2018年11月15日
雨男ふたりの谷川岳馬蹄形縦走
11月09日(金)〜11月11日(日)
週末、関東地方の天気予報は概ね晴れとの事。
それは楽しみですね。
前々からやってみたかった、谷川岳馬蹄形縦走にチャレンジ。
今回も、なぜか二人で行動すると悪天候になる、ふじぶんさんと一緒です。
はたしてどうなりましたやら・・・

11月09日(金)
いつものように金曜の夜発。
いつも車を出してもらっているので、たまにはわが家が出しますよ~
ということで、ふじぶんさんの自宅にに21時30分にお迎えに。
外環・関越道水上IC経由で土合橋たもとの駐車場には24時30分に到着しました。
空を見上げると満点の星が瞬いていました。
明日が楽しみですね。
いつものように、かんぱ~い してからおやすみなさい。

11月10日(土)
5時起床。
土曜日だというのに、駐車場に車は5台ほど。
もう、シーズンは終わったんですかね。
ありゃりゃ、なんだか天気が怪しい感じだぞ。
と思っていたら、パラパラと雨が降りだしちゃいました。
う~ん、確かに9時ぐらいまで小雨と予想する天気予報もあったっけ。
まあ、すぐに雨も上がるでしょうということで、準備をして出発です。

ここからが本格的な登山道のスタートです。
今回は、累計標高差もあるし距離も長いので、出来る限りザックを軽めにすることに。
水2Lを入れて15kgです。
ちなみに、ふじぶんさんは日本酒5合に鍋セットがっつり担いで20kgだそうです。
やるなぁ

紅葉がきれいですね。
今年一番かも。

いきなりの急登が始まりました。
容赦ない急登の連続で息が上がります。

がっつり登ったところで少し眺望がありました。
まさか、これがこの日最後の眺望になるとは、この時点では想像すらしませんでしたが。

おや、クサリ場が登場。
テン泊のザックだと、この程度のクサリでも結構堪えます。

しばらく登って、松ノ木沢の頭に到着。
本当なら眺望のある場所なんでしょうが、真っ白で何も見えません。

まだまだ登りは続きます。
う~ん、あれが本日最初のピーク、白毛門でしょうかね。

ガッツリ登って、白毛門の山頂に到着しました。
急登の連続、疲れましたね。
それもそのはず、標高差1000mを一気に登りました。
それにしても真っ白ですね。

一旦下って・・・

またもやガッツリと登り返します。

ガッツリと登り返して、はい、笠ヶ岳山頂に到着です。
やっぱり辺りは真っ白。

もう一度下って・・・
前方に避難小屋が見えますね。
ちょっと休憩していきますか。

ドアを開けると、おっとびっくり、中には先にカップル一組休憩・食事中でした。
おじゃましま~す!
う〜ん、かなり狭い小屋なので、ちょこっと休んですぐに出発。

この季節、かなり寒いので化繊のグローブをしていたんですが、雨で濡れ手冷たくなっちゃった。
予備のグローブを取り出しました。
予備のグローブとは・・・ じゃーん! 防寒テムレスです。
ただのホームセンターで売っているゴム手袋ですが、防寒・防水・透湿と、冬山に必要な条件を
全て備えた優れものです。
何といってもお値段1000円ちょいと、コスパが最強。
冬の予備グローブとして去年買ったんですが、なかなか出番がなかったんですよね。
着用してみると・・・ やっぱり暖かいですね~ 幸せ。
手が寒いと最悪ですからね。
ただし決定的な弱点が。
どうみてもゴム手袋っていう色とデザインですよね。
山なのに、水仕事のおばさんになっちゃいます(笑)

しばらく歩いたところでトラブル発生!
ふじぶんさんの持病の腰痛が発症。
先ほどの避難小屋まで戻って泊まるか、それもムリならビバークか。
撤退の2文字が頭をよぎります。
しばらく休んだらちょっと良くなったようなので、行けるところまで行ってみることに。

はい、お次のピーク、朝日岳の山頂に到着しました。
雨に加えて風も出てきて、かなり悲惨なことになってきましたよ。
写真だけ撮って、さっさと後にします。

山頂からは、雨交じりで寒さと強風に耐える稜線歩き。
あまりの強風で、ふじぶんさんの黄緑色のザックカバーも吹き飛ばされちゃいました。
ひゃ~

修行の末に、清水峠の白崩避難小屋に到着しました。
ちょっと休憩させてもらいます。

こちらは小屋には誰もいませんでした。
ゆっくりしたいところですが、暗くなる前にテン場のある蓬ヒュッテまで歩かなくっちゃいけません。
本当ならゆったりと、カップラーのランチ・・・といきたいところですが、そんな余裕はありません。
カレーパンを齧って、エネルギー補給。
とっとと小屋を後にします。

