響ミソラとは、流星のロックマンのヒロインの一人である。CV:福圓美里
概要
主人公、星河スバルと同い年の少女である大人気ミュージシャン。
誕生日は8月2日。好きなものはとろけるクレープ。嫌いなものは足の多い虫。
ピンクのフード付きパーカーと短パンというボーイッシュな格好で、趣味は歌うことと料理。
だが前者はともかく後者の腕前は微妙らしい。
作中でFM星人ハープと遭遇。紆余曲折の末意気投合し、彼女の力を借りてハープ・ノートに電波変換するようになる。
上記の基本設定は原作ゲーム、アニメ版で共通しているが、性格に関してはそれぞれでかなり異なる。
ゲーム版で彼女がメインヒロインとして挙げられているのは、主人公スバルの最初のブラザーだからである。
ゲームのミソラ
流星(1作目)
初登場シーンはシナリオ3の冒頭で、突然いなくなったウォーロックを探すためにいつもの展望台に向かったスバルがミソラの音楽を聞いたところで出会った。
この頃からコダマタウンでは歌手として有名で、牛島ゴン太や最小院キザマロなどファンが多いのだが、自宅にいがちで流行に疎いスバルは素性を知らないまま、彼女と接していくようになる。
歌手を始めた理由は、病床の母親を励ますためで、彼女の勧めでオーディションを受けてデビューした。いつも背中にかけている愛用のギターも母親からプレゼントされたものである。
しかしミソラの歌を金儲けの道具としかみなしていないマネージャーの金田金太郎によって、次第に自分の思うように音楽活動ができなくなり、母親も病死。その悲しみと、目的を見失った彼女の気持ちを理解せず、金の為に歌わせようとするマネージャーへの怒りをFM星人ハープにつけこまれ、電波変換。FM星人の尖兵となりかける。
現れたロックマンと戦闘し、その後、同じように大切な人を失った悲しみを知っているスバルの説得により改心、ハープとも和解する。
自分と向き合うために引退のコンサートを行い、コンサートの後、父親の心の声を聞いたスバルからブラザーバンドを申し込まれ、泣きながらこれに快く応じる。こうしてミソラとスバルは互いに初めてのブラザーとなった。
以後、お互いに正体を知っているスバルとは戦いにおいて協力しあい、現実世界でも友達以上恋人未満的な関係が続いていく。
エンディングでは、同じくスバルに思いを寄せているもう一人のヒロイン白金ルナと女の戦いを繰り広げていた…。
ミソラがブラザーになっている間、ロックマンにはアビリティ「ファーストバリア」(バトル開始直後にバリアが張られる)と「アンダーシャツ」(致死量のダメージを受けてもHP1で耐える)が付加される。
流星2
前作と同じくシナリオ3から登場。引退してしばらくの後、歌手活動を再開したことを明かす。
歌の創作でしばらく外の空気を吸っていなかったようで、スバルに会いに来たのは、
デートに誘うためである(「こういうことに誘える男の子はスバルくんしかいないから」らしい)。
ロッポンドーヒルズの美術館でオーパーツなどの展示品を見学するさなか、スバルとともに事件に巻き込まれる。
事件後、携帯端末が変わったため再びブラザーバンドを結ぶ。
シナリオ3の終盤、ブライの生み出した異次元に引き込まれ、スバル達と離ればなれになってしまう。
シナリオ6にて仲間が見つけた手がかりを元にバミューダラビリンスにやって来たロックマンと再会するが、
「これ以上関わらないで」と突っぱね、突如ブラザーバンドを切ってしまう。
実は異次元に引き込まれた後、飛ばされた場所でオリヒメの側近エンプティーに「ロックマンに危害を加えたくなければ我々に協力しろ」と脅されていた。
実際に、ハープ・ノートにはバミューダラビリンスを突破する特別な能力を持っており、
エンプティーはそれを利用しようとしていたからである。
初めてのブラザーに裏切られたショックで前作冒頭と同じ状態(ウォーロック曰く「しょんぼりモード」)になってしまったスバルだったがルナの一喝により立ち直り、バミューダラビリンスにて、説得するため、やむを得ず、戦闘となる。戦闘後、説得に応じたミソラはオリヒメ一味に協力していた理由を語り、スバルにブラザーバンドをもう一度結んでほしいと頼む(再びブラザーになったとき、キズナリョクが50から80に増える)。
ラビリンス最深部でキズナの力を毛嫌いするブライに対してロックマンの身代わりとなり、重傷を負ってしまう。
シナリオ7、ラビリンス脱出後、ゴン太たちに病院に運ばれるが、世界中が混乱する状況の中、スバル達のもとに現れ、美術館でガイドから説明された「ほろびのぜんちょう」を思い出させ、オリヒメの唯一のブラザーであるエンプティーにも気をつけるよう伝えた。
流星3
シナリオ2から登場。いなくなったジャックを探すスバルを後ろから目隠しで襲い現れる(というイチャイチャプレイを早くもプレイヤーに見せつける)。久しぶりの電波変換でトランスコード004に認証される。ウェーブロード学校の屋上に向かい、主演のテレビドラマにエキストラとして出演してほしいとスバル達に依頼する。
