新しい研究によれば、高齢者の心臓弁膜症の割合はこれまで考えられていたよりも高いことが判明した。60歳以上の4人に1人以上が未診断の心臓弁膜症を持っており、ほとんどが軽症である。心臓弁膜症は年齢とともに増加し、60歳以上の成人の28%以上が何らかの心臓弁膜症を持つ。この研究は「European Heart Journal-Cardiovascular Imaging」に掲載され、研究者は心臓弁膜症が年齢と強く関連していると指摘している。 研究は60歳以上の4,237人を対象に行われ、28.2%に心臓弁膜症が見つかった。中等症から重症の割合は2.4%だった。年齢が上がるほど心臓弁膜症の有病率が高くなり、85歳以上では53.6%に達した。心臓弁膜症の診断には心エコー検査が主に使用されるが、症状が軽いため見逃されることが多いと指摘されている。 今後、正確な有病率やより優れたスクリーニング方法の開発が必要とされている。( メディカルトリビューン ) -- 1/4とは、多いね。これ、無症候の人を全数治療していたら、医療保険制度がパンクするね。