さあ、もうひと踏ん張りで、本日の幕営地ですよ。
七ツ小屋山山頂を通過。

ようやく蓬ヒュッテが見えてきました。

蓬ヒュッテ、営業小屋なんですがこの時期は避難小屋として開放されています。
中にはお一人男性が泊まられるようでした。

ボクも小屋に泊まっちゃおうかな、と思ったんですが、ふじぶんさんはあくまでテン泊希望。
ということでボクもテン泊でお付き合い。
小屋のそばのテン場に設営完了。
もちろんテン場はボクらだけで貸切です。
こちらのテン場、地面がふかふかの草で覆われていて快適快適。
天気さえ良ければ最高のテン場なのに・・・

雨も降り続いているので、お互いテントの中で会話しながら宴会。
声だけで、かんぱいします。
今回ザックはできるだけ軽くしましたが、大好きなビールは担いで来ましたよ。

夕食は、早茹でパスタを茹でて、混ぜるだけの激辛アラビアータをいただきます。
これ、お気に入りなんですよね。

本当は赤ワインでも持って来たいところですが、ブランデーをチビチビ飲りながらいただきました。

今日は午前中だけ小雨という予報でしたが、終日雨で大変な一日でした。
でも、明日は晴れる予報ですからね。
今日の分を取り返して、絶景を堪能するぞ!
終わりよければ全て良しって言うしな。
楽しみだ。
なんて考えていたら、朝からの疲れもあって、いつの間にか夢の中に。
11月11日(日)
辺りはまだ暗いんですが、水が心もとないので水場に水を汲みに行く事に。
水場までは歩10分ということですが・・・
暗い中、ヘッデンを点けながら歩きます。
昨日は全く見えなかった山の稜線が見えました。
これだけで、全然気分が違いますね。

それにしても遠いな。
徒歩10分といっても水場だから、すぐに見つかるだろう、と思っていましたが、朝からがっつり
登山道を歩かされます。
途中不安になってスマホのGPSで位置を確認したら、まだ半分も来ていない・・・まぢか。
やっとこ水場に到着。
岩の間から水が湧き出していました。
備え付けのコップで水を飲んでみましたが、意外なことに冷たくないんですね。
キンキンに冷たいのを想像していたんで、ちょっと不思議な感じでした。

朝からがっつり歩いてテン場まで戻ってきましたよ。
広くて気持ちの良いテン場です。

そんじゃ朝メシをいただきますか。
朝メシは家にあった、こ洒落たチーズリゾット。
表示どおり7分煮込んだんですが・・・

何だか芯があって固い感じ。スープはウマいんだけどなぁ
こういうもんなのかな。

雨で濡れたテントを丸めてザックに放り込んで撤収完了。
あれ?今日は晴れるはずなのに・・・
少なくとも朝は稜線が見えていたのに・・・
歩き出そうとしたら、またもや真っ白になっちゃった。
なんだかなぁ ふじぶんさんと二人揃うといつも真っ白じゃね。
お互い、相手が雨男だと確信した瞬間でした。

歩き始めから、がっつり急登です。

がっつり歩いて、まずは、武熊岳山頂。

そこからがまた急登。
急登になると、ふじぶんさんとの距離が離れる。
ボクとしては息の上がらないペースで歩いているんだけどなぁ
聞くと、ふじぶんさん、脈拍数が普段から少ない体質なのだとか。
そりゃすごい!
アスリート向けの体質なんですね。

やべっ! 熊だ~!!!
と思ってちょービビッたけど、よく見たら木の切り株でした。

がっつり登って、茂倉岳山頂に到着。

続いて一の倉岳。
岩壁で有名な一の倉沢の上部なんですよね。

何気に岩場、クサリ場が連続。
昨日の雨で岩が滑って危ない危ない。
慎重に登ります。

ノゾキというポイントがありました。
当然、下を覗き込んでみると・・・

やっぱり真っ白です。

奥の院を通過。

そしてついに、谷川岳オキの耳に到着しました。
谷川岳はピークが二つある双耳峰なんんですよね。
その一つです。
でも、反対方向から来るとあまりピークって感じじゃないんだな。

続いてもうひとつの耳、トマの耳です。
馬蹄形縦走中は、ほとんど人とは合いませんでしたが、ここまで来ると、ロープウェイで
登ってきた登山者がたくさん。
急に雰囲気が変わります。

