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ニュース / News

ニュースリリース

観光アプリケーション「ながさきロケなび」をリリース/NII・長崎大学 共同開発の「自己拡張型オープンプラットフォーム」を活用

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:喜連川 優、東京都千代田区)の曽根原研究室(代表:NII情報社会相関系 教授・研究主幹 曽根原 登)と国立大学法人 長崎大学 大学院工学研究科(小林 透 教授)は共同で、オープンデータ化した既存コンテンツを核とし、新たに発信された情報をリアルタイムに追加するなどして自己拡張できる「自己拡張型オープンデータプラットフォーム」を研究開発し、これを活用した観光アプリケーション「ながさきロケなび」を2月15日にリリースしました。本アプリケーションでは、一般社団法人 長崎県観光連盟の長崎県フィルムコミッション事業様の協力により、同県内で撮影された映画・ドラマなどの作品のロケ地情報を多言語化した上でオープンデータ化することで、「キャスト」や「監督」、「主題歌」などからロケ地の検索を可能にするとともに、観光客が発信する情報なども追加してコンテンツを自己拡張します。本アプリケーションのリリースは同日、長崎大学などによる「『観光活性化等におけるICT利活用』に関する包括連携協定の締結調印式」の中で発表されました。

曽根原研究室では、人間や社会の複雑な状況や行動を反映した多種多様なビッグデータの集積と分析により、科学的根拠に基づいて合理的に意思決定や政策決定を行う「データ中心政策科学」の創成に向けた研究開発を行っています。そのために不可欠となるのは、Web/SNSデータや公的統計データ、自治体オープンデータ、センシングデータなどの「ソーシャル・ビッグデータ」を共有し、データ連携の基盤を実現することです。長崎大学とはWeb/SNSデータとオープンデータの連携に関して共同研究開発を行ってきました。この共同研究で開発した「自己拡張型オープンデータプラットフォーム」は、オープンデータ化した既存のコンテンツを「核」として保有するとともに、TwitterなどのSNSで発信された新しい情報を次々と取り込むことで、最新の情報を付加して提供します。この技術の活用第一弾として観光に応用にしたのが、「ながさきロケなび」です。

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