撮影場所のオクダマスタジオに到着したスバル達にドラマで共演する同期のスズカを紹介する。スズカはミソラを目指すべき目標としている優しい性格の友人だが、マネージャーであるウィザード「アイス」には敵対心むき出しの態度を取られている。
ドラマ撮影後、久しぶりのコンサートに臨む。ミソラとロックマンへの復讐を企むダイヤ・アイスバーンの能力でコンサート会場の特設ステージが凍らされてしまうが、ファンを不安にさせないために、歌い続けた。
シナリオ3では、グラビア撮影の仕事でシーサーアイランドに来ており、偶然にも修学旅行で訪れていたスバル達と出会う。この後、ヒールウィザードにスバルの仲間たちの持ち物と共に、ポーチを盗まれてしまう。この時、取り返せる持ち物(委員長のハンカチ/ミソラのポーチ/ゴン太のTシャツ)を三択で選ぶイベントが発生する。
「ミソラのポーチ」を選んだ場合、ビーチでスバルと二人きりになるイベントが見られる。
それ以外を選んだ場合、バーベキューを一人(またはルナと一緒に)やけ食いするイベントが見られる。
スバル達がサテラポリスと関わるようになってからは、スバルやゴン太、暁シドウとともに「サテラポリス遊撃隊」に参加、電波変換できる数少ない人間としてディーラーに立ち向かう。
ディーラーのアジトでは大量のノイズに苦しめられながらも、健気にロックマンをサポートする。
ロックマンエグゼ オペレートシューティングスター
『ロックマンエグゼ』と『流星のロックマン』のクロスオーバー作品である『ロックマン エグゼ オペレート シューティングスター』にも登場。
新規シナリオのボス「クロックマン」にロールと共に誘拐されてしまう。
シナリオでは「S.S.ロックマン」同様、「ハープ・ノート」の姿のみの登場だが、「ミソラちゃん」と呼ばれる。
また、彼女の顔アイコンは今までのシリーズのものと異なり、新規作成されたものである。
アニメのミソラ
原作のような重い設定は無く、元気で活発な面が強調されている(これはゲーム版の初期設定が反映されたようである)。初登場時はハープに洗脳されており、その後もしばらくは彼女にだまされていたが、割りとあっさり和解した。
ちなみにアニメが放送された時点では制作スタッフが「ハープ・ノート」という名前を知らなかったらしく、劇中では「ハープ・シンガー」と名乗っている。その後の回では「ハープ・ノート」に修正されている。
FM星人との戦いでは、ロックマンがピンチになった時に助太刀するように登場することが多く、
この立ち回りは初代ロックマンシリーズのブルースを彷彿とさせる。
物語の終盤までロックマンの正体を知らなかった(一方でスバルは中盤の大量のウイルスとの戦いで意識を失い電波変換を解く場面に遭遇したので、ハープ・ノートの正体に気づいていた)。
ジェミニ・スパークに襲われロックマンに助けられた後、スバルの自宅で互いの素性を知り、アンドロメダとの最後の戦いに臨む。天地守からスターキャリアーを受け取った後、ゲーム版では無かったバトルカードを用いた戦闘を披露している。
電波変換できるようになったのをいいことにいきなり世界旅行に出かけてしまうなど行動はフリーダムで、一言で言えばたくましい性格となった。マネージャーである金田やキャンサーを振り回すなどゲーム版での力関係が逆転している。戦闘シーンも単独、共闘ともに多い。
ハープ・ノート
FM星人ハープとミソラが電波変換した姿。1,2ではボス、3,OSSではNPC。
ロックマン同様人間時から体型はあまり変化していないが、金髪になった髪や派手なピンクの衣装でそれなりに印象は異なる。
使用する技
- ショックノート(アンプを出現させ音符を発射する)
- マシンガンストリング(ギター状に変化したハープから弦を飛ばし敵を拘束する)
- パルスソング(様々なステータス異常をもたらす波状の音波)
- バトルカード(アニメ版終盤に使用、使用したカードは「プラズマガン」「リュウエンザン」
ハープ(FM星人)
ウォーロックと同じく、FMプラネットから地球にやって来た、こと座のFM星人。「ポロロン」が口癖。
金儲けの為だけに歌わせようとするマネージャーから逃げるミソラの元に現れ、
「アナタは 音楽を 力に変えることのできる 選ばれた人間」と評し、
彼女の孤独の心のスキマにつけこみ、「ハープ・ノート」に電波変換させる。
FM星人としての使命はウォーロック同様、どうでもよいらしく、
ミソラだけは守ってあげたいと考えており、ロックマンとの戦いに敗れたあとは、
すぐさまミソラと和解し、行動を共にするようになる。
FMプラネットにいた頃からウォーロックと旧知の仲のようで、
たびたび苦手を思っているウォーロックにちょっかいをかけることが多い。
『流星のロックマン3』では、携帯端末「ハンターVG」によってミソラのウィザードとなる。
ミソラのハンターVGによれば、彼女の役目は「ミソラのファッションチェック」などである。