トマの耳でも記念撮影。
相変わらず真っ白です。

山頂から少し降りたところに分岐の看板が。
日本三大急登の西黒尾根方面との分岐ですね。
西黒尾根を下っても自慢にならないので、今回はロープウェイ方面をチョイス。

肩の小屋が見えてきました。

小屋の前で、ランチタイム。
今日は風もおさまったので、やっとカップラーをいただきます。
本日のカップラーは、背油味噌ラーメン。
にんにくががっつり利いていて、元気が出ましたよ。

さあ、あとは下るだけ。
歩き始めたら、突然視界が開けて眺めが開けた。

今回山を歩き始めてから、初めての眺望です。
「すばらしい」
思わず声が漏れます。

振り返ると、山頂方面も晴れている。
帰ろうとすると晴れるっていうのも、ふじぶんさんとボクのいつものパターン。
お互い、やっぱり相方が雨男だと再確認したのは言うまでもありません。

谷川岳の稜線、登山道が見えますね。
これが西黒尾根でしょうかね。
来年あたりやろうかな。

熊穴沢避難小屋に出ました。
以前、雪の時期に来た時は、雪の下に埋まっていたんですけどね。
無雪期はこんななんだ。

振り返ると山頂まですっきり、谷川岳の全容が。
帰る頃に晴れる、いつものパターンです。

ロープウェイの山頂駅が見えてきました。
これで、馬蹄形縦走終了ですね。
長かったなぁ

向こうのほうには、昨日登った山々が。
右側のトンガリが白毛門、ちょい左に笠ヶ岳で、朝日岳の山頂は雲の中ですね。
そこから左側にわずかに見える稜線をぐるっと歩いてきたんですから長いわけだ。

最後は文明の利器を使って下ります。

ロープウェイの駅から駐車場まで20分ほど車道を下って今回のミッションコンプリート。
長かったけど充実した山登りでした。
晴れてくれたら言うことなかったんですが。

そして、新しく手に入れたスポルティバ トランゴ アルプ GTX ですが、ボクの足に
シンデレラフィット。
今まで履いていた、スカルパ トリオオレ より明らかに足に合っていました。
よかったよかった。

