絵を描くのも字を書くのも、バランス感覚というよりは「思い通りの線を引くこと」をマスターすれば、めきめき上達すると私は思います。
祖父が絵描きだったのですが、その祖父が母に教えたことは繰り返し「まっすぐな線、正円」を描き続けることでした。ひたすらそれを続けることにより、鉛筆を持つ手のコントロールが出来るようになってきます。もちろん、肩に力を入れないとか、指先や手に力を入れないとかポイントはあるのでしょうが、何日もそれを続けることでコントロールが少しづつ出来るようになってきます。結果、思ったとおりの線を引くことが出来るようになってきます。あとは、何かの絵の模写を続ければ、見られる絵が描けるようになってくると思います。
文字の練習も、例えば本屋さんで売っているペン習字の本を買ってきて、基本のペンの動きをひたすらひたすら、飽きるほどに書き続けるとだんだんとコツがつかめてきます。コツがつかめたら、あとはその組み合わせですので、手本をなぞったりして書く練習をすればいいわけです。
でも、一生懸命練習しても、書く事(描くこと)を続けなければだんだんと下手になってきてしまいます。かく言う私も、昔は絵が上手だったし字も上手く書けたのですが、絵を描かなくなり、ワープロに任せた結果もう見れたものではありません。(--;)