より正確に言うならば、言葉は波動を介して人々の間を伝搬します。
この波動にも種類があり、ロンジチュージナル・ウェーブとトランスバース・ウェーブに大別されます。
例えば、あなたが発する音声はロンジチュージナル・ウェーブですし、あなたが普段目にしている文字はトランスバース・ウェーブとしてあなたの元に伝わってきているのです。
(ちなみに、地震にはロンジチュージナル・ウェーブとトランスバース・ウェーブの両方が含まれています。このことは、我々に多くの示唆を与えてくれることでしょう。)
日常的な生活において、波動の種類を気にする必要はないですが、一つだけ注意すべきことがあります。
それは、電話回線などを用いて音声を伝送する際に、ロンジチュージナル・ウェーブからトランスバース・ウェーブへの変換が行われているということです。
非常に残念なことに、(場合によっては)この過程で、音に含まれていた周波数の一部が失われることが知られています。
これは、1928年にH. Nyquist博士によって予想されてから、現在でも多くの科学者に受け入れられている現象です。
電話を介した会話でも、波動が損なわれないようにするためにはどうすればいいのか。
実は、波動がどの程度損なわれるかは、言葉の種類によって変わってきます。
例えば、「死」という言葉は、この言葉を発した時に音声が持つ周波数の特性から、波動が損なわれやすい言葉の一つです。
これは、適切な言葉選びを心がけることが、相手に伝わりやすい波動を選ぶことに他ならないということを意味しています。