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2025-01-29

解剖学教室のこと

少し前に、日本医師グアム解剖学実習を行ったのをSNSに上げたことが炎上した。

投稿自体はすぐに消されて、数日後に謝罪記事を出していたけど、謝罪の内容となかなかひどかった。

炎上の内容はここではあえて詳しくは書かないけれど、この件を受けて「自分が死んだら献体することを考えていたけど、今回の件でやっぱりやめようと思う」という書き込み散見されて、非常に悲しい。

大多数の真面目な医師医学生真剣な学びが、たった1件のネット上の書き込み邪魔されるのは耐えられないので、この記事を書こうと思いたった。

ここでは、医学部解剖学実習がどのように行われるのか、医学生がどのようにご献体に敬意を払っているのか、また払うように教えられるのかということを書いていこうと思う。

大前提として、献体というのは100%本人と遺族の意思によって行われる。だからあなたが今回の件を受けて、あるいはその他の理由でも、献体に出すことを不安に感じたのならば、その意思は確かに尊重されるべきだと思う。だけど、「医者医学生はみんなあんな感じで解剖実習に取り組んでいる」「あれが業界スタンダード」と思われたくはない。

最初に私の話を少しさせてもらうと、私は、とある大学医学部入学したのち、3年目で中退している。だから医学教育は途中までしか受けていないし、今は一般会社で働いていて医師ではない。中退理由はお察しの通り成績不振で、留年して2年生を2回しているので2年生で行われる解剖学実習も2回受けている。

からここでは、とある私立医学部で成績が下の下だった元医学生から見た「解剖学実習」というものについて書いていきたい。

なお、解剖学実習室で起こったことには、医師であろうとなかろうと、医学生であろうとなかろうと、中退した元医学生にも、守秘義務というものが発生する。だからここでは、個別具体的に起こったエピソードというよりは、一般論として「医学部では大体こういう感じ」というものとして読んでいただきたい。

実習前

解剖学実習は2年生の後期に行われる。他の教科は前期にあらかたやってしまって、2年生後期はほぼ毎日、1日中解剖学実習室に篭ることになる。だけど何も知らない中でいきなりご遺体を切るわけにはいかないので、前期には実習の準備講座のような授業がある。そこでは、まだ見ぬ人体の構造について、まずは教科書を見ながら勉強していくというもの特に「骨学」と言って、骨の形や名前を覚えることは必須だった。

橈骨、尺骨、大腿骨、鎖骨、肋骨、下顎骨…

日本語と英語、余裕のある人はラテン語でも覚えるように勧められた。ちなみに上記の骨は順にラテン語で、Radius, Ulna, Femur, Clavicula, Costa, Mandibulaだ。

左右がある骨は左右まで同定するよう覚えさせられた。手や足の指の骨や、手のひらや足の甲を構成する小さい骨に至るまで、見ただけでわかるようにしなければならなかった。さて、骨学の実習にはもちろん骨の標本を使うのだけど、この標本は全て本物のヒトの骨を使ったものだと最初説明があったのを覚えている。おそらく今同じ標本をヒトの骨から作ることはできないだろう。どうやって作ったのかは知らない。「人の骨の標本」と言われて、よく理科室にある骨格標本想像する人もいるかもしれないが、骨学で使う標本は木箱に入っているもので、骨格標本のように組み立てられた状態にはなっていない。小さい骨もあるので「絶対に無くすなよ」と念を押されたのを覚えている。

「皆さんは後期に実際の人の体を使った実習を行います。これも本物の人の骨を使った標本です。こうなる前には、皆さんと同じように生きていた人たちのもので、非常に貴重なものです。くれぐれも粗末に扱ったり、乱暴に扱うことのないように」

目の前の骨が本物と聞いて、ビビる学生たち。いよいよか…という緊張感が走ったのはよく覚えている。

骨学の試験は、テーブルに一つ一つ置かれた骨の名前を解答欄に記入していくというものだった。回答は日本語または英語ラテン語も可とされていたけど、ラテン語で書いた人っていたのかな。

ちなみに解剖学先生(おだやかなおじいちゃん先生だった)が学生の頃は解剖学ラテン語で習ってたらしい。前期の終わりの暑くなってきた時期に、汗かきながら無言で骨学の試験を受けたのはよく覚えてる。

実習前には骨学の他にも、実際に遺体を目にする前に図録や教科書で人体の構造理解する。いきなり人の体を切る前に、その準備段階として予習はしっかりやっておかなければならない。

解剖学実習

解剖学実習は後期からグループで行われる。大体1グループ4−6人くらい。基本的に気の合う者同士で組むことが多いけど、人によっては仲の良さよりも成績が近い人同士とか、もっと戦略的なことを考えて組んでる人もいた。

グループが1体ずつご遺体担当し、学期の終わりまで解剖していく。1学年が大体100人ぐらいなので、20前後のご遺体を1学年で解剖することになる。ご遺体がどのような過程で集められるのかについては後述する。

実習を始める前に、先生からは次のような説明があった。

解剖学においては、いま皆さんの目の前に横たわっているご遺体こそが最大の教科書です。そしてこの人たちは医者になる皆さんの最初患者さんになります。多くのことをこの「患者さん」から学んでください。それこそが、彼らが自らを献体したことに対して皆さんができる最大の恩返しです」

