドがおすすめですよ。
なお、「耐久性も捨てきれない」という人には、ハイブリッドという選択肢も。まだ商品数が少ないものの、インモールドに比べて耐久性は向上する傾向がありますよ。
インモールドはベンチレーションが大きく、涼しいものが多いのも魅力のひとつ。近年は温暖化の影響で3,000m級の高山でも気温が高く、涼しさも快適性に影響します。
私は以前はハードシェルを使っていましたが、一度インモールドの快適さを味わってからは、インモールド一択となりました。
つい先日、ヘルメットの着用が推奨されている山域以外のルートで、落石に遭遇しました。ヘルメットは危険なエリアだけで被るのではなく、できるだけ常時着用するのが理想です。
せっかくヘルメットを購入しても、いざというとき被っていなければ意味がありません。ぜひ、快適な被り心地で長時間着用したくなるものを購入してください。
ハードジェルのヘルメットは低価格かつ耐久性が高いため、コストパフォーマンスに優れている点が魅力です。硬いシェルに衝撃吸収材を貼り合わせた構造で、工事現場用のヘルメットに似たつくりをしています。
岩にぶつけたり落としたりしても傷がつきにくいため、インモールドに比べて長持ちしやすいでしょう。低予算でヘルメットを購入したい人や、長く使いたい人におすすめです。
しかし、インモールドに比べて重いため、運搬時・使用時ともに疲労の原因になりやすい点がデメリット。また、衝撃吸収材の発泡素材の性能が低下するため、最長でも5年程度が寿命です。丈夫さを過信せず、定期的な交換を心がけましょう。
最近では、運搬に適した折りたたみタイプのヘルメットも発売されています。しかし、まだ安全規格に準拠したものは選択肢が少なく、一般的とはいい難い状態です。
登山では汗をかきやすいため、パッドを取り外して洗えるものがおすすめです。汗をかいたまま放置するとにおいの原因となるため、メンテナンスしやすいものを選びましょう。商品によっては交換用のパッドが付属するものもあるため、汗っかきな人はオプションもチェックしてくださいね。
また、ヘルメットにヘッドライトを装着できるかもチェック。ヘルメットを装着するような難易度が高いコースでは、日の出前から行動をすることも少なくありません。ヘッドライトをヘルメットの上に装着できるよう、スリットやゴム紐があるものがよいでしょう。
なお、登山におすすめのヘッドライトは、以下のコンテンツでご紹介しています。難易度が高いルートでも遭難しないよう、ぜひコンテンツを参考にヘッドライトを選んでくださいね。
冬山でも使いたい人は、バックルやアジャスターにも注目。グローブをしていても操作しやすいマグネットバックルや、大型のアジャスターがついている商品がおすすめですよ。また、冬用の帽子を被っても使用できるよう、少し余裕をもったサイズを選ぶとよいでしょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
被り心地 | 軽さ | 耐久性 | 使い勝手のよさ | タイプ | 頭囲適応サイズ | 重量 | 素材 | 調節機能 | 安全規格あり | 適合規格 | ダイヤルアジャスターあり | パッド取り外し可能 | ヘッドライト取り付け可能 | |||||||
1 | アルテリア PETZL|メテオ|A071AA03 | ![]() | 6位 | 登山をするすべての人におすすめ!軽くてフィット感も良好 | インモールド | 53〜61cm | 241.5g | ポリカーボネート | CE EN 12492、UIAA | |||||||||||
2 | モンベル mont-bell|L.W.アルパインヘルメット|1124639 | ![]() | 軽さと使い勝手のよさを重視する人に!サイズ調節も簡単 | インモールド | 57~62cm | 234.0g | ポリカーボネート | CE EN 12492 | ||||||||||||
3 | Black Diamond ベイパー|BD12051001006 | ![]() | 軽さ重視の人はコレ。ライトをつけやすく使い勝手も良好 | インモールド | 58~63cm | 177.0g | ポリカーボネート | CE EN 12492、UIAA 106 | ||||||||||||
4 | Grivel ステルス | ![]() | 5位 | 軽さが魅力のインモールド。フィット感も比較的高い | インモールド | 53~61cm | 215.0g | ポリカーボネート、ポリスチレン | CE EN 12492、UIAA 106 | |||||||||||
5 | モンベル mont-bell|アルパインヘルメット|1124782 | ![]() | 耐久性重視でハードシェルがほしい人に。被り心地も十分 | ハードシェル | 54~62cm | 309.5g | ABS樹脂 | CE EN 12492 | ||||||||||||
6 | アルテリア PETZL|ボレオ |A042VA09 | ![]() | 4位 | 機能的なハードシェル。ズレにくくフィットしやすい | ハードシェル | 53~61cm | 317.0g | ABS樹脂 | CE EN 12492、UIAA、UKCA | |||||||||||
