タイトル通り、FGO2部5章前半やってやるせない気分になったという愚痴です。
誰かを説得しようと思って書いてないということは予めご了承ください。
人によってはすごく楽しめたとか、また評価の分かれる章であることは把握しています。
もし自分は楽しんだという方は、気分を損なわないためにこの先は読まないことをおすすめします。
アトランティス、なんだかなあが多い章だった。
ギリシャ神話をFGOのパーツに過ぎない要素として扱って差し支えない、そういう姿勢が気にならないなら面白いのかもしれない。
しかし汎人類史側のサーヴァント、しかもギリシャ神話の英雄が元の世界の神々について「人間臭すぎて不自然」みたいなこと言い出すのはマジでなんだかな。
敵側参戦したキャラの人格崩壊が激しい割に「敵役が必要だったから」以上の意味を感じない。
反転トリスタンは好きだけど……ケイローンやオデュッセウスは名前が同じだけで原作とは関係ないキャラになっている感じだけど、どの程度フォローされるのこれ。
極めつけはポセイドン。ドレイクにキレ続けるだけの壊れた機械というだけの存在にされるのって尊厳破壊すぎひんか。
いやまあ、1部中盤とかも歴史破壊酷かったけど、あの頃は他愛ない話の範囲だったからまだ許容できた。でもきのこ節全開な世界観の核心で原作レイプはちょっと。
4章ユガは神話的な要素を活かしつつキャラの物語としても綺麗にまとまっていたと思う。気にしすぎなのかもしれないが落差がすごすぎてついていけない。
ストーリー展開的にもなんだかなあ。
開幕早々敵の圧倒的な技術力を見せつけられるけど、だったら冒頭のノーチラス改造云々の説明いらんやろ。いらん話に手数を使いすぎ。
それだけ絶体絶命を煽っておきながら、派閥構造が分からない、相手の正体も本当には分からない段階で得体の知れないナノマシンを体に取り込むサーヴァント達の行動にかなり疑問。
治療も能力向上もナノマシン。ストームボーダーの開発もナノマシン。ナノマシンが万能すぎる割に具体性には何をしているのか分からない。
決定的な技術革新、逆転の切り札の核心が敵側の技術でしかないのかなり怖くない?
ついでに、合間に軽く「借り物ではない船」みたいな台詞挟んでるけど、他人の創作物からの借用上等なFGOで言っていい台詞じゃねえだろ。
総じて、「神々に対する人類の挑戦」というテーマはなんとなく感じられるけど、説得力を持たせるには元ネタの読み込みが足りない、あるいは本作自体の設定の作り込みが足りてない感じがした。
とは言え良い部分もあるので、評価は複雑。