足場が悪い山道でも疲れにくく、ケガの防止にも欠かせない登山靴。本格的な登山以外にも、里山の散歩やキャンプなどのアウトドアで手軽に履けるものもあります。キーン・キャラバン・サロモンなどから販売されており、トレッキングシューズやハイキングシューズなど種類が豊富です。シーズンによっても適したものが異なるため、どれを選ぶべきか迷いますよね。
そこで今回は、登山靴の選び方を解説。さらに、おすすめの登山靴をAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
山岳ガイド。学生時代から国内外の諸ルートを登攀し、北アルプス丸山東壁、谷川岳/一ノ倉沢等の新規クライミングルート開拓にも参加。その後、公益社団法人日本山岳ガイド協会の山岳ガイドステージⅡ、スキーガイドステージⅡ資格を取得。バリエーションルート、沢登り、高難度縦走・ピークハント、アイスクライミング、バックカントリースキーなど、季節を通じてオールラウンドにガイド活動を展開中。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
目次
登山靴を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
登山靴とひとくちにいっても、トレッキングシューズやハイキングシューズなど種類が豊富です。種類によって大まかな特徴が異なるため、まずは目的にあわせて種類を絞りましょう。
岩や木の枝なども転がっているような舗装されていない山道を歩くなら、トレッキングシューズが最適です。
トレッキングシューズは比較的ソールが硬いので、凹凸が多く地面と靴が点で接する山道でもシューズの面に力を入れて踏ん張れるほか、凹凸が足裏を刺激するのを抑えられます。またグリップ力も高く、滑らないように踏ん張るときに無駄な筋力を使わないため疲れにくく、足場が悪いところで履くのにぴったりです。
ただし、ハイキングシューズ等に比べるとソールが曲がりにくいので、スニーカーのようにつま先から踏み出すと足を痛める可能性があります。小さめの歩幅で足裏全体を使いながら歩かなければならず、平坦な道では疲れやすいため、山登り以外の目的であれば避けた方がよいかもしれません。
トレッキングシューズに絞って選びたい人は、以下のコンテンツもあわせてチェックしてくださいね。
標高差があまりない近場の山や木道を歩ける湿原、歩きやすく整備された森の遊歩道などで散歩を楽しみたい人には、ハイキングシューズがおすすめです。
ハイキングシューズはスニーカーとトレッキングシューズの中間的な靴で、凹凸がある道を歩くのに適したクッション性と、長時間歩くのに適した柔軟性を兼ね備えています。
足にあわせてしなることで歩きやすいスニーカーは、凹凸がある山道ではクッション性が足りません。一方で、長時間山道を歩いても快適なクッション性があるトレッキングシューズは、ソールが硬く平坦な道では疲れやすいのがデメリットです。
これらのシューズのいいとこ取りともいえるハイキングシューズは、山歩き初心者でも履きやすいでしょう。まずは軽く山歩きしたいという人は、ハイキングシューズのコンテンツもあわせてチェックしてくださいね。
岩場が多い山を登るなら、岩場でも滑りにくいアプローチシューズがおすすめです。アプローチシューズは、本来クライマーが岩場までの山道を移動する際に履く靴で、グリップがよく滑りにくいという特徴があります。
岩場をよじ登ったり岩場までの山道を歩いたりするのに適しているため、日本アルプスである穂高連峰のように岩場が多い山を登りやすいでしょう。
ただしカットが低いタイプのアプローチシューズは、足首のホールド力が弱く怪我をする可能性は高いといえるでしょう。また、アプローチシューズはソールが柔らかく摩耗が早いため、ソールを張り替える頻度が高くなります。柔らかい素材を使っている場合が多いので、岩角等で破損しやすく寿命が短いのがデメリットです。
アプローチシューズについては以下のコンテンツでも詳しく紹介するので、気になる人はチェックしてくださいね。
同じ種類のシューズのなかでも、靴の底面であるソールの硬さはさまざまです。どんな道をどの程度の重さの荷物を持って登山するかで、最適なソールの硬さが異なります。
岩場や岩屑が多い道や、数日かけて登山するならソールが曲がらない硬さのもの、身軽な里山歩きやキャンプ程度のアウトドアなら柔らかいものを選びましょう。
ソールの硬さは疲れにくさに関係します。ソールが硬ければ、足場が悪くても地面を面で捉えられるうえに、重い荷物を持っていても着地したときの衝撃が軽減されて足がぶれません。一方で柔らかいソールは、しなって地面を蹴りやすく、平坦な道を長時間歩けます。
なお、最も汎用性が高いのは適度に曲がる中程度の硬さのものです。日帰りの山登りからアルプス登山までできるので、初心者の1足目にもぴったりでしょう。
同じ種類の登山靴でも、足首をどの程度覆うかによってハイカット・ミドルカット・ローカットの3タイプにわけられます。高さによって足首のホールド感が異なるので、山のレベルにあわせて選びましょう。
