URL
「URL」とは・「URL」の意味
URLとは、インターネット上にあるさまざまなデータの位置情報を表しているもので、「Uniform Resource Locator(ユニフォーム リソース ロケータ)」のそれぞれの単語の頭文字をとって付けられた略称である。スマホやパソコンのブラウザでWEBページにアクセスすると、表示された画面のアドレスバーに「http://〜」や「https://〜」のような英数字や記号の羅列が表示されている。(ブラウザによっては、「http://www」の部分が省略された形で表示されている場合もある。)これがURLであり、そのページがインターネット上のどこにあるのかを示している。URLはよく「インターネット上の住所」と表現されることがある。他にも、「インターネット上の住所」と表現されるものとして「IPアドレス」が挙げられる。IPアドレスは、機械が認識するための数字の羅列であるのに対して、そのIPアドレスを英語や日本語に変換して人間にも分かりやすく記述したものがURLである。さらに、「インターネット上の住所」と表現されるものに「ドメイン」がある。 URLとドメインは似ているが、 ドメインはURLを構成する一部の要素であるのに対して、 URLは「http://」以下の全部の要素を指す言葉である。
【URLの仕組み】
URLの概念や仕組みを理解することは、WEB開発・WEB制作の基礎である。このセクションでは、「https://www.111.co.jp/222/333.html」という仮想の URLを元に、 その仕組みを解説する。
(1)https://
「https://」の部分をスキームと言い、 URLの先頭部分に書かれている。スキーム内の「https」の部分はプロトコルと言い、コンピュータ間でデータをどのような方法で送受信するかを規定している通信規約である。「http」の場合は、「HyperText Transfer Protocol Secure(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル・セキュア)」という通信規約を使用していることを定義している。ブラウザで用いられるプロトコルには「https」と似たものとして「http」があり、「https」が暗号化された通信であるのに対して、「http」は暗号化されていない通信であるという違いがある。
(2)www
「www」の部分はホスト名を表しており、ネットワーク上のコンピュータが使用されているサーバを表している。「www」は、「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」の各語の頭文字を取って付けられた略称であり、単に「Web(WEB)」と呼ばれることもある。wwwでは、インターネットユーザがインターネットを介してサーバへデータの提供を要求し、WEBサーバ側が要求されたデータを返すことでインターネットユーザにデータを表示させる仕組みになっている。
(3)111.co.jp
「111.co.jp」の部分は、ドメインを意味している。ドメインは「111」と「co」と「jp」の部分に分けて考えることができ、「111」がサードレベルドメイン、「co」がセカンドレベルドメイン、「jp」がトップレベルドメインとなっている。なお、「111.com」の場合は、「111」をセカンドレベルドメイン、「com」をトップレベルドメインと呼ぶ。
トップレベルドメインはインターネット上の住所を表す文字列の一部であり、「jp」なら日本、「us」ならアメリカなどの国や地域を表していたり、「edu」なら教育、「com」なら商用などの使用される用途や分野を表していたりする。セカンドレベルドメイン(今回の例では「co」)は、トップレベルドメインの前に置かれたドット「.」で区切られた部分の呼称で、トップレベルドメインの下位に位置しているドメインのため、トップレベルドメインによって変わる。例えば、「co」は企業、「ne」はネットワーク、「go」は政府機関を表している。サードレベルドメインは、その URL固有のドメインになっていて、他と重複して使用することができなくなっている。サードレベルドメインには、企業なら企業名や企業名の略称、店舗なら店舗名や店舗名の略称など、個人のサイトならそのサイトのタイトルなどを使用することが多く、WEBページの属性を表している。
(4)222
「222」の部分は、ディレクトリを表している。ディレクトリとは、ファイルを保管しておく場所のことで、階層構造を持っていることが多い。通常、WEBページを作成する時は、複数のページを組み合わせているため、このディレクトリがあることでファイルの分類や整理がしやすくなっている。イメージ的には「フォルダ」と同じような役割をしているが、フォルダとディレクトリは違うものである。
(5)333.html
