『スキマアワー』開催!! 2011年9月3、4日@元・立誠小学校+木屋町UrBANGUILD
京都には音楽イベントが絶えない。平日は夜な夜な、休日であれば昼夜問わず、ところ構わず様々な音楽イベントが企画されている。そんな京都音楽シーンの中に身を置く音楽ファンであれば、「スキマ産業」の名を一度は耳にしたことがあるだろう。キツネの嫁入りというバンドが主催するイベントだ。そしてその「スキマ産業」が京都の老舗イベント「P-hour」とタッグを組み、拡大版の「スキマアワー」として開催される。開催場所は京都のアンダーグラウンド・シーンを支えるライヴ・ハウス、木屋町UrBANGUILDと、現在は廃校となりアート・スペースとして多く利用されている元・立誠小学校。会場が小学校ということもあり、掲げられたテーマは「学校で、教わらなかった音楽。」だ。
「どこのシーンにも属していないんですよ、キツネは。」先日、キツネの嫁入りの中心人物であるマドナシ氏がそう話してくれた。では、彼らの居場所は京都のどこにあるのだろうか? また、どこにも属さない独特の世界感をもつキツネの嫁入りの音楽はどこから始まったのだろう。京都の音楽シーンを横目に眺めつつ、キツネの嫁入りが奏でる音楽世界の背景に迫った。そして余談ではあるが、京都と東京の距離を埋める為にskype電話でインタビューをするつもりだったのだが、まさかのマイク不備により急遽チャットで話を伺うこととなった。けれどキツネの嫁入りの歌詞からもわかるように、印象的な言葉を人の脳裏に残していくマドナシ氏だから、返って功を奏したと思う。
インタビュー&文 : 水嶋美和
チケット・プレゼント & キツネの嫁入り フリー・ダウンロード!
『スキマアワー』通し券を2組4名様にプレゼント!!
2011年9月3日(土) @元・立誠小学校
出演 : 大友良英×高田漣×いしいしんじ、二階堂和美、森ゆに、穂高亜希子、長谷川健一、Alfred Beach Sandal、oorutaichi×ytamo、林拓
開場 : 14:00 / 開演 : 15:00
2011年9月3日(土) @木屋町UrBANGUILD
出演 : 向井秀徳アコースティック&エレクトリック、たゆたう、王舟、oonoyuuki
開場 : 19:30 / 開演 : 20:00
2011年9月4日(日) @元・立誠小学校
出演 : キセル、キツネの嫁入り、タテタカコ、日比谷カタン、mmm、ゆーきゃん、ASAYAKE01
開場 : 14:00 / 開演 : 15:00
【チケット】
A : 元・立誠小学校 前売り3000円 当日3500円
B : 木屋町UrBANGUILD 前売り2500円 当日3000円(共に+1drink)
C : 3日/元・立誠小学校+木屋町UrBANGUILD 5000円(木屋町UrBANGUILDで+1drink)予約のみ
D : 3日/元・立誠小学校+木屋町UrBANGUILD+4日/元・立誠小学校 7000円(木屋町UrBANGUILDで+1drink)予約のみ
【無料招待への応募方法】
件名に「スキマアワー 招待券希望」、本文に氏名、住所、電話番号をご記入の上、info(at)ototoy.jpまでメールをお送りください。当選者には、追ってメールにてご連絡します。※あらかじめinfo(at)ototoy.jpからのメールを受信できるよう、設定ください。
応募締切 : 2011年8月25日(木)
【お問い合わせ先】
スキマ産業 ホーム・ページ
主催バンド、キツネの嫁入りのライヴ音源をフリー・ダウンロードで!!
キツネの嫁入り / 俯瞰せよ、月曜日
キツネの嫁入りが5月に生み出したばかりの新曲「俯瞰せよ、月曜日」。「スキマアワー」の開催を記念し、まだどの盤にも収録されていないこの曲のライヴ音源をOTOTOY限定で配信開始! しかもフリー・ダウンロード! 国籍不明のフォークロア感あるサウンド、その中を歩く毒をもった声。奇妙な結末を待つ昔話のような、懐かしくも少し怖い彼ら独特の世界観をお楽しみください。
マドナシ(キツネの嫁入り) インタビュー
――急遽チャットでインタビューをさせて頂くこととなりました。変な感じですがこれで始めたいと思います。
現代っぽくてよいですなぁ。
――先日の「TOKYO BOREDOM IN KYOTO」で初めてご挨拶させて頂きましたが、その時に話したことって覚えてます? お酒入ってましたけど。
多分覚えてます… 何だっけ?
