キャンプや登山、バイクツーリングなどのアウトドアレジャーで活躍するクローズドセルマット。軽量で持ち運びやすいうえ耐久性が高いことから、多くのキャンパーが使用しています。しかし、キャプテンスタッグ・サーマレスト・モンベルなど多くのブランドやメーカーから販売されており、厚さや断熱性(R値)もさまざまで、どのように選べばよいか迷うのではないでしょうか。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のクローズドセルマット12商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのクローズドセルマットをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストなクローズドセルマットは「軽量で持ち運びしやすく、快適に睡眠できる商品」。徹底検証してわかったクローズドセルマットの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
Wilderness Risk Management Japan理事・日本アウトドアネットワーク会員。約20年間野外教育施設で活躍。その後アウトドアコンサルタントとして企画・開発をはじめ、自然環境やアウトドア活動に関する豊富な知識と経験を活かし、チームビルディング・教育研修も行う。アウトドアギアの商品検証や、自治体の青少年育成事業の講師などもつとめる。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
クローズドセルマットを選ぶうえで最初に気になるのは、寝心地がよいかどうか。そこで、mybestのキャンプ経験がある男女5人が実際にクローズドセルマットの上に横になり、「柔らかさ」「底つき感の少なさ」「寝返りのしやすさ」の3つをチェック。十分な厚みがあり底つき感が少ないうえ、柔らかくて寝返りが打ちやすいものを高評価としました。
寒い環境で使う場合、底冷えしていると快適に睡眠できません。そこで実際に、保冷剤をクローズドセルマットの下に置いて上から圧力をかけ、断熱性の検証を行いました。各商品の上下の端から20cm内側の場所に2つの保冷剤を設置し、5kg・20kgの重りを乗せて1時間放置。2点の表面温度を計測し、温度が高く底冷えを防いでいるものを高評価としました。なお、人間がマットに横になったときに部分的にかかる圧力を想定して5kgと20kgの重さを想定しています。
ザックに取りつけて持ち運んだり、車やバイクの荷台に積んだりするクローズドセルマットは、できる限りコンパクトで軽量なものを選びたいところ。そこで、重量をはかり収納サイズの体積を算出し、軽量で小さくまとまり持ち運びやすいものを高評価としました。
クローズドセルマットのなかには、快適に使えるように工夫がされているものがあります。そこで、以下のポイントをチェックして、寝心地がよくなる工夫があり、準備や片付けがしやすいものを高評価としました。防水素材か収納ケースの有無ゴムバンドの有無片面の熱反射加工の有無
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新商品の発売情報をリサーチした結果、検証しランキングに追加すべき商品はありませんでした。
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クローズドセルマットは、空気を入れる必要がなく、パッと広げるだけで使える耐久性が高いアウトドア用マットです。キャンプや登山などで、寝袋の下に敷いて使用します。ほかのマットとは違い、軽量なうえ準備や片付けをする手間がかからないので、どんな場所でもすぐに使えるのが魅力です。
クローズドセルマットは傷や汚れに強く耐久性が高い点もメリットのひとつ。防水性のあるポリエチレン素材でできていることが多く、雨天で地面が濡れていたり飲み物をこぼしたりしてもお手入れしやすいといえます。また、クッション性や断熱性が高いモデルは、登山や冬のキャンプなどの過酷なシーンでの使用にも向いています。
ほかのタイプのマットより薄いので、寝心地が劣る点や収納サイズがやや大きい点はデメリットですが、とにかく軽量で準備の手間がなく初心者から上級者まで簡単に使えるクローズドセルマット。キャンプや登山、バイクツーリングなどで、できるだけ荷物を軽くしたいソロキャンプ好きな人におすすめのマットといえます。