6 | MAMMUT SPORTS GROUP JAPAN MAMMUT|Skywalker 3.0 Helmet|2030-00300-0051-1 | ![]() | 耐久性重視のハードシェル。フィットしやすい点が魅力 | ハードシェル | 約53〜61cm | 339.0g | 発泡スチロール | CE EN 12492 | ||||||||||||
8 | MAMMUT SPORTS GROUP JAPAN MAMMUT|ウォールライダー|2030-00141 | ![]() | 3位 | 軽さと使いやすさは魅力だが、フィットしない可能性がある | ハイブリッド | 56~61cm | 235.5g | ポリプロピレン | CE EN 12492 | |||||||||||
9 | EDELRID ゾーディアク2|ER72058 | ![]() | 2位 | 比較的フィットしやすく耐久性が高いが、重い点がデメリット | ハードシェル | 55~61cm | 365.5g | ABS樹脂 | UIAA 106 | |||||||||||
10 | Grivel Grivel|Salamander 2.0 |GV-HESAL2 | ![]() | 7位 | 耐久性・使い勝手は高評価。しかし被り心地が悪い可能性も | ハードシェル | 54~61cm | 330.0g | ABS樹脂、ポリスチレンフォーム | CE EN 12492、UIAA 106 |
タイプ | インモールド |
---|---|
頭囲適応サイズ | 53〜61cm |
重量 | 241.5g |
適合規格 | CE EN 12492、UIAA |
良い
気になる
素材 | ポリカーボネート |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | インモールド |
---|---|
頭囲適応サイズ | 57~62cm |
重量 | 234.0g |
適合規格 | CE EN 12492 |
良い
気になる
軽量なインモールド構造を採用しており、実測重量は234.0g。長時間着用しても疲れにくいでしょう。ヘッドライトを固定するためのスリットつきで、パッドがすべて取り外せるのでメンテナンスもしやすく、使い勝手のよさも高評価でした。しかし軽量なぶん外部からの衝撃に弱い点を念頭に置き、使用時には注意しておきましょう。
被り心地の検証では、「頭にしっかりフィットする」という評価がある一方で、「後頭部には大きめの隙間ができた」という声もあり、モニターによって評価が分かれました。とはいえサイズ調節もしやすく、日本人の頭に比較的マッチしていてフィットしやすいほうだといえます。アジャスターについては「ダイヤル式で、被った状態でもサイズ調整しやすかった」と高評価でした。
素材 | ポリカーボネート |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | インモールド |
---|---|
頭囲適応サイズ | 58~63cm |
重量 | 177.0g |
適合規格 | CE EN 12492、UIAA 106 |
良い
気になる
Black Diamondの「ベイパー」は、軽さに特化したヘルメットがほしい人におすすめです。重量177.0gと比較した商品のなかでは最軽量。クライミングやバリエーションルートで長時間着用する際に、頭への負担軽減も期待できます。また、ヘッドライトの固定用に伸縮するホルダーとスリットがついており、ライトを装着しやすくズレにくい設計です。パッドもすべて取り外せるので、メンテナンスもしやすいでしょう。
軽さの秘訣は、頭頂部以外にはシェルがない特殊な構造。側面にはシェルがないため一般的なインモールドより耐久性に不安があるものの、安全性はEN規格・UIAA規格の両方をクリアしています。
被り心地の検証では、半数程度の人が頭全体に十分なフィット感を得られました。しかし、一部のモニターからは「頭を振るとズレを感じる」「締めつけが気になる」との声も。また、アジャスターがベルト式なので、被ったまま調節するには慣れが必要です。ダイヤル式に比べるとやや手間に感じる可能性があります。
耐久性のほか、フィット感の調節がしづらい点なども気になりましたが、それを加味しても突き抜けた軽さが特徴です。とにかく軽さを重視する人にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。
素材 | ポリカーボネート |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | インモールド |
---|---|
頭囲適応サイズ | 53~61cm |
重量 | 215.0g |
適合規格 | CE EN 12492、UIAA 106 |
良い
気になる
重量215.0gの軽量設計ながら、安全基準はEN規格とUIAA規格の2種類を満たしています。被り心地についてもおおむね良好で、モニターからは「頭全体を包み込むようにフィットした」「頭を振ってもズレにくい」との声が挙がりました。しかし、アジャスターはベルト式なので使いづらさを指摘する意見も。はじめて被る際は少し手間取る可能性があるでしょう。
また、ヘッドライトの固定には特殊なはめ込み式のスリットを使用するため、ややコツがいる印象。多くの商品がすべて取り外し可能だったパッドも、一部しか取り外せません。一方で、フィット感の調節に便利な交換用パッドといったオプションは充実していました。