実習はほぼ毎日、朝から晩まで行われるが、毎日実習の最初最後には黙祷を行うのが常だった。班の中で持ち回りで毎週誰かが花を買ってきて、枕元に活けていた。

遺体ホルマリンで防腐処理を施されているので、実習室は揮発性のにおいで充満している。このにおいが苦手な学生特別に換気のいい小部屋を与えられるが、その部屋は銭湯の半露天風呂のような構造で冬はとっても寒いので、その部屋の人たちは大変だなあと思って見ていた。またご遺体血液も抜いてあるので、切っても血は出ない。ここが手術などとは大きく違う点かもしれない。

解剖学実習では、体のいかなる小さな部分も捨てることは許されない。遺体の一部でも規定外のやり方で「廃棄」することは法的な問題がある(たぶん下手したら「死体遺棄」とかになる)だけでなく、もちろん倫理的意味でも絶対にやってはいけないことだ。

から切り取った皮膚や脂肪などの組織片は細かいものも含めて全て別の箱に入れて、実習の最後まで取っておかなければいけない。

別の学年が実習していた時には、その組織片が実習室内の洗い場に捨てられていたのを先生発見し、激怒。学年全員を落第させるぞといって大騒ぎになったそうだ。

組織片の扱いについてはそれほど厳しく慎重に取り扱われる。

森本梢子研修医なな子』という漫画で、「解剖学実習中のなな子が、髪に脂肪の破片をつけたまま気づかずにいる」という描写があるけれど、これは少なくとも私が受けた解剖学実習ではありえないことだ。ていうか実習室で何したら脂肪片が髪につくの…?

実習では、本当にすべてを見る。

あらゆる臓器、あらゆる関節、あらゆる筋肉、あらゆる血管、あらゆる骨…。

場合によっては、色々な理由普通とは違う構造をしたご遺体に当たることがある。手術で臓器を取っていたり、病気痕跡があったり、先天的に他とは違う構造になっていたり。そんな時は他の班のご遺体を見せてもらったり、他の班からみんなが見にきたりする。

単純に腕が悪すぎて見ておくべき重要な神経や血管を見逃してしまい、他の班に見せてもらうこともある。「あの班はXX神経がすごく綺麗に出てるらしい」と話題になってみんなが見に言ったりもしていた。解剖学実習では、班ごとだけでなく学年みんなんで取り組む、みたいな意識が強かったように思える。

都市伝説について

都市伝説的に、「遺体の耳を切り落として壁に当て『壁に耳あり』と言った学生がいた」「脳でサッカーをした」「大腿骨チャンバラをした」といったエピソードが聞かれることがあるが、少なくとも私が参加していた解剖学実習では、みんな真面目に取り組んでいてそういう遊びをする空気ではなかった。別に空気がピリピリしている、というほどではなかったけど、ふざけたり大騒ぎするような人はいなかった。

上記都市伝説について考えてみたのだけど、耳介(いわゆる外側に出てる『耳』の部分)は軟骨から切るのはけっこう大変だし、解剖の過程で耳介を切り落とした覚えはないので、たぶん解剖学普通の手順じゃないような気がする。耳介を切り落とす前にやることあるだろ普通に。ネット検索した限りもしかしたら戦前とか、かなり昔の逸話のようだ。

ヒトの脳は蹴って遊べるほど硬くないのでこれは嘘だと思う。あと蹴って遊ぶ前にやることあるだろ普通に。

大腿骨チャンバラ現実に起こったとしたら骨学の実習中の話だと思うけど、行為の是非以前にまず授業中に何やってんだって話。

いずれにせよこんなことする学生は全員落第か退学になってると思う。なっていてほしい。

実習中

解剖学実習室では、時々遺族が見に来ることがある。もちろん実習室の中には入れないものの、壁一枚隔てたところにご遺族がいたりする。そういう日は朝にお知らせがあることもあるけど、何も言われないからって誰も来ていないとは限らない。だから言動には気をつけるようにいつも厳しく言われていた。

どこで誰が見ているか、聞いているかからないので、実習室の外での会話にも気を付けるよう、注意もされていた。今回炎上した件で、「新鮮なご遺体」という表現に引っかかっていた人が多かったように、医師/医学生同士の会話で普通言葉遣いでも、事情をよく知らない人が聞いたらビックリしてしまうことは往々にしてある。

明日の実習でさ、ナントカ動脈走行確認したいからあそこ切ってここ開いて…」なんて話、一般の人に聞かせたらいけないよね。

同じように、解剖学の図表を公共の場所で開く時にも注意するように言われていた。私は『ネッター解剖学アトラス』という図表を使っていたけど、イラストなのに写真みたいに(何なら実物よりも)鮮やかに描かれているので、事情をよく知らない人が急に見たら確かにビックリすると思う。

今回炎上した件で問題になった写真撮影について、自分の時はどうだったかなと思い出してみたけど、当時はガラケーだったので少なくとも写真を撮る目的では携帯を実習室に持ち込むことはなかったはず。ロッカーに入れてたと思う。