「333」の部分は、ファイル名を表している。この URLの場合は、222ディレクトリの中に333.htmlというファイルが存在していることを意味している。「.html」は拡張子の一種であり、拡張子とは、そのファイルの形式を表す文字列である。例えば「.html」ならハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージで書かれたファイル、「.txt」ならテキスト形式のファイル、「.doc」ならWindowsのWordで書かれたファイル、「.pdf」ならAdobeのpdfファイル、「.jpg」ならジェイペグの画像ファイル、「.png」ならピングの画像ファイルであることを意味している。なお、WEBページのトップページには、「index.html」というファイル名が付けられることが多い。
つまり、「https://www.111.co.jp/222/333.html」の URLを日本語で言い換えると、「wwwというホストを使っている日本の商用利用されている111というWEBページの、222ディレクトリの中にある333.htmlというファイルを、ハイパーテキストを使って暗号化された通信規約で表示する」という意味合いになる。
【分かりやすいURLの作り方】
URLにおいて、ドメイン、ディレクトリ、ファイル名の部分は、WEBページ制作者が任意で付けることになる部分である。WEB制作の初心者は、ファイル名に日本語を用いたり、ディレクトリの階層を深くしたり、ファイル名だけではファイルの中身が連想できないような単語を付けてしまったりすることがあるが、それは望ましくない。
(1)日本語は使わない
日本語を使ってもファイルは作成できるが、日本語は URLで使用できないことになっている言語である。そのため、 URLで表示する際に日本語が使われている場合は、記号や英数字に置き換えられて(これを「 URLエンコード)という)「%E3%80%A4%82」(これを「パーセントエンコーディング」という)などのように記述される。これだと、URLが長くなってしまうし、ファイルの中身も分からないので望ましくない。ファイル名は、WEBページに関連した簡潔な英単語を使って表すのが良い。簡潔明瞭に表現することで、ユーザにとっても分かりやすい URLを作成することができる。なお、長い URLを「短縮 URL」と呼ばれる短い URLに変換するサービスも普及している。
(2)ディレクトリの階層
ディレクトリの階層をあまりにも深くしてしまうと、検索エンジンがWEBページの情報を取得するのに時間がかかってしまう。なぜなら、情報を自動取得するプログラム(「クローラー」)は、ディレクトリの浅いところから情報を収集するという特性を持っているからである。階層を浅くすることで検索エンジンにも理解しやすく、人間の見た目にも理解しやすいディレクトリを作成するように心がけるべきである。
(3) URLの作り方
URLを作るには、ドメインを取得する必要がある。ドメインの作成は、「ホームページ作成サービス」や「ドメイン登録サービス」といったサービスを利用することで可能である。サービスの料金や使い方は、各サービス会社や団体によって異なるため、自分が使いやすいサービスを選ぶようにすると良い。
「URL」の熟語・言い回し
URLは、英熟語の略称であるため、 URLを使った熟語や言い回しはない。URL入力とは
「URL入力」とは、「URLを入力する」という意味である。
自分のURLとは
「自分のURL」とは、自分のWEBページやSNSに割り当てられているURLのことである。SNSを利用する場合、自分のアカウントのURLを共有することで、ネットワークを広げていくことが可能である。
twitterURLとは
「twitterURL」とは「TwitterのURL」という意味である。Twitterの場合、「https://twitter.com/」というURLの後ろにユーザーネームが記述されている。
URLにアクセスとは
「URLにアクセス」とは、「URLにアクセスする」という意味である。
ユー‐アール‐エル【URL】
URL
URL uniform resource locator
URL
読み方:ユーアールエル
URLとは、インターネット上に存在する文書や画像などの情報資源(リソース)の場所を、特定、あるいは識別するための記述方式のことである。いわばインターネットにおける住所であるといえる。
URLは、主にプロトコルとサーバー、およびサーバー内のファイルの所在(ディレクトリやファイル)についての記述で構成される。形式としては「プロトコル名://ホスト名/ファイル名/」となる。
今や、あまねく普及した感のあるURLの呼び名は、実のことろ公式な名称ではない。URLとは別に、ある程度の永続性が念頭に置かれたURN(Uniform Resource Name)という識別子がある(図書一般のISBNが代表的なURNである)が、このURLとURNとを含む上位概念としての「URI」が正式名称である。最近では、URLも徐々にURIの呼び名に移行されつつある。
.url
Url クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
<SerializableAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public NotInheritable Class Url Implements IIdentityPermissionFactory
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public sealed class Url : IIdentityPermissionFactory