クローズドセルマットの1種でもあり、ホームセンターなどでも購入できる発泡剤を使用した銀マットを使用している人もいると思いますが、薄くクッション性が低い傾向があります。よりクッション性や寝心地を重視する人は、厚さのあるクローズドセルマットに買い替えるとよいでしょう。
クローズドセルマットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
クローズドセルマットを購入するときに、最初に気になるのは寝心地のよさ。寝心地のよいクローズドセルマットを求めるなら、厚さと素材をチェックしましょう。寝心地がよい商品を選ぶと、快適に睡眠できますよ。
まずチェックしたいのは、寝心地に大きく影響するマットの厚さです。寝心地の検証の結果、厚さが2cm以上のものは地面の硬さを感じにくく、うつ伏せになって肘をついたり圧力をかけたりしても痛くなりにくいといえます。
一方で、厚さが1.2cm以下のものは、仰向けで寝ていても地面の硬さが伝わりやすく、圧力をかけると底つき感がありました。長い時間うつ伏せで肘をついたときは、肘に負担がかかる場合も。
地面が凸凹なキャンプ場でも快適に寝たい人は、厚さは2cm以上を目安に選ぶようにしましょう。
よい寝心地を求めるために、大事なのは厚さだけではありません。柔軟性と弾力性のある素材だと快適な睡眠につながるので、素材もしっかりチェックしましょう。
多くのクローズドセルマットは、素材にポリエチレン(プラスチックの1種で炭素と水素だけの高分子化合物)が使われています。そのポリエチレンのなかでも、特におすすめの素材がEVAフォーム。EVAフォームは、ポリエチレンよりも柔軟性と弾力性に優れたソフトな素材です。
実際に横になってみると、EVAフォームで作られているマットはただ柔らかいだけでなく、しっかり体を支えており安心感がありました。また、ほどよい反発力があり表面の凸凹が気にならない印象です。
初心者から上級者まで、素材がEVAフォームのクローズドセルマットを選ぶと、ストレスがない快適な睡眠につながるでしょう。
寒い環境でも使用するなら、できる限り底冷えを防げるものを選びたいところ。しかし、メーカーや商品によって使っている素材や厚さはさまざまで、断熱性を表すR値が記載されていないものも少なくありません。一体どれが断熱性に優れているのかと思った経験があるのではないでしょうか。
今回の検証で高い断熱性を示していたのは、山と道の「UL Pad 15+」でした。保冷剤をマットの下に置き、マットの上から1時間圧力をかけたあとでも平均表面温度は18℃をキープ。ほかの商品と比べても断熱性の差は一目瞭然です。
また、今回の検証で、断熱性の高さは素材や厚さだけでは判断が難しいことがわかりました。なかには、厚さが2cmあっても平均表面温度は5〜6℃にまで下がるものも。各商品の平均表面温度についてはランキングで詳しく説明しているので、参考にしてくださいね。
R値が高ければ高いほど底冷えを防げます。R値を記載しているものは少ないですが、断熱性のひとつの指標となるので、記載されているものは参考にするとよいでしょう。私はR値が6.0のものを使用していますが、真冬の凍っている地面でも底冷えせずに問題なく使用できますよ。
クローズドセルマットにはロール式と折りたたみ式の2つがありますが、収納サイズに大きな差はありません。軽量なものほど持ち運びやすいため、購入前にしっかりチェックしましょう。
しかし、重量は商品によって差があり実際に計測したところ、200gのものから500gのものまでと、その差は約300gありました。重量が300g以下のものを選ぶと、ザックに取りつけても持っている感覚がないほどストレスフリーで持ち運べるでしょう。
できるだけ荷物を減らしてソロキャンプや登山をしたい人は、300gのものを目安にして選ぶのがおすすめです。
クローズドセルマットはザックの上部や外側に取りつけて持ち運ぶことが多いですが、登山やハイキングなど長い移動を伴うアウトドアレジャーでは、ザックの背当て(インナークッション)として使う人もいます。そのような場合は持っているザックの大きさを確認し、折りたたみ式を選ぶと使いやすいでしょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||
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寝心地 | 断熱性 | 携行性 | 機能性 | タイプ | 素材 | 展開時幅 | 展開時奥行 | 収納時幅 | 収納時奥行 | 収納時高さ | 厚さ | 重量 | 断熱性(R値) | 収納ケース | ゴムバンド付き | 片面の熱反射加工 | マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | |||||||