実習室で遺体に触るときには手袋をするんだけど、途中で教科書を見たり他のことをするのに手袋を付けたり外したりを繰り返すので、そんな環境にわざわざ携帯を持ち込んでたとは思えない。

学年内で発表のために撮影必要ときは、共有の小さなデジカメを使っていたと思う。もちろん、SDカード含めて外部への持ち出しは禁止で、実習室内の共有のパソコンスライドを作って発表していたと思う。

スマホが普及した今では、当然スマホの持ち込みは禁止になっていると思う。

実習の終わり

半年かけての解剖学実習が終わると、学生が自らの手で納棺を行う。

遺体と、遺体から切り取った組織片も、細かいものも含めて全て棺に収める。臓器などはできるだけ元の位置に置いておく。中には、遺族から預かった遺品を一緒に入れることもある。みんなで丁寧に納棺し、学生たちの手で釘を打つ。

遺族はこの納棺の時にも立ち会うことができないので、学生たちがご遺族の代わりに責任を持って納棺するのである

学生の中には、ご遺体手紙を書いて棺に納めていた者もいた。半年も一緒に過ごしたご遺体なので、親近感もあるし、感謝もある。文字通りの意味で「体の隅々まで見せてもらった」という点では、ある意味家族よりも濃い関係を築いたものだと思うし、そういう自負が解剖を終えた学生にはある。

学生たちは、この段階で初めてご遺体のことを少しだけ聞くことができた。何歳で、どんな病気で亡くなった、とかぐらいだけど、それで「ああ、だからあんなに体格が良かったんだな」とか「あの臓器の状態はその病気のせいだったのか」などと少しだけ答え合わせをすることができる。

慰霊祭

大抵の医学部附属病院では、年に1回解剖慰霊祭というものが行われる。解剖学実習のために献体した方や、医学部研究施設実験に使われた動物たちの慰霊祭である解剖学実習をした学年(私のいた大学では2年生)の学生は全員参加で、あとは献体した方のご遺族、大学研究者関係者が参加する。もちろんスーツで来るよう求められるし、ここでも(なんたってご遺族が来ていることもあるし)ふざけた態度など取る人はいなかった。

一緒に実験動物慰霊祭も行うんだけど、ネズミ何匹、ウサギ何羽…と当然ながら数が記録されていて、他にもあまりいたことない動物名前も挙がっていたのが印象的だった。

献体について

献体とは、医学および歯学の発展のため、また、力量の高い医師歯科医師社会へ送りだすために、死後に自分の肉体(遺体)を解剖学の実習用教材となる事を約し、遺族が故人の意思に沿って大学解剖学教室などに提供することである。(Wikipedia

大学病院にはこの献体生前に受け付ける事務局があり、あなたがもし自分の死後に献体をしたいと思ったら、まずは最寄りの大学病院自分献体したいと思っている大学病院事務局を訪ねることになる。

そこで、幾度かの面談を経て献体登録することになるが、献体には通常、家族同意必須となる。面談にも家族と来ることを求められるし、死後に家族の反対があれば献体自体ができなくなる場合もある。

事前に面談に参加していて理解が得られていても、「いざその時」になって気が変わった家族の反対で献体が中止になる例もザラにあるらしい。

献体登録していた人が亡くなると、病院内で弔いをしてから防腐処理に入る。具体的にどのような処理をするかはここでは割愛するが、普通ホルマリンを使った防腐処置を施す。

問題になった医師が参加していた解剖実習のご遺体は、ホルマリンで防腐処理をしていないものらしい。ホルマリン処理をしていないご遺体の解剖は日本では難しいだろう。防腐処理をしていないということは、亡くなって間もないということだ。それで『新鮮なご遺体』と表現していたらしいけれど、SNS一般の人も見る状態でその言葉は使うべきではなかったよね。

ちなみによく都市伝説で、「防腐処理した遺体ホルマリンプールに沈めていて、遺体が上がってきたらそれをつついて沈める高額バイト」の話があるが、私の知る限り大学にそんなプールはないし、昔はともかく今は嘘だと思う。

遺体は、そこから1~2年は家族のところに戻ってくることはない。戻ってくるのは実習が終わって、学生が納めた棺を火葬して灰になった後だ。「故人の意思とはいえちゃん葬式ができていないまま年単位時間が過ぎる」というのは、想像以上に家族負担が大きいんじゃないだろうか。家族の中には「本人が献体したいというから同意したけど、こんなに長い時間遺体が戻ってこないとは思わなかった」と後悔する方もいると聞く。

からこそ、あなたがもし将来献体したいと思っているなら、そのことについては早いうちから家族とよく話し合っておくべきだ。

終わりに

今回の件、医師界隈からもかなり批判されているようだけど、それもそのはず。普通医者あんなことしないし、あれと一緒にされてあれが普通のことだと思われたら、普通医者が一番とばっちりを受けることになってしまう。

この件で献体を考えてた人がその意思を変えたり、臓器提供を辞めたりすると、困るのは今批判されている医者本人ではなく、将来の若い医学生や将来臓器提供必要とする患者さんだ。もちろん、考えを変えることは止められないし、それ自体批判されるべきことでは全くないけれど、普通医師医学生が解剖や献体についてどのように考えているのかを少しでも知ってもらえたら幸いである。