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public ref class Url sealed : IIdentityPermissionFactory
Url 証拠がある場合は、アクセス許可セット内に UrlIdentityPermission が生成されます。UrlIdentityPermission に対して Demand が呼び出された場合は、Publisher 証拠に対応する UrlIdentityPermission が、呼び出しによって要求されたアクセス許可と比較されます。
プロトコル (HTTP、HTTPS、FTP) やファイル名を含む完全な URL が想定されます。たとえば、http://www.fourthcoffee.com/process/grind.htm は完全な URL です。
URL には、完全に一致する文字列、または最終位置にワイルドカードを使用した文字列を使用できます。たとえば、http://www.fourthcoffee.com/process/* はワイルドカード URL です。
System.Security.Policy.Url
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
Url コンストラクタ
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
例外
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
Url プロパティ
Url メソッド
パブリック メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Copy | 証拠オブジェクトの新しいコピーを作成します。 | |
CreateIdentityPermission | Url 証拠クラスの現在のインスタンスに対応する ID アクセス許可を作成します。 | |
Equals | オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 | |
GetHashCode | オーバーライドされます。 現在の URL のハッシュ コードを取得します。 | |
GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) | |
ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) | |
ToString | オーバーライドされます。 現在の Url の文字列形式を返します。 |
Url メンバ
ポリシーを評価するための証拠として、コード アセンブリの発生元の URL を提供します。このクラスは継承できません。
パブリック コンストラクタ
パブリック プロパティ
パブリック メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Copy | 証拠オブジェクトの新しいコピーを作成します。 | |
CreateIdentityPermission | Url 証拠クラスの現在のインスタンスに対応する ID アクセス許可を作成します。 | |
Equals | オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 | |
GetHashCode | オーバーライドされます。 現在の URL のハッシュ コードを取得します。 | |
GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) | |
ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) | |
ToString | オーバーライドされます。 現在の Url の文字列形式を返します。 |
Uniform Resource Locator
Uniform Resource Locator(ユニフォーム リソース ロケータ、URL)または、統一資源位置指定子(とういつしげんいちしていし)とは、インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並び。WWWをはじめとするインターネットアプリケーションにおいて提供されるリソースを、主にその所在を表記することで特定する。なお、ここでいう、「リソース」とは、(主にインターネット上の)データやサービスを指し、例えばウェブページの保存場所や電子メールの宛先といったものが該当する。
ティム・バーナーズ=リーが1991年に発表した論文[要文献特定詳細情報]でUniversal Resource Locatorと命名し、初期はその名が使われたが[1]、1994年に公開されたRFC 1738より現在の「Uniform Resource Locator」という名称となっている。
URLはリソースの場所を特定する「住所」のようなものだと例えられることがある。
