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AX420Sとは? わかりやすく解説

AX420S

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 10:09 UTC 版)

AX420S
PCカードアダプタを装着し、アンテナを展開した状態

AX420Sは、セイコーインスツル (SII) が開発した、コンパクトフラッシュメモリーカード形データ通信端末製品である。

概要

2006年1月27日ウィルコムは新しいPHS高度化PHS)規格 W-OAM を発表した。このとき発表されたW-OAM対応のAIR-EDGEデータ通信端末が、NECAX520NおよびAX420N、そしてセイコーインスツルのAX420Sである。2006年3月9日に発売が開始されたAX420Sは、W-OAMにより4x パケット通信時における最大通信速度が204kbpsに向上。また、ローミングに対応し台湾タイでも利用できる。

AX420Sは、PDAなどのコンパクトフラッシュ (CF) Type I スロットに挿入して使用する。PCカードアダプタを利用すれば、パソコンのPCカード Type II スロットに挿入して使用することもできる。アンテナはヒンジ部を側面からで押すことで展開するスライドアップアンテナを採用。機能と美観を両立させた斬新なものでありながらも、のカラーリングにより落ち着きのあるデザインに仕上げられた。このデザインは一定の評価を受け、2006年度グッドデザイン賞を受賞した。

対応オペレーティングシステムは、Windows 98、98SE、Me2000XPWindows Mobile 2003、2003SE、Pocket PC 2002、Mac OS 8.5 〜 9.2.2、Mac OS X 10.1.5 〜 10.4.6(一部のバージョンを除く)。製品にはセットアップ用のソフトウェアを収録したCD-ROM、PCカードアダプタ、専用のプラスチックケース、取扱説明書を同梱。

なお、セイコーインスツルではAX420Sの利用者にセキュリティ対策ソフトウェア RAKUSE for SII を提供している。これをインストールすると、AX420Sを抜き差しすることでパソコンの操作ロックおよび解除を行えるようになるという。

仕様

  • 寸法: 本体 42.8×3.3(最厚部 8)×57 ミリメートル
  • 重量: 本体 16 グラム、PCカードアダプタ装着時 39 グラム
  • 対応通信方式: 4x / 2x / 1x パケット方式、フレックスチェンジ、64k / 32k PIAFSベストエフォート
  • 消費電流: 210 mA (4x パケット通信時の平均)

歴史

関連製品

AX420N

AX420Sと同時に発表され、先んじて発売が開始された AX420NNECインフロンティア製)は、W-OAM対応で4xパケット通信時に最大204kbpsの通信が可能なコンパクトフラッシュメモリーカード形データ通信端末である。通信機能や対応するインターフェース価格においてAX420Sと大差なく、形状やカラーリングの好みが分かれるところではある。ただ、4xパケット通信時の消費電流については210mAのAX420Sに対してAX420Nは190mAと省電力であり、この点ではAX420Nが優位である。なお、AX420Nもまた2006年度グッドデザイン賞を受賞している。

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