
【速報】2024年秋冬の「KEEN新作シューズ」!展示会潜入レポート
2003年にオレゴン州ポートランドで創業されたKEEN(キーン)。環境にやさしく、妥協のないモノづくりを続けています。
そんなKEENの2024年秋冬の新作シューズチェックしに、展示会に潜入!
発売前のおすすめ製品について、一足先に紹介します。
2024/07/17 更新
目次
※本記事の情報は、2024年7月11日時点のものです
※記事で紹介している製品は、予告なく仕様変更や発売延期・中止になる可能性がございます。あらかじめご了承ください
2024年秋冬<KEEN(キーン)>注目の新製品をチェック!
環境に配慮しつつ、妥協のないモノづくりを続けるKEEN(キーン)。そんなKEENの2024年秋冬展示会に潜入してきました!
今季の注目ギアの中から、編集部が気になった注目アイテムやリニューアル&新作シューズを紹介します。
TOPICS
今期のテーマは
「CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ」

多くの命が輝く自然環境を守り、地球にとってより良い存在であるために、常にKEENの中心にある考え方が「地球と人という存在を意識して、モノづくりをする」というもの。
2003年の創業時から続くKEENの使命であると同時に、地球の未来を見据えた、環境にやさしいシューズを作り続けている理由でもあります。

地球上で毎年生産されているシューズが実に240億足。これは全人類が毎年3足ずつ増やしている計算になります。
その一部を生産しているKEENでは、
- すべての製品から永遠の化学物質〈PFAS〉を取り除くこと
- 調達元を精査してより良い皮革を選択すること
- 廃棄物を回収して快適なKEENシューズへとアップサイクルすること
- ベストセラーのハイキングブーツから有毒な接着剤を不使用にしたこと
小さなパーツ一つひとつに”環境に与える負の影響”を減らし、長く愛用し続けられる、長持ちするシューズを作り続けています。
「地球の未来を考えたシューズ」はどうやって作られている?

- 素材に第2の人生を
リサイクル素材の活用:リサイクルP.E.Tや産業廃棄物をアップサイクル。
「第2の人生」として新たなものに生まれ変わらせるだけでなく、埋立地から排出されるメタンの削減にもつながります。 - エシカルな素材調達を
皮革は調達元を精査してより良いものを選択
環境に配慮したなめし加工の皮革をつかう - 地球をデトックス
多くの健康被害を引き起こす可能性のある有機フッ素化合物・PFAS(ピーファス)。KEENでは2018年よりPFASを排除しています。 - 長持ちするシューズを
長く愛用し続けられるシューズこそ、環境にやさしいと考えられています。
また、有毒な接着剤を使わず熱の力でアッパーとソールを一体化させ、地球にやさしいだけでなく、シューズの耐久性がアップし、長持ちにもつながる靴の製作も。
春夏から継続しておすすめの「ターギー フォー(TARGHEE Ⅳ)」

2024年の3月に発売されたばかりの”ターギー”の新作「ターギー フォー」。
KEENロングセラーモデルのひとつでもあるターギーシリーズの4代目ですが、前述したように、まさに「環境に与える負の影響」を減らした製法で作られたモデルです。
今回は、機能性のアップデートというよりは、作り方のアップデート!

接着剤は湿度・紫外線等で硬化し、ソールが剥がれ落ちやすくなります。
このターギーフォーでは、一般的な製法である「接着剤を使用してアウトソールとミッドソールを貼り付ける」のではなく、シューズ本体の「アッパーとアウトソールの間にミッドソール素材を流し込み成形して一体化させる」製法に。
接着剤を使わずに成形することで、地球にも人にもやさしく、長持ちするシューズへ。まさに「地球の未来を考えたシューズ」の先頭を走るシューズですよね。
【9月発売予定】あのジャスパーにグリップ力がプラス!
ジャスパーザイオニック(JASPER ZIONIC)