耐久性にはやや懸念があるものの、軽さをふまえれば総じて十分な性能といえるレベル。軽量性を求める人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。落石や落下の際にも最小限の重さで頭部を保護できる登山用ヘルメットです。
素材 | ポリカーボネート、ポリスチレン |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 54~62cm |
重量 | 309.5g |
適合規格 | CE EN 12492 |
良い
気になる
耐久性が高いハードシェルなので、重量は309.5gとインモールドに比べると重さがあります。とはいえ、ハードシェルのなかでは比較的軽量で被り心地がよく、モニターからは「自然に頭にフィットした」「ズレにくく安定感があった」というコメントが挙がりました。ダイヤル式のアジャスターも調節しやすく、フィットさせやすいでしょう。
また、ヘッドライトを固定するスリットつきで使い勝手のよさも高評価。パッドはすべて外せるので、メンテナンスも簡単です。
素材 | ABS樹脂 |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 53~61cm |
重量 | 317.0g |
適合規格 | CE EN 12492、UIAA、UKCA |
良い
気になる
PETZLの「ボレオ」は、ハードシェルのヘルメットを探しているなら候補になる商品です。耐久性は申し分なく、安全性もEN規格やUIAA規格など3種類に準拠。そのぶん重量は317.0gと重めですが、被り心地も悪くなく、使い勝手のよさの検証では高評価を獲得しました。
被り心地についてはやや個人差があるものの、モニターからは「違和感なくフィットした」「頭を振ってもズレにくかった」との声が多く寄せられています。アジャスターでの調節もワンタッチだったため、被ったままでも簡単に行えました。ゴム製のホルダーとスリットつきでヘッドライトを固定しやすく、使い勝手も高評価を獲得しています。
重量はあるものの、耐久性を重視するのであれば許容範囲内。実用的で機能性に優れているため、ハードシェルのヘルメットがほしいなら検討してもよい商品といえます。はじめての登山用ヘルメットとしても使いやすいでしょう。
素材 | ABS樹脂 |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 約53〜61cm |
重量 | 339.0g |
適合規格 | CE EN 12492 |
良い
気になる
MAMMUTの「Skywalker 3.0」は、耐久性重視でハードシェルを選びたい人におすすめ。比較したハードシェルのヘルメットのなかでは最も被り心地の評価が高く、機能性も申し分ありませんでした。
モニターによる被り心地の検証では「頭全体をしっかり覆い守られている感じがする」「締めつけも気にならない」と高評価。ダイヤル式のアジャスターとベルト式の顎ひもは調節しやすく、被ったままでも頭にフィットさせられます。
しかし、耐久性があるハードシェルとあって、重量は339.0gと重め。快適さを重視し、軽量なヘルメットがほしい人には不向きです。とはいえ日本人の頭にフィットしやすい商品なので、耐久性を重視するならぜひ検討してみてください。
素材 | 発泡スチロール |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハイブリッド |
---|---|
頭囲適応サイズ | 56~61cm |
重量 | 235.5g |
適合規格 | CE EN 12492 |
良い
気になる
重量は235.5gと軽量で、長時間の装着でも疲れにくい点が評価されました。使い勝手の面では、ゴム製のホルダーとスリットでヘッドライトを固定でき、交換用パッドなどのオプションも豊富な点が魅力。パッドの取り外しもできるのでメンテナンスもしやすいでしょう。
一方で、被り心地の評価は伸び悩みました。評価には個人差があるものの、「ヘルメットと頭の間に空間ができてフィットしにくい」「左右に振るとズレが気になる」との声も多く、日本人の頭にはフィットしにくい印象です。調整用パッドが付属しているため、自分の頭の形やサイズに合わせて使うのがよいでしょう。しかし「アジャスターがベルト式で被ったままでは調整しにくい」との声が多いので、使用前に調整してくださいね。
軽量で快適性が優れた商品ですが、そのぶん耐久性は低め。肝心の被り心地も上位商品におよびません。フィット感に物足りなさを感じる可能性があるため、購入前にお店で試着しておいたほうがよいでしょう。
素材 | ポリプロピレン |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 55~61cm |
重量 | 365.5g |
適合規格 | UIAA 106 |
良い
気になる
EDELRIDの「ゾーディアク2」は、耐久性を重視しハードシェルがほしい人なら選択肢になる商品。耐久性が高く、被り心地も十分な結果でした。しかし、重量は365.5gとほかのハードシェルと比べてもかなり重めです。