標高差が大きい山を登る場合や泊まりがけの登山で荷物が多い場合は、ハイカットを選びましょう。富士山のような3,000m級にもなる標高が高く険しい山を登る人にもおすすめです。
ハイカットは足首を覆い、くるぶしをしっかりとホールドするので、大きな石が転がる路面や段差でも足元が安定します。また、険しい山では足首を覆うことで捻挫を防止できるのもメリットです。
ただし低い山でハイカットモデルを履くと、堅さや重量感、足首のホールド感が疲れの原因になるので、山のレベルにあわせてカットを選びましょう。
初心者で登る山が決まっていない人や、整備された登山道を登る予定の人は、ミドルカットが第一候補。ハイカットほど足首が覆われないものの程よいホールド感で、比較的軽量なので歩きやすいといえます。
また、ハイキングから1,000mを超える中級登山までさまざまなレベルの山登りに使えるので、まず持っておくのにぴったりです。
ハイカットかミドルカットか迷う人は、荷物の重さに注目してください。荷物が4.5〜7kgにもなる泊まりがけの登山では、足首がよりホールドされるハイカットのほうが靴に頼りながら登れるので疲れにくいでしょう。
舗装された道が多い山登りや、平坦な道が続く場所にはローカットの登山靴がおすすめ。カットが低いぶん靴が軽く、足首を自由に動かしやすいのが特徴です。
スニーカーのような履きやすさで、スニーカーよりも滑りにくいソールなのでアウトドアで活躍します。しかし、足首のホールド感が弱いので足場が不安定な道には不向きなのが注意点です。
ただし、たくさんの登山を経験するなかで、もっと軽くて歩きやすいモデルがほしいというレベルに達した際には、険しい山でもローカットが向いている場合があります。筋力・バランス力・体力が身についていれば、より動きやすいものが見つけられるでしょう。
サイズ選びでは、足の縦の長さに1cm程度のゆとりを持って履けるかと、足幅がフィットしているかをチェックしましょう。
つま先にゆとりがあると、下山時につま先に体重がかかって爪が割れるのを防いだり、むくんで靴擦れしたりするのを防げます。また幅が小さいと足が入らないこともあるので、必ず確認しましょう。なお、足のサイズを測るときやフィッティングのときは、登山に適した厚手の靴下を履いた状態で確認するのが鉄則です。
日本メーカーの登山靴には幅広モデルがあり、「3E」「4E」といった「足囲」のサイズ表記で幅を確認できます。海外メーカーだとこのようなサイズはないので、足幅が広い人は日本メーカーの靴のほうがフィットするものを見つけやすいでしょう。
足囲は、足の親指と小指の根本の関節をメジャーで巻きつけるようにして測ります。足幅が広いと思い込んで足にあわない大きなサイズを買うと、シューズの設計とは違うところに力が入って歩きにくくなる可能性があるので、測ってから購入してくださいね。
種類やサイズが決まったら、素材や靴の作りに注目して快適に山登りできるものを選びましょう。
山は天候が変わりやすいため、急に雨に降られることもあります。そこでおすすめなのが「ゴアテックス」という素材です。ゴアテックスは長時間履いていても蒸れにくい透湿性と、完全防水性を兼ね備えています。
防水素材でも透湿性に欠けると蒸れてしまいますが、ゴアテックスのように透湿性も高ければ、水が染みないうえに長時間歩いても蒸れずに快適です。一方で、価格が高い傾向がある点はデメリットといえるでしょう。
登山靴のようなフットウェアに採用されているゴアテックスには3種類あり、季節によって最適なシリーズが異なります。気になる人は「ゴアテックスのトレッキングシューズ」のコンテンツをチェックしてくださいね。
雪山を登るなら、保温材が入った冬用靴の購入も検討しましょう。登山靴の多くは冬以外の3シーズン用に作られているため、マイナス20℃を超えるような厳しい雪山を登るには保温性が足りません。
冬用靴なら、保温材として中綿が入っているため凍傷を防げます。また、雪や氷で滑るのを防ぐアイゼンを装着しやすい作りになっているのも特徴です。
ただし登る山が難易度の高い雪山でなければ、冬用靴は必須ではありません。硬いソールでアイゼンをつけられれば登れるので、冬用靴は難易度やシーズンを問わずさまざまな山を登るほどになったら購入を検討するとよいでしょう。
以下のコンテンツもあわせてチェックして、雪山登山に必要なグッズを揃えてくださいね。
メッシュ素材は、軽くて通気性がよい素材です。網目状で、風や汗を通すので熱が逃げやすく、足が蒸れにくいというメリットがあります。
ただし山登りで履くシューズは、メッシュ素材が一部分にとどめられているものがよいでしょう。山は急に天候が変わりやすくメッシュは防水性が低いので、雨に濡れたときに、メッシュはすぐに乾いても靴下は濡れたままという状況になりかねません。
登山靴のアッパー全体にメッシュが使われているようなものは、山登りよりも里山歩きやキャンプなどのアウトドア向きといえます。