医者になれず、担当したご遺体に対して先生が言うような「恩返し」ができなかった身としては、せめて自分経験や考えを通じて、解剖や献体に対する誤解や偏見が少しでも解消されればと願っている。

2024-12-26

献体の前でピース問題について、現役医師より

日本献体する場合献体用途

日本で行われる解剖には、正常解剖と、司法解剖と、行政解剖と、病理解剖がある。

司法解剖行政解剖は、意図しない死亡に対して行われるものなので、患者さんが生前希望する場合は正常解剖かまれ病理解剖。

正常解剖は人体の構造を知るための解剖だけど、日本献体する場合医学生歯学生が解剖することになる。

大学に白菊会という医学生歯学生に献体するための組織があるから、そちらを通じてやる。

病理解剖は病院で亡くなられたような患者さんに対して、死因解明や、疾患の深い理解のために行うもので、基本的には遺族の了承を

得て行うものだけど、希少疾患とかでご本人がもともと希望されるパターンも稀にあるかもしれない。

日本では美容外科医のための献体は行われてないんじゃないかな。

美容外科領域はあまり知らないけど、外科医は他の先生の手術の見学や補助をしながら実地で学ぶのが通常だよね。

基本的海外遠征して行うもので、ピース写真の件もグアム

海外だとそもそも臓器移植も本人・家族の了承がなくてもできるし、キリスト圏だと体は魂の器的な感覚が強いかも。

から日本意図せず自分献体美容外科医のところに行ってしまうことはないよ。

だけど、あれな医学生写真が晒されるリスクは全くないとは言えない。

自分所属している大学でも、写真投稿した医学生の話は聞いたし、その医学生のことは研修に回ってきたから知っている。

すぐ削除されたので大騒ぎにはならなかった。

(こういう話は、SNS時代なのでたまによくあるので、大学特定にはならないかな)

まぁ、献体ネットに晒されるなんていう確率は0.1%以下なので、「万一」がどうしても許容できないという人以外は、この事件方針を変えないでほしい。

医師免許剥奪云々に関して

医師免許剥奪というのは無茶苦茶重い処置で、医学部に入ってから努力をすべてキャンセルすることになるので、簡単に発動すべきでないかな。

美容外科患者が執刀医のことを保険医療はるかに超えるレベルで調べまくるから、この人のことを許せないという人がこの人に手術受けることはないわけよ。

この人に手術受けたいという人は激減するだろうし、懲罰としてはそれでいいんじゃないすかね。反省はそれなりにするんでしょ。

結婚して改姓とかするとトレーサビリティが失われるのはアレだけども。それでも、知っている人は知ってるから、悪評は生涯つきまとうだろうね。

それで十分じゃないかな。

なお、自分大学写真さらした学生については、ASDの気があるんじゃねという話になった。退学だの停学だのの処罰は受けず、うちうちで叱るだけで済ませているようだよ。

自分の科を回ってきたときの感じだと、悪い子ではなかったけど、ちょいちょい常識が足りん印象は受けたかな。実習で回ったきた時は構えていたけど、患者さんとも特にトラブルはなく終わった。今後、初期研修でもやらかし無茶苦茶叱られたりして、やってはいけないことを学んでよい医者になっていってほしい。

ちょっとやらかしたから一発退場にできるほど、日本医師潤沢にいないし。

医師ASD

医師ASD(診断済み、推定含む)は結構いる。ASDの一部はすごく学業成績いいし、医師になるのはおかしくない。

ある診断済ASD医師性格はいろいろ問題は感じるけれど、特定領域では大家で、学会的にも重鎮。ほかにも、ASDが強く疑われるような、研究者としてすごく有能な医師は多い。

ASDの一つのことに集中する力が、研究とは相性がよくて、定型発達には成し得ないことを成し遂げたりする。

その分、マイナートラブルだったら患者や同僚医師ともちょこちょこ起こしてたりするけど、医学に対する総合的な貢献という意味では大変プラスになっているから、マイナートラブルならしゃあないんじゃないかな。

献体の前でピース問題について、現役医師より

日本献体する場合献体用途

日本で行われる解剖には、正常解剖と、司法解剖と、行政解剖と、病理解剖がある。

司法解剖行政解剖は、意図しない死亡に対して行われるものなので、患者さんが生前希望する場合は正常解剖かまれ病理解剖。

正常解剖は人体の構造を知るための解剖だけど、日本献体する場合医学生歯学生が解剖することになる。

大学に白菊会という医学生歯学生に献体するための組織があるから、そちらを通じてやる。

病理解剖は病院で亡くなられたような患者さんに対して、死因解明や、疾患の深い理解のために行うもので、基本的には遺族の了承を

得て行うものだけど、希少疾患とかでご本人がもともと希望されるパターンも稀にあるかもしれない。

日本では美容外科医のための献体は行われてないんじゃないかな。

美容外科領域はあまり知らないけど、外科医は他の先生の手術の見学や補助をしながら実地で学ぶのが通常だよね。

基本的海外遠征して行うもので、ピース写真の件もグアム

海外だとそもそも臓器移植も本人・家族の了承がなくてもできるし、キリスト圏だと体は魂の器的な感覚が強いかも。

から日本意図せず自分献体美容外科医のところに行ってしまうことはないよ。

だけど、あれな医学生写真が晒されるリスクは全くないとは言えない。

自分所属している大学でも、写真投稿した医学生の話は聞いたし、その医学生のことは研修に回ってきたから知っている。

すぐ削除されたので大騒ぎにはならなかった。

(こういう話は、SNS時代なのでたまによくあるので、大学特定にはならないかな)

