はてなキーワード: 救急車とは
@RyuichiYoneyama
各所で指摘されている通り
①道で一人で倒れている状況で通常AED・毛布はない
②通常見ず知らずを救急車に乗せない
③通常警察は救急隊員からの聴取で事件性なしと判断する等、真偽に重大な疑問符が付きますが、
@RyuichiYoneyama
AbemaTVは、真偽が非常に疑わしく、女性の救急患者の救命率を著しく下げかねないこの様な情報を安易に流すべきではないし、仮にその事例が事実だとしても、通常その様な事は起らず、可能な限り救命に尽くすべきだと、きちんと伝えるべきだと思います。責任ある言説をと思います。
@RyuichiYoneyama
因みにこの事案、警察庁に確認しましたが、「警察庁としては把握しておらず、警視庁、大阪府警本部などにも確認したが、本部には報告は上がっていない」との回答でした。AbemaTVは、きちんと真偽を確認して報道する義務があるのではないかと思います。
@RyuichiYoneyama
此方、東京マラソンで倒れ、「女性だから」という理由でAEDがあったのに使われず、重篤な低酸素脳症が残った方についての報道です。現行法上その措置が必要な女性にAEDを使うに際しての行為で罰せられることはなく、肌の事など気にせず、躊躇なく使用すべきと思います
だれお
@awSAF5yeX0e64kz
・必要でなかったことが後で判明した場合でも免責される法律的な仕組みがあるのか?
こういう疑問は湧きます
@RyuichiYoneyama
判断できなかったら、人が意識を失っていて、そこにAEDがあったら、とりあえずAEDを当てりゃいいんです。AEDは自動診断なので、問題なければ問題ないとしゃべってくれます。そうしたらさっさと胸を隠してあげれば良い事です。現行法上、その一連の行為が罪に問われる事はありません。
@wAj83iaiLc0qv11
@RyuichiYoneyama
馬鹿馬鹿しい。心マ他で忙しくて(疲れて)そんな余裕ありっこないですよ。しかし、死に瀕している人が居る場面で、何でこんなバカな事を思えるのかとと思います。
明石禄朗
@Akashi_Rokuro_
@RyuichiYoneyama
だから刑法の緊急避難(37)が既にありましてね、今それで特に困っていないし、立法してもほぼこの条文をなぞる様な法律になると言っています。立法すること自体を否定するものではありませんが、それが為されていない事によるデメリットはほぼありません。左様なら。
@RyuichiYoneyama
コンビニで弁当を買ったって、会社で働いたって、訴えられる可能性はゼロではありません。でもその可能性は低いし、その必要があるから私達は買い物をし、働きます。女性の救命救急も同じで、「ゼロではない」でしょうが訴えられる可能性は極めて低く、救命する必要があるので私は躊躇なくやります
@oRvtW05vN05d5gK
金で女性を買っていた人が言うのはどうかと思う。
@RyuichiYoneyama
男の犯罪者ネタは毎日大量に供給されてわざわざ嘘つく必要ないけど
AbemaでAED冤罪が取り上げられたと浜川真人さんの体験談
・上記とは別件で女子高生にAEDを使用し彼氏に文句を言われる
・線路に落とされた
・背後から殴られたが反射的にフルパワーで殴り返し相手は救急車でドナドナ。事情聴取される。
AbemaTV、女性にAEDを使って起訴されかけた事例を紹介
→Xの女叩き界隈が嬉々として拡散
→ 「救急車に救護者が同乗?」「被害届を提出する手順がおかしい」と、紹介された事例に対して医者と法曹が続々と突っ込みを入れる
など、華々しい経歴が明らかになる
心肺機能が正常でない状態ならとにかく間断なく脳に酸素を送り続けなければ助からない。
「救急車呼ぶだけ」とか「素人が下手に手を出さずに様子を見る」とかは最初からビビって逃走と同じ。
AEDと“男女論”からめてギャーギャー言ってる手合は何もわかってないし何もできない。この増田の言う通り。
ワイは救急車呼んだのに何度も逃げられてるぞ
なんか知らんが男とおばあちゃんは大丈夫と言い張る確率が高い
薬キメてたとかじゃなかったら素直に病院行こうな
別に大した額じゃないし分割払いもできるから。相談すればさ・・・ってスゲー思う
血まみれの自転車乗りのおっさん。気絶してて意識を取り戻した後も横たわったまましばらく朦朧としてた
→ 救急車呼んだのに血まみれのまま立ち去る
高校生〜大学生くらいのロードバイク乗りの子。段差で盛大に前のめりにコケ、ロードバイク大破して血まみれ
タクシーに乗ろうとしたばあちゃんが、歩道とタクシーとの段差に盛大にすっ転び流血し動かなくなる
→ 頭を打ってたので動かさず声かけだけしたが、自分でムクっと立ち上がり、ふらついてたので支えたら、
というか救急隊員に知らんがなってくらい細かく尋ねられると思うけどな