1 | THERMAREST(サーマレスト) THERMAREST|Zライトソル | ![]() | 5位 | ほどよい柔らかさで地面の硬さを軽減!寝心地にこだわるならコレ | クローズドセルタイプ | 軽量EVAフォーム | 183cm | 51cm | 51cm | 13cm | 15cm | 2cm | 410g | 2.0 | 6.65℃ | |||||||||
2 | 山と道 UL Pad 15+ | ![]() | 断熱性は圧倒的No.1。冬にも登山やキャンプをする人向け | クローズドセルタイプ | XLPEフォーム | S:100cm/L:175cm/XL:200cm | 50cm | 50cm | 20cm | 50cm | 1.3cm | S:113g/L:198g/XL:226g | 不明 | 不明 | 18.2℃ | |||||||||
3 | パール金属 CAPTAIN STAG|EVAフォームマット|M-3318 | ![]() | 1位 | コンパクトで持ち運びやすい!登山・ツーリングする人はこれ | クローズドセルタイプ | 発泡ポリエチレン、EVA樹脂 | 182cm | 56cm | 56cm | 12.5cm | 13cm | 約2cm | 約270g | 不明 | 不明 | 5.85℃ | ||||||||
4 | Mozambique(モザンビーク) Mozambique|アルミナムフォーム | ![]() | 6位 | 断熱性はやや物足りないが、底つき感が少なく機能が豊富 | クローズドセルタイプ | XPEフォーム | 183cm | 56cm | 56cm | 13cm | 12cm | 2cm | 500g | 2.6 | 7.65℃ | |||||||||
5 | ハイランダー XPE 折りたたみレジャーマット カーキ | ![]() | 軽量で楽に持ち運べるが、厚さが物足りず地面の硬さを感じた | クローズドセルタイプ | 発泡ポリエチレン | 187cm | 56cm | 60cm | 15cm | 11.5cm | 2cm | 283g | 不明 | 不明 | 7.8℃ | |||||||||
5 | モンベル mont-bell|フォームパッド 180|#1124825 | ![]() | コンパクトで持ち運びやすいが、下からの冷気が伝わりやすい | クローズドセルタイプ | ポリエチレンフォーム | 181cm | 51cm | 51cm | 15cm | 11cm | 1.6cm | 395g | 1.5 | 不明 | 5.85℃ | |||||||||
7 | NEMO スイッチバック レギュラー |NM-SWB-R | ![]() | 4位 | コンパクトで収納スペースは取らないが、断熱性が物足りない | クローズドセルタイプ | ポリエチレン | 183cm | 51cm | 51cm | 13cm | 14cm | 2.3cm | 415g | 不明 | 5.95℃ | |||||||||
8 | ライズクリエイション アウトドアマット|Y0724 | ![]() | やや寝返りが打ちづらく、冷気が伝わり底冷えが気になった | クローズドセルタイプ | IXPEフォーム | 186cm | 56cm | 56cm | 13cm | 12cm | 2cm | 410g | 不明 | 2.7℃ | ||||||||||
9 | エバニュー EVERNEW|XPE Camp mat|EBA550 | ![]() | 8位 | 下からの冷気が伝わりやすく、マットの厚さも物足りない | クローズドセルタイプ | ポリエチレン | 185cm | 56cm | 56cm | 16.5cm | 12.4cm | 1.2cm | 395g | 不明 | 不明 | 7.65℃ | ||||||||
10 | Y.H.S SOOMLOOM|レジャーマット | ![]() | 2位 | 便利な機能が充実しているが、寝心地と断熱性はいまひとつ | クローズドセルタイプ | 表側:アルミ/裏側:IXPE | 55cm | 183cm | 56cm | 13cm | 11.5cm | 1.8cm | 410g | 不明 | 3.7℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 軽量EVAフォーム |
展開時幅 | 183cm |