まぁ、献体ネットに晒されるなんていう確率は0.1%以下なので、「万一」がどうしても許容できないという人以外は、この事件方針を変えないでほしい。

医師免許剥奪云々に関して

医師免許剥奪というのは無茶苦茶重い処置で、医学部に入ってから努力をすべてキャンセルすることになるので、簡単に発動すべきでないかな。

美容外科患者が執刀医のことを保険医療はるかに超えるレベルで調べまくるから、この人のことを許せないという人がこの人に手術受けることはないわけよ。

この人に手術受けたいという人は激減するだろうし、懲罰としてはそれでいいんじゃないすかね。反省はそれなりにするんでしょ。

結婚して改姓とかするとトレーサビリティが失われるのはアレだけども。それでも、知っている人は知ってるから、悪評は生涯つきまとうだろうね。

それで十分じゃないかな。

なお、自分大学写真さらした学生については、ASDの気があるんじゃねという話になった。退学だの停学だのの処罰は受けず、うちうちで叱るだけで済ませているようだよ。

自分の科を回ってきたときの感じだと、悪い子ではなかったけど、ちょいちょい常識が足りん印象は受けたかな。実習で回ったきた時は構えていたけど、患者さんとも特にトラブルはなく終わった。今後、初期研修でもやらかし無茶苦茶叱られたりして、やってはいけないことを学んでよい医者になっていってほしい。

ちょっとやらかしたから一発退場にできるほど、日本医師潤沢にいないし。

医師ASD

医師ASD(診断済み、推定含む)は結構いる。ASDの一部はすごく学業成績いいし、医師になるのはおかしくない。

ある診断済ASD医師性格はいろいろ問題は感じるけれど、特定領域では大家で、学会的にも重鎮。ほかにも、ASDが強く疑われるような、研究者としてすごく有能な医師は多い。

ASDの一つのことに集中する力が、研究とは相性がよくて、定型発達には成し得ないことを成し遂げたりする。

その分、マイナートラブルだったら患者や同僚医師ともちょこちょこ起こしてたりするけど、医学に対する総合的な貢献という意味では大変プラスになっているから、マイナートラブルならしゃあないんじゃないかな。

2024-09-18

anond:20240917144927

大学が6年制ってことは薬学歯学獣医師学とか多少なりとも医学的な知識がありそうなんだけどそれでふたりとも結婚の予定もないのにピルのみ(それも彼女勝手に止めてたけど)で避妊大丈夫だと思ってたのかい。ここで被害者なのは胎児だけだよ。

anond:20240917144927

大学が6年制ってことは薬学歯学獣医師学とか多少なりとも医学的な知識がありそうなんだけどそれでふたりとも結婚の予定もないのにピルのみ(それも彼女勝手に止めてたけど)で避妊大丈夫だと思ってたのかい。ここで被害者なのは胎児だけだよ。

2024-08-22

anond:20240822003329

若い奴は歯磨き粉をお供えしたことすらない

かつての日本歯学会の重鎮さんもお墓で最新の口腔ケア商品を待っているというのに何も気が回らない歯科医師の多いこと

2023-11-16

天下り銭ゲバ団体医学生から金を巻き上げている件

全国の医学科生が4年生ないし5年生から病棟での臨床実習を行うには、その前に行われるCBT・OSCEという試験合格する必要があります

薬学部獣医学部などでも行われますし、その他でもご存知の方もおられるでしょうか。歯学部に関しては、医学部と同じ機構医療大学間共用試験実施評価機構 ・CATOとも)が運営して、医学部と同様に行われますね。

この医学部のCBT・OSCEにおいて、受験料の扱いが根拠希薄かつ不当なのです。CBT・OSCEと言うと長いので、以下共用試験と略します。

まず、受験料について説明すると、2023年から医学科の共用試験公的化されたことにともない、従来の¥25000から¥33000へと値上げされました。内容は不透明ですが、厳正な実施のためには必要な値上げだと思われます。CBTとOSCEで合わせて¥33000です。

そして1度目の試験で残念ながら不合格だった学生には再試験の機会が与えられます。CBTとOSCEは異なる能力を測る試験ですから、別々に合否が出ます。遅れながらここで説明すると、CBTでは「知識」が、OSCEでは「態度」「技能」が問われます。前者は筆記試験後者実技試験と捉えてもらって問題ありません。

ここで、CBTのみ再試験を受ける場合OSCEのみ再試験を受ける場合にも、両者は合わせて一つの試験ですから という、漠然とした根拠によって¥33000全てが徴収されます。(https://www.cato.or.jp/cms/file.php?kubun=notice&id=3

薬学部の共用試験受験料は以下のとおりです。

試験:¥24000

試験:CBT、OSCEそれぞれにつき¥12000

https://www.phcat.or.jp/exam/faq/

「合わせて一つの試験」だから、という理由で、全ての試験料を徴収することに合理性がないのは明らかです。

たった数万で?と思うかもしれません。しかし、厚生労働省資料の通り、医学生は「学外での貴重な自学・自習時間が、アルバイ トなどに浪費され」ないように勉学に励む必要があり、普段から非常に苦しい思いをしています

https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000932162.pdf

10枚目のスライド参照)

薬学部の共用試験と同様な柔軟な対応を、医学系・歯学系共用試験にも強く望みます

合わせて一つの試験から、というのは理由になっていません。

学生から「CBTが好成績ならOSCEが僅かに基準点に達しない程度の成績でも、合わせて一つの試験なのだから合格にしてくだざい」と言われて、否定できるのでしょうか?

