第15回 東京セラフィックオーケストラ 記念定期演奏会
行ってきた!ベートーヴェンの第九とシベリウスのフィンランディア
だったんだけど、指揮者の
横島勝人氏の指揮がわかりやすい!!何をどう表現したいか、一目瞭然!
おかげで、もしかしたら、自分、第九、理解したかも?
多分、こんなかんじ?(少なくとも、指揮を見て、こう理解した)
第一楽章は人生のつらさ・不条理さを表現している。そこに
第二楽章では、いや、人生いいこともあるぜみたいな高音部がでてきて、
最後、対決体制になって、「結果はいかに・・・」というところで
第三楽章はCMで、対決はさておき、いいことあるぜのアピールでハッピー感を
増したところで、「CMはおわりだぜ」となって
第四楽章で、また対決がもどる。ここで(どうも、低音部が「人生つらい」の
悪役らしい)低音部のほうが、ふと魔法の言葉を唱えてしまう。
(魔法の言葉→音階だと、たしかシシドレレドシラソソラシシドレ
だったと思った。小学校のころ暗譜して、いまだに覚えている。
これがどういう意味か、今日までわからなかった!)
そうすると、「ほらね、幸せでしょ」というように、
周囲の楽器が魔法の言葉(→これが「喜びの歌」と小学校で習った)
を奏で出す。
それが、フラッシュモブのように、どんどんいろんなパートが演奏して
伝搬していって、みんな幸せ!
になったところで、答え合わせ。
元に戻って、人生の不条理をもう一度はじめるけど
(これが、独唱がはいるちょっと前の、急に曲が変わるところ)、
もう大丈夫、みんなで、最後は喜びの歌を歌って、ハッピーに。
ここまでの変化を独唱&合唱で伝える感じ・・・
で、これで終わりでいいんだけど、さすがエンターティナーのベートーヴェン
終わらせ方をお決まりの形で終わりにさせて、盛り上げる(なんで、ここで
喜びの歌から離れて一気にフィナーレへ!)
つらいどん底にいる人間が、ふとした言葉をとらえることで、幸せな人生に
変わっていく、それを支える周囲が、はじめは小さく、かし(フラッシュモブ
みたいに)だんだんと大きくなり、最後は宝塚のエンディングのように
みんなハッピーエンドで終わっていく
・・・交響曲って、ひょっとして、エンターテイメントだった?