1. これまで英語の勉強をする機会を作らなかった
英語にはじめて触れてから、どれくらい経っているだろうか?一生懸命勉強したのは、受験勉強をした高校まで。文法中心でヒアリングや会話の練習をしたことがない。
そのため、未だに英語をしゃべることはできない。身の周りのものを英語で言うことすらできない。大学時代は、英語の論文を読まざる負えないときだけ読んだ。仕事で英語のサイトを読む必要があったり、読みたい本が英語である場合は、仕方なく読んでいた。
必要に迫られてから、必要な内容にぶつかるというのが一番身につく。これまで、英語を話さなくてはいけない状況に陥ったことがない。だから、話せないし、文章を書くこともできない。簡単な内容でも、英語で言うことができない。
英語を勉強したいと思っていても、機会を作ってこなかった。せめて、英語を聞きとれるようになりたい。
2. iKnow でマイペースに学習する
ラジオやテレビの英語の番組を録画して学ぼうとしたことがある。
ラジオやテレビで英語を学ぼうとしても、よほど気合いを入れないと続けることができない。
これに対して、iKnow はイイ。ネット上のサービスなので、自分のペースで学ぶことができる。
学習するためのアプリは Flash で作られており、動作がスムーズ。学習状況の進捗の管理もしてくれる。どれくらい学習が進んだのか、把握できるガジェットが提供されているところも良い。
モチベーションをいかにして保つかという、学習にとって一番の原動力を保つための設計がされている。SNS 的なところも取り入れられており、次世代の Web アプリだと関心した。
3. ベーシック英語とは
ところで、数少ない単語で英語を組み立てる、「ベーシック英語」というものがある。
ベーシック英語 - Wikipedia によると、
イギリスの心理学者、言語学者のチャールズ・ケイ・オグデンによって考案された人工言語である。文法は英語の文法を簡略化したもので、少ない単語で表現されている。
人工的な言語である「エスペラント語」と比較しても、学びやすいらしい。
オグデンによると、通常の英語を学習するには7年、エスペラントには7ヵ月必要であるのに対して、ベーシック英語は7週間で学習することができるとされる。 (同上より)
ベーシック英語の特徴は、
動詞、名詞が少なくなっている分を、複数の語を組み合わせたり、一つの単語に複数の意味を持たせたりすることで補っている。 (同上より)
850語で考える英語―ベーシック・イングリッシュ: 後藤 寛: 本 (p5) によると、単語を合成することに関して、基本的な原則として、次のように述べられている。
850語中の基本的にどの語も他の語と結合させ、いわゆる合成語として用いることができる。
eye + glass → eyeglass
rain + drop → raindrop
4. 語の合成
サピアの「言語」には、「合成語」の例として、複雑な語の例が述べられている。
ユタ州南西部の乾燥した高原に住むインディアンの言語だ。 wii-tokuchum-punku-rugani-yugwi-va-ntu-m(u) という語は、この語をもつ言語自体にとってさえ異常に長いものだが、それにもかかわらず、心理的には少しも奇怪な語ではない。これは、「これからすわってナイフで黒い雌牛(または雄牛)を切り分けようとしている連中」という意味である。このインディアン語の要素の順序どおりに言えば、「ナイフ - 黒い - 野牛 - 所有物 - 切り分ける - すわる(複数) - 未来分詞 - 有生複数」である。(p56)
(太字は引用者による)
これ、文じゃないの?と思ったけれど、これで一語らしい。
5. iKnow のベーシック英語
iKnow にベーシック英語のコースがあった。
今度は続けることができるかもしれない。