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BLOGTIMES
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2024/02/29

2024 年度からの科研費のテーマが採択に

grant 
2024 年度 基盤研究(C)(一般) - 2024 年度からの科研費のテーマが採択に

2024 年度からの科研費に採択されました
基盤(C)に採択されるのは 2018年2021年に続いて 3 回連続 3 回目になります。

計画調書は締切りギリギリで提出だったので「まぁ、落ちたら落ちたでしょうがない」という感じでしたが本当に良かったです。予算があってもなくても研究自体は進めていくわけですが、なにより海外発表に行く学生に旅費等を支出してあげられるようになるのが一番ありがたいですね。


    at 14:34 |
    2024/02/22

    公的資金の研究成果は無料で即時公開するように義務づけ

    grant 

    政府の統合イノベーション戦略推進会議で、公的資金の研究成果は無料で即時公開するように義務づけることが決まったようです。これにより 2025 年度以降に採択される競争的研究資金による研究成果は即時オープンアクセスとすることが原則となるみたいです。

    政府は昨年から科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合で、「論文等のオープンアクセスについて(論点とりまとめ)」という議論を行っていて、この中で国レベルで論文をオープンアクセス(OA)にする基本方針を確認していたので、その路線に沿った決定となります。

    公的予算での研究に学術論文の即時無料公開を義務づけへ…政府、成果を国民に還元 : 読売新聞

    政府の統合イノベーション戦略推進会議(議長・林官房長官)は16日、国などの公的予算で行う研究については、成果をまとめた学術論文を無料で即時公開するよう義務づける方針を決めた。研究成果を国民に還元し、利活用を促す狙いがあり、2025年度以降に公募する研究に適用する。


      at 21:55 |
      2024/02/10

      「人はなぜワクチン反対派になるのか」という研究

      paper  covid19 

      人はなぜワクチン反対派になるのかという物議を醸しそうな研究が公表*1されていました。
      東大、早大、筑波大の共同研究のようです。

      ワクチン反対な人というのは新型コロナ以前から存在していましたが、反ワクチンと政治的な傾向、陰謀論やスピリチュアル系との関係を明らかにしているのは面白いと思います。ちなみにワクチン賛成派は「主にゲームやアニメなど私的な趣味への関心が強く、政治への関心は弱い」とされているところで笑ってしまいました。確かにワクチン打っている人は他人に政治的なスタンスをアピールしていることは少ない感じはします。

      【プレスリリース】人はなぜワクチン反対派になるのか ―コロナ禍におけるワクチンツイートの分析― | 日本の研究.com

      • コロナ禍で初めてワクチン反対派になった人の特徴を分析し、陰謀論やスピリチュアリティに傾倒している人がワクチン反対派になりやすく、さらに参政党への支持を高めた可能性を示した。
      • ワクチン反対派などの特徴を分析した研究は多く存在するが、本研究ではどのようにワクチン反対派に転じるに至ったかを時系列的な分析に基づいて明らかにし、さらにその政治的含意も示した。


      at 17:21 |
      2024/01/28

      日教組の教研集会で電磁波過敏症が議題に

      basicEducation  ehs 

      日教組の教研集会で電磁波過敏症が議題に上ったことがニュースになっていたのでメモ。

      電磁波過敏症については WHO では科学的根拠のある疾患としては認められていません
      日教組は学術団体ではなく、資料も公開されていないので何が議論されたのかよく分かりませんが、以前にも Wi-Fi で学力が下がる懸念している人がいたりするので、このあたりについては注視しておきたいと思います。

      【教研集会】タブレット端末の「電磁波」危険性訴え 学校のデジタル化を批判 - 産経ニュース

      日本教職員組合(日教組)が開催している教育研究全国集会(教研集会)の保健・体育分科会で、小中学生に1人1台配られたタブレット端末などが発する電磁波の危険性を訴えるリポートが発表された。世界保健機関(WHO)は因果関係に科学的根拠はないとの見解を出しており、学校のデジタル化に支障が生じないか懸念される。

      参考

      労働安全衛生総合研究所, "平成 30 年度 行政要請研究報告書「電磁波の健康影響に関する調査研究」", p.31, 令和元年7月,

      WHO は 2005 年 12 月に WHO ファクトシート 296「電磁過敏症」を発行し、「EHS には明確な診断基準がなく、EHS の症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません。その上、EHS は医学的診断でもなければ、単一の医学的問題を表しているかどうかも不明です。」という見解を示している。

        at 23:07 |
        2024/01/19

        神奈川の入試ネット出願システムの不具合が復旧

        google 

        神奈川の入試ネット出願システムで Gmail での受信が正常にできない現象が発生していた件が、やっと解決したようなのでメモ。

        こういう Google や Yahoo 等のフリーメールのサービスは日々 spam との戦を繰り広げているので、予告無しかつ不定期にフィルタリングのルールが変更されることがあり、メールが届かないと言われる送信側のシステム管理者にとっては常に頭痛の種です。Google は昨年、Gmail へのメール配信を行う場合のガイドラインを公表していて、実施が 2 月からに迫っていましたが、これとは関連関係ないはずです。