――キツネの嫁入りはどこのシーンにも属していないって話。
ああ、しましたな。
――京都のシーンはミュージシャン各々の繋がりが深く、マドナシさんも色んな方と仲がいいと思うんですけど、確かにどこにも属していない感じがする。それはキツネの嫁入りの音楽性にしても同じです。その中でなぜスキマ産業というイベントを始めたのでしょうか?
俺自身、元々京都の人間ではなくてですね。10年ぐらい前にたまたま京都に住みついたんです。
――出身はどちらなんですか?
えー、一応奈良ですな。親は鹿児島です。
――京都へはバンドありきで出て来たんですか?
そうですな。京都で音楽をやっているほとんどの人が大学を機に京都に出て来たりとしているわけですが、俺は高卒で大学にご縁がなく。奈良の高校を出てからアメリカへ行ったり大阪でその日暮らしをしたりと随分適当に生きてたんです。
――アメリカ!
うん、カート・コバーンの墓参りに行って、たまたま知り合ったメタル好きのスペイン人の家に適当に転がり込んでたり。
――高校卒業後は根無し草的に暮らしていたんですね。
そうそう。それで日本に帰って来て、たまたま京都に遊びに来た時に十字屋(京都にある楽器店)に貼ってあったバンドのメンバー募集でとあるギタリストと知り合って、バンドを組むことになったんです。その時はベースを弾いてたんで。京都はライヴ・ハウスがそこら中にあるし自然もあるし、住みやすそうやから、ほな引っ越すわってことで京都に流れ着いた訳です。結局そいつとは3カ月でポシャリましたが (笑)。
――その後にキツネの嫁入りを始めた?
いや、当時は謎のノイズ・バンドでギター弾いてましたな。
――謎のノイズ・バンド(笑)。
そう(笑)。元々歌とか自信なかったんですがね、色々見てて自分でも歌ってみようかしらとドーマンセーマンというバンドを始めたのでした。
――マドナシさんの音楽経歴って面白そうですね。
うん。姉の影響で聖飢魔Ⅱ、兄の影響で長渕剛とTHE BLUE HEARTSを、個人的にはたまと渡辺美里が好きという音楽環境で小学生時代を過ごしたもので。
――そりゃ濃くもなりますね! プロフィールにパンク好きとありますよね。
うん。
――でも、キツネの嫁入りの音楽は一般的なジャンル分けで言えばパンクではないですよね。
そうですね。
――でもパンクっぽさがあるのはわかります。でないと、東京ボアダムのようなイベントには呼ばれない。
ありがとうございます(笑)。あのイベントはほんとに出たいイベントだったので、今年一番うれしい出来事だった。
――それはやはりパンクを感じていたから?
そうですな。一言でいうとDIYであって、この2011年という時代性の上で、「新しい」方向を確実に向いている人達が主催しているイベントだと思っていたので。パンクってファッションのものとそれ以外のものと2通りあると思ってて、3コードでギターを歪ませてなんとなく反社会的な事叫ぶってのはただのファッションだと思う。
――なるほど。ではもう1つは?
スタイルにとらわれず、DIYで、その時代において新しい事を探し、知り、それを始める事をパンクというのだと思うのです。もちろん、全部抜きにしてかっこよかったらいいってのは大前提あるわけですが。ロックはこう、パンクはこうと決まった事をやることは簡単で商品価値も生まれやすいと思うけど、それはパンクでもロックでもない。しいていうならROCKではなくLOCKかと。
――おお、うまい言い回しですね。先日、ある飲みの席で「パンク・アティチュード」という言葉を覚えたんですよ。パンク文化のドキュメントDVDのタイトルなんですけど。
ほう。
――先ほどのファッションじゃない後者の方はアティチュードとしてのパンクってこと?
そうですな、今の文脈でいくと。そういう言い回しがありましたか。
人々の脳裏や心という名の川に杭を突き刺していきたい
――話を戻しますが、京都に移り住んでから?