高地でも低地でも、路面が濡れていても乾いていても、前に進むのを後押ししてくれるデザインのハイキングシューズです。森林浴を楽しむハイキングから、高所でのスクランブリングまで、軽くて安定感のある頑丈な作りが行き帰りの道のりをサポート。リサイクル素材を一部使用、汎用性の高い防水タイプです。
アッパー素材 | 合成皮革、合成繊維 |
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ソール素材 | ゴム |
ソール厚 | 不明 |
防滑性 | 不明 |
透湿性 | |
防寒性 | |
防水性能 | 不明 |
シューズ丈 | ミドルカット |
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靴幅 | 3E |
通気性のあるアッパー素材で、長時間の歩行でも靴内部の蒸れを軽減。つま先部分には衝撃などから守るトゥガードがついており、ケガを防ぎます。登山やキャンプなどのアウトドア活動からカジュアルまでオールシーズン使える1足です。
アッパー素材 | レザー(スエード) |
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ソール素材 | MD |
ソール厚 | 不明 |
防滑性 | |
透湿性 | 不明 |
防寒性 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
シューズ丈 | ミドルカット |
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靴幅 | 2E |
通気性を確保し軽量化を図るため、合成皮革とメッシュのコンビネーションアッパーを採用したハイキングシューズです。デザインだけでなく、快適性とパフォーマンス性を向上しました。また、各所にサステナブルを体現するためリサイクル素材を採用しています。
アッパー素材 | 合成皮革、メッシュ |
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シューズ丈 | ミドルカット |
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靴幅 | 2E(レギュラー) |
女性の声を反映し、繊細な足にもやさしい履き心地を実現しています。履き口には肌当たりがソフトな生地を使い、クッション材にもこだわったうえ、フィット感を高めるため細めにデザイン。脚力が弱くても負担が少なく自然なソールの屈曲性が得られるよう、歩行をサポートする屈曲ラインスタビライザーを施しています。
アッパー素材 | アッパー:メッシュポリエステル、合成皮革/ライニング:ゴアテックス®メンブレン |
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春夏秋の3シーズンの低山ハイキングや日帰り登山におすすめの、ローカット防水トレッキングシューズです。アッパーには100%リサイクル素材のCORDURA ECOを採用し、環境に配慮しながら耐久性と軽さを両立。独自開発の防水透湿メンブレンHydroSealを使用しているため、雨の浸入を防ぎながらムレを排出します。
アッパー素材 | HydroSeal 防水透湿メンブレン、CORDURA ECOファブリック、ラバーマッドガード、シンセティックレザー、EVAカップソール |
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ソール素材 | Vibram XS-Trekラバー |
シューズ丈 | ローカット |
靴幅 | 不明 |
ソール厚 | 不明 |
完全防水 | 不明 |
安全に登山するには、登山靴の手入れも欠かせません。とくに注意が必要なのは、ポリウレタン製のミッドソール。使用頻度にかかわらず、4年前後で寿命がきてひび割れたり剥がれたりします。登山中に突然剥がれることもあるので使用前に状態をチェックし、剥離やひび割れがあれば張り替えたり買い替えたりしましょう。
ほかにも、アッパーとソールの接合部であるランドラバーやアウトソールの状態もこまめに確認してください。ランドラバーはキズやゴムの劣化でひび割れたり、接着剤が劣化して剥がれたまま放置することで剥離が広がったりするので、早めに修理するのが重要です。アウトソールは、かかとやつま先のすり減りが目立ってきたり滑りやすくなったりしたら、張り替えや買い替えを検討してください。
そのほかのパーツも、水分や汚れが残ったまま保管すると素材の劣化が早まります。以下のコンテンツでは土や埃を取る際に便利な靴ブラシを紹介するので、あわせてチェックしてくださいね。
登山専用グッズは、快適に登山できるだけでなく、安全に登り切るためにも必要です。これから登山をはじめる人は、以下のコンテンツもチェックして専用グッズを揃えてくださいね。
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