いちおう基準書いとくな
度々注目されるけどいつも「救命行為」だけが注目されているので、救命後に何が待っているかを紹介したい。
私の場合は目の前で倒れた意識不明のおじさん(意識不明、心拍あり)を助けたことがあるけど、
このケースでは救命そのものより警察対応の方が大変だったという話です。
歩いてきたおじいさんが目の前で突然倒れる
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(ここで、出血はないが失禁してる、話しかけても応答がない、息はしていることを確認)
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周りの人が心配そうに見てくる 駅に近いので人通りが多く恥ずかしい
「駅からAED持ってきますか?」と聞かれたけど「息はしているみたいなので大丈夫です」と返答
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立会人として写真撮影に協力(地面を指さして写真撮られる、これも周りから見られて恥ずかしい)
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「あなたの説明を証明できる人はいるのかな?」という確認が入る 不特定多数が目撃しており、実は少し離れた所(といっても20mもない)で自分と同じく119で連絡していた人もいて、
同様の説明をしたため自分の説明が正しいということで信用される
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近くの交番まで行き、当時の状況を宣言書としてあらためて紙に書き、最後に拇印(悪いことしてないのに指紋取られるの?と思った)
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警察からは「目撃者が2人いてよかったです。いない場合だとちょっと大変なので……」みたいなことをいわれる
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こんな感じ。その人が倒れて救急に運ばれるまで20分もなかったと思うけど、警察対応含めてトータル1時間半~2時間ぐらいだったかな?
仕事の合間の移動中とかじゃ普通対応できない。このときは家に帰るだけだったけど、仕事から疲れて帰ってるときに時間取られるのはしんどい。
通報者がもう1人いたからこちらの説明は信用されたけど、倒れてるのを目撃しているのが自分自身だけ、説明を証明する方法がないなら、
警察の言う通り、怪我の程度によっては加害者扱いされかねない。それだともっと時間かかりそう。
「第一発見者が加害者側かもしれない」という気持ちで警察が確認してくるということも知ってもらいたい。
wikiみたいなネット情報でも一緒だけど、情報が正しいか、正しいとしても現状の最適解かどうかってのは自分で判断するしかじゃん?
気軽に110番するとパンクするから呼ばん方がいいって言われて
脳出血でそのまま死んじゃったとかあるかもだし
逆に不調があればすぐ病院行けっつーAIあったら、寝不足でしんどいとかでも110番しまくるかもじゃん?AIが指示したからって
判断力あって結果も責任取る人がつかうならいいけど、AIハマる人って逆パターンじゃね?アドバイザーやアシスタントじゃなくて占い師の代わりみてえな
よくない思うよ
テレビが不祥事を起こした、政治家が不祥事を起こした、そうやって困った時に、どこに行けばいいのかどう行動すれば解決するのかを、国民がまるで理解できてないんだよな
迷うやつが死んでとりあえず呼ぶやつが助かる。#7119なんて押す暇があったら救急車いらないよね
年末年始や大型連休の度、救急車を軽率に呼ぶなという話が盛り上がる。かと思えば、「少しでも変だったら躊躇わずに救急車を早く呼べ」という医者のツイートがバズったりもする。素人には何が緊急で何が様子見なのか分かんねーよ。
この問題について、「迷ったら#7119に電話したら完璧!」という話でネット世論は落ち着きつつあるが、これは全国で利用できる訳ではない。
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html
ばあちゃんが死んだ。
僕の40の誕生日の前日に死んだ。
葬式など諸々終え、家に帰ってきて、やっと落ち着いたところ。
今の心情を自分自身でもいまいち掴みきれてないので、書いてみる。
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とにかく人が多かった。
子ども4人、孫12人、ひ孫19人、子どもや孫の配偶者、ばあちゃんの兄弟、その子、その孫。
サマーウォーズより多いんじゃね?
