登録日:2009/07/15 Wed 23:47:47
更新日:2025/01/14 Tue 20:50:46
所要時間:約 7 分で読めます
愛する者を守ろうとすることは、宇宙に普遍な摂理、後悔はしていない
【プロフィール】
身長:ミクロ - 40m
体重:3万5千トン(40m時。)
キック力:ダイナマイト2000発分の威力がある。
腕力:10万tの物を持ち上げる。
ジャンプ力:400m
走行速度:時速800km
飛行速度:マッハ7
水中速度:240kt
活動時間:不定
年齢:1万7千歳
出身:
M78星雲・光の国
家族:
ウルトラマンゼロ(息子)、
ウルトラマンタロウ(従弟)、
ウルトラの母(叔母)
【デザイナー/俳優】
●キャラクターデザイン
- 森次晃嗣(『ウルトラセブン』~『ウルトラマンジード』第1話)
- 村越伊知郎(『帰ってきたウルトラマン』第18話)
- 池水通洋(『ウルトラマンA』第13・39・44話)
- 阪脩(『A』第31話)
- 中川謙二(『ウルトラマンレオ』最終話)
- 大滝進矢(『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』)
- 松田重治(『ウルトラマン物語』)
- 山﨑勝之(『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』)
- 与座重理久(『ULTRASEVEN X』)
- 三浦祥朗(『ウルトラマンボーイのウルころ』)
- 東地宏樹(『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』)
- ジャック・マルジ(『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』英語版)
●スーツアクター
- 上西弘次(『セブン』)
- きくち英一(『セブン』第14・15話)
- 姫野昭児(『ウルトラファイト』新撮編)
- 望月武郎(『帰マン』第18・38話)
- 二家本辰己(『レオ』第1話)
- 安田聖一(『ウルトラマン物語』)
- 高橋和司(『太陽エネルギー作戦』『地球星人の大地』)
- 大滝明利(『太陽エネルギー作戦』)
- 岡野弘之(『地球星人の大地』『1999最終章6部作』)
- 北岡龍貴(『誕生30周年記念3部作』『1999最終章6部作』)
- 山本諭(『誕生35周年“EVOLUTION”5部作』『大決戦!超ウルトラ8兄弟』)
- 永田朋裕(『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』)
- 渡辺勝彦(『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』)
- 新上博巳(『ULTRASEVEN X』)
- 岩上弘数(『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』)
●人間役
- 森次晃嗣(『ウルトラセブン』~『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』、モロボシ・ダン役)
- 廣瀬友祐(パチンコ『ウルトラセブン』、モロボシ・ダン役)
- 山﨑勝之(『誕生30周年記念3部作』~『誕生35周年“EVOLUTION”5部作』、カザモリ・マサキ役)
- 与座重理久(『ULTRASEVEN X』、ジン役)
【概要】
画像出展:ウルトラセブン(1967年10月1日~1968年9月8日)
当初はM78星雲出身ということ以外初代
ウルトラマンとの関係はなかったが、
現在では初代ウルトラマンの親友とされ、セブンの時代設定が1987年、初代の時代設定が1975年が正しければウルトラマンの帰還後、12年後に地球に来たことになる。
この設定変更の煽りを受けて
「地球は地球人の手で守り抜いてこそ意味がある」と言った隊長をガン無視して守りに就いた
とか言われたり不仲説が囁かれたりしたこともある。
当初は恒星観測のために地球を訪れた宇宙観測員340号だったが、勇気ある青年・薩摩次郎の行動を垣間見て感動。
侵略者たちから地球を守る決意をする。
モロボシ・ダンという姿は、薩摩次郎をモデルにした擬態であり、人間と同化したわけではない。
ちなみにこの薩摩次郎が命を落としたと書かれているものもあるが、
寸前でセブンに助けられ無事であり、危険な状況から何度も生還したため周りの同僚から「ミラクルマン」と呼ばれ尊敬されている。
「ウルトラアイ」というアイテムを使用して変身(というより元の姿に戻る)し、数々の
宇宙人を相手に戦った。