でも残念ながら、ピカピカの靴はこんな状態に。
まあ、箔がついたといえなくもないかな。これからガンガン使い倒すとしましょう。
さあ、無雪期の山はこれで終了かな。
これからは、お待ちかねの雪山シーズンのスタートです。
今年はどの山に登ろうかな。
週末、関東地方の天気予報は概ね晴れとの事。
それは楽しみですね。
前々からやってみたかった、谷川岳馬蹄形縦走にチャレンジ。
今回も、なぜか二人で行動すると悪天候になる、ふじぶんさんと一緒です。
はたしてどうなりましたやら・・・
11月09日(金)
いつものように金曜の夜発。
いつも車を出してもらっているので、たまにはわが家が出しますよ~
ということで、ふじぶんさんの自宅にに21時30分にお迎えに。
外環・関越道水上IC経由で土合橋たもとの駐車場には24時30分に到着しました。
空を見上げると満点の星が瞬いていました。
明日が楽しみですね。
いつものように、かんぱ~い してからおやすみなさい。
11月10日(土)
5時起床。
土曜日だというのに、駐車場に車は5台ほど。
もう、シーズンは終わったんですかね。
ありゃりゃ、なんだか天気が怪しい感じだぞ。
と思っていたら、パラパラと雨が降りだしちゃいました。
う~ん、確かに9時ぐらいまで小雨と予想する天気予報もあったっけ。
まあ、すぐに雨も上がるでしょうということで、準備をして出発です。
ここからが本格的な登山道のスタートです。
今回は、累計標高差もあるし距離も長いので、出来る限りザックを軽めにすることに。
水2Lを入れて15kgです。
ちなみに、ふじぶんさんは日本酒5合に鍋セットがっつり担いで20kgだそうです。
やるなぁ
紅葉がきれいですね。
今年一番かも。
いきなりの急登が始まりました。
容赦ない急登の連続で息が上がります。
がっつり登ったところで少し眺望がありました。
まさか、これがこの日最後の眺望になるとは、この時点では想像すらしませんでしたが。
おや、クサリ場が登場。
テン泊のザックだと、この程度のクサリでも結構堪えます。
しばらく登って、松ノ木沢の頭に到着。
本当なら眺望のある場所なんでしょうが、真っ白で何も見えません。
まだまだ登りは続きます。
う~ん、あれが本日最初のピーク、白毛門でしょうかね。
ガッツリ登って、白毛門の山頂に到着しました。
急登の連続、疲れましたね。
それもそのはず、標高差1000mを一気に登りました。
それにしても真っ白ですね。
一旦下って・・・
またもやガッツリと登り返します。
ガッツリと登り返して、はい、笠ヶ岳山頂に到着です。
やっぱり辺りは真っ白。
もう一度下って・・・
前方に避難小屋が見えますね。
ちょっと休憩していきますか。
ドアを開けると、おっとびっくり、中には先にカップル一組休憩・食事中でした。
おじゃましま~す!
う〜ん、かなり狭い小屋なので、ちょこっと休んですぐに出発。
この季節、かなり寒いので化繊のグローブをしていたんですが、雨で濡れ手冷たくなっちゃった。
予備のグローブを取り出しました。
予備のグローブとは・・・ じゃーん! 防寒テムレスです。
ただのホームセンターで売っているゴム手袋ですが、防寒・防水・透湿と、冬山に必要な条件を
全て備えた優れものです。
何といってもお値段1000円ちょいと、コスパが最強。
冬の予備グローブとして去年買ったんですが、なかなか出番がなかったんですよね。
着用してみると・・・ やっぱり暖かいですね~ 幸せ。
手が寒いと最悪ですからね。
ただし決定的な弱点が。
どうみてもゴム手袋っていう色とデザインですよね。
山なのに、水仕事のおばさんになっちゃいます(笑)
しばらく歩いたところでトラブル発生!
ふじぶんさんの持病の腰痛が発症。
先ほどの避難小屋まで戻って泊まるか、それもムリならビバークか。
撤退の2文字が頭をよぎります。
しばらく休んだらちょっと良くなったようなので、行けるところまで行ってみることに。
はい、お次のピーク、朝日岳の山頂に到着しました。
雨に加えて風も出てきて、かなり悲惨なことになってきましたよ。
写真だけ撮って、さっさと後にします。
山頂からは、雨交じりで寒さと強風に耐える稜線歩き。
あまりの強風で、ふじぶんさんの黄緑色のザックカバーも吹き飛ばされちゃいました。
ひゃ~
修行の末に、清水峠の白崩避難小屋に到着しました。
ちょっと休憩させてもらいます。
こちらは小屋には誰もいませんでした。
ゆっくりしたいところですが、暗くなる前にテン場のある蓬ヒュッテまで歩かなくっちゃいけません。
本当ならゆったりと、カップラーのランチ・・・といきたいところですが、そんな余裕はありません。
カレーパンを齧って、エネルギー補給。
とっとと小屋を後にします。
さあ、もうひと踏ん張りで、本日の幕営地ですよ。
七ツ小屋山山頂を通過。
ようやく蓬ヒュッテが見えてきました。
蓬ヒュッテ、営業小屋なんですがこの時期は避難小屋として開放されています。
中にはお一人男性が泊まられるようでした。
ボクも小屋に泊まっちゃおうかな、と思ったんですが、ふじぶんさんはあくまでテン泊希望。
ということでボクもテン泊でお付き合い。
小屋のそばのテン場に設営完了。
もちろんテン場はボクらだけで貸切です。
こちらのテン場、地面がふかふかの草で覆われていて快適快適。
天気さえ良ければ最高のテン場なのに・・・
雨も降り続いているので、お互いテントの中で会話しながら宴会。
声だけで、かんぱいします。
今回ザックはできるだけ軽くしましたが、大好きなビールは担いで来ましたよ。