ばあちゃんは寺の娘だったので、親戚には坊さんがいる。
3人の坊さんが経を読む。
先頭で経を読んだのは、ばあちゃんの甥の中で一番下の甥。
ゆるい良い葬式だった。
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完全に場違いのフルートに、皆ポカーンとし、奏者も可哀想だな…と思いつつ聴いて、葬式を終えた。
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僕も火葬場に向かった。
普通と違ったのは、坊さんも参列者と同じように、最後に声をかけた。
一番下の甥の坊さんは泣いていた。
僕は泣けなかったからか、何か知らんがそれを見て僕自身が救われた気がした。
その後棺は焼くことになり、焼けるまで1時間程度待つことになった。
後で聞いたのだが、そのドサクサに紛れて義理の息子である親父は泣いていたらしい。
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孫の中で僕は上から2番目。
年長の孫であるいとこ、一番下の甥の坊さん、3人で話をした。
最初に、一番下の甥の坊さんに、フルートの時プルプルしてたから泣いてたかと思ってたらアレ笑いを堪えてなかった?とツッコむところから話は始まった。
ばあちゃんがいつからゲームやってたのか、とか、何故やってたのか、とか、どんなゲームをやってたのか、とか色々話した。
俺の初めてゲームはばあちゃんのお下がりでディスクシステムのやつだった、パチンコにハマってたから抜け出すために息子(僕から見ると伯父)が買った、そういえばパチンコにハマってた時期もあった気がする、その前はルービックキューブだったらしい、俺が持ってないPS4とか持ってたぞ、ゲーム好きだったけど上手いわけじゃなかったからレベルアップでのゴリ押しが結構多くて1セーブプレイ時間400時間とか700時間だったぞ、、、。
僕らは子どもの頃に話して以降30年近く話をしてなかったが、話題は尽きなかった。
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なんというか、あっけなかった。
色々終わって帰ってきた、子どもらも寝かしつけ、一息ついたのが今。
微妙に落ち着かずふわふわする感じがあったので、消化するために文章に残すことにした。
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ばあちゃんがどんな人だったのか。
性格、キャラ的なものを今風に言えば、天然系、不思議ちゃん、なのに、生命力強い、どんな環境でも楽しんで生きる、そんな感じ。
やたら印象に残る言動をする人だったので、ばあちゃんの話題には事欠かない。エピソード力が強い人だった。
何故か鞄を持ち歩かず、ショルダーバックくらいの袋に荷物を詰め、そして下着の胸の辺り、ちょうどブラのパッドのあたりに、その袋を縫いつけ、小太りというか巨乳に見える感じになっていた。
何かを出す時は胸元から出すことになるが、昔は服の中に手を突っ込みゴソゴソして荷物を取り出してたが、そのうち上手く取り出せないからと、半分脱いで取り出すようになった。
普通に外でもそれをやるようになったので、買い物行く時は子どもや孫の誰かが連れていき、事前に財布を預かって、ばあちゃんの財布から支払う、というのが慣習となった。
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そういえば、ばあちゃんから直接昔の話を聞いたことはほぼなかったことに気付いた。
年寄りは昔話が好きな印象あるけど、ばあちゃんから思い出話をほとんど聞いたことない。昔手に入れた意味の分からん謎のハックテクニック、を教えてもらえる程度。こちらの心配する、子どもや孫など周りのこと、ゲームのこと、とにかく今の話しかしなかったからかもれしない。
でも、ばあちゃんの周りからは、ばあちゃんの今まであったことはよく聞いた。
ここからのばあちゃんの昔の話は、皆の話の集合での話なので、何が本当なのかは分からない。
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ばあちゃんは、山奥の陸の孤島のような村にあるお寺の娘だった。
結果、じいちゃんが良いとこの人だと分かり、許してもらい帰ってきた。昔っぽい。
あとで聞いたのだが、じいちゃんはバツイチ?寡夫?だったらしく、ばあちゃんが結婚した当時、ばあちゃんは20、じいちゃんは44。そりゃ反対するわな。
