在日韓国人の特権として扱われている通り名ですが、差別的なアレルギー反応をせず冷静に話し合ったほうが日本人のためにも良いという話。
芸能人における芸名ではないけども、出自の情報が多く含まれる場合が多い本名を隠したい場面というのは在日韓国人に限らず日本人でも多くなってきているのが現代。
例えばコンビニの店員がカスハラ対策に本名を隠して働くようになったり、スタバのモバイルオーダー受け取りで本名ではない名前で受け取ったりと、公共の場で本名を晒すことに抵抗を感じる人は実際に増えてきている。
小学生なんかでも、通学中は名札を見えないようにしたり、体操着からゼッケンがなくなったりと個人情報の取り扱いについてかなり慎重になった。
とは言え、役所や医者など、取り違えによる事故が致命的になりかねない場所ではそういったことが容易にできるわけではない。
そこで、個人情報を守りつつも各個人を間違いなく特定できる方法を模索する必要性は以前に比べて遥かに高くなってきていると言えるよね。
それが通り名であるかどうかは別として、公共の場で用いることのできる別名と、それでいてしっかりと個人を識別できる手段というものの必要性は十分に議論するに値するものではないかなという話。
例えばマイナンバーなんかがそうなんだけど、マイナンバーカードを所持することで個人の証明ができることを前提に通り名の利用が許されるとかってなれば、マイナンバーカード自体の利用価値も高まるんじゃないかな。
在日韓国人だってついこの間までは外国人登録証明書の所持が義務付けられていたわけで、通り名を使用することと個人が間違いなく特定できることはセットで考えられるべきということ。
パソコン通信から始まって今のSNS全盛になって、一個人が複数の名前で活動することが当たり前になってきている中で、現実社会では本名を使い続けなくてはいけない事自体がもはやナンセンス。
責任が生じる場面においては名前以外のものでしっかりと個人を証明できる仕組みを作ることで、人は自由に名乗れる権利を得られるはず。
夫婦別姓を含め、これからの時代は状況に応じて名前を自由に名乗れる権利が守られるべきであって、在日韓国人特権アレルギーなんかで通り名そのものを否定している場合ではないのだと思いますよ。
アレルギーの人にこういう話をしても通じないことはわかってるけど、そうじゃないって人は、今一度慎重に議論に参加することをおすすめします。