ゴム製のホルダーとスリットでヘッドライトを固定しやすく、使い勝手のよさは申し分ありません。パッドもすべて取り外してメンテナンスできるため、汗や雨で汚れても清潔に保てるでしょう。
被り心地もおおむね良好。モニターからも「ちょうどよい圧迫感でフィットする」「勢いよく動いてもズレにくい」との声が聞かれました。ダイヤル式のアジャスターで微調整も簡単です。
重さへの懸念はあるものの、被り心地のよさや機能性の高さは魅力的。重さがそこまで気にならないなら、耐久性を求める人の有力候補になります。
素材 | ABS樹脂 |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 54~61cm |
重量 | 330.0g |
適合規格 | CE EN 12492、UIAA 106 |
良い
気になる
実際に被ったモニターからは「浮いている感じがする」「硬さが気になる」などの不満げな声が多く寄せられています。ベルト式のアジャスターも調節しづらく、評価が伸び悩みました。
とはいえスリットがあるためヘッドライトを固定しやすく、パッドを取り外してメンテナンスしやすいため、使い勝手のよさは高評価を獲得しています。
耐久性や使い勝手は申し分ありませんが、肝心の被り心地の面で課題が残る結果に。万人向けとはいえません。
素材 | ABS樹脂、ポリスチレンフォーム |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
タイプ | ハードシェル |
---|---|
頭囲適応サイズ | 56〜63cm |
重量 | 362.5g |
適合規格 | UIAA 106 |
良い
気になる
しかし、ハードシェルとあって耐久性は高評価を獲得。パッドをすべて取り外してのメンテナンスもでき、使い勝手も申し分ありません。
被り心地は個人差があるものの、多くのモニターからは「頭全体にフィットした」「ダイヤル式のアジャスターで調節しやすい」と好評でした。しかし、多少のズレを感じるモニターもいたため、購入前に試着をおすすめします。
くわえて非常に重く快適性も十分とはいえないので、耐久性だけで選ばず慎重に検討してください。
素材 | ポリカーボネート |
---|---|
調節機能 | |
安全規格あり |
mybestではベストな登山用ヘルメットを「登山者の命を守るのに役立ち、快適に使用できるヘルメット」と定義。
そんなベストな登山用ヘルメットを探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の登山用ヘルメット11商品を集め、以下の4つのポイントから徹底検証しました。
検証①:被り心地
検証②:軽さ
検証③:耐久性
検証④:使い勝手のよさ
今回検証した商品
被り心地がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「30~50代の日本人男性のモニターが、より被り心地がよいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品をモニターが実際に着用して被り心地を評価し、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
自分の頭囲にあったサイズのヘルメットを着用し評価
帽子やバンダナを被らずに着用し評価
軽さが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「被っていることを忘れるほど軽量で、まる1日着用しても頭や首が疲れないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
ヘルメットの重量を計測。150gを下限に、重量が軽いものほど高評価としておすすめ度をスコア化しました。
複数のサイズをまたぐ場合の例:Mサイズ 55~58cm/Lサイズ 58~61cm
耐久性が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「運搬時・着用時の軽い衝撃で破損せず、数年間使用しても壊れないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
ハードシェル>ハイブリッド>インモールドの順でスコア化
使い勝手がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「昼夜を問わず扱いやすく、メンテナンスしやすいもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
登山には、ヘルメット以外のアイテムも必要です。以下のコンテンツでは、登山で活躍する商品をご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
1位: アルテリア|PETZL|メテオ|A071AA03
2位: モンベル|mont-bell|L.W.アルパインヘルメット|1124639
3位: Black Diamond|ベイパー|BD12051001006
4位: Grivel|ステルス
5位: モンベル|mont-bell|アルパインヘルメット|1124782
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他