ちなみに変身者が多い事や主演作品が多く作られている事から、変身バンクはウルトラ戦士の中でも歴代最多と思われる。
客演の際もメビウス以降から他のウルトラ戦士と同じく新規に作られる機会が多くなった。
というのも、本放送時の変身バンクが「隊員服姿のダンが、ウルトラアイを付けた頭から徐々にセブンに変身していく」というもので、バンクの一部に演者の姿が入っているため、
ウルトラシリーズは(特段問題がなければ)後年の作品の客演でも、本放送で変身者役を演じた演者に当時と同じ役名・役柄で出演してもらっていることから、
当時の変身バンクを流用すると「変身バンクでだけダンが若返る」という矛盾が発生するので、ダンとしても登場する作品では新たに変身バンクを作らなければならないのだ。
なお、現在のウルトラシリーズでは恒例となっている所謂
ぐんぐんカットもないというのも異色なポイント。
後述のように、等身大で活動する機会が多いからだろうか。
身体サイズを自在に変えられる(他のウルトラ戦士は変身すると巨大な状態のままのケースが多い)ので、
作中ではよく人間大の姿で活動している。ミクロ化して人間の体内で戦った事もある。
まあ、巨大な怪獣、もしくは巨大化した
宇宙人と戦う機会が多いので、結局40メートルサイズになることが多かったのだが。
度重なる戦闘によって、
セブン上司に帰還を促されるほど疲労が蓄積されてしまい、最終話で改造パンドンを倒した後、光の国へと帰還した。
その最終話では、自分を心配する地球人のアンヌ隊員にダンが自身の正体を暴露するというシーンがあり、演出も含めてこのシーンはセブンの名場面の一つに挙げられることが多い。
後のシリーズでこちらも恒例となった、「最終話付近で変身者が自分が
ウルトラマンだと近しい人間に暴露する」展開のハシリである。
よく寒さに弱いと言われているが、実際は温度の低い宇宙空間よりも雪原で弱っていた為、
「水分等の寒さを伝え易い”冷媒”の多い環境に弱い」と言うのが正しいのだろう。
趣味は水泳なんだとか。よく
ミクラスの出身星のバッファロー星にスイミングに行くのが日課らしい。
義理の従弟に泳ぎを教えてやればいいのに。
ウルトラ戦士の治療もこなしており、医学にも精通していると思われる。
ちなみに11話で一度死んだ事がある。
アマギ隊員のおかげで命拾いしたが。
ウルトラマンにはAタイプ、Bタイプ、Cタイプというスーツが3つあるのは有名だが、
実はセブンにも放送期間を通して細かくパーツ等が変化していて、おおよそ10種類ほどあり、大別するとタイプ1からタイプ4まである。
モチーフは鎧騎士で、胸の
カラータイマーは無いが、代わりに額に小さなビームランプがついている。
これは前作である『
ウルトラマン』で、デザイナーである自分に相談も断りもなく現場で
カラータイマーを付け足されたことに憤慨した成田亨氏が、
『ウルトラセブン』でも同じことが起きないようにと、予め
カラータイマーに使えそうな器官としてデザイン段階で付けておいたもの。
【主な能力・武装】
●エメリウム光線
額のビームランプから発車するセブンの必殺光線。手を額に当てているポーズと胸に当てているポーズの二種類がある。
ポーズによって撃ち出している物は違うとされ反磁力線や熱線等バリエーションが豊富。
●ワイドショット
右腕を縦にし左手を右肘の下に付けた構えで放つセブン最強の光線技。
初使用は
エメリウム光線が全く通じず、アイスラッガーも回転して弾き飛ばす
アイロス星人戦で、エネルギー消耗が激しいため滅多に使えないとされていた。
その割には等身大の
ユートムに撃ったり、
予算の都合で怪獣(の着ぐるみ)が出せなかった第四惑星のロボットの街や地球侵略部隊を壊滅させるのに使ったり、
ガッツ星人の分身攻撃に無暗に使用した結果、エネルギー切れを起こして磔にされてしまったりと、結構気軽に使っている気がするが、まあ考えあってのことなのだろう。
因みに本編中では、怪獣より円盤に使っている回数の方が多い。
強化版として太陽光エネルギーをチャージして放つ「ネオワイドショット」がある。
こちらは通常のワイドショットの通じなかったサルファスを倒している
なお平成以降の作品ではジャンジャン使用している(多い時は一度の戦闘で数回も使っている)が、その分セブンが強くなっているという事だろうか。
なぜセブンスラッガーでないかというと、
ある企画段階でセブンは「ウルトラアイ」という名前だった(変身アイテムもここから来ている)ため、
ウルトラアイのスラッガー→
アイスラッガーとなっていたから。
正式に「ウルトラセブン」と決まってからもその設定を変えなかったため、
アイスラッガーという名前になった。
・ウルトラ念力
先述の
アイスラッガーや