これは私の考えですが、そもそもCBTとOSCEは完全に別々の試験で、2つとも合格しないと臨床実習生資格が得られない、という基準のみが一つの試験ではないでしょうか?合わせて一つの試験、という主張自体に些か無理があるように思われます

2023-01-21

anond:20230121165115

医学歯学が「工科」にはいるかと言うとなんかなあ

それで入るなら工業でもよくねになりそう

2022-12-24

母子家庭から東大へ行った

田舎出身」かつ「親族東大卒東大生はいない」かつ「母子家庭から東京大学工学部計数工学科を卒業し、情報理工学研究科にて修士課程を修了した。今はただのサラリーマン。親ガチャ教育格差についての一般例に対する個別一事例として。

両親は歯科医だったが俺が3歳の頃に離婚し、中国地方から東海地方の母の実家へ。家族構成は母、俺、祖父祖母の4人。祖父叔父歯科医歯科医院を営んでおり、離婚後の母もそこで働いていた。祖母教員だったが俺が生まれた時には定年済だったため、平日は祖母に育てられたようなもの祖母や母はそんなに勉強にうるさくなく「学校宿題公文プリントだけしっかりやればあとは自由」だった。家に帰って学校公文宿題を済ませばいくらでも遊べたしゲームもできた。

家族学歴的には祖父戦前歯学専門学校叔父と母は私立歯学部、祖母駅弁大学になる直前の師範学校女子部卒。東大帝国大卒親族含め誰もいない。

県庁所在地まで電車や車で1時間以上かかる田んぼしかない町で育ったため、習い事や塾はなく公文のみ。幼稚園小学校中学校ともに地元の町立。小学校毎日遊び、中学毎日部活高校受験で初めて本格的に勉強して県庁所在地の県立高校電車で1時間かけて通学した。高校でも毎日部活勉強英単語古文の暗記と学校課題のみ。高2と高3の春休みから学校の近くの大手予備校に通い始め、現役で東大理科一類合格した。

高校の長時間通学はきつかったし、県庁所在地付近で育ち小さい頃から塾に通ってた友達駅弁附属の小中から入ってきた友達との学力差を感じることもあったが、受験期には差がなかったと思う。大学でもそこまで灘や開成出身との差は感じず普通に仲良くなれたので、結局は環境とかではなく本人のやる気や性格次第な気がしなくもない。

2022-12-22

嘘みたいな名前大学に通っていた歯医者

奥羽大学歯学部歯学

絶対同僚とかに奥歯大学~とかからかわれるんだろうな

2021-05-23

anond:20210523082324

その学校群の生徒さんの場合は、東大京大よりも医学科に行きたいんじゃないだろうか(理想を言えば東大京大かつ医学なのだろうが)。

高卒と同時に飛び級医学科の高学年に認定したり、医師国家試験受験資格を与えられた方が嬉しいだろうな。

司法試験の予備試験合格すればロースクール免除される仕組みを医学科でも採用しよう。

ついでに歯学薬学も。

2020-02-12

歯医者JAVASCRIPT

https://hbol.jp/212378

この記事読んでへぇーって思ってる人、はあちゅう腐す権利いからね。

え、はあちゅうはニセ医療で、これはタイ最先端医療じゃん。全然違うだろ?

はい、そうじゃないんですよ。

医学知識医学判断能力がない人が書いた医療記事はどちらも同じなんです。

仮に、はあちゅうがこの記事書いたら、みんな「へぇタイ行こうかな?」って思った?

その時点で、あなた医療情報判断能力がないんです。

この記事の間違いは大量にあるけど、はてなにわかやすく言えば、

めちゃくちゃ良いプログラミング教室見つけた!っていう「増田プログラミング教室」の紹介記事が以下の感じだとどうでしょうか?

最先端JAVASCRIPTを用いた画期的ホームページの作り方を教える教室です(JAVASCRIPT世界の30億のデバイスで走る言語です)

また、最近流行りのAIの土台である機会学習を、MNISTというデータを使って、勉強できるんです。

これは、AIに知能があり、自動的に猫とおばあさん細胞発見できるというので、

世界雑誌ニュートンでも話題になりましたね。

これから国民一人ひとりがプログラミングを習う時代です。

ぜひこの増田プログラミング教室で、プログラムを習いましょう。

ね、頭痛くなる記事でしょ?上記記事レベルはこんなもんよ。

キーワードとして、「根管治療」(英語名Root Canal Treatment、以下“RCT”と表記

ラバーダム」、「マイクロスコープ」などを散りばめているだけで、上記文章と同レベル知識から

まず、日本保険適用の根っこの治療なんて、毎回200円くらいにしかならないから数千円なんて絶対適当

なぜ日本保険治療のことも理解していない人が、タイ治療については正しい記述ができると思えるのか不明


なぜ日本歯科保険診療が遅れてるか?

