2023年11月10日
谷川岳馬蹄形縦走リベンジ 3日間でのんびりと
11月02日(木)~11月05日(日)
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。

ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。


クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。

今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)

ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。


クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。

いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。

登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。

右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?

なかなかハードな急登が続きます。

右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。

光が当たると紅葉が輝きます!

振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。

おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。

一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。

またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。

出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪

馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~

では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。

途中で振り返ると歩いて来た縦走路。

一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。

ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。

いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ

さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。

手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。

中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。

小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。

急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。

長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。

さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。

登り返すと、あと一息で山頂ですね。

朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。

やっぱり自撮りで記念撮影。

これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。

さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。

宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。

右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。

ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。

これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。

さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。

さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。

いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん

さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。

先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。

小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。

さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。

おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。

避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)

焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。

さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。

暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。

11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。

寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。

やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。

本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。

といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。

前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)

歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。

急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。

振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。

またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。

本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。

鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。

営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。

ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。

小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。

振り返ると歩いて来た稜線が。

武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。

ボクもここでランチタイムにします。

武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。

茂倉岳への急登が始まりました。

谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。

さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。

あとちょっとで山頂です。

山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。

一応、自撮りで記念撮影。

こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。

ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。

小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。

まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。

さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。

しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。

夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。

日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。

11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。

朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。

3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。

ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。

どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。

茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。

中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。

一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。

鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。

振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。

「ノゾキ」に到着。

下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。

ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。

双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。

ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。

肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。

以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。

下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。

最後は田尻尾根から下ります。

こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。

谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。

最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)

尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。

駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。

お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。

驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。


クリック
ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
11月の3連休は久しぶりに谷川岳馬蹄形縦走をやることにしました。
5年前に山友ふじぶんさんとふたりで蹄形縦走にチャレンジしたときは、ガスガス&小雨で何も見えない修行だったんですよね。3年前にソロで2度目のチャレンジしたときは、晴れていたものの直前の降雪にやられ半周でリタイア。いつか2泊でのんびり馬蹄形をやりたいと思っていたんですよね。ちょうどこの連休は天気も良さそう、ということでのんびり2泊で馬蹄形をやってきました。今回はちゃんと景色も見えましたよ~ リベンジ成功です。
馬蹄形縦走ってこんな感じです。
5年前の雨男ふたりの谷川馬蹄形縦走はコチラ
11月02日(木)
自宅を21時に出発。2時間走ったところで道の駅おおたに到着。早めに寝たいので一杯飲んだらおやすみさない。
最近はこのパターンなんですよね。
ゴールゼロもどきのRIBUランタンは、いつも車のダッシュボードに常備しています。底に磁石が付いているので、上の写真のようにドアの枠にもくっつくので車中泊では特に重宝します。
クリック
11月03日(金)
3時30分に目覚ましなしで起床。年寄りは早起き得意ですからね。
道の駅から下道で2時間、白毛門の駐車場には5時40分に到着しました。
今回もザックはウルトラライトなトレイルバムのステディで行きます。網の部分は何でも突っ込めて便利なんですが、雑に突っ込んだから見てくれが悪いですね(汗)
ボクのステディは「スペクトラ」という丈夫な生地を使ったバージョンです。少しだけ重くなりますが、生地は本当に丈夫です。ガンガン岩場でこすってもキズにもなりません。
クリック
駐車場の脇から馬蹄形縦走のスタートです。この辺りは紅葉が丁度見頃でした。
いきなり急登です。この尾根は山頂までずーっとこんな急登が続くんですよね。
登っていると木々の間から谷川岳が見えました。本日快晴!眺めが期待できそうですよ。
右下には滝が見えました。たぶん以前沢登りした鼻毛滝かな?
なかなかハードな急登が続きます。
右手の稜線から太陽が顔を出しましたよ。
光が当たると紅葉が輝きます!
振り返ると下界の眺めも素晴らしい。やっぱり山はお天気ですね。
おっと、こんな鎖場が出てきました。久しぶりで忘れていましたが、なかなかごっつい鎖場ですね。。
一旦フラットになったと思ったら、ついに白毛門山頂が見えました。
またしばらく登ると、ついに森林限界を超えたようです。さあ、あと一登り。
出発から約3時間、白毛門山頂に到着しました♪
馬蹄形の反対側に谷川岳、一ノ倉岳の稜線が。ここは明後日歩く稜線です。待ってろよ~
では、先を急ぎましょう。白毛門からいったん下ったらお次は笠ヶ岳です。
途中で振り返ると歩いて来た縦走路。
一登りで笠ヶ岳山頂に到着しました。自撮りで記念撮影。
ここでひと休憩。メンチカツパンでエネルギー補給します。
いやぁ絶景ですね。絶景はパノラマで撮ってみました。左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。この3座をつなぐのが明後日歩く稜線。そこからぐっと下って武能岳、七ツ小屋山からフラットになって右端位が明日歩く予定の稜線です。てことは、右端くらいまで今日歩かなきゃいけないんですよね。長いなぁ
さあ、お次は朝日岳に向かいますよ。ギザギザの左に見える穏やかなに見える山が朝日岳です。
手前の鞍部に笠ヶ岳避難小屋がありました。
中は・・・狭! とても泊まるところじゃありませんね。まさに緊急避難用です。
小屋から先は、いよいよ朝日岳登りが始まります。
急登を登り切ると、ここからはお楽しみの稜線歩きです。
長い長いお散歩道。歩いて来た稜線を振り返ります。
さあ、いよいよ朝日岳の山頂が見えました。一旦下ってから登り返します。
登り返すと、あと一息で山頂ですね。
朝日岳山頂に到着♪ 今日は本当にお天気最高、眺めも最高です。
やっぱり自撮りで記念撮影。
これが歩いて来た笠ヶ岳から朝日岳の稜線です。けっこう歩いて来たもんだ。
さあ、あとは下るだけ。ここまでは駐車場からピストンの登山者がちらほらいましたが、ここからは山中泊する強者どもの世界です。ぐっと人が少なくなりました。
宝川温泉との分岐です。この辺りも色んなルートがあるんですよね。そのうちこっちからも登ってみるかな。
右下に見えるのは池塘でしょうか。この辺りは平らなので、冬は良いテン場になりそうです。