エメリウム光線、ワイドショットが見栄えが良く目立つ事や初代マンの方で技特徴として強調される事も有る為かもしれないが
セブンはウルトラ念力などサイキック系能力も高く様々な場面でテクニカルな小技的に使用している。レオ時代の人間体固定状態でも使用可能な能力でもある。
ただその際は寿命が縮むレベルの高い体力消耗というリスクが付きまとうが。
●怪獣ボール
【他シリーズでの主な活躍】
ウルトラ兄弟の客演は数多いが、その中でもセブンの登場はトップクラスであり、他のウルトラ戦士よりも見せ場が豊富でセブンの人気の証とも言えるだろう。
まあ、その代わり死にかけた回数もトップクラスなのだが……相も変わらず過労死に定評のあるセブンである。
と言うか治療や怪獣保護に関してはどう考えても観測員がやる仕事ではない。見習え隊長
●帰ってきたウルトラマン
第18話では
ベムスターに敗れてパワーアップの為に太陽に近づき過ぎたジャックを救出。彼に強化装備の
ウルトラブレスレットを与えた。
この際、「どんな宇宙怪獣とも
互角に戦えるだろう」と言及するに留めており、
後に
ブラックキングにブレスレッドブーメランが効かなかったことへの伏線にもなった。
また第38話では、
ナックル星人に敗れ、処刑寸前のジャックを初代ウルトラマンと共に救出に現れたこともあり、この時にはそれぞれ変身前の人間の姿でも登場し、スチールでは郷も加えて、素顔の3大ウルトラマンが揃い踏みという豪華な回になった。
●ウルトラマンA
第1話ではAが
北斗星司と南夕子に接触するときに随伴。
第6話の
ブロッケン戦では苦戦する
エースにウルトラギロチンの使用許可を与える。
第13話では
異次元人 ヤプールに捕まり
エースキラーに
エメリウム光線を奪われる。
第26話の
ヒッポリト戦では速攻でカプセルされた他兄弟とは違い、最後まで善戦するものの敗北。
バクタリ、ファイヤー星人、オニデビルとの戦いでもエースをサポートしている他、エースを治療したりもしていた。
いずれもセブン本編と異なり、胸の銀のラインが短くなっている。
第1話では
アストロモンスに重傷を負わされた
東光太郎を兄弟と共に光の国に運ぶ。
第5話では
タロウが倒してしまった怪獣キングトータスの親子を光の国へ運ぶために飛来。
ウルトラの星征服を目論む
テンペラー星人には兄弟全員で立ち向かい、全員が変身前の姿を見せた。
第40話の
タイラントとは土星で対戦。寒さが弱点であるにもかかわらず善戦するが、
ベムスターの腹から冷凍ガスを吹きかけられ敗北。
このタイラント戦とレオ1話はアトラクション用セブンのスーツである。
客演を除けば、6年ぶりの地球防衛であり、いつ地球に来たのかは不明だが、
レオが現れる前は怪獣、
宇宙人が現れるとウルトラアイを使いウルトラセブンに変身(元に戻る)して戦っていたと思われ、まさに(劇中の人にとっては)『帰ってきたウルトラセブン』となるはずだった。
しかし、
マグマ星人事件で右足を負傷し、ウルトラアイも破損(一部では変身能力はともかく、ウルトラアイはダンがウルトラ念力で自ら破壊した説もある)。
残された戦闘能力のウルトラ念力も、使用すればダンの体力を大幅に消耗する諸刃の剣となった。
2対1でもレッドギラスをキックで吹っ飛ばしており、ブラックギラスに足を折られた後もギラス兄弟を取り押さえられている。
この際のかけ声はレオのピッチを下げたものを使用。
『
新ウルトラマン列伝』第14話「燃えろレオ! 輝く獅子の瞳!!」でナビゲーターを務める
ウルトラマンゼロはこの戦いを取り上げ、
「親父はこの後、ウルトラセブンとして戦うことができなくなってしまったんだ」と悲しげに語っていた。
放送当時の小学館の学習雑誌「小学5年生」の解説によれば、脳と心臓を
ウルトラマンキングが回収し、ウルトラの国で蘇生した。
最終回で登場したセブンは、蘇生したばかりでまだ自由に動けないので、テレパシーでアドバイスを送っていた。
同じく「小学2年生」昭和50年2月号の特集記事では
ウルトラセブンはMAC基地全滅時、体が粉々に吹っ飛んだ。
宇宙空間を漂っている脳髄と心臓を
ウルトラマンキングが回収した。
肉体の再生には時間がかかるので、すぐにレオを助けに地球に戻ることはできなかった。
と説明されている。
最終話でレオの夢の中で「今沈んでゆく夕日が私だ。そして、明日昇る朝日がお前だ」という意味深な台詞を残し、
死亡説も囁かれていた。
実際、死亡寸前まではいった模様。
セブンとしての登場は第1話のみで34.最終話はイメージシーンだが最終話ではOPクレジットされている。
内山まもるの漫画版では変身不能になる展開は同じだが、
バンゴの回では
ウルトラの父から送られたエネルギーで一分間だけセブンに変身して戦い、
『小学三年生』(小学館)に掲載された内山まもるによる漫画版『
ウルトラマンレオ』(てんとう虫コミックス『ザ・ウルトラマン』第3巻に収録)では、
レオは修復されたウルトラアイをウルトラ兄弟から託され、それを渡されたダンは残る力を振り絞ってセブンへの変身を敢行し、
MAC地上基地の大型
ミサイルを担いで
シルバーブルーメに特攻し、本当に死亡する。
これによる大打撃で弱ったところを、最後はレオがセブンから形見として受け取っていた
アイスラッガーで両断されるという展開になっている。
本人は登場しないがナオト少年の持っていたセブンの人形が
妄想ウルトラセブンを生み出すことになる。
ナオト少年の病室に見舞いに訪れた矢的猛がセブンを回想するシーンに
エレキング、
ビラ星人、ガブラとの戦いのライブフィルムが登場する。
詳しくは項目を参考にしてほしいが、この時点で状況証拠からセブン
生存説があがっていた。
●平成ウルトラセブン
TV本編から約30年後にピット星人の攻撃によって負傷、墜落という形で地球に再来。
太陽光により完全復活した後は愛する地球や人々を守る為、再び地球上で侵略者や怪獣達と戦う事になる。
『1999最終章6部作』からは負傷したウルトラ警備隊員カザモリ・マサキの姿を借りて行動しており、後に本人と完全に一体化する。『“EVOLUTION”5部作』
最終回ではカザモリの意識が薄れ、セブンの人格と統合された可能性が示唆される。
ウルトラの母によって助けられたことが判明し、公式的にも復活を果たした。
本編の20年前に
ヤプールの作った究極超獣
Uキラーザウルスと戦い、封印するためにエネルギーを使い果たしてしまう。
人間としてヤプールを監視し続けていたが、メビウスのピンチに再び変身して戦う。
第46話にて、
暗黒四天王・グローザム戦に駆け付け、
メビウス及び
GUYSと共闘した。
大至急レオを一人前に育てないと実質
ウルトラマン不在となってしまう状況だった頃と違い、
ヒカリの存在やメビウスが心身共に順調に成長している事
あと、スパルタ路線はゲンが引き継いだ事などからか、温和な性格に戻っている。
自身が隊長を務めたMACの全滅には未だに深い悲しみを感じており、仲間のミライを救うために奔走するコノミを導く。
ゲートを通じて訪れた平行世界の地球で青年ジンと同化し、侵略者や支配者と戦う。
ジンとの同化の影響か全体的にデザインが変わっている。
最終回で……
●ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO
レイ、メビウス、
ウルトラマンと共に、
ウルトラマンベリアルの手から光の国奪還に挑む。ZAPクルーを庇い…。
そして彼の息子であるゼロが登場。かつての弟子であるレオや息子であるゼロにすら呼び捨てにされる点は不遇…かな?((ゼロは直前までウルトラセブンが父親だとは知らず知ってからは親父と呼ばれている))
序盤では
ダークロプスに苦戦するゼロを助け、共闘した。
ゼロがアナザースペースへ旅立つ際にブレスレットを与えたり、彼の勝利を信じる等、父親としての面が強調された。
誕生50周年記念の2017年、元祖風来坊として終盤にダンの姿で現れ、苦戦する
オーブへの助っ人として参戦。
「オーブ大乱戦」の冒頭に引用された主題歌のインスト版と共に
ガッツ星人「セブン!?」
「あの同族を倒した!?」的な感じ
エックス「セブン?」
「そういえば前にヒカルに聞いたことがある」的な感じ
ギンガ「セブン!」
「久しぶり!」的なテンション
ビクトリー「セブン…!」
「そういえば前に一緒に戦った…」的な感じ
ムルナウ「セブン!セブン!セブン!! 忌々しい、こーなったらあいつもやっておしまいっ!」
とセブンの名を呼ぶ流れには観客の多くも腹筋崩壊と共にテンションが最高潮へ。
順番やセブンとの関係性の差もあってか、各人で若干反応の仕方が違う点もポイント。
現れるや否やデアボリックキャノンを
アイスラッガーで迎え撃ち、サデスの両腕を切り飛ばし、
オーブトリニティが苦戦したサデス及び
デアボリックをプロレス技でボッコボコにすると大暴れ。
サデス曰く「さっすが生涯現役!」「セブンのキック、効っくぅ~~っ!」
アイスラッガーのインパクトも抜群で、他人の映画だろうと問答無用で大暴れするあたりはまさにゼロの親父といえよう。
なお、今作ではメビウス劇場版以来久々に白熱化バージョンの
アイスラッガーが見れる。
また、光線技は一切使わなかった。それであの強さって……。
ムルナウのキレっぷりからして、これ以前にも彼女と度々衝突していたものと思われる。
●ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!
後に、オーブトリニティですら突破できないレイバトスの再生能力に対抗するため、
シャイニングウルトラマンゼロの新能力「シャイニングフィールド」でゼロと共にオーブの特訓に挑んだ。
その後、ゼロとオーブと共にタイラントに苦戦する
ゾフィーとジャックの窮地に駆けつけ、
トリオでワイドショットを放ち過去に因縁のあるタイラントを撃破した。ゼロやオーブにあわせたのか珍しく「ワイドッショット!」と技名を呼称している。
エンドロールでは「
ウルトラマンセブン」と誤表記されており、BDでも修正されていない。
第1話アバンタイトルにてゼロを救援する形で登場。
ベリアルに滅ぼされるサイドスペースを「この宇宙はもうもたない!」と悲しむ台詞がある。
本編での登場ではこれと
最終回でソリッドバーニング組として弟子のレオとともに
ジードの戦いを見守っていただけなのだが、
終盤にてジードこと朝倉リクが父
ベリアルについて思い悩む際、ゼロが「お互い大変だよなぁ、
変な親父を持つと」とリクを励ましていた。
ゼロから変な親父と思われていたこと(と言葉の綾とはいえ
ベリアルと同列に扱われたこと)に視聴者は衝撃を受けるが、
ウルトラ警備隊所属時の胡散臭さやいい加減さだとか
どっかの島で怪獣と殴り合っていたのだとか、
息子の後輩の映画に突然出てきてラスボスをボコボコにするだとか
ゼロに父親と名乗らなかった理由が未だに不明のままだとか、
よくよく考えると変な親父と言われても仕方ないのでは?と妙に納得もされている。
ウルトラ族特有の文化事情を考慮しても息子に父親と名乗らない
ウルトラマンが多数派であるとは思えない。
怪獣島で怪獣達と激しいバトルを繰り広げる…が、時折ラフファイトになる事も。
怪獣島最強の男で、明確に負けたのは諸事情で無抵抗のままボコられた1回のみ。
何故か首の後ろが黒い。
あと声がマン兄さんの流用。
●戦え!セブンガー
ウルトラ6兄弟の一人ということもあり、作中最初の武闘会から皆勤(ただし闘士にカウントされるようになるのは『
メフィラス大魔王編』途中から)。毎編安定して実力者として描かれることが多く、どちらかといえばシリアス担当。
無印シリーズ初期から参戦しているウルトラヒーローでは珍しく、明確な「立ち位置の元ネタになったドラゴンボールのキャラ」が不明(一応「主役と付き合いが長く、終盤まで安定した実力がある」として
クリリンモチーフ説はある)。
OVAでは特撮的には
モモタロスでおなじみ
関俊彦さんが演じた。
おまけイラストのみではあるが、このマルチバースでも息子・ゼロを授かったようだ。
ウルトラ大陸から派遣された主人公の一人。冷静な分析を行い、
南光太郎への突っ込み役。
強力な光線技と回復技を持つ。EP消費量の多さと美女に弱いのが弱点。
ラスボス・
XNガイストとのバトルは彼のリライブ光線が生命線となる。つーかないとマジで詰みかねない。
時間制限ないはずなのにある人。7ターン持つけど。
カプセル怪獣の使い手。
強いのだが、
ガッツ星人を出典してきてくれた悪魔。貴様も鬼だ。
●スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望
1ではアジト・キューブで捕まっているが、救出すれば仲間になる。ゼロとの
合体技もあるぞ!
2ではDLCキャラ。
ウィンド・キューブにMACステーションを設け、
アクセル・2号と共に警備にあたっていたが、
マグマ星人により足を負傷。
その後、襲撃してきた
ブラック指令を無理をしてまで追おうとしたが、レオにかつて自分がかけた言葉を受けて…。
「昔、俺達の基地が同じように襲われた時、あなたが俺に言った言葉をそっくり返します!!」
「セブン!!あなたの命はあなた一人の物じゃないッ!!」
絵本作品
「パパは~」では実の娘がいる事が明かされた(無論
某アイドルとは無関係のはず)他、
「パパはウルトラセブン ママだってウルトラセブン」にて第二子となる息子を授かる。
出版時期の都合もあり、デザインが大きく異なるため後の
ゼロなのかは不明。
もっとも「同じウルトラヒーローでもマルチバースが違うと設定のつじつまがおかしくなる」のは珍しくないので…
いつもの侵略者達に「てめーなんか嫌いじゃこの寒がり野郎!」とか言われても気にしない割に、
娘に「パパなんかきらい!」と言われると凄まじく落ち込むなど、彼もまた一人の父親として描かれている。
「ぼくだって~」では第2作に出演。宇宙細菌ダリーが人並みに大きくなったのがワラワラ湧いてきたという異常事態を受け飛んできた。
子供とはいえまだまだ未熟で不甲斐ないウルトラマンユウキを叱責する一方、クライマックスには肩を並べて戦う…という
「温厚な男である一方、地球を守る事の責任をちゃんと把握しているのはいいがこれが絡むと熱くなりすぎてしまうきらいがある」という、見事にいつものセブン。
【余談】
家族構成
息子に
ウルトラマンゼロが居る事から妻が居る事になり、
ゼロの体色は赤と青であることから母親がブルー族と思われるが現時点で映像作品に登場したことはない。
一応、セブンに登場したアンヌではなく、宇宙科学技術庁の科学者らしいという情報が出ている。
ウルトラマンタロウとよく似ているが、実はセブンの母は
ウルトラの母の姉(故人)つまり伯母である。
したがってセブンとタロウは従兄弟であり、ウルトラ兄弟の中では珍しい、実の血の繋がりが有る
ウルトラマンである。
なお、タロウ40話とレオ1話のセブンのスーツはタロウのスーツを改造したものでその名残で耳は付いていない。
また、別番組のコメットさんとは親友。
セブンとセブンX
ちなみにセブンXはセブンの時より頭身が高く、全体的に筋肉質で
オリジナルよりも鋭く有機的な雰囲気の目付きが特徴。
その見た目からか、ライブステージやヒーローショーではセブンのパワーアップ形態として扱われている。
名前について
『
ウルトラマンセブン』と間違われることが多々あるが、『ウルトラセブン』が正しい名称である。
ウルトラ戦士のことをよく知らない一般人、テレビ、書籍、公式サイトで誤植されることが多く、
『
ウルトラマンギンガ劇場スペシャル第2弾』では健太が「俺のは、
ウルトラマンセブンか!」 と言うと、
友也が「…ウルトラセブンです!」 と間違いを訂正するなどついには映像作品でもネタにされた。
正直主役を張った
ウルトラマンで唯一「
ウルトラマン○○」ではない
ウルトラマンなので間違われても仕方がないと言えるが、
この呼称に不快感を覚えるファンが少なからず存在するため、冗談でもあまり言わないようにした方が賢明である。
ただ、間違われても
優しさを失わないでくれ。
メタ的に言うと単なる[[大人の事情]]。
番組として
1975年にはハワイでも放送。
またそれ以前には
メキシコでも放送されたらしい。
最近ではカナダのケーブルテレビ局が吹き替え放送したが、
宇宙人の名前の英訳がむちゃくちゃだわ、かなりシーンがカットされているわ。
44話以降が放送されていないわ、あげくのはては放送時間帯が朝4~5時という超深夜放送…カナダの特撮ヲタ涙目である。
良いところといえば前述の欠番回の12話が放送された位か。
ジョージアのCMでは欽ちゃん達と麻雀をやっていた。
「デュワ!デュワ!……館さん、それロンです!」「お前喋れんの!?」
翌年には麒麟・田村と富士登山をし、
コーヒーを飲もうとするも「コン」と口にぶつけて飲めず、御来光に万歳をした……と見せかけてそのままどこかに飛んでいった。「ってどこ行くねーん!?」
