> って事は 蒸留酒でも きっちり脂肪として蓄えられちゃうんですね・・・。
ちょっと違うんです。
食事やおつまみ、清酒に含まれる糖質は、食べるといったん肝臓に蓄えられてから、
脳と全身の細胞に配られます。
肝臓は糖質を100gまで貯蔵することができます。
糖質のカロリーは1gあたり4Kcalですから、肝臓は糖質を400Kcalまで蓄えることができます。
ところが、もしも、一度に400Kcal以上のご飯やおつまみ、お酒を飲むと、
肝臓に入りきれなかった糖質は行き場がなくなり、体脂肪組織に取り込まれ、脂肪になって貯蔵されます。
すなわち、体脂肪になって太ります。
一方、アルコールは、人体にとってたいへん有害な物質ですから、血液中にアルコールが入ってくると、
肝臓はすべての作業をストップしてアルコールの解毒にかかりっきりになります。
肝臓内には何種類かのアルコールを分解する酵素があって、アルコールをアセトアルデヒドに変え、
無害な酢酸に変換し、最終的に2酸化炭素と水に分解して排泄します。
糖質の場合は、余れば脂肪になって体脂肪に貯蔵されますが、
アルコールの場合は、汗と熱と小便になるので、体脂肪になることはありません。
それでは、アルコールはいくら飲んでも太らないかというとそうではありません。
肝臓がアルコールの解毒にかかりっきりになっている間は、肝臓に蓄えられるべき糖質の
行き場がないので、体脂肪組織に直行し、体脂肪になります。
このため、長時間の飲酒では低血糖になりますし、長時間の飲酒のあとのラーメンが美味しいのは、
肝臓内が空っぽになっているためです。
> 醸造酒よりカロリーの高いものもあるんですがカロリーと糖質って比例しないんですか??
純米酒 100g中には、12.8gのアルコールと3.6gの糖質が含まれています。
アルコール1gのカロリーが7Kcalで、糖質1gのカロリーが4gですから、
純米酒100gの熱量は、12.8 * 7 + 3.6 * 4 = 104Kcalとなります。
一方、アルコール度25%の焼酎100gには、アルコールが20.7gが含まれていて、糖質はゼロです。
アルコール1gのカロリーが7Kcalですから、乙種焼酎のカロリーは20.7 * 7 = 146Kcalです。
アルコールのカロリーは糖質の約2倍ですから、糖質の含有量よりも
アルコール度数の高い酒の方が、カロリーが大きくなります。
お礼
diet7さま。 とってもわかりやすい回答 ありがとうございました。 ひとくくりにカロリーと言っても 糖質のカロリーと アルコールのカロリーとは別のものなんですね~。
補足
お礼が 遅くなって 大変申し訳ございません。 初めての質問で このようなお礼をしないと 質問を締め切ることができない事すら知りませんでした。 戴いた回答は 仕事に 大いに役立てております。 本当に ありがとうございました。