展開時奥行 | 51cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 410g |
良い
気になる
マットレスやブランケットなどを中心に、アウトドア用の睡眠グッズを取り扱うブランド、THERMARESTの「Zライトソル」。独自の熱反射板であるサーマキャプチャーを使用し、熱を体に反射する構造と謳っています。
EVAフォームにより、ほどよいクッション性と反発力があるので、底つき感はなくしっかり体を支えられました。うつ伏せになって肘をついたり荷重をかけたりしても、凸凹部分が沈み込みすぎないので痛くならず、地面の硬さが伝わりにくい印象です。
断熱性について、平均表面温度は6.65℃と平均よりやや低い結果に。厚さは2cmありますが、凹んでいる部分に冷気が残っており、手を押しつけると少しひんやりと感じました。
重量・サイズともに平均的で、持ち運びにそれほど負担はかからないでしょう。しかし、ゴムバンドや収納ケースがないので、持ち運んだり保管したりするときには工夫が必要です。
機能面では、EVAフォームのため防水性に優れている点はメリット。また、片面に熱反射加工がされているため、寒いときは上側にすると保温性が上がり、暑いときは下側にすると地面からの熱を遮断できるなど、シーンによって使い分けられます。
ほどよい柔らかさと反発力で体を支えられるうえ、底つき感がなく地面の硬さを和らげられるクローズドセルマット。登山など凸凹な地面が多い環境でも、寝心地にこだわりたい人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 2.0 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 6.65℃ |
サーマレスト Zライトソルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | XLPEフォーム |
展開時幅 | S:100cm/L:175cm/XL:200cm |
展開時奥行 | 50cm |
厚さ | 1.3cm |
重量 | S:113g/L:198g/XL:226g |
ハイキングを通じて感じた本当に必要な道具を形にしていくをモットーに、ハイキング用品を数多く製造・販売している、山と道の「UL Pad 15+」。化学発泡剤未使用の環境にやさしいクローズドセルマットで、サイズはS・L・XLを展開しており、今回はLサイズで検証しています。
形状がフラットなので、背中に当たった感触がやさしい印象でほどよく沈み込みました。しかし、厚さが1.3cmと薄く、圧力をかけたときに地面を感じやすいといえます。横幅もやや狭いので、人によっては窮屈に感じるかもしれません。
一方で、断熱性の検証では平均表面温度は18.2℃と、高い断熱性を発揮。表面を手で触ると冷たさはほとんどなく、むしろやや温かく感じました。真冬の冷たい地面でもこのマットを使用すれば、底冷えすることなく快適に寝られるでしょう。
重量は198gと非常に軽量で、持っている感覚がないほどストレスフリーに持ち運べる点はメリット。収納サイズはやや大きいので、自宅で保管するときはスペースを取りそうです。
また、機能面ではゴムバンドや収納ケースはなくややかさばるので、持ち運びや保管には工夫が必要。しかし、XLPEフォームなので水に強く非吸水性があり、雪や濡れた地面の上で使用しても水が浸透しにくい点はメリットといえます。
とにかく軽量で、断熱性は群を抜いていたクローズドセルマット。冬にも登山やキャンプをする人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 18.2℃ |
山と道 UL Pad 15+をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 発泡ポリエチレン、EVA樹脂 |
展開時幅 | 182cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 約2cm |
重量 | 約270g |
ハウスウェアを中心に、ニーズに合わせた商品を企画開発しているパール金属の手掛けるアウトドアブランド、キャプテンスタッグの「EVAフォームマット」。商品名のとおりEVAフォームを使用したクローズドセルマットで、波型の凸凹が特徴の商品です。
ほどよいクッション性がありソフトな素材なので、体へのフィット感は良好です。また、沈み込みすぎないので、寝返りが打ちやすいといえます。しかし、肘をついたり膝立ちしたりするなど、一点に圧力をかけると底つきを感じやすいので注意が必要です。