日本ではURLのことを俗に「ホームページアドレス」と呼ぶことがある[3][4]。「ホームページアドレス」はMACアドレスやIPアドレス、メールアドレス等とは異なり、RFCなどの文書で規定されている標準的な技術用語ではない。
ウェブブラウザには、URLを入力して移動したり、現在表示されているウェブページのURLを表示・取得したりすることのできるテキストボックスまたはコンボボックスのようなGUI部品(ウィジェット)が用意されており、一般的にアドレスバーと呼ばれる[5][6]。モダンなウェブブラウザではアドレスバーと検索ボックスが統合され、URLだけでなく検索キーワードを入力することもできる。
URLの形式
例
https: | //ja.wikipedia.org | /wiki/Wikipedia |
↑ | ↑ | ↑ |
| | | | パス名 |
| | ホスト名 | (ディレクトリ名を含む) |
スキーム(プロトコル名ではない) |
「https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia
」は典型的なURLの例である。URLはこのような特徴的な形式の文字列であり、WWWが普及した今日にあっては頻繁に目にするものである。
上のURLは「ウィキペディア日本語版の中にあるウィキペディアについて説明している項目」というリソースを特定する。
- スキーム名
https
はこのリソース(項目)を入手する為にはHTTPSを使うべきであることを表す。 ja.wikipedia.org
はこのリソースが保管されているホストを表すホスト名である。- 残りの
/wiki/Wikipedia
の部分は最終的にリソースを特定するための詳細である。ホストのファイルシステム内でのファイル名あるいはディレクトリ名に対応する場合が多いが、そうでない場合もある。 - 大まかに言えば、上のURLは「ja.wikipedia.orgというコンピュータに接続してHTTPSの決まり事に従って/wiki/Wikipediaという名前のデータを要求すれば目的の物が手に入る」と読むことができる。
- なお、スキーム名の後のダブルスラッシュ
//
の2文字は有意義に使われる機会が少ない。2009年10月、URLの提案者であるティム・バーナーズ=リーは「できることなら取り除きたい」と発言している[7]。
一般形式
一般にURLは
(スキーム名):(スキームごとに定められた何かの表現形式)
という形をしている。スキーム名としてはプロトコル名が用いられていることが多いがそれに限らない。RFC 1738には次のスキーム名が定義されている。
- ftp - FTPのためのスキーム
- http - HTTPのためのスキーム
- gopher - Gopherプロトコルのためのスキーム
- mailto - 電子メールの宛先を表すためのスキーム
- news - ネットニュース(Usenet)のためのスキーム
- nntp - NNTPを使用したネットニュースのためのスキーム
- telnet - Telnet接続を表すためのスキーム
- wais - Wide Area Information Servers
- file - ファイルシステムの中のディレクトリやファイルを参照するためのスキーム
- prospero - Prospero Directory Service
IANAに登録されたスキーム[8]が公式に認められたスキームであると見なされており、RFC 7595で登録手続きなどについて規定されている。この他にもjavascriptスキーム(この後ろに書かれた内容がJavaScript言語によって書かれたスクリプトであることを示す)のように広く普及している非公式なスキームもある[9]。
URLの、スキーム名以降の部分はスキームごとに定められた規則に従う。例えば、電子メールの宛先を表すmailtoスキームのURLの場合、
mailto:example@example.com
のようになっており、先に挙げたhttpsスキームの例とは大きく異なっている。
httpsやftpのような特定のホストにIP接続する類のスキームでは次のような共通の形式が使われている。この表記では、接続するプロトコルは、呼び出している機能のプロトコルと同じものが使用される。
//<user>:<password>@<host>:<port>/<url-path>?<query-string>
<user>
- ホストに接続するときに使うユーザー名。必要がなければ省略可。<password>
- ユーザー名に対応するパスワード。必要がなければ省略可。<host>
- ホスト名、FQDNまたはIPアドレス
https://192.168.10.2/ ← IPv4の場合 https://[fe80::a1b3:125d:c1f8:4781]/ ← IPv6の場合
<port>
- 接続先ポート番号。ホストのどのポートに接続するかを表す。スキームがデフォルトのポート番号を規定している場合は省略してもよい。<url-path>
- ホストに要求するパス。ホストのファイルシステムにおけるパスと対応する場合が多いが、そうでない場合もある。必要がなければ省略可。<query-string>
- 接続先が利用するパラメータ。?