そうそう。その頃はまだ知り合いもたいしておらんので、街のフリー・ペーパーとかを読んで面白そうなイベントがあったらふらっと一人でいってたわけですよ。Limited Express(has gone?)の「食いしん坊バンザイ」、FLUIDの「HAVE A LOST KEY」、JESUS FEVERの「slower traffic」やDiG A HOLE「handle with care」とかによく行ったな。そこらへんのイベントに顔を出すようになって、インディーズでこんなカテゴライズ不可なバンドばっかりが出ても成り立つ場所があるのねっていうのが最初の衝撃。このバンドの人達はみんな固有のパンクな音楽をしていて、自分の場所もちゃんと持っている。それが羨ましくて。
――で、スキマ産業を始めた?
うーん、そうですなぁ。その後、Limited Express(has gone?)とFLUIDはボロフェスタで一緒にやるようになって、当時京都で面白い事をやっている人達はそっちに求心していく雰囲気があったんだけど、俺は俺で面白い人と多く出会うようになったので、彼らとは違う所で俺なりに新しいイベントをやろうと思ったのがきっかけですね。「大多数の人が必要とするかどうかは怪しいもんやけど、必ず必要としている人がいるだろう音楽イベント」。それで始まったのがスキマ産業ですかね。
――京都で元々は個人規模でふつふつと湧きあがってきた小さな泡が、ムーヴメントとして大きな渦を起こし始めて、京都の音楽シーンの中でも存在感が大きくなって… そこに対するパンク・アティチュード?
うーん… 。彼らのムーヴメントに対抗しているつもりはなかったけど、彼らとは違ったテイストでブッキングも組んでいたし、意識はしてたかも。
――たとえば?
nhhmbase、FLUID、P-shirts、group_inou、ha-gakureとかよくわからないメンツでやったり。group_inouはまだ売れる前だったから、確か2005年ぐらいかな。ちなみに東京の今は居ないgajiってバンドを呼びたくて企画したのがスキマ産業の第一回目です。後、MONG-HANG、ZUINOSIN、わたしたちの群れ(夢中夢)、ドーマンセーマンでネガポジって小さいハコでやったり。
――ちょうどその頃ぐらいから私も京都のライヴ・ハウスに遊びに行くようになったんですよね。
あ、そうなのね。
――で、スキマ産業の名前も知ってた。
あら、うれしい。
――行ったこともありますよ。
アリガトゴザマス。
――スキマ産業は今年何年目ですか?
第一回目が2005年の2月で、そこから半年ペース。今29回まで行きましたな。
――じゃあ6年半ですね。続けていこうと思えるスタンスはどこにあったのでしょう?
それはですね、普通、皆、初期衝動としてはそんなもんやと思うのですが。つまんないイベントばっかやなと日々思っていたというのもあり、結局自分達のイベントが一番面白いと思っていて、自分達の居場所として一番ふさわしいと思っているのがありますかね。要は、京都が面白いイベントだらけになったら自分達でやる必要もないかなとも思ってます。
――京都の今ある音楽シーンについてはどう思います?
うーん、京都のゆるい面が悪い方向に出ておるような気もします。あ、でも京都ってくくりでいくと、ヒップ・ホップのシーンとかノイズ、ゴシック、テクノ、DJとか、ましてや、J-POPな人達とかあまり知らないので、対象がちょっと違う気もしますが。「DIYだ! オルタナだ! パンクだ! ハードコアだ! 」って言ってる若いバンドマンに限って、半年後に会ったら「あ、就職して音楽やめました」って言う。そういう人達が多すぎて「何だかなー」って日々思っていて、そんな中で東京ボアダムで朝方のBOSSTON CRUSING MANIAを見た時に、相変わらず最高やと思った。
――変わらないことに対して?
うん。思うに、今の京都は大人が若い人達をおんぶにだっこし過ぎてる気がする。
――古株は甘やかしすぎだし、若い連中は半端だ! みたいな感じですかね。
おっさんみたいですな(笑)。まあでも俺たちがそうだったみたいに、今の時代性ってのは俺の知らないところであって彼らなりのパンクってのがあるのかもしれません。一概には否定できませんな。ただ一つ明確なのは、新しい事をしようとしている人や自分でそういう場所を作ろうとしている人は減っているような気がします。これも時代性なんでしょうかねぇ。既存のものや、「適度に」変わったものを人は求めている気がします。適当な癒しを。
――若い人達の場所は、自分達で作らなくてももう用意されている状態なんですね。そんな京都でキツネの嫁入りはスキマ産業を続けて、次回はP-hourと組んで拡大版の「スキマアワー」をやる。その中でキツネの嫁入りはどうなっていきたい?
