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2020-07-30

リアルタイムデッキ構築アクションOne Step From Eden』の感想

今までゲーム感想を書いたことはないが、Steamゲームを全実績解除するまでやり込んだのは初めてなので記念に書いてみる。ネタバレ攻略情報記載は極力避けたが、気になるなら読むのは控えたほうがいい。

概要

One Step From Eden(以下、OSFEと表記)がどのようなゲームかを知りたいなら、公式YouTube動画を見るべきだ。私が言葉を尽くして文章説明するよりも、実際に見たほうが魅力が伝わるだろう。OSFEのスピード感のあるアクションドットで描かれたエフェクトの華美さに惹かれて私はSteam版を購入した。

One Step From Eden - Release Trailer (PC and Switch)

https://www.youtube.com/watch?v=LYJ2Rv_GOqg

私のプレイ内容 1【ゲームのやり始め】

実際にやってみてまず好きになったのが、最初プレイするキャラクターであるフロン[デフォルト]が戦闘開始時にとるドットアニメーションだ。高所から着地して白衣を上空に放り投げてから羽織るのだが、それが甚く気に入った。白衣を放り投げる動きの機敏さよ。それに対してひらひら舞い降りる白衣羽織るねっとりとした動きよ。戦闘開始までの2秒間ほどの短い時間だが、可愛らしさとカッコよさが凝縮されている。ちなみにドットアニメーションだと、他にはボス戦でのゲームオーバー演出もオシャレで好きだ。

始めのうちは10から20分ほどでゲームオーバーになったが、何度でも繰り返したくなる魅力があった。敵の攻撃を避けられないとあっという間にHPが削られてゲームオーバーになるが、避け続ければノーダメージでステージクリアできるのが快感だ。ちなみに、ゲームオーバーになったらコンティニューはできず、最初からやり直しになる。敵の攻撃スピード感や、それを覚えて回避する快感アクションゲームというよりシューティングゲームに近い。かつて私がCAVEシュー(いわゆる弾幕シューティング)にのめり込んだ時と同じようにOSFEに熱中した。ちなみにワンプレイ時間ゲームクリアまでプレイしても1時間程度であるプレイ時間だけでなく、クリアした時の達成感と精神疲労シューティングゲームに相当する。

システムについて雑感

ゲームシステムシンプルに見えて奥が深い。しかし、残念なことに説明不足な点が多い。ゲーム内の専門用語説明があまりなく、攻略方法やヒントがゲーム中に提示されることもない。私は自ら攻略する楽しみの為に、エンディングを見るまでは攻略情報を見なかった。倒す必要のない自己防衛タレットを倒したり、フロートリニティが何のことかわからないままデッキに組み込んだり、ペット自分と同じマスに重ねられることを知らなかったりと、非効率プレイをしていた。ゲームを楽しむためには攻略情報を見ることは必須だろう。デッキの組み方だったり、有用コンボだったり、攻略情報を見てからのほうが楽しくゲームプレイをすることができた。

私のプレイ内容 2【全実績解除まで】※この段落は若干の攻略情報あり。自力攻略したい人は見ないように

全実績を解除するまでの、私のプレイ変遷を述べよう。初クリアはサフロン[クロノ]だった。初クリア後は全キャラでのクリアを目指した。せっかくたくさんのキャラいるから全て使用しようと思ったからだ。その次はヘルモードという高難易度モードに挑戦した。ゲームクリアするとヘルモード1が解禁され、ヘルモード1をクリアするとヘルモード2が解禁される。そうして段階的に最高難度のヘルモード14(通称オワタ式)までをクリアして、ついでに残りの実績も全て解除したのがつい最近のことである。全実績解除までのプレイ時間は78時間だった。

主に使用したキャラ

最も使用頻度の高かったキャラ武器攻撃によるスローで敵弾をじっくりと見ながら避ける(CAVEシューで例えるなら、エスプガルーダの覚聖システム)のが好き。ヘルモードほとんど(ヘルモード12まで)をクリアし、実績[禁欲主義]も解除した。デッキは『クナイ』関係スペルを中心に組むことが多かった。スローの間にクナイを連打して大ダメージを与えるのが、ディオジョジョ三部)みたいで気持ちいい。

ヘルモード13をクリアしたキャラ。初期スペルのクセが強くて最大HPが少な目だったので敬遠していたが、ヘルモード11以降と相性が良かったので使用していった。ヘルモード13をクリアした時は、『スイッチベイト』を早々に入手して中盤には『エクスプロージョン』を入手できた。雑魚戦でもボス戦でも、被弾する間もないほど短時間で倒せたのが勝因だ。

武器攻撃で敵と重なって、『クロスファイア』で敵に大ダメージを与えるのが爽快だ。初期スペルのままで既に強いので、実績[デフォルトブレイブ]を解除するのに用いた。

所持クレジットが増えると最大HPも連動して増えるのと、被弾してもクレジットを拾えばHP回復できるので、とにかく死ににくい。ショップキーパーを使うと簡単クリアできてしまったので自主的キャラ縛りをしていた。しかし、ヘルモード14(オワタ式)はあまりにも難しかった(何十回もゲームオーバーになった)ので、キャラ縛りを解きショップキーパークリアした。その時は『セラキャノン』が入手できたのでさほど苦労せずクリアすることができた。

まとめ(評価

OSFM開発者インタビューによると、『ロックマンエグゼ』や『Slay the Spire』など様々なゲームインスパイアされたとある。マス目に区切られたフィールドは『ロックマンエグゼ』と類似しているし、ランダムに生成されたダンジョンステージから経路を選択しながらデッキ構築していくゲームデザインは『Slay the Spire』そのものだ。しかし、OSFMはスピード感のあるリアルタイムアクションゲームのメインとなるので、インスパイア元のじっくりと戦略を練るゲームだと思うと痛い目にあうだろう。アクションシューティングが苦手ならプレイは控えるべきだし、逆にそうした難しさに挑戦欲が湧いてくる人は間違いなくやるべきだ。ゲーム難易度ははっきり言ってかなり高いが、CAVEシューワンコインクリアよりは簡単だろう。

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