続きです。
心機一転、糖尿病治療は仕切り直しです。
肥満医師が最初に考えたのは私の注射恐怖症。何たって注射器が近づいただけで過呼吸が生じる。注射に失敗し、やり直しとなって失神したこともある。
何故、注射が怖くなったのか。
幼稚園の時、腎臓病で入院し、毎日尻に注射を打っていましたが、泣きはしませんでした。小中学生の時も大丈夫だった。
高校3年の卒業時、高校で献血をしなければならなくなった。その時に注射恐怖症を自覚した。その2か月前、従兄が事故死した。それが注射恐怖症に繋がっていると思う。全てを失った感じがしたし。
考えてみれば、注射恐怖症になって40年近い。これが鬱であるのなら、鬱歴40年になるのか。長いな。
肥満医師は私にデパスを提示した。それで落ち着かせてから血液を採取する。その結果、血糖値は140~170の間となった。薬の量を3分の1に減らしてもだ。以前は200を楽に超えていたし。
でも、疑問なのである。注射器ではない血液の採取では血糖値108だった。薬を飲んではいるが正常だった。
デパスを飲んでいるとは言え注射は怖い。本当に私は糖尿病なのだろうか。注射の恐怖で血糖値が上がっているのではないのか。
肥満医師に聞いたが、注射の恐怖で血糖値が上がったとしても10%程度だと言う。
睡眠時無呼吸症候群で通っているクリニックの医師にも聞いたが、同意見だった。
私は納得できない。もしかしたら私は精神病ではないのか。注射恐怖症は精神の病からではないのか。だったら精神科医に話を聞いた方が良いのでは。
それで私はY病院へ。この病院は新聞販売業時代、精神病になった従業員を入院させた。重度の精神病患者が入院している。鉄格子が嵌っている病室に。
そこの医師に聞いたが、糖尿病ではない者でも注射の恐怖で血糖値が400以上がるケースもあると言う。やはりそうだ。私の注射の恐怖で血糖値が上昇しているのだ。
そうは言っても、やはり糖尿病は境界線上にあると思う。ヘモグロビンA1cは基準値を超えている。ヘモグロビンA1cは糖尿病の平均値。注射の恐怖が直に影響するとは思えなかった。
続く。
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