チャートにランク・インするぐらいセールスをあげたいとか、フェスとかに出たいとか、食えるぐらい売れたいとか色々ありますが、その前にキツネの嫁入りという音楽とスキマ産業という場所を20年先も同じようにぶれずに継続させる事が目的としてありますな。
――変わらず、続けていくこと。
うん。キツネの嫁入りという音楽はずっとそこにあって、そのうち浸透していくものだと思っておりまして、人々の脳裏や心という名の川に杭を突き刺していきたいわけですよ。で、その杭は普段避けて通れるんだけど、流れを変えたい時や違う何かを求めた時に必要になってくる。そういう時必要になるきっかけとしての音楽とスタンスを貫きたいと。そして、京都という場所から最大限遠くまで俺たちの存在とアティチュードを伝えるために、リリースの前に大きいイベントを行う必要性を感じて、今回のスキマアワーを行う運びとなったのでありますね。答えになってる?
――なってます。つまり、やるからには売れたい欲求はある。
ふむ、そうですね。
――ただ、売れるために自分が何か変わるということはない。変わらないべきである。
そうそう。BOSSTON CRUSING MANIAのカシマ(エスヒロ)さんもそうなんですけど、何年も経って周りにどう評価されようが、変わらず同じスタイルを貫いている姿って、俺みたいな人間には一番の癒しでもありエネルギーになるんです。もちろん常に新しいものを求めていくことも必要。ファッションとしてではなくアティチュードとして。
――最初に話したパンク・アティチュードの話が全体的な話のキーになっている気がしますね。
そうですな。俺の根底には常にそれがある気がします。
「知る事」と「再び始める事」
――スキマアワーについて詳しく話を聞きたいのですが、今回はなぜP-hourと組もうと思ったのでしょう? 先ほど「つまんないイベントばっかだと日々思っている」と話してくれましたが、P-hourのことはどう思ってる?
精華大学がベースにあるっていうのも関係してきますが、山本精一、大友良英、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENやCORNELIUSなどの大御所相手のイベントをずっと続けているけど、「今売れている」とかの理由ではなく、巨大なリスクを背負って単に好きな場所に好きな場所を呼ぶというスタンスがいいなと思うし、そこにスキマ産業とも通じるところがあると思っています。
――精華大学の学祭には何度か行ったことがあるんですけど、すごいですよね。夕方4時ぐらいから全裸の男たちが泡盛一気大会をやってた(笑)。単純に面白い事を好きな人が集まってもっと面白いことをしてやろうぜって集まった、大学というより集合体のイメージがあります。でもそのせいか、P-hourって京都の中で一番アートに近いイベントですよね。
うん。俺はそういうアートのフィールドに縁遠いから、そこの人にはキツネの嫁入りがどう映るんであろうかってのも関心の対象であったり。
――スキマアワーの「学校では教わらなかった音楽」というキャッチ・コピー、すごいキツネの嫁入りの音楽に合ってると思います。というのは、キツネの嫁入りの音楽って、ちょっと怖い昔話のような世界観を持ってると思うんですね。
ほう、なるほど。
――例えば、「かごめかごめ」は幼い頃から歌ってて懐かしいわらべ歌なんだけど、大人になって聞くとちょっと怖い。それは実は怖い裏話があるからで… とか。そのちょっとひやってする感覚がキツネの曲にはある。あとそうですね、宮沢賢治の「注文の多い料理店」にも似てる。
あ、そういう感想は時々頂きました。どう伝わっているかは人それぞれでいいんですが、俺たちが歌っているのは「知る事」と「再び始める事」の2点に集約される気がするので、そう言われてみると確かに今回のイベントのキャッチに通ずるところもあるのかもしれませんな。でも昔のアルバムの方が昔話感あったかもなあ。前はもっとストーリー仕立てで作ってた。今はカギ氏がパーカッションからドラムになって、藤井氏がコントラバスで入って、より攻撃的でストレートになったと思います。
――次作は新しいメンバーでの初の音源ですね。
そうそう。3月リリース! の、予定(笑)。今度の曲はほとんどセッションから作っているので、文字通り四人で作ったという事になります。
――キツネの嫁入りの音楽性はどこから影響を受けていると思いますか? マドナシさんはパンクや聖飢魔Ⅱですが、そこからキツネの嫁入りへはなかなか辿り着かない(笑)。
影響かあ。歌ありきってのはあるんですが、俺たち四人が乗れる! ってなる時はなぜか変拍子が多いのは確かです。あと、みんなアコースティック・セットの音楽をあまり通ってないのはなぜでしょうね。ちなみに、京都にデラシネかMelt-Bananaが来た時にステージからダイブしている人がいたら、大体俺です(笑)。
――そういう人の下敷きになっているのは大体私です(笑)。
おお、マジでごめんなさい。まあ彼らもそう明言しているわけではないのですが、自分達にしかできない音楽=パンクっていうのを目指しているところは共通しておりますな。そして歌詞を届かせようと思ったら、アコースティックのセットの方が良かったりします。単純に音的な問題で。
――キツネは歌詞を届かせたいんですね。
そうですね。でもそれだけ優先するならもっとわかりやすい楽曲のがいいと思うんですが。それをああいう楽曲でやってしまうのが、我々の思う「パンク・アティチュード」なわけです。って、この数時間で数年分の「パンク・アティチュード」を言った気がする(笑)。
――やっぱりキーになっている言葉ですね。しかしチャット・インタビューって初めてやりましたが
なかなかやりにくかったのでは。
――いや、「ビールが飲みたくなりますね。」って打とうとしてました(笑)。そろそろ締めようと思います。最後に何か言い残してることはないですか?
大体話した気がしますな。えーと東京の皆さん、全国の皆さん、スキマアワーは、アバンギルドというライヴ・ハウスと元・立誠小学校という場所を使う事で、今までにない環境・ブッキングで「歌」を届ける事のできるイベントになったと思います。二階堂和美さん、向井秀徳さん、キセルさん、タテタカコさん、そして東京で今勢いのある「歌」の人達、王舟(BAND)さん、oonoyuuki(BAND)さんに、森ゆにさん、穂高亜希子さん、mmm、Alfred Beach Sandalさん、「歌」の違う切り口として大友良英さん、いしいしんじさん、高田漣さん。バンドセット、もしくはソロの印象が強いかもしれないoorutaichiさんとytamoさんのアコースティックセット、これが絶品です。これも歌、これが歌の日比谷カタンさん。そして関西の「個」たゆたうさん、林拓さん、ASAYAKE01さん、ゆーきゃんさん、そして我々キツネの嫁入りでお送りします。是非、皆さん、京都木屋町でしか味わえないこの「歌」のイベントにおいでください。
――ありがとうございました!
「スキマアワー」出演者の音源はこちらから!
キツネの嫁入り profile
マドナシ(madonasi) / Go.Vo
ひーちゃん(hisayo) / Accordion、木琴、piano
カギ(kagi) / Drum、Djambe
トックン(totoku) / Contrabass、Uplightbass
マドナシとひーちゃんが京都で出くわし2006年より活動開始。2007年昔から知り合いだった「カギ」氏がジャンベで参加。2009年大阪は老舗レーベルGyuune Cassetteより1stAlbumリリース。2010年レコーディングをきっかけに、藤井都督氏参加。京都在住(かといって京都出身者はゼロ)のメンバー四人によるオルタナ・バンド(だと思っている。)である。フォークとかアコースティックと称されることも あるが、まぁなんでもいいわけで。本人たち(特にボーカルの人)は、そう思っているらしいというあたり。アコギ・アコーディオン・ピアノ・木琴・トライアングル・コントラバス・アップライトベース・ジャンベ・ドラムそして歌とコーラス。それらを曲によって 四人で使い分ける。居場所がないなら自分で作ればいいと、スキマ産業というイベントを行いつつ、都合がつけば東京だ、九州だもいくバンド。エスニック・グランジ・プログレ・ワールドな楽曲に歌が乗り一貫して形成される世界は「どうしようもないかもしれないけど悪くもないこの世界で生きる日常」といったところ。虚飾はない。ロマンチズムもない。人一人が生きる等身大の世界観。イベントによって編成を変えつつ下記の四人によって形成される。