ジャンクションピークに到着。ここから巻機山まで残雪期限定で歩けるんですよね。
これが巻機山までの稜線です。気持ちよさそうな稜線ですよね。夏は藪に覆われて歩けないんですが、残雪期は藪に積もった雪の上を歩くので行けるんです。厳冬期は逆に雪が深すぎて歩けないんですよね。
さあ、あとはこの尾根をぐんぐん下りますよ。
さあ、眼下に本日お泊りする白崩避難小屋が見えました。手前にある小さなのが避難小屋、奥に見えるのはJRの送電線監視所です。
いよいよ避難小屋に到着。
どうかな?恐る恐る中を覗くと・・・ 大学登山部の団体さんがすでに到着していました。う~ん
さすがに団体さんの中に一人ぼっちはいやですね。こんな時のためにテントを持ってきました。裏の神社の前にテントを張らせていただくことにします。テントはウルトラライトのビッグスカイ・ウィスプMV。
先着していた学生さんに水場の事を聞くと、JR送電線監視所のすぐ裏に水が出ているとのこと。水の事を一番心配していたんでが一安心です。
今回のルート上には、この時期営業している小屋は一つもないので、水場が枯れていたら水を手に入れる場所はないんですよ。水が手に入らなければ途中で下山するしかないですからね。
小屋裏の斜面に水はジャンジャン出ていました。小屋が水源から水を引いていて、使われなかった水がスルーして出ているみたいです。
さあさあお待ちかね。一杯やりましょう。重たいけどこれは外せませんね。
おつまみは今回初めて買ってみた「するめソーメン」です。いつもは「あたりめ」なんですが、硬くて顎が疲れるんですよね。こいつは食べやすくて気に入りました。リピートしよう。
避難小屋をあてにした登山客が次々に到着します。テントを持っていない人は学生に場所を空けてもらって無理やり小屋に泊まるようですが、テントを持ってきた人はボクのテントの回りで張っています。もう、まるでどこかのテン場のようですね(笑)
焼酎の水割りを飲みながらマッタリしていると、小屋の向こうに太陽が沈んでいきました。
さあさあ、夕食をいただきましょうか。夕食は最近のお気に入り、袋麺のヤキソバにソーセージ&玉子インでいただきます。飽きないの?って言われそうですが家では食べないので意外と久しぶりなんですよ。
暗くなったらテントに籠ります。電波も繋がらないのでスマホも見れず、いつの間にか夢の中へ。おやすみなさい。
11月04日(土)
本日は行程が短いので目覚ましを掛けずにゆっくりするつもりでしたが、自然と4時に目が覚めちゃいました。年寄りはいやですね。
しかたないので朝食を食べることに。朝食は簡単にシリアルにしましたよ。
寒い時期なので、スキムミルクを温めてホットシリアルにしてみます。
ホットシリアル初体験でしたが・・・シリアルがすぐにふにゃふにゃになってマズい!寒いからってホットはダメですね。しかたないのでとにかく食べるだけ食べましたが。
やっと太陽が昇ってきました。本日もお天気まずまずみたいですね。
本日の行程は茂倉岳の避難小屋までなので、標準コースタイムで5時間30分くらい。あんまり早く出発すると昼とかに小屋に着いちゃうのできるだけゆっくり出発します。小屋泊まりの人達もテン場の人たちもいなくなるまでゆっくりしていました。
といってもいつまでもぼーっとしていられませんね。特にすることもないので6時40分に出発です。
前日避難小屋が混んでいたので、JRの小屋の軒先で寝るって言ってた方がいたけど、どうやらここで寝たようですね。なるほど、確かにここならどうにか寝られそうですが・・・それにしても強者だなぁ こんなところで寝てたら下界だったら確実に職質受けますよね(笑)
歩いていると稜線から太陽が顔を出しました。
急登を登り終えると、本日もお楽しみの稜線歩きがスタートです。
振り返ると歩いて来た稜線。景色の良い尾根歩きです。
またまたパノラマで撮ってみました。左側が昨日歩いた白毛門から朝日岳までの稜線。真ん中が途切れて模擬側が谷川岳から茂倉岳までの稜線です。
本日これから歩く稜線がずーっと続いています。これこれ、これがやりたかったんですよ。
鞍部に蓬ヒュッテがありました。ここが以前、ふじぶんさんと泊まったテン場があるところです。
営業小屋ですが、今シーズンは営業終了したようです。以前は避難小屋として開放していましたが、今は解放していないようですね。厳重に入れないようになっていました。
ヒュッテの前の平坦なスペースが、以前はテン場だったんですが、なんだか水が溜まっていますね。調べたら今はテン場として使っていないようです。
小屋前でひと休憩したら、さあいよいよ武能岳の登りが始まりますよ。
振り返ると歩いて来た稜線が。
武能岳山頂に到着。さすが連休だけあって山頂は休憩する人で一杯。
ボクもここでランチタイムにします。
武能岳からは大きく下って茂倉岳に登り返します。
茂倉岳への急登が始まりました。
谷川って山深いんですよね。湯檜曽川がはるか遠くに見えます。
さあ、茂倉岳の山頂が見えましたよ。
あとちょっとで山頂です。
山頂に到着。ここまで来ると、反対側の谷川岳方面から来る登山客がいるので急に賑やかに。