それは国がCOBOL縛りでプログラミング書けって縛ってくるのに、

患者グーグルマップみたいなサービス作りたいって言ってきて、

なんでも言語が使える自費診療すすめても、いや、保険きくからCOBOLでお願いします。って言ってくるからだろうが!

せめて日本学会関係者にでも取材して、なんでこういう状況になってるのかくらい聞けよ。

そもそも日本歴史的総合医ジェネラリストのまち医者)を増やすという医療政策をとってきたわけよ。

それは個人資質うんぬんじゃないの。出羽守がすぐにアメリカでは〜っていうけど、アメリカ歯医者、全員医者からね。

医学卒業して、そのあとで歯の勉強した人たちでエリート中のエリート。1日に3人患者みたら、生活できるから

15分おきに患者きて、インカムつけて仕事してる銀座歯医者なんかと比べちゃダメよ。

日本国民歯医者に通いやすいように、歯学部というものをつくった経緯があるのよ。

そのために供給過剰になってるけど、安く歯医者にいけるわけ。

最近は新専門医制度をつくって、分化していこうという話もあるけど、

患者側の意識が変わらないとなんでも屋を求めるから日本だとミスマッチしそうね。いろいろ面白いので調べてみてください。

あと、やぶが多いという話。うん、多いね

じゃあ、どこの歯医者いけばいいのか?

まず、クライアントであるあなた自分の歯をどうしたいのか、知識をつけること、

その症状に対して、得意な専門医がどこにいるのか調べること(歯学学会で調べられる)

学会症例報告などをきちんとしている開業医を調べること。

ここらへんでやぶはだいぶ弾ける。

え、めんどくさい?それなら、増田プログラミング教室行きですので、どうぞ。

クライアント要件定義する能力もないのに、SIer能力判断なんかできるかよっ!

あと、学会も誰でも自由につくれるので学会が言ってるから、というのは権威にはならないよ。

血液クレンジング日本酸化法医学会があるからね!

あと私は歯医者ではありません。ただの工学博士です。

2019-06-22

27歳でまだ大学生をしてる知人

その人は、歯学

1度歯学部を中退した後、また別の歯学部に入学したらしい

殆ど勉強せずに遊んでたし、進級出来ないのは当然だと思う

今の所では、進級出来てるらしいが、Twitterとか見ると遊びまくってる

そんなんで歯医者になれるのか?

良いよね

まだ学生出来て

私も学生のままでいたいよ

そんなの無理だから社会人なったけど

卒業する頃には順調に行っても30歳は越えている

その歳まで学生出来ることが羨ましい

2018-05-26

anond:20180526151929

歯学生「医科歯科どうし、仲良くやろうぜ!」

医学科学生「あ、ああ、そうだな」(歯科…?)

2017-06-28

規制緩和犠牲となる動物たち

加計学園問題を巡り、獣医学部規制が、国民のためなのか、獣医師会のためなのか?という議論が交わされています

規制が緩和され獣医師の数が増えれば、競争原理が働き、動物治療費が安くなるかもしれません。

また、腕の悪い獣医師競争過程で淘汰されてしまうのを恐れているのかもしれません。

その他にも、新設の結果、獣医学部法科大学院のように潰れてしまい、私学助成金などの我々の税金が、結果として無駄なってしまうかもしれないという問題点があります

しかし、ここには、重大な視点が欠落しています。それは、動物視点です。

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」とはマハトマ・ガンジーが残したとされる言葉です。

獣医師になるためには多くの動物犠牲必要であることは、言うまでもありません。

解剖、手術、動物実験等様々な用途で、動物使用されます使用される動物としては、マウス、犬、豚、馬、牛などが挙げられます

獣医学部が新設されれば、当然使用される動物も増えるでしょう。

確かに獣医師の数が増えれば犠牲になった動物の数よりも多くの動物を救うことができるかもしれません。

しかし、需要を上回る獣医師養成し、人手が余ってしまったとしたら、その時犠牲となった動物の命は無駄になってしまうのではないでしょうか?

獣医師が余るなら、獣医師としては食べていけないなら、獣医師免許不要職種活躍していけばいいじゃないかという意見もあります

しかし、本当にそれで動物たちは浮かばれるのでしょうか?市場原理に目がくらみ本当に大切なことを忘れていないでしょうか?

獣医師は、 人間ではなく動物の命を預かるという点で、医師歯科医師薬剤師とは根本的に異なります

人間なら医学および歯学の発展のため献体を行うような教育における犠牲合意形成可能ですが物言わぬ動物たちはそれができません。

獣医学部新設の認可は文部科学省利権といわれていますが、結果的にこの規制動物のためにもなっていたと思います

市場原理に任せやみくもに獣医学部獣医師を増やしてはいけません。不足している分野の獣医師待遇改善など動物の命を犠牲にしない方法検討するべきです。

今こそ「命を守る政治」が求められているのではないでしょうか?