に続いて任意の形式でデータを記述する[10]。省略可。正式名は「URL-query string」。
標準
WHATWGがURL Living Standardを策定している。これは、RFC 3986やその他URLに関係するRFCを置き換える標準仕様である。ただし、廃止などにする手続きが行われたわけではないので、各種RFCも状態としては有効である。
なお、cURL作者のDaniel SteinbergはURL Standardについても不十分という意見を発している[11]。
RFC
URLに関連するRFC(およびその邦訳)には次のものがある。
- RFC 1738 - Uniform Resource Locators(URL)
- RFC 1808 - Relative Uniform Resource Locators
- RFC 2396 - Uniform Resource Identifiers(URI):Generic Syntax(旧)
- TS X 0097:2004 - 統一資源識別子(URI) 共通構文 標準仕様書(TS)
- RFC 3305 - URIs, URLs, and URNs: Clarifications and Recommendations 1.0
- RFC 3986 - Uniform Resource Identifier(URI):Generic Syntax
- RFC 7595 (BCP 35) - Guidelines and Registration Procedures for URI Schemes
- RFC 8820 - URI Design and Ownership
- RFC 1983 - Internet Users' Glossary
- TR X 0055:2002 - インターネット利用者のための用語 標準情報(TR)
RFC 1983による"address"の語釈は次の通り(プレーンテキストの原文に太字の効果を付与し、1行文字数などの体裁を調整)。
There are four types of addresses in common use within the Internet. They are email address; IP, internet or Internet address; hardware or MAC address; and URL. See also: email address, IP address, internet address, MAC address, Uniform Resource Locator. |
先頭の2文の大意は、「インターネットにおけるアドレスには主に4種類ある。電子メールアドレス、IPアドレス、MACアドレス、そしてURLである」となるが、参考までに、TR X 0055:2002による訳を次に引用する(太字は引用者)。
インターネット(the Internet)内部で共通に使用するアドレスには4つの型がある。それらは、電子メールアドレス、IPアドレス又はインターネットアドレス、ハードウェアアドレス又はMACアドレス、及びURLとする。"2.147 email address"、"2.252 IP address"、"2.229 internet address"、"2.287 MAC address"及び"2.479 Uniform Resource Locator(URL)"も参照すること。 |
W3C Documents
W3Cが発行しているURLについての文書には次のものがある。
- URL (2017年、ワーキンググループノート): WHATWG URL Standardのスナップショットとなっている。
恒久リンク
恒久リンク[12](英: permanent link)とは恒久的なURLのこと。主にコンテンツ管理システム、とりわけブログツールにおいて、個々の記事へのURLが更新作業を繰り返しても変わらないしくみを意味する。一般的に、URLは永久に変化しないことが好ましい[13][14]。
特定の記事あるいはウエブページに対する直接リンク(直リンクとも呼ばれる)が増大するにつれ、一方でリンク切れ[15](英: dead link)の大量発生も大きな問題となっている。そのような事態を避けるためコンテンツの更新作業が行われ、なおかつ更新履歴が保存されるシステムにおいて、有効なコンテンツへのURLが変動しないように、データへの参照番号などを固定化するとともに参照方法を簡略化し、URLが冗長にならないことが望ましいとされる。
そのための特殊な手法としてApacheウエブサーバの場合、mod_rewriteを使ってURLを書き換える、PATH_INFOからパラメータを取得してプログラムを動作させるなどがある。特にmod_rewriteの場合は、PHPによる動的コンテンツを静的なhtmlコンテンツに見せかけることが容易にできてしまう。またPATH_INFO方式の場合は動的コンテンツをサブディレクトリに見せかけることができる。このほかいわゆる携帯サイトではURLを短縮化する様々な工夫が施されるようになっている。いずれにしてもURLのみならずオリジナルのファイル拡張子を隠蔽することで、スクリプトを画像や音楽ファイルのように装うなど悪用のおそれもあるので、ホスティングサーバにおいては利用が制限されるケースが多い。
脚注
- ^ 高田敏弘、World-Wide Web 第2版、1994年1月21日
- ^ RFC 1630
- ^ URLとは?意味やドメインとの違い、構成する要素を徹底解説!|ferret
- ^ 「ホームページアドレスとは?」その疑問、ここで全解決! - Value Note - わかる、なるほどなIT知識。
- ^ アドレスバーの位置を変更する - Google Chrome ヘルプ
- ^ Firefox のアドレスバーで検索する | Firefox ヘルプ