断熱性の検証では平均表面温度が5.85℃とやや低い結果に。圧力をかけるとひんやりと感じるので、冬に使う場合は厚手の寝袋と併用したりマットを2枚敷いたりするなど対策するとよいでしょう。
重量は約270gと軽量でコンパクトにまとまるため、ストレスなく持ち運べるといえます。また、自宅に保管するときも、ちょっとしたスペースに収納できるでしょう。
機能面では、EVAフォームのため防水性があり、雨天時や飲み物をこぼしたときでもサッと拭きやすい点はメリット。しかし、熱反射加工がなく、断熱性をより向上させるための工夫は見られませんでした。
コンパクトで持ち運びやすいうえ、クッション性があり体にフィットしやすいクローズドセルマット。できるだけ荷物を減らして登山やバイクツーリングをしたい人におすすめの商品です。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 5.85℃ |
キャプテンスタッグ EVAフォームマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | XPEフォーム |
展開時幅 | 183cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 500g |
アウトドア用の睡眠グッズを中心に、キャンプ用品を幅広く販売している、Mozambique(モザンビーク)の「アルミナムフォーム」。約5年の使用に耐える高性能設計と謳っている、ECサイトで売れ筋の商品です。
厚さが2cmあるので、圧力をかけても底つき感はありませんでした。全体的にやや硬い素材で、ふんわりとした柔らかさというよりも、しっかりと体を支えている印象です。しかし、素材がやや硬い分、人によっては凸凹が気になる可能性があるといえます。
断熱性の検証では平均表面温度は7.65℃と、手で触ると少しひんやりと感じました。冬でも使用したい場合は、厚手の寝袋と併用するとより底冷えが和らぐでしょう。
収納サイズは比較的コンパクトにまとまるため、ちょっとしたスペースに保管できそうです。一方で重量は500gとクローズドセルマットのなかでは重く、人によっては持ち運びにわずらわしさを感じるかもしれません。
機能面では収納ケースがあるため、持ち運んでいるときに傷や汚れがつきにくい点はメリット。また、片面のアルミ加工により、シーンによって面の使い分けができるのはうれしいポイントです。
断熱性(R値) | 2.6 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 7.65℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 発泡ポリエチレン |
展開時幅 | 187cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 283g |
手頃な価格のアウトドア用品全般を開発・販売しているハイランダーの「XPE 折りたたみレジャーマット カーキ」。防水性のあるXPE(発泡ポリエチレン)素材を使用したクローズドセルマットで、横幅が60cmと広めに作られています。
凸凹にゴツゴツ感がなく、気になりにくい点はメリット。しかし、マットの厚さは1cmと薄くクッション性も少ないため、仰向けで寝たりうつ伏せで肘をついたりすると地面の硬さが伝わりました。長時間同じ体勢で過ごすには、あまり向いていないといえます。
断熱性の検証では平均表面温度は7.8℃と、圧力をかけるとややひんやりと感じました。より底冷えを防ぐには、厚手の寝袋と併用するとよいでしょう。
収納サイズは平均的ですが重量は283gと非常に軽量なため、ザックに取りつけて持ち運んだり片手で持ち運んだりしても負担にはなりにくいといえます。
機能面では収納ケースはありませんが、ゴムバンドがあるのでかさばりにくい点はメリット。しかし、熱反射加工はなく、気温やシーズンに合わせた面の使い分けができません。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 7.8℃ |
Hilander XPE 折りたたみレジャーマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | ポリエチレンフォーム |
展開時幅 | 181cm |
展開時奥行 | 51cm |
厚さ | 1.6cm |
重量 | 395g |
国内の有力な登山ブランドであり、海外にも多くのファンがいるモンベルの「フォームパッド 180」。R値が1.5で3シーズン(春・夏・秋)の使用を推奨しており、4つのサイズから選べます。
素材にクッション性は少なく、全体的にやや硬い印象です。人によっては仰向けで寝ているときに、マットそのものの凸凹が骨に当たり気になる可能性も。しかし、圧力をかけても底つき感がなかった点はメリットです。
断熱性の検証では、平均表面温度は5.85℃とやや低い結果に。凸部分に冷気が伝わりやすく手で触るとひんやりしたため、冬でも使用したい場合は厚手の寝袋と併用するとよいでしょう。
重量は平均的ですが、折りたたむと非常にコンパクトにまとまります。ザックに取りつけて持ち運びやすいうえ、自宅で保管するときもちょっとしたスペースに収納できそうです。
機能面では、ポリエチレンフォームのため水に強い点はメリット。また、ゴムバンドはついていませんでしたが収納ケースがついているため、持ち運んでいるときに汚れや傷がつくのを防げるでしょう。
断熱性(R値) | 1.5 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 5.85℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | ポリエチレン |
展開時幅 | 183cm |
展開時奥行 | 51cm |
厚さ | 2.3cm |
重量 | 415g |
アウトドア用品を幅広く手掛け、個性的な商品を数多く開発しているNEMOの「スイッチバック レギュラー」。片面には、体の体温を反射させるためのサーマフィルム加工が施されたクローズドセルマットで、硬さの異なる2層のフォームで作られています。
ほどよい柔らかさと反発力があり、しっかり体を支えてくれた点はメリット。地面の硬さも伝わりにくい印象です。しかし、凸凹部分の形が大きかったり小さかったりするので、人によっては体に当たる感触が気になる可能性があります。
断熱性の検証では平均表面温度は5.95℃とやや低い結果に。マットの凹み部分が大きく、下からの冷気が伝わりやすい印象です。
重量は平均的ですがコンパクトにまとまるので、ザックに取りつけやすいといえます。自宅で保管するときもそれほどスペースを取らないでしょう。
機能面では、ポリエチレン素材のため水に強く雨天時でも使えるうえ、飲み物をこぼしてもサッと拭きやすいといえます。また、片面のサーマフィルム加工によって表裏の使い分けができる点もメリットです。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 5.95℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | IXPEフォーム |
展開時幅 | 186cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 410g |
主に自社のアウトドアブランド商品を企画から製造・販売まで行う、ライズクリエイションの「アウトドアマット」。IXPEフォームを使用しているクローズドセルマットで、長さが約186cmと長めに作られています。
柔らかさは少ないものの厚さが2cmあるので、圧力をかけたり肘をついたりしても底つき感がほとんどない点はメリットです。しかし、折りたたんだ状態に戻る力が強いので、やや寝返りの打ちづらさを感じました。
断熱性の検証では平均表面温度は2.7℃と低い結果に。凸凹部分の境目まで冷気が伝わっており、手で触るとひんやり冷たく感じました。
重量は410gと平均的ですが比較的コンパクトにまとまるため、持ち運びにわずらわしさを感じることは少ないでしょう。
一方で、機能面ではIXPEフォームなので防水性があり、雨天時でも使用できる点はうれしいポイント。また、片面にアルミ加工があるため、夏は下側・冬は上側にすることで、より快適に過ごせるでしょう。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 2.7℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | ポリエチレン |
展開時幅 | 185cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 1.2cm |
重量 | 395g |
登山用のクッカーを中心に、日本の山に合った日本人のための登山道具を作り続けている、エバニューの「XPE Camp mat」。素材にポリエチレンを使用しているクローズドセルマットで、カラーは2色を展開しています。