        自分でメール配信するサービスを作るときには SendGrid などのサービスを使うというのが現在のベストプラクティスだとは思っています。

        神奈川県公立高等学校入学者選抜インターネット出願システムの稼動状況について - 神奈川県ホームページ

        令和6年1月10日掲載(第1報)
        本システムからのメールの受信をする際、Gmailでの受信が正常にできない現象が発生しており、現在原因を調査中です。
        Gmailを利用されている方は、Gmail以外のメールアドレスの利用をご検討ください。
        利用者の皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。


          at 23:11 |
          2024/01/11

          共通テストに行く途中で痴漢にあった場合は追試験の対象になる

          undergraduate 

          週末は共通テストがあり、国公立受験をする受験生にとっては最初の関門ということになります。

          受験生は会場に遅刻できないということを逆手に取ってこれを狙った痴漢が出るという噂は以前から囁かれていました。これについて、今年から大学入試センターが出しているQ&Aで「やむを得ない事由として、追試験の対象者となる」ことが明確化されていました。もちろん被害が出ないことは重要ですが、こうやって正しい人がきちんと救済が受けられるようになることも必要ですよね。

          令和6年度大学入学共通テストQ&A | 独立行政法人 大学入試センター

          Q7 試験場に向かう途中に、事件に巻き込まれた場合や痴漢の被害にあった場合は、追試験の対象になりますか。
          A7 試験場に向かう途中に生じたやむを得ない事由として、追試験の対象となります。このような場合は、速やかに受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡を行ってください。


            at 20:59 |
            2024/01/09

            受験に数学なしのデータサイエンス?

            datascience  undergraduate 

            データサイエンス系の学科で受験に数学が必要ないものが、私大で約半数に上ることがニュースになっていたのでメモ。

            数学ができない学生を対象にデータサイエンティストを養成するのはどうなんでしょうね。
            個人的な感想では、文理融合って昔からあまりうまくいっている感じもしませんし。

            【入試最前線2024】数学なしでも 人気のデータサイエンス系、私大の半数で受験可能 - 産経ニュース

            データサイエンス系の学部は文理融合の学びを掲げ、文系の受験生も集めるため、受験科目に「数学」を含まない入試方式を設ける大学も少なくない。河合塾によると、私立大のデータサイエンス系学部・学科における昨春の一般選抜のうち、数学を選ばずに受験できる大学は約半数もあった。


              at 15:39 |
              2023/09/11

              来年度の科研費の計画調書をなんとか提出

              grant 
              科研費の研究計画調書 - 来年度の科研費の計画調書をなんとか提出

              科研費の計画調書の機関内締切りが迫ってきたので、急ピッチで計画調書を書き進めています。

              研究費は細く長くで良いので今回も種別は基盤研究(C)(一般)で出します。2018年2021年と連続して採択されたので、計画調書の書き方のコツのようなもの自体はある程度掴めてきてはいるのかなと思いますが、そんな小賢しいテクニックはちょっと脇に置いておくとして、今回は肝心のテーマがまだ完全に煮詰まりきった感じがしないんですよね。


                at 23:57 |
                2023/02/17

                H3 の打ち上げは発射直前に中止に

                jaxa  rocket 

                今日の午前中に打ち上げられる予定だった JAXA の次期主力ロケット H3*1 の試験機1号機ですが、残念ながら本日の打ち上げは直前で中止になってしまったようです。

                直前で中止というのは制御用機器が検知して自動停止したということなので、成功でないのは確かですが、再度やり直しできる状態なので単純に失敗ということでもなさそうです。ぜひ再チャレンジで成功させて欲しいと個人的には思いますが、そのあたりについて変な質問をした共同通信の質問が TL ではちょっとした炎上になっているようです。

                打ち上げ中止「H3」会見で共同記者の質問に批判相次ぐ ロケットを救った「フェールセーフ」とは(1/2 ページ) - ITmedia NEWS

                ロケットの自動カウントダウンシーケンスは予定通り開始され、メインエンジン「LE-9」が着火し正常に立ち上がったあと、ロケット下部(エンジン上部)に設置された1段制御用機器が異常を検知。SRB-3への着火信号を送らなかったことから、打ち上げ中止となった。なお、SRB-3側にも異常はなく、制御用機器が検知した異常そのものについては原因究明中という。


                at 22:07 |
                2023/02/16

                研究に ChatGPT を使うことの危険性

                ai  paper 

                Nature に掲載された「ChatGPT: five priorities for research」という記事がニュースになっていたのでメモ。

                ChatGPT は会話という意味では自然な回答を生成してくれますが、専門的なことやツッコんだことを聞くとイマイチだったりします。例えば僕のことについて聞いてみると「主にディープラーニングやニューラルネットワークについての研究をしている」みたいな根も葉もないことを平気で言ってきたりするので、研究とか調べ物についてはまだ信用できるレベルではないという感じです。そんな状況を感じ取っている人が世の中に自分だけではなかったということでちょっとホッとしました。

                「ChatGPT」の課題とオープンソースAIの必要性を訴える論考、Natureに掲載 - CNET Japan

                研究者らは「専門的な研究に会話型AIを利用すれば、誤り、偏見、盗用が持ち込まれる可能性が高まる」点をきわめて広範な危険として挙げ、「ChatGPTを利用する研究者は、誤りや偏りのある情報によって誤った方向に導かれ、そこから得た結論を自身の思考や論文に取り込んでしまう危険がある」と指摘した。


                  at 22:45 |
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