- ^ Lohr, Steve (12 October 2009). "The Web's Inventor Regrets One Small Thing". The New York Times (英語). 2021年1月5日閲覧。
- ^ Uniform Resource Identifier (URI) Schemes, IANA
- ^ インターネットドラフト: The 'javascript' resource identifier scheme draft-hoehrmann-javascript-scheme-03
- ^ "any optionally followed by U+003F (?) and a URL-query string." URL Living Standard ver.2021-03-23
- ^ Steinberg, Daniel (2016年6月3日). “私のURLはあなたのURLとは違う : curl作者の語る、URLの仕様にまつわる苦言”. POSTD. 2017年5月24日閲覧。
- ^ 日本Djangoユーザ会. “はじめてのDjangoアプリ作成 その3”. Djangoドキュメント. 2019年8月24日閲覧。
- ^ Tim BL. “Hypertext Style: Cool URIs don't change.” (英語). W3C. 2017年2月19日閲覧。
- ^ Tim BL. “クールなURIは変わらない -- Style Guide for Online Hypertext”. 2017年2月19日閲覧。
- ^ 藤田節子「失われていくインターネット上の参照文献 図書館情報学分野の雑誌論文に参照されたインターネット文献の入手可能性の分析調査」『情報管理』第53巻第9号、国立研究開発法人 科学技術振興機構、2010年12月1日、492-503頁、doi:10.1241/johokanri.53.492、2019年8月24日閲覧。
関連項目
- Internationalized Resource Identifier(IRI)
- Uniform Resource Identifier(URI)
- Uniform Resource Name(URN)
- 短縮URL
- 名前空間
- パーセントエンコーディング
- メールアドレス
外部リンク
ブックマーク
ブックマーク(Bookmark)とは英語で本のしおりのことを意味する。そこから転じてウェブブラウザに任意のウェブサイトのURLを登録する機能の事を指す。
概要
登録することによって、登録したURLにマウスのクリックだけで瞬時に移動可能になり、逐次ウェブブラウザのアドレス欄にURLを打ち込む必要がなくなるというメリットがある。俗にブクマとも呼ばれる。
史上初のグラフィカルなウェブブラウザであるNCSA Mosaicでは、この機能は「ホットリスト」(Hotlist) と呼ばれていたが、Netscape Navigatorが「ブックマーク」と命名したことから、同様の機能のことを一般的に「ブックマーク」と呼称するようになった。また、Internet Explorerの同様の機能は「お気に入り」(favorite) となっており、ブックマークの別の呼称として一般的に用いられることも多い。
macOSのウェブブラウザ、SafariではSpotlightの機能により、膨大なブックマークから目的のものをすばやく見つけ出すことができる。
もともとはウェブブラウザの機能だが、最近ではポータルサイトのサービスとして、登録ユーザー各自が自由にサーバ上にURLを登録できる「オンラインブックマーク」がある。このサービスを利用することで、自宅、職場、外出先など異なる環境でも自分が頻繁に行くウェブサイトに容易に行くことができるほか、パソコンのトラブル発生時にブックマークが消失することを避けるために、バックアップとして登録する例も多い。 また、他のユーザーとの間でブックマークを公開・共有することを主眼としたものは、とくにソーシャルブックマークと呼ばれる。
関連項目
- ブックマークレット - ブックマークを登録する際にJavaScriptのコードを登録することで補助的な機能を付加できる
- ライブブックマーク - Mozilla Firefoxに搭載された、ブックマーク一覧上でRSSの配信を受けることができる機能
- ソーシャルブックマーク
- ドッグイア - 出版・書籍関連用語で本のページを折り曲げてしおりの代用とすること。英語(Dog ears、Dog-ear)での直訳である“犬の耳”が折れ曲がっている様子からこじ付けて命名。日本における別称では角折れ(すみおれ)というのもある
URL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 14:18 UTC 版)
「ウィキペディアモバイル (ウェブサイト)」の記事における「URL」の解説
ウィキペディアモバイルのURLは、全言語版ウィキペディアで共通して本家ウィキペディアのページのURLの言語コード2文字の後ろに.mを追加したhttps://[lang].m.wikipedia.org/である。 例えば日本語版ウィキペディアホームページは以下となる。 https://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ - デスクトップサイトURL https://ja.m.wikipedia.org/wiki/メインページ - モバイルサイトURL
※この「URL」の解説は、「ウィキペディアモバイル (ウェブサイト)」の解説の一部です。
「URL」を含む「ウィキペディアモバイル (ウェブサイト)」の記事については、「ウィキペディアモバイル (ウェブサイト)」の概要を参照ください。
「url」の例文・使い方・用例・文例
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