有名な挿入歌があるが、あれは元々主題歌の予定だったが没になってしまった曲である。
続編として「戦え!ウルトラセブン」と言う企画があり、
主人公は、「伴 長一郎」、地球防衛組織が「ウルトラレンジャー」、新
必殺技のスライスVとスライスHがあり、
これは後の
ミラーマンのスライサーVとスライサーHとなって映像化された。さらに「遙かなるウルトラセブンの星」という劇中歌も作詞されていた。
準レギュラーとして
モロボシ・ダンが登場した『
ウルトラマンレオ』では、森次氏には当初MACの隊長・川上鉄太郎役でオファーが来たのだが、
森次氏がダン役以外で出演することに難色を示したため、『レオ』に
モロボシ・ダンが登場することになった。
後年、森次氏はダン=ウルトラセブンが登場したことで、セブンとの対比がレオが弱く見せてしまったかもしれないと考え、我儘を通したことを後悔していたといい、
『
ウルトラマンレオ』時代のことをあまり触れたがらなかったが、後に心境の変化があったのか、レオ時代のセブン(ダン)にも目を向けてほしいと語っている。
なお、その川上鉄太郎であるが、企画段階から「その正体は怪獣との戦いで変身できなくなったセブンであり、
最終回までレオにはその正体を明かさない」という設定であり、
森次氏を起用したのも、ダンとの繋がりを匂わせて視聴者に「正体はセブン」と暗示するための布石だったと思われる。
詳しくはレオDVD1巻参照。
森次氏が所有していた撮影用のセブンのマスクは、現在盗難されてしまっている。
=≡ < ̄ ̄ ̄)
=≡  ̄フ /
=≡ //
| =≡ / (__/|
| ___ L___ノ
| /|ロ| \
| / |ロ| 0 E丶
|| __ _|
|∧/┌―\_/¬|
|L|\\_/|L_/|
|ヒ|  ̄ ̄‾| ̄ /
| 丶 ┌===┐/
|_|\ \二//
|ロロ| `ー-イ_
|ロロ丶___/ロ|ロ\
|旦旦旦旦旦ロ/ロ/ロ丶
|ロ旦旦旦旦旦ロ/ロ旦|
追記・修正ありがとう
- 映画でレオがセブンを呼び捨てと出ているが、レオはTV本編でもダンを普段は「隊長」と呼んでいるが、ウルトラマンとして扱うときは「セブン」と呼び捨てにしていた。 -- 名無しさん (2017-05-12 08:52:31)
- 久しぶりの特訓ができるようで。しかも息子と一緒とは、なんか嬉しそうだなぁww -- 名無しさん (2017-05-13 16:46:54)
- ものすごく硬いキングジョーを斬撃ラッシュで倒すとか凄いわ -- 名無しさん (2017-05-13 21:24:16)
- マウント返しする辺りパワーもキングジョーを超えてるとかここ最近のセブンまじパワーファイター -- 名無しさん (2017-05-14 01:36:50)
- ↑2よく見るとどの斬撃も間接や装甲のすき間も狙ってる。1度(平成セブンも勘定に入れれば2度)戦った相手の特性はちゃんと把握してるってのもいい -- 名無しさん (2017-05-27 10:47:00)
- 今回の話で必殺技名を叫んだね。かっこよすぎる... -- 名無しさん (2017-05-28 00:45:37)
- セブンって魔王獣封印には参加していないけど映画でオーブの世界に居たのはもしかしてセブンはムルナウを追ってたのかな?ムルナウの反応からもセブンに何度か邪魔されたような感じだったし -- 名無しさん (2017-05-29 18:32:28)
- 当初の設定では初代マンと別世界だったからウルトラマンAに登場した時、一人だけデザインが浮いてるんだよね。 -- 名無しさん (2017-07-17 15:48:45)
- セブンXでジンと融合する際、ジンが記憶をなくしてセブン自身も意思を封じられたのを見て思ったけど、人間との同化はあまり得意じゃないっぽい。あくまでも推測だけど... -- 名無しさん (2017-08-07 16:37:30)
- 設定的にはレオラストからメビウスまで消息不明だったってのを後から知ってビックリした -- 名無しさん (2017-08-28 19:03:00)
- 耳なしセブンはタロウの目と同じ型を流用してるけどマスクやスーツ自体はタロウスーツの改造じゃ無いという話じゃなかった? -- 名無しさん (2017-11-01 02:09:53)
- ↑タロウの目は妄想ウルトラセブンだったかと -- 名無しさん (2017-11-01 02:15:22)
- 父親や上司、親戚かもしれない21の職業を見ると、恒星観測員のセブンはエリート一族の落ちこぼれだった可能性も……? -- 名無しさん (2018-03-09 17:26:02)
- ↑逆じゃないかな? 観測員って宇宙に関する知識とトラブルに対応できる体力の両方が高いレベルで必要な職業な気がするし。国家公認の探検家・測量士って言い換えるとエリートっぽい。 -- 名無しさん (2018-03-18 20:27:00)
- 消えた兄 -- 名無しさん (2018-03-22 00:52:39)
- ウルトラファイトで首が黒いのはスーツの色が剥げて、下地の黒が表れたとか聞いたな。 -- 名無しさん (2018-05-04 12:29:42)
- オーブの映画では大してあんまり戦っていないのにビームランプが点灯。絆の力では猛攻を見せていたけど、そろそろ老いが来てしまったんだろうか? -- 名無しさん (2018-06-22 10:05:05)
- ウルトラビームってエメリウム光線のことでは? -- 名無しさん (2018-06-24 13:30:38)
- ↑一話から流れてる主題歌にも歌われているがエメリウムが最初期からに対してワイドショットは13話だったはず。もしくはセブンのビーム技全般を「ウルトラビーム」というのかもしれんが(サロメ星人の話ではそんな感じ) -- 名無しさん (2018-06-24 13:35:22)
- イケメンでダンディなウルトラ戦士 -- 名無しさん (2018-10-14 16:12:53)
- デュワッ!は魔法のおまじない -- 鉄ちゃん (2019-11-18 14:29:30)
- 無粋だけど、一つ疑問があるんだ。最終回で、「明けの明星が輝く時~」って言ってたけど、もしそれまで(翌朝までに?)に決着つかなかったらどうするんだろうか? まぁ、本人としては、それまでに決着をつける決意だったんだろうけど。というかまさか、セブンのパワーがそれまでの時間までしかなかったとか?(それを過ぎると、戦えなくなるほど消耗してしまうとか) -- 名無しさん (2020-04-26 14:33:47)
- 当時朝日ソノラマから出ていたレコード(なぜか「鬼太郎」や「光速エスパー」の主題歌とのカップリング!)に載っていた解剖図では機械だらけでサイボーグかアンドロイドにしか見えなかった…あの図、もう一度見たいなあ… -- 名無しさん (2020-05-30 18:14:59)
- ログ化を提案します -- 名無しさん (2020-08-14 18:09:03)
- 義侠心に篤い男だが、義理と人情を秤にかけると後者を取ってしまったり、使命と関係なしに地球人に入れ込み過ぎた結果、英雄として讃えられているのと同じくらい他の異星人からは親の仇のように憎まれていると思う。妻子と没交渉だったのもそのためと考えると腑に落ちるかもしれない -- 名無しさん (2020-08-14 18:40:28)
- ↑4 -- 名無しさん (2020-11-15 00:01:00)
- ↑5 誤送信。あの時点でセブンが考えていたのは、防衛軍の総攻撃前にアマギを救出すること。んで自分の体は戦えないどころか、過労死寸前まで消耗してる状態。なのでなんとしても大急ぎでアマギを助けて、残った体力でM78星雲に帰らなければならなかった。改造パンドンが出てきたのは、むしろ想定外の事態(ダンはパンドンの死体が消えていたことを知らないので)。 -- 名無しさん (2020-11-15 00:20:02)
- シン・ウルトラセブンはあるのだろうか -- (名無しさん) 2022-05-22 13:18:25
- 本編見てるとセブンXレベルであっさり蹴散らす展開が割と多い -- (名無しさん) 2023-10-20 19:35:40
- ウルトラセブンという名前がなければ宇宙人レッドマンとしての名を賜り、ウルトラシリーズとはパラレルの平成レッドマン、レッドマンXになったかも。 -- (名無しさん) 2023-12-26 16:49:52
最終更新:2025年01月14日 20:50