島本浩也単語

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島本浩也（しまもと ひろや、1993年2月14日-）とは、奈良県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は阪神タイガースに所属。

概要

小学校1年から野球を始める。京都の福知山成美高校に進み、2年秋の近畿大会1回戦で吉川大幾・勧野甲輝を擁したPL学園に10奪三振1失点完投勝利を収め、注目を集める。しかし他部員の不祥事で対外試合禁止処分が下され、3年春・夏共に大会に出場できなかった。

2010年のドラフト会議で、阪神タイガースに育成2位で指名され育成選手として入団した。背番号は126。

阪神時代

プロ入り時は体重63kgと線が細かったこともあり、2年目までは二軍での実戦登板の機会自体が少なかった。2年目のオフ、台湾のウィンターリーグに派遣。14回2/3を投げて23奪三振、防御率0.61という好成績を挙げる。

2013年（3年目）にはオープン戦での登板機会を得るが、四球、ホームラン、四球で1死も取れずに降板、支配下登録のチャンスを逃した。オフに規定で自由契約となったが、再契約して残留となった。

2014年、開幕前に恥骨剥離骨折に見舞われるも1ヶ月で復帰。5月からは二軍で先発を任される機会が増え、フェニックスリーグで自己最速の146km/hをマークし、オフに支配下登録を勝ち取った。背番号は69。

2015年、初めて開幕一軍入り（阪神の育成出身選手では初）。中継ぎとして起用され、4月16日の中日ドラゴンズでプロ初ホールドを挙げた。しかし4月下旬からは何度か派手に打ちこまれ、その後は一軍と二軍の往復に。最終的には18試合の登板で防御率8.84。なお9月12日の広島東洋カープ戦では、延長12回裏にベンチの野手を使い切ったため、マウロ・ゴメスの代走として出場している。

2016年は先発として調整するが、オープン戦で結果を残せず開幕二軍。5月下旬にリリーフとして一軍昇格、7月24日の広島戦で5回2死1・2塁の場面で登板、丸佳浩を1球で抑えると、直後にチームが逆転して、1球勝利でのプロ初勝利を記録した（球団史上初）。23試合に登板、防御率3.65の成績を残す。

2017年は二軍で主に先発を務め、防御率1点台と好成績を残すが、一軍昇格なしに終わる。2018年はキャンプでサイドスローに挑戦しつつもすぐ上手投げに戻し、リリーフとして二軍でチーム3位の34試合に登板するも、一軍登板は春先の1試合のみだった。

2019年は前年二軍監督だった矢野燿大が一軍監督になったこともあってか、4年ぶりに開幕一軍入り。6月6日の千葉ロッテマリーンズ戦で1点リードの延長10回裏を抑えてプロ初セーブを挙げた。好投を続けて後半戦では勝ちパターンも任されるようになり、最終的には63試合に登板、4勝1セーブ11ホールド、防御率1.67だった。オフに左肘のクリーニング手術を受ける。

2020年は前年の手術から開幕直後に二軍で実戦復帰したが、左肘の張りですぐに再び離脱。そのまま肘の状態は上向かず、オフにトミー・ジョン手術を受け、リハビリのため育成契約となった。背番号は120。

2021年は前年の手術のリハビリに費やし、二軍でも登板なし。

2022年は5月に実戦復帰。二軍で5試合6回を零封し、6月21日に支配下登録に復帰した。背番号46。

2023年はプロ入り初の敗戦を記録するも、5月以降は一軍に帯同しリリーフ陣を支えた。35試合の登板で4勝2敗15ホールドだった。

2024年は33試合の登板で2勝1敗6ホールドだった。

プレースタイル・人物

直球の最速は150km/h。変化球はスライダー、フォーク、シュート、チェンジアップなどを投げる。

中学時代に所属していた橿原コンドルボーイズでバッテリーを組んでいた友人が、2009年の柳ヶ浦高校野球部バス横転事故で亡くなっている。プロ入り時には友人の母親から「初登板の試合を見に行きたい」という手紙を託された。

成績

• （2024年終了時点）

年度別投手成績

関連動画

関連項目

• プロ野球選手一覧
• NPB（日本プロ野球）
• 阪神タイガース
• 育成選手
• 西村憲　-　同じく阪神で投手ながら代走出場したことがある選手。
• 才木浩人　-　トミージョン手術により同時期に育成選手契約だった。