それに加え、じいちゃんを知るであろう寺近くの老人達から稀にじいちゃんの話を聞いたことがあるのだが、どれも掴みどころがない。水墨画を描いてた、木こりだった、スキー板を作って売ってた、馬に乗って駆けてた、等々。皆のいうことが毎回違いすぎて何をしてた人なのかがマジで分からない。今で言うフリーターだったのでは、と思ってる。
その後、ばあちゃんは子どもを4人産んだが、3番目の子である僕の母が4,5歳のときに、じいちゃんが結核で死んだ。
生活ができないので、子どもらは、伝手のある寺が運営する児童養護施設で生活することに。
何年かそんな生活が続き、長男(僕から見れば伯父)が中学を卒業してすぐ働き始め、生活ができるようになったので、ばあちゃんや兄弟らを集め、また一緒に生活し始めた。なんという「ひとつ屋根の下」。(ひとつ屋根の下、当時母はめっちゃハマって見てた)
その後しばらく経ってから長男は僕の母を除いた兄弟とばあちゃんで自営業を始めた。
ここからの人生に関しては、ばあちゃんにとって比較的順風満帆な人生だったと思う。
たぶん。
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僕はばあちゃんに一番可愛がってもらった孫だったように思う。
ばあちゃんがファミコンをやるひざの上に乗ってたのが僕だった。
今思えば理由は単純で、高橋名人が名言「ゲームは1日1時間!!」を家では親が守らせようとするが、ばあちゃんの家では、朝から晩までゲームをやっていても怒られない。
ばあちゃんも、ゲームの攻略に詰まると、孫を積極的に呼んで、攻略方法を聞いたり、分からなくてもプレイしてやってみてくれとせがんだ。
僕が一番可愛がられたが、他の孫達も顔を出せば、同じように攻略をせがまれたので、孫らは皆ばあちゃんとみんなゲームをした経験が一度はあるように思う。
息子(僕から見て伯父)の自営業の職場とばあちゃんの家が一緒になっていて、ばあちゃんの生活は、昼間は働き、ご飯風呂、趣味の畑仕事、残った時間はほぼゲーム、が大半だった。
昔はマリオとかアクションをよくやっていたが、途中からドラクエやFFといったRPGが好きだった。
先にも書いたようにゲームやるからといって賢かったり上手かったりするわけじゃなかった、いわゆる下手の横好きだったので、とにかく朝から晩までゲームをし、攻略ノートを作ってメモをし、自分の攻略ノートを見ながらプレイしていた。
何度も何度も飽きずにトライ&エラーを繰り返しまくるので、ばあちゃんのセーブデータは、装備やアイテムが微妙なのに、レベルが異常に高いことが多かった。
おかげで、途中からやった僕ら孫たちは、ばあちゃんが説明するハマりポイントをひと通り振り返ったあと、装備を整え、ちゃんとゲーム内の説明みてやれば、案外すんなり先に進めた。
他の孫たちもゲームをプレイし終わったら、中古屋でなく、ばあちゃんにゲームを流した。
ばあちゃんが自分でゲームを買っていた印象がほぼないが、とにかくばあちゃんの家にはゲームがたくさんあった。
ベッドの下の収納ボックスには、ソフトがギッシリ詰まっていた、
初代ファミコン、スーパーファミコン、PS、PS2、64、ゲームキューブ、xbox…僕も大きくなるにつれ頻度が減り、就職で地元を離れてからはさらに頻度が減ったので、僕の知らないゲームハードもありそう。
見た記憶では、古いハードのソフトはなかった気がするので、時折捨ててたのかも。
孫らで集まって話をした際に出てきたゲームタイトルは皆違ってた。
FF、ドラクエ、テイルズ、スターオーシャン、ゼルダ、武蔵伝、等々。
ばあちゃんの妹の孫とかいう若い男の子も来てて、ばあちゃんとのゲームの思い出話をしてたのは驚いた。
それもあって、親族のみの家族葬だったのに、縁のある親戚までも集まり、やたら人数の多い通夜、葬式になった。
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義理の息子である親父もかなり溺愛してたので、本物の息子一堂から、本物の息子より息子してる、と親父も笑われていた。
ばあちゃんは、下駄が好きでよく履いてたのに、胸元に袋が入っていたから、ハキハキ歩くことができず、ペンギンみたいな歩き方になっていた。
不安定なゆっくりな歩き方だったので、当然荷物はまともに持てないし、隣を歩く僕の服の袖のあたりをつかんだりすることが多かった。
僕がいない時は、親父が並んで服の袖をつかまれていた。
僕や親父はその認識だったのだが、妹いわく、妹と一緒だと、不安定な歩きのままズカズカ先に歩いて荷物を持ってる妹に早く行くぞと先行してく、僕や親父の前だと猫を被ってる!!男尊女卑だ!!と愚痴っていた。