KEENのロングセラーモデル「ジャスパー(JASPER)」に、FAST&LIGHTをコンセプトに開発されたソールユニットをハイブリッドした新モデル「ジャスパーザイオニック(JASPER ZIONIC)」が登場。
街でも山でも、汎用性高く活動できる岩山歩きのシューズです。

こちらのモデル。街向けのジャスパーと、ライトトレイルシューズのザイオニック、それぞれの良さを融合したシューズ。
シューレースやアッパーのレザーといった見た目はジャスパーに限りなく近いスタイル。

一方で、軽量でクッション性に優れたミッドソールやグリップ力の高いアウトソールなどは、ザイオニックと同じ仕様に。

編集部・川尻
アッパーに防水性はないため、どちらかというと”街寄り”のシューズとのことですが、
「今日は普段着っぽい雰囲気にしたいけど、すこし滑りそうだからグリップ力は欲しい」といった、ライトな山行や観光も一緒にしたい時に、”ちょうどよい”機能性とデザイン性を兼ね備えた一足だな、と思いました。
メンズしかないのが残念……!
【7月31日発売】 ”自然に歩みが進む”感覚が新しい!
450 DIRT (フォーフィフティ ダート)
ウォーキングカテゴリーからも新作が登場。

KEEN.CURVEテクノロジーを搭載したウォーキングシューズWKシリーズの、トレイルバージョンが新登場。
ロングトレイルを下り、新たな高みへ、新たな景色へ、そしてその途中で新たな体験を楽しむために作られました。
「現代のハイカーやバックパッカーのために設計された、KEENの最高峰トレイルシューズ」とのこと。

円の動きから着想を得た、転がるような独特の歩行感が特徴の「KEEN.CURVEテクノロジー」。これにより、ノンストップの推進力を感じることができます。
クッション性も向上し、要所に施されたTPU補強が耐久性を高めています。
さらに、高い通気性と速乾性に優れるメッシュライニングで靴内はドライで快適にしつつ、独自の防水透湿素材《KEEN.DRY》のおかげで防水性能もばっちり。

WK400、WK450でも使用しているプレート。450 DIRTでは堅すぎず柔軟性のある素材に変えて採用。両側を巻き込むことで、踵部分をおさえこみ補強。ブレを抑え、安定した歩きを叶えてくれます。
緩やかなトレイルから険しいトレイルまで、安定感、快適性、耐久性を追求し、抜群の履き心地を実現。”登る”より、”歩く”に特化したトレイルシューズです。
編集部・川尻
転がるような歩き心地が特徴のWKシリーズのトレイルシリーズが、満を持して登場!
転がるような歩き心地はそのままに、踵部分のプレートのおかげか、想像以上に安定感がありました。
”登る”といった登山ではなく、”歩く”に特化したトレイルシューズ。
フィールドで試してみたい一足です!
コラボモデルも要チェック

①【8月7日発売】 「TARGHEE II MID WP 」× 「LEAVE NO TRACE」
環境負荷を最小限にして、アウトドアを楽しむための科学データに基づいた行動基準を掲げている「LEAVE NO TRACE(リーブノートレース)」とのコラボモデル。
土の色でもあるブラウンをベースに、シボ感のあるPFASフリーの撥水レザーを。さらにグリーンの差し色が自然を彷彿させますよね。
②【9月発売予定】 「PYRENEES」 × 「MOUNTAIN RESEARCH」
日本のアウトドアファッションシーンの第一線を走り続けている、マウンテンリサーチとのコラボモデル。
ブランドメッセージを刻んだフォルスタンに、刻印を施したヒール部と、PYRENEESの周年にふさわしいスペシャル仕様です。
環境に配慮しつつ、進化し続けるKEENに今季の注目!

環境に配慮された数々の生み出しているKEEN。今季もその使命は変わることなく、多くの新製品が生み出されていました!
個人的には「フォーフィフティ ダート」が気になる存在。あの前に歩かされる履き心地が、フィールドでどんな感覚になるのか。実際に試してみようと思います!
他にもウィンターシューズなどたくさんの新作も。
8月・9月くらいから順次発売されるので、ぜひチェックしてみてくださいね。