規制緩和犠牲となる動物たち

加計学園問題を巡り、獣医学部規制が、国民のためなのか、獣医師会のためなのか?という議論が交わされています

規制が緩和され獣医師の数が増えれば、競争原理が働き、動物治療費が安くなるかもしれません。

また、腕の悪い獣医師競争過程で淘汰されてしまうのを恐れているのかもしれません。

その他にも、新設の結果、獣医学部法科大学院のように潰れてしまい、私学助成金などの我々の税金が、結果として無駄なってしまうかもしれないという問題点があります

しかし、ここには、重大な視点が欠落しています。それは、動物視点です。

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」とはマハトマ・ガンジーが残したとされる言葉です。

獣医師になるためには多くの動物犠牲必要であることは、言うまでもありません。

解剖、手術、動物実験等様々な用途で、動物使用されます使用される動物としては、マウス、犬、豚、馬、牛などが挙げられます

獣医学部が新設されれば、当然使用される動物も増えるでしょう。

確かに獣医師の数が増えれば犠牲になった動物の数よりも多くの動物を救うことができるかもしれません。

しかし、需要を上回る獣医師養成し、人手が余ってしまったとしたら、その時犠牲となった動物の命は無駄になってしまうのではないでしょうか?

獣医師が余るなら、獣医師としては食べていけないなら、獣医師免許不要職種活躍していけばいいじゃないかという意見もあります

しかし、本当にそれで動物たちは浮かばれるのでしょうか?市場原理に目がくらみ本当に大切なことを忘れていないでしょうか?

獣医師は、 人間ではなく動物の命を預かるという点で、医師歯科医師薬剤師とは根本的に異なります

人間なら医学および歯学の発展のため献体を行うような教育における犠牲合意形成可能ですが物言わぬ動物たちはそれができません。

獣医学部新設の認可は文部科学省利権といわれていますが、結果的にこの規制動物のためにもなっていたと思います

市場原理に任せやみくもに獣医学部獣医師を増やしてはいけません。不足している分野の獣医師待遇改善など動物の命を犠牲にしない方法検討するべきです。

今こそ「命を守る政治」が求められているのではないでしょうか?

2017-06-09

獣医学部の質は落ちている?

加計学園獣医学会など「根拠なき批判反論声明 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170609/k00/00m/040/054000c

学校法人加計(かけ)学園」の獣医学部設計画を巡り、山本幸三地方創生担当相が先月30日の記者会見で「獣医学部の質は落ちている」と発言し、日本獣医学会などは8日、「根拠なき批判だ」と反論する声明を発表した。

獣医学部の質は落ちているのだろか?

獣医学部では2017年共用試験が始まった。

獣医学共用試験合格しない場合は、診療行為に参加する臨床実習(参加型臨床実習)を履修できなくなる。

ぞして、本試験合格は進級の要件ではないが、「参加型臨床実習」を履修できないため、結果として6年間では卒業できなくなる。

また、獣医学共用試験では受験料を徴収するが、1人25,000円である。なお、医学歯学及び薬学の共用試験受験料は、それぞれ28,000円及び25,000円となっている。

はっきりいって新しく共用試験が導入されたせいで獣医学部学生は、たいへん苦労している。

進級要件は厳しくなり留年も多く、講義実習ともに複雑化し、試験レポートも膨大なkずになっている。

また夏季休暇にも集中講義のため休みが十分にとることもできない。

昔は共用試験もなく進級要件も甘く、講義実習も今ほど多くなかった。

受験料25,000円も払わせて試験を受けさせられるのに、いったいどこが質が落ちているというのだろうか?

共用試験とは

共用試験は、学部教育において参加型臨床実習を実施する学生の質の確保と保証の前提として、医学歯学では2005年から薬学では6年制教育を契機に2010年から開始されました。

獣医学教育の充実・改善の取組において、社会要請に応えうる実践的な獣医師養成のためには「参加型実習」の実施必要となります。全国獣医学関係大学代表者協議会では、参加型実習を行う学生の質の確保と保証のための方策について獣医学共用試験調査委員会を設けて調査検討し、医学歯学薬学手法を参考として「獣医学共用試験」の開発を進めるべきとの答申を受け、2010年9月協議会で準備委員会を立ち上げました。

2011年5月文科省獣医学教育改善・充実に関する調査研究協力者会議」の取り纏めが公表され、「共用試験の導入に向けた検討」が具体的方策として提言されました。これらの流れを受けて、2011年9月全国協議会に共用試験委員会など6つの実務委員会が設置されました。

共用試験委員会は、現在獣医臨床教育における「診療行為に参加する学生の事前評価について社会的信頼を得る仕組み」として獣医学共用試験(veterinary common achievement test)の準備を開始しました。

2015年7月、共用試験実施する母体としてNPO法人獣医大学獣医学教育支援機構が設置されました。共用試験2017年2月から本格的に実施されます

2015-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20150913021046

うちも似たようなもんだったのでマジレスする。

長くなるけど、進学したいなら読んでくれ。増田自分の状況が全く同じということもないから鵜呑みにする必要はない。

進学は不可能ではないかもしれないということを考え直す機会になればいