井岡、1位退け初防衛 田中はKOでV3ボクシング世界戦
ボクシングの世界タイトルマッチが31日、東京・大田区総合体育館で行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡一翔(Reason大貴)は同級1位の挑戦者ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)を3―0の判定で退け、6月に4階級制覇を果たした王座の初防衛に成功した。井岡の戦績は25勝(14KO)2敗。
WBOフライ級チャンピオンの田中恒成(畑中)は、同級10位のウラン・トロハツ(中国)を3回2分29秒KOで下し、3度目の防衛に成功した。田中の戦績は15戦全勝(9KO)。
◇井岡一翔の略歴
井岡 一翔(いおか・かずと)09年4月プロデビュー。11年2月にWBCミニマム級王座を奪取し、12年6月に八重樫東(大橋)を破りWBAとの王座統一。同年12月にWBAライトフライ級、15年4月に同フライ級王座に就き3階級制覇。今年6月にパリクテ(フィリピン)を破って日本男子初の4階級制覇を達成。元世界2階級王者の弘樹氏は叔父。右ボクサーファイター。164.2センチ。30歳。堺市出身。
◇田中恒成の略歴
田中 恒成(たなか・こうせい)13年11月プロデビュー。15年5月にWBOミニマム級王座決定戦に勝ち、日本選手最速の5戦目で世界王座獲得。16年12月にWBOライトフライ級王座決定戦を制して8戦目で2階級制覇。18年9月に木村翔(青木)を破ってWBOフライ級王座を奪取し、3階級制覇を達成。右ボクサーファイター。164.2センチ。24歳。岐阜県出身。(2019年12月31日)