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孫らから流れてきたゲームで躓くと、当然元々ゲームの持ち主の孫に攻略を聞くことが多かった。
雷平原〜マカラーニャの森あたりにいて、攻略手伝って欲しいからと、泊まって欲しいと、ばあちゃんにせがまれ、泊まることになった。
一緒にプレイし、ご飯も食べ、風呂も入り、寝る前にもう1プレイ。
ちょうどそこで、マカラーニャの森の超ロマンティックなラブシーン。
当時、高校生だった僕は、真夜中に部屋を暗くして、ばあちゃんと並んで何観てるんだろう……と絶妙な気分になっていた。
ふと、横目でばあちゃんを観ると、キラキラした目で、★★素敵★★みたいなリアクションで、滅茶苦茶一生懸命みてたので、まぁいいか、と諦めにも近い気持ちになった。
その後少し経って、新しい孫がまた産まれ、ちょうどその孫の名前がFF10のヒロインと同じ名前だったので、滅茶苦茶喜んで良い名前だ、と褒めていた。
葬式の最後のフルートが、美空ひばりの「川の流れのように」だったので、「ザナルカンドにて」をかけてあげれば良かったのにな、とフルートの演奏を聴きながら、このことを思い出していた。
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葬式の参列者の話などを聞くに、僕がばあちゃんのところにあまり行けなくなった後も、他の親戚やゲームの関わりもあって、楽しくは過ごせていたようだった。
それが、6年前、真夏の早朝に、もうひとつの趣味であった畑仕事の途中で、脳卒中で倒れ、近くの通行人に発見され救急車で運ばれた。
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主治医や長年お世話になっているかかりつけ医によると、意識が回復する可能性は万に一つもない、そんな状態とのことだった。
ばあちゃんは、これまで大病患って、入院して死にかけたことは何度かあった。
入院のなか、どうしても回復傾向が見られない、という状況になってから、僕に連絡が来て、急遽地元に帰ってお見舞いに行くと、ばあちゃんとゲームの話になり、そういえばプレイ中だったあのゲームの続きがやりたい、早く治して退院せねば!!と急にやる気になって、そこから超回復、という展開があった。
今回は流石にダメそうだった。
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流石にばあちゃんももう90だったので、そういう覚悟をしておかなきゃ行けないことは分かっていた。
病院に見舞いに行った際、分かっていても、それがただ寝ているようにしか感じられなかった。
手術のあとに寝てます、みたいな感じで、ただ寝てるだけ。
もう起きることは無いのに、そんなふうにしか感じられなかった。
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僕がその後ばあちゃんの顔を見れたのは、少し経って、ばあちゃんの家で介護するようになってからだった。
病院よりも設備が簡素になったためか、ああ、これは本当にもう目覚めないんだな、と今さらながら実感した。
そんな中、母はばあちゃんの世話をしながら、前よりちょっと良くなったとか、こうやってやると反応する、など色々話をした。
もう目覚めない、と分かると同時に、まだ生きてる、とも感じられる。
死んでるのだが、生きてる。
ばあちゃんが死んだと聞いて、葬儀の一連の流れを終えた今、本当に死んだ今この時よりも、あの瞬間が正直しんどかった。
今、思い出すだけでも、心が重い。
死が突きつけられるのに、世話をすればちゃんと生を感じられる。
その中で世話をし続けられるのか。
母すごいな……と。
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あとは死ぬだけ。
それを受け入れるための有余の時間が与えられた感じだった。
ゲームができない、楽しみに一生懸命になれないばあちゃんは、ばあちゃんなのか。
身体なのか、脳なのか、心なのか、それとも人格なのか、習慣なのか。
生と死に対することをぼんやり思いにふける。
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そういえば、ばあちゃんは霊感が強い、というのがもっぱら周りの評価だった。
悪霊や死んだ人が見える、というより、死ぬ寸前の人が魂だけになって飛んでいるのを虫の知らせのような感じで分かるのだ、とか。
それで、遠方や疎遠になった知人の安否を確認し、それを当てることが多かったので、霊感が強いとされていた。
稀に、じいちゃんが迎えに来ると、まだやりたいことがあるから迎えに来んどいてくれーー!!と必死にお経を読むことがあるのだ、とか。
