ビジネスで知り合った人達、地方のテレビ放送見るとあの頃を懐かしく思い出す。仕事関係なくなれば疎遠になるのは当然、ただ顔や名前は忘れても地名と社名だけは不思議と憶えている。孤軍奮闘のフリーランス、自分を必要とする企業は日本中に星の数程と言い聞かせ津々浦々駆け回ったものだ。
まだ脱サラ前の忘年会帰り、天神の裏通りで「天神の母」なる占い師に見てもらったことがある。天神の母曰く「貴方の手相は縁が去っていく運勢、されど新たな縁が次々と現れてくる!」。それから間もなく身内の死と離別、仕事上の別れも後絶たずプライベートでも、途切れた縁は数え切れないほど多い。
仕事柄、複数掛け持ちで期限もあり様々な人と出会っても一期一会で終わっていた。考えてみると顔ぶれ変われど縁の数は何時もほぼ一緒、出会えた分だけ得したような気がする。この先に現れる縁は僅かでも今ある縁を大切にしなければとつくづく思う。自分の中では離れた縁と繋がっている縁、始まる縁は総てが必然的!あの占い師の予言を今でも心のどこかで信じているのかも知れない。