米大使が福島でサーフィン 魚試食し安全アピール
エマニュエル駐日米大使は6日、福島県南相馬市を訪問し、地元小中学生らとサーフィンを楽しんだ。東京電力福島第1原発の処理水放出開始から来月で1年となるのを前に、中国などによる批判を念頭に「福島の魚や水質に関する風評には根拠がない」と指摘。同行した小泉進次郎元環境相も「非科学的な攻撃に日米は屈しない」と訴えた。
エマニュエル、小泉両氏は同市の北泉海岸で、サーフィンや、ボードを使わないボディーサーフィンで波と戯れた。地元で水揚げされたヒラメやしらすを試食後、第41回全日本級別サーフィン選手権大会を観戦した。
取材に応じたエマニュエル氏は「米大使として、福島に行かなければ日本に来た意味はない」と訪問の意義を強調。「今後も福島の魚を(大使)公邸で食べるし、福島の海で泳ぐ。安全だからだ」とアピールした。小泉氏は「福島の素晴らしさを改めて伝えるきっかけや、勇気を福島の子供たちがくれた」と語った。