マットの厚さは1.2cmと薄いため、仰向けの状態でも地面の硬さが伝わりました。素材は柔らかいものの、体を支えるような反発力は少ない印象です。また、人によっては圧力をかけたり長時間肘をついたりすると、痛みを感じる可能性もあるといえます。
断熱性の検証では平均表面温度は7.65℃と、圧力をかけるとややひんやりと感じました。真冬のキャンプで使用する場合は、厚手の寝袋と併用すると底冷えは和らげるでしょう。
重量は平均より軽いものの収納サイズがやや大きく、小さいザックだと取りつけにくく感じる可能性があります。
機能面では、ポリエチレン素材のため水に強い点はメリット。また、収納するときにゴムバンドがあるのでまとめやすいといえます。しかし、熱反射加工がなく、シーズンによって面の使い分けができません。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | 不明 |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 7.65℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | 表側:アルミ/裏側:IXPE |
展開時幅 | 55cm |
展開時奥行 | 183cm |
厚さ | 1.8cm |
重量 | 410g |
良い
気になる
一方、断熱性は低め。マットの下に保冷剤を置いて圧力をかけたところ、頭部付近の表面温度は3.8℃、腰部は3.6℃とかなり冷たくなりました。手を触れるとひんやりと感じ、真冬のキャンプでは底冷えする可能性があります。
寝心地もいまひとつ。試したモニターからは、「マットが薄くクッション性が少ない」「お尻や頭に底つき感を覚えた」との声が挙がりました。素材が硬く凹凸を感じるほか、反発感が少なく寝返りを打ちにくいでしょう。
収納時のサイズは、幅56×奥行き13×高さ11.5cmとコンパクト。重量は410gあるため軽いとはいえませんが、小さくまとまりザックに取りつけて運びやすいでしょう。とはいえ、肝心の寝心地はいまひとつなので、昼寝程度の短時間の使用なら検討してもよさそうです。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 3.7℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | XPEフォーム |
展開時幅 | 182cm |
展開時奥行 | 57cm |
厚さ | 1.8cm |
重量 | 480g |
国産のアウトドアメーカーとして、さまざまな商品を手掛けているWAQの「キャンプマット 1人用」。耐久性に優れているXPE素材を使用したクローズドセルマットで、1年間のメーカー保証がついているECサイトで売れ筋の商品です。
マットは全体的に硬い印象で、クッション性は低いといえます。その分、底つき感はほとんどありませんが、寝返りを打ったり圧力をかけたりすると凸凹が気になりました。人によっては、骨に当たって痛みを感じる可能性も。
また、断熱性の検証では平均表面温度は3.95℃と低い結果になりました。寒い時期に使用する場合は、厚手の寝袋と併用するとよいでしょう。
収納サイズは平均的で、自宅の収納スペースはそれほど取らないといえます。しかし、重量が480gとクローズドセルマットのなかではやや重く、人によっては持ち運びにわずらわしさを感じる可能性も。
一方で、機能面では最高評価を獲得しました。XPE素材のため吸水・吸湿性が少なく水洗いが可能な点はメリット。また、ゴムバンドと収納ケースがついているので、かさばらずに保管できそうです。片面のアルミ加工は、シーズンによって面を使い分けることで、より快適に過ごせるでしょう。
断熱性(R値) | 不明 |
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収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 3.95℃ |
タイプ | クローズドセルタイプ |
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素材 | IXPE素材、アルミフィルム |
展開時幅 | 186cm |
展開時奥行 | 56cm |
厚さ | 2cm |
重量 | 430g |