一応、自撮りで記念撮影。
こちらが一ノ倉岳から谷川岳の稜線です。まだまだ早い時間なのでもっと先まで歩いちゃいたいところですが、この先に行っちゃうと泊まれる場所が無いんですよね。
ということで、本日お泊りの茂倉岳避難小屋まで下りてきました。まだ11時過ぎなんですよ。早すぎますよね。でも行くところもないし・・・まあ良しとしましょう。
小屋の中に入ると・・・中は相変わらずキレイですね。広くて快適な小屋です。こんな早い時間なので当然誰もいません。
まずは水を確保しましょう。2分ほどくだったところにある水場はチョロチョロでしたが、どうにか補給できました。
さあ、一杯やりましょう。ここまで担いで来たんですからね。うまい!
小屋で休憩する人が時々通るので、山談義なんかをして過ごしました。
しばらくすると寒くなってきたので、小屋に入って焼酎のお湯割りをいただくことにしました。テーブルまであって親切な小屋ですね。右奥に見えている建材の断熱材もたくさん用意されていて、この上にマットを敷けば断熱効果はバッチリです。
夕方になっても宿泊者は誰も来ません。まさか貸切?まあ、うれしくもあるんですが暇なので話し相手が欲しかったってのも本音です。
日が暮れても結局誰も現れませんでした。本日この小屋貸切決定です。
まあ、夕食でも食べましょうか。夕食はチキンラーメンに玉子インです。手抜きの極致ですが鉄板のウマさです。
お酒たっぷり持ってきて良かったな。一人だらだらと飲んで眠くなったらおやすみなさい。
11月05日(日)
なんだかんだいって朝までグッスリ眠っちゃいました。お湯割りでほとんど水を使っちゃったので、朝からヘッデン点けて水くみです。
朝食をいただきましょうか。朝食はやっぱりはシリアル。昨日は温めて失敗したのでそのままスキムミルクでいただきます。
やっぱり冷たくてもこっちの方が食べられますね。
3連休の最終日ということで、道路の渋滞が予測されるので早めにヘッデンを点けてスタート。下界に見えるのは関越道の明かりですね。
ほどなく茂倉岳山頂に到着。ちょっとガスってますね。
どうせ景色も無いので先を急ぎましょう。お次は一ノ倉岳です。
茂倉岳から20分ほどで一ノ倉岳山頂に到着。ここの山頂はどっちみち景色も何にもないんですよね。ちょっと先に避難小屋がありました。
中を覗いてみましょう。う~ん狭い、ここも非常時専用ですね。
一ノ倉岳からは先は一気に下ります。前に見えるのが谷川岳の稜線。切れ落ちたおどろおどろしい稜線です。
鞍部まで無事に下りてきましたよ。さあ、いよいよ谷川岳への登り返しです。
振り向くと一ノ倉岳の雄姿が。こっちから見るとけっこうかっこいい山なんですよね。
「ノゾキ」に到着。
下を覗いてみると・・・すごい高度感です。ここが一ノ倉沢ってヤツですかね。クライマーをこれを登るのか。最近クライミングデビューしちゃったからな。いつかやることになるかも。
ガッツリ登り返して、谷川岳双耳峰のひとつ、オキの耳に到着です。ガスって何も見えませんね。まぁここは何回も来てますからね。
双耳峰のもうひとつ、オキの耳もうっすらシルエット。
ちょこっと登り返したらトマの耳に到着。トマの耳もガスっているので写真だけ撮ってスルー。
肩の小屋まで下りてきました。この小屋ももう営業は終了しているんですよね。
以前は小屋締め後は避難小屋として開放していたんですが・・・今年は解放しないみたいですね。
下山は天神尾根にします。下りるに従ってガスが晴れてきました。山頂だけガスってるパターンですね。
最後は田尻尾根から下ります。
こんな感じで葉っぱで埋まった急坂を下るんですが、下がぬかるんでいるので滑る滑る。気を付けなきゃ。
谷川岳、やっぱり上の方だけがガスっていますね。他は晴れてるのに。
最後の最後に滑ってに尻餅着いちゃいました。へこんでいるときにタイムリーにこんな看板が。
滑って転んで尻が田んぼで作業したみたいに泥だらけになるから田尻尾根っていうんだそうです。それじゃあ仕方ありませんね。むしろ由緒正しい下り方だったかと(笑)
尾根を下り終わると最後は車道歩きになりました。麓は紅葉が見ごろです。
駐車所脇の滝の紅葉も見ごろでした。
お疲れ~ 馬蹄形ならぬ周回で、おととい出発した白毛門の駐車場に戻ってきました。
さあ、渋滞が始まる前に帰りましょう。帰りに永井食堂のもつ煮買ってこうかな。あれウマイんだよな。
驚いたことに、永井食堂のもつ煮ってアマゾンさんで買えるんですね。まあ、ちょっと送料が乗っかってるけど。
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ということで、のんびり2泊の谷川岳馬蹄形縦走が終了しました。
5年前に真っ白で見えなかった景色もバッチリ見えたし、リベンジ完了ですね。
楽しい山行でした。
2023年07月27日
日本三大急登西黒尾根から谷川岳を縦走 キレイな避難小屋泊で快適登山
7月21日(金)~7月23日(日)
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。