夕食は、早茹でパスタを茹でて、混ぜるだけの激辛アラビアータをいただきます。
これ、お気に入りなんですよね。
本当は赤ワインでも持って来たいところですが、ブランデーをチビチビ飲りながらいただきました。
今日は午前中だけ小雨という予報でしたが、終日雨で大変な一日でした。
でも、明日は晴れる予報ですからね。
今日の分を取り返して、絶景を堪能するぞ!
終わりよければ全て良しって言うしな。
楽しみだ。
なんて考えていたら、朝からの疲れもあって、いつの間にか夢の中に。
11月11日(日)
辺りはまだ暗いんですが、水が心もとないので水場に水を汲みに行く事に。
水場までは歩10分ということですが・・・
暗い中、ヘッデンを点けながら歩きます。
昨日は全く見えなかった山の稜線が見えました。
これだけで、全然気分が違いますね。
それにしても遠いな。
徒歩10分といっても水場だから、すぐに見つかるだろう、と思っていましたが、朝からがっつり
登山道を歩かされます。
途中不安になってスマホのGPSで位置を確認したら、まだ半分も来ていない・・・まぢか。
やっとこ水場に到着。
岩の間から水が湧き出していました。
備え付けのコップで水を飲んでみましたが、意外なことに冷たくないんですね。
キンキンに冷たいのを想像していたんで、ちょっと不思議な感じでした。
朝からがっつり歩いてテン場まで戻ってきましたよ。
広くて気持ちの良いテン場です。
そんじゃ朝メシをいただきますか。
朝メシは家にあった、こ洒落たチーズリゾット。
表示どおり7分煮込んだんですが・・・
何だか芯があって固い感じ。スープはウマいんだけどなぁ
こういうもんなのかな。
雨で濡れたテントを丸めてザックに放り込んで撤収完了。
あれ?今日は晴れるはずなのに・・・
少なくとも朝は稜線が見えていたのに・・・
歩き出そうとしたら、またもや真っ白になっちゃった。
なんだかなぁ ふじぶんさんと二人揃うといつも真っ白じゃね。
お互い、相手が雨男だと確信した瞬間でした。
歩き始めから、がっつり急登です。
がっつり歩いて、まずは、武熊岳山頂。
そこからがまた急登。
急登になると、ふじぶんさんとの距離が離れる。
ボクとしては息の上がらないペースで歩いているんだけどなぁ
聞くと、ふじぶんさん、脈拍数が普段から少ない体質なのだとか。
そりゃすごい!
アスリート向けの体質なんですね。
やべっ! 熊だ~!!!
と思ってちょービビッたけど、よく見たら木の切り株でした。
がっつり登って、茂倉岳山頂に到着。
続いて一の倉岳。
岩壁で有名な一の倉沢の上部なんですよね。
何気に岩場、クサリ場が連続。
昨日の雨で岩が滑って危ない危ない。
慎重に登ります。
ノゾキというポイントがありました。
当然、下を覗き込んでみると・・・
やっぱり真っ白です。
奥の院を通過。
そしてついに、谷川岳オキの耳に到着しました。
谷川岳はピークが二つある双耳峰なんんですよね。
その一つです。
でも、反対方向から来るとあまりピークって感じじゃないんだな。
続いてもうひとつの耳、トマの耳です。
馬蹄形縦走中は、ほとんど人とは合いませんでしたが、ここまで来ると、ロープウェイで
登ってきた登山者がたくさん。
急に雰囲気が変わります。
トマの耳でも記念撮影。
相変わらず真っ白です。
山頂から少し降りたところに分岐の看板が。
日本三大急登の西黒尾根方面との分岐ですね。
西黒尾根を下っても自慢にならないので、今回はロープウェイ方面をチョイス。
肩の小屋が見えてきました。
小屋の前で、ランチタイム。
今日は風もおさまったので、やっとカップラーをいただきます。
本日のカップラーは、背油味噌ラーメン。
にんにくががっつり利いていて、元気が出ましたよ。
さあ、あとは下るだけ。
歩き始めたら、突然視界が開けて眺めが開けた。
今回山を歩き始めてから、初めての眺望です。
「すばらしい」
思わず声が漏れます。
振り返ると、山頂方面も晴れている。
帰ろうとすると晴れるっていうのも、ふじぶんさんとボクのいつものパターン。
お互い、やっぱり相方が雨男だと再確認したのは言うまでもありません。
谷川岳の稜線、登山道が見えますね。
これが西黒尾根でしょうかね。
来年あたりやろうかな。
熊穴沢避難小屋に出ました。
以前、雪の時期に来た時は、雪の下に埋まっていたんですけどね。
無雪期はこんななんだ。
振り返ると山頂まですっきり、谷川岳の全容が。
帰る頃に晴れる、いつものパターンです。
ロープウェイの山頂駅が見えてきました。
これで、馬蹄形縦走終了ですね。
長かったなぁ
向こうのほうには、昨日登った山々が。
右側のトンガリが白毛門、ちょい左に笠ヶ岳で、朝日岳の山頂は雲の中ですね。
そこから左側にわずかに見える稜線をぐるっと歩いてきたんですから長いわけだ。
最後は文明の利器を使って下ります。
ロープウェイの駅から駐車場まで20分ほど車道を下って今回のミッションコンプリート。
長かったけど充実した山登りでした。
晴れてくれたら言うことなかったんですが。
そして、新しく手に入れたスポルティバ トランゴ アルプ GTX ですが、ボクの足に
シンデレラフィット。
今まで履いていた、スカルパ トリオオレ より明らかに足に合っていました。
よかったよかった。
でも残念ながら、ピカピカの靴はこんな状態に。
まあ、箔がついたといえなくもないかな。これからガンガン使い倒すとしましょう。
さあ、無雪期の山はこれで終了かな。
これからは、お待ちかねの雪山シーズンのスタートです。
今年はどの山に登ろうかな。