「ワクワクで世界を変える」をコンセプトに幅広い分野の商品開発を行う、Fun Standardの自社ブランド・PYKES PEAKの「キャンプマット プロ」。耐久性に優れているIXPE素材を使用したクローズドセルマットで、カラーは3色とサイズの違いからノーマル・プロを選べます。
マットは全体的に柔らかさよりも反発力が強く硬い印象です。人によっては仰向けで寝ているときに、マットそのものの凸凹が気になる可能性も。その分、圧力をかけたときに底つき感は少ないものの、長時間同じ体勢で過ごすにはあまり向いていないといえます。
また、断熱性の検証では平均表面温度は1.65℃と低い結果に。冷気が伝わりやすく、手で触るとひんやり冷たく感じました。真冬のキャンプで使用する場合は、厚手の寝袋と併用するとよいでしょう。
収納サイズは平均的なため、収納スペースを確保するのはそれほど困らないといえます。しかし、クローズドセルマットのなかではやや重いので、人によっては持ち運びにわずらわしさを感じる可能性があるでしょう。
一方で、機能面では高評価を獲得。IXPE素材を採用しているため防水性が高く、雨に濡れたり飲み物をこぼしたりしてもサッと拭き取れるでしょう。片面にアルミ加工が施されているので、シーズンにあわせて表裏を使い分けられる点もメリットです。
断熱性(R値) | 2.2 |
---|---|
収納ケース | |
ゴムバンド付き | |
片面の熱反射加工 | |
マットの平均表面温度(下から冷やした1時間後) | 1.6℃ |
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のクローズドセルマット12商品をすべて集めて、どれが最もおすすめの商品かを検証しました。なお、マイベストでは寝心地がよいうえ底冷えをしっかり防ぐ断熱性があり、多機能で持ち運びやすい商品を優れたクローズドセルマットと定義しています。
上記の商品を探すため、以下の4項目の検証を行いました。
検証①:寝心地
検証②:断熱性
検証③:携行性
検証④:機能性
今回検証した商品
クローズドセルマットを選ぶうえで最初に気になるのは、寝心地がよいかどうか。そこで、mybestのキャンプ経験がある男女5人が実際にクローズドセルマットの上に横になり、「柔らかさ」「底つき感の少なさ」「寝返りのしやすさ」の3つをチェック。十分な厚みがあり底つき感が少ないうえ、柔らかくて寝返りが打ちやすいものを高評価としました。
寒い環境で使う場合、底冷えしていると快適に睡眠できません。そこで実際に、保冷剤をクローズドセルマットの下に置いて上から圧力をかけ、断熱性の検証を行いました。
各商品の上下の端から20cm内側の場所に2つの保冷剤を設置し、5kg・20kgの重りを乗せて1時間放置。2点の表面温度を計測し、温度が高く底冷えを防いでいるものを高評価としました。
なお、人間がマットに横になったときに部分的にかかる圧力を想定して5kgと20kgの重さを想定しています。
ザックに取りつけて持ち運んだり、車やバイクの荷台に積んだりするクローズドセルマットは、できる限りコンパクトで軽量なものを選びたいところ。そこで、重量をはかり収納サイズの体積を算出し、軽量で小さくまとまり持ち運びやすいものを高評価としました。
クローズドセルマットのなかには、快適に使えるように工夫がされているものがあります。そこで、以下のポイントをチェックして、寝心地がよくなる工夫があり、準備や片付けがしやすいものを高評価としました。
キャンプ中や登山中の睡眠の質をよりよくするなら、寝袋やカバーもチェックしましょう。寝袋やカバーについては以下のリンクで詳しくご紹介していますので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
用意するものが多いキャンプでは、どの商品を選べばよいか迷う人も多いでしょう。マイベストおすすめのアイテムを紹介しているので、気になる人は確認してくださいね。
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1位: THERMAREST(サーマレスト)|THERMAREST|Zライトソル
2位: 山と道|UL Pad 15+
3位: パール金属|CAPTAIN STAG|EVAフォームマット|M-3318
4位: Mozambique(モザンビーク)|Mozambique|アルミナムフォーム
5位: ハイランダー|XPE 折りたたみレジャーマット カーキ
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