僕は実際にどの話にも立ち会ったことは無いが、確かにばあちゃんはその辺りの勘が冴えているような雰囲気があった。
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ばあちゃんの話を信じるとすると、脳死のばあちゃんには、ばあちゃんはいないことになる。
ばあちゃんがどこに行ったかは分からないが、ばあちゃんは生きているが死んだ。
幸い、受け入れるまでの時間を6年も貰ったので、ばあちゃんの死、葬儀はなんとか受け入れることができた。
コレがポックリいかれていたら、悲しすぎてどうなっていたかは想像できない。
正直助かった。
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心の準備は整えていたとはいえ、僕の誕生日の前日に亡くなり、僕の40歳の誕生日がばあちゃんの通夜になるとは、流石に予想つかなかった。
何もできないはずの死ぬ瞬間まで、印象を残す人だった。
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ばあちゃんの教え、みたいなのは、本当に全然覚えてないのに、ばあちゃんとの思い出はたくさん出てくる。
老人介護用おむつを買いに行った際には、コレ凄く便利でトイレに行かなくても良いからゲームができる!!とドヤ顔したり……
我が弟が母の付き添いでばあちゃんの買い物に付き合うため家に呼びに行ったら全裸でゲームしてたり……(前日夜風呂上がりに服着替える前にゲームをやり始めたら止まらなくて翌朝までやり続けていたのが真相)
僕がいとこと一緒に富士山近くに旅行した際、いとこに「富士山のかけらだ」と言って渡したそこら辺に落ちてた溶岩石が、何故か数年後ばあちゃんちの神棚に飾ってあり、いつの間にか凄い石だとして御神体みたいになってたり……
なんかあり過ぎて、もう思い出せない。
でも、何かあるたび、何気ない面白かった思い出が掘り返される。
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僕自身もばあちゃんと同じく、子どもが4人いるので、悲しみに暮れている暇はない。
悲しくてしんどい、みたいな感覚はないのだが、なんか気持ちがふわふわして落ち着かず、何かにつけてやる気が起きない。
この文章も、このままではいけないと思いを決して、何度かに書き分けながら、書き進めている。
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やる気がでないので、ぼーっと異世界転生もののアニメを観ても、ばあちゃんだったらマジで異世界にすら行きそうだな、行ってて欲しいな…と想像してしまう。
ココまで書いた文章を自分でも振り返ってみると、ばあちゃんの最大の教えは楽しむこと、それ自体のような気がしてきた。
昔から初七日とか四十九日とかに法要やるってことは、亡くなってからそれくらいの日数はこの感覚は抜けないのかもしれない、と諦めることにした。
とりあえず楽しめるようになるまで、このままぼーっとふわふわすることにしよう。
この間、ジムの帰りに、僕は深夜にジムに行くタイプなので、ジムトレが終わった午前1時半から2時ぐらいの 帰り道に、自宅マンションの近くで変な女(20代後半、髪長い、かわいい、寝間着みたいな格好)が徘徊しているのを見かけた。
変な女はどう見ても泥酔しているようで、さらにこの寒いのに変な部屋着みたいな格好でめちゃくちゃ薄着だった。
やっぱり、酔っ払っているのかなって思って見ていたけど、そのまま近所の無人の交番にへたり込んで、寒いのかうずくまっていて、このまま放置するのは人道的にどうなんだろうと思い、少し声をかけたんだよね。
「大丈夫ですか?警察か救急車呼びますか?」みたいなことを言ったら、すごくけげんな顔をされて、
ああ、なんかそういうことをされたくないんだなと思って、「じゃあ、タクシーでも呼びましょうか」と言ったら、急に表情がパッと明るくなって、
途端にすくっと立ち上がって、呂律が回らないながらもタクシーを探すのを一緒にやったんだよね。
そんで、僕のタクシーアプリでタクシーを呼び出せて、その女をそのままタクシーに乗せたら、「いいよ」って言ってシートをぽんぽんってしてきて、何がいいのかよくわからなかったけど、たぶんなんか僕にタクシーに乗れって言ってきたんよ。
でも僕もこの得体の知れない女のタクシーに乗る気はとてもなくて、「いや、僕んちすぐそこなんで、帰れそうです」と言ってそのまま帰ったんだよね。あのままタクシーに乗っていたら僕はどうなってたんだろう。
エッチなことできたのかな。