今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。

RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。


クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。

準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。

6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。

9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。

駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。

スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。

鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。

長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。

次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。

雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。

これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。

どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。

振り返るとラクダのコブです。

登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。

あれ?またまた岩場だ。

さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。

前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。

ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。

尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。

さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。

ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。

ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。

双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。

さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。

鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。

さあ、オキの耳への登り返しです。

振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。

はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。

さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。

さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。

まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。

稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。

そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。

下を覗くとこんな感じ。おー怖!

急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。

さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。

鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。

気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。

振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。

さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。

尾根道を下りて避難小屋に到着。

どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。

荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!

これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。

小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!

チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。

一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。

まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。

小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。

小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。

下界は雲海が広がっていました。

朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。

お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。

緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。

振り返ると歩いて来た尾根道。

最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。

車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~

ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。
今週末、どこに遊びに行こうか考えていたタイミングで、山友まさ☆さんから連絡が。お互い特に行く場所を決めてないなら一緒にどこかの山に行こうかという話になりました。
どこがいいかな?縦走したいよね、天気予報とにらめっこした結果、谷川岳を縦走しようということになりました。
日本三大急登の西黒尾根を登って谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳と縦走して茂倉新道を下るというルートです。泊まりはお初の茂倉岳避難小屋。小屋はとってもキレイで快適。楽しい週末になりました。
7月21日(金)
22時にまさ☆さんと合流して新越谷駅を出発。東松山ICまで下道を走って関越に乗り、出口近くの土樽PAには深夜1時に到着。一杯飲んだらおやすみなさい。
今回もこいつが役に立ちましたよ。ゴールゼロのパチモン、RIBUのUSB充電ランタンです。引っかけるところが無くても磁石でくっつくので車内を照らすのにもってこいです。
RIBUのランタンは本家よりひとまわり大きい感じ。直置きするときは三脚、車に付けるときは磁石、もちろんフックも付いているので枝に引っかけることもできます。さすが後発、かゆいところに手が届く改良ですね。
クリック
7月22日(土)
5時に目覚ましで目を覚まし、関越の湯沢インターで降りて、登山口近くの駐車場に5時30分に到着しました。この駐車場、無料の上に水場まであるという素晴らしい駐車場です。
準備をしたら、車道を15分ほど歩いて土樽駅へ。今回は電車回送ですが先に回送を済ませちゃいます。済ませておけば電車の時間を気にせず歩けるし、下山したらすぐに帰れますからね。
土樽駅、初めて来ましたがなかなか雰囲気ある駅舎です。当然無人駅。
6:28発の上り電車に乗りました。料金は回ってきた車掌さんに払います。
9分ほどで土合の駅に到着です。有名な地下深くのホームは下り線なんですよね。上り線のホームは普通に地上にありました。
駅から車道を歩いて登山口へ。途中ベースプラザでトイレに寄ったりして西黒尾根の登山口には7時20分に到着。さあ、ここから日本三大急登の西黒尾根が始まりますよ。
今回はボクが先に歩きますよ。いつもは景色に人を映り込ませたいので同行者には先を歩いてもらうんですが、まさ☆さんを先に歩かせると早くてついて行くの大変なんです。
スタート直後からいきなりの急登で、ガッツリ登り鉄塔のある尾根まで来ました。
鉄塔を見ると下から見上げたくなるんですよね。この幾何学模様が好きなんです。
長い樹林帯歩きが終わると、いよいよラクダのコブと呼ばれる岩稜帯です。なかなかゴッツイ鎖場ですね。
次々と鎖場が続きますよ。前を行く西黒尾根初挑戦のお姉さんも苦戦していました。
雨の後で岩が滑るので、ボクも緊張しながら登ります。
これでもかと岩場が続きます。ちょうど歩くペースが同じくらいのお姉さん、後ろ姿で被写体になってもらいました。
どうやらラクダのコブは越えたようです。目の前には西黒尾根の稜線が。あれ?案外短いな。もっと長かったような気がしたけど。この時は気が付いて無かったんですが、見えているのは小ピークでその後ろに長い尾根が雲に隠れていました。
振り返るとラクダのコブです。
登山道の花は今が盛りですね。と言っても名前知らんけど。
あれ?またまた岩場だ。
さすが日本三大急登、岩場を越えても延々と登りが続きます。
前方に見える岩・・・あれはザンゲ岩ですね。あそこを過ぎれば山頂までは緩やかな登りです。もうちょっとだ。
ということで、ここでひと休憩することに。いつものようにランチパックをいただきます。今回は見切り品だからお安かったですよ。
尾根の向こうに山頂が見えました。谷川岳は双耳峰なのでトンガリが二つ見えます。
さあザンゲ岩まで登って来ましたよ。霧に煙るザンゲ岩とニッコウキスゲ。絵になるじゃないですか。
ザンゲ岩の下はお花畑になっていました。
ザンゲ岩を過ぎれば山頂はもうすぐ。ロープウェイを使った天神尾根からの登山者が合流するので急に人が増えました。
双耳峰の一つトマの耳に到着です。一応記念撮影。
さあ、お次はもう一つの山頂、お隣のオキの耳に向かいますよ。
鞍部から見下ろすと・・・谷川連峰は山深いですね。
さあ、オキの耳への登り返しです。
振り返ると先ほどまでいたトマの耳がかっこいい。
はい、オキの耳頂上に到着です。こっちでも記念撮影。
さあ、ここからが本日のハイライトですね。前方に見える茂倉岳の稜線まで縦走です。
さすがに谷川から先に行くと登山者はガクッと減りました。静かな稜線歩きが楽しめます。
まずは前方の一ノ倉岳に登り返しますよ。
稜線歩きといっても、この辺りは岩のアップダウンがあります。
そして稜線の端は切れ落ちていて崖になっています。
下を覗くとこんな感じ。おー怖!
急登をガツっと登り終わると一ノ倉岳山頂に到着しました。山頂にはドーム型の避難小屋が。このタイプはあんまり泊まりたくないな。
さあ、ここからは茂倉岳に向けての稜線歩きです。
もう置いて行かれる心配も無さそうなので、まさ☆さんに先を歩いてもらいましょう。
鞍部に降りて来ました。ここから茂倉岳に登り返します。
気持ちよく歩いて茂倉岳山頂に到着です。
振り返ると歩いて来た稜線が。キレイな尾根道です。ここが歩きたかったんですよ。
さあ、下には今日泊まる茂倉岳避難小屋が見えましたね。
尾根道を下りて避難小屋に到着。
どんな小屋でしょうか。恐る恐る中を覗いてみると・・・すごくキレイですね。まだ誰もいないので一番乗りのようです。
荷物を置いたら、さっそく水場を見に行きました。小屋の裏側を2分ほど下ったところに水が出ていましたよ。さわると冷たい!
これはありがたい!ということで持ってきたチューハイをキンキンに冷やします。
小屋に戻ったら、かんぱ~い! うめー!!! キンキンのヤツはやっぱり違うぜ!
チューハイの後は、キンキンに冷えた水でバーボンの水割りをいただきます。
一息ついていると、屋根を叩く雨音が聞こえてきました。夕立ですね。しかもだんだん音が大きくなってきましたよ。
とそんな時、合羽を着てずぶ濡れになった登山者が次々に駆け込んできました。ボクらは濡れずにラッキーでしたね。
一杯飲んだ後はお昼寝タイム。朝も早かったからね。
起きたらもう夕刻です。夕食をいただきましょう。今日の夕食はテレビでやっていた簡単ヤキソバを作ってみますよ。
まずは分量のお湯を沸かしてソーセージを茹でます。そこに袋麺のヤキソバを投入して少しほぐれたら生卵を投入。
水分が無くなる直前に粉末ソースを加えて混ぜ混ぜ。ジャンキーだけどちょっと豪華なヤキソバの完成です。これは絶対ウマイやつですね。いける!
カレーメシも飽きてきたし、しばらくこれで行こう。
小屋の外に出ると夕日が沈むところでした。
小屋に戻ってブランデーを飲んだらおやすみなさい。この日は4組10名ほどの宿泊者だったので小屋はゆっったりと眠れました。
7月23日(日)
朝です。お天気良さそうですね。
下界は雲海が広がっていました。
朝食は夏の定番、スキムミルクとグラノーラをいただきますよ。
お世話になった小屋を軽く掃き掃除したらさあ帰りましょうか。この見えている尾根をずーっと下ります。元気になったまさ☆さんがすっ飛ばす心配があるので下山もボクが先に行きます。
緩やかな尾根道。景色も見えて気持ちいい。
振り返ると歩いて来た尾根道。
最後は樹林歩きになって、平らになったと思ったら茂倉岳登山口の駐車場に到着しました。茂倉新道をピストンするならここが便利ですね。
ボクらは駅寄りの駐車場に停めたのでスルーします。
車道をしばらく歩いたら銅像のある駐車場が見えました。ゴールですね。お疲れさまでした~
ということで今回の登山が終了です。
谷川岳といえば馬蹄形縦走や主脈縦走なんかはやりましたが、まだまだ色んな尾根があって縦走できるんですね。同じルートを往復するピストンよりやっぱり縦走の方が楽しいな。探せば色々縦走路もあるみたい。今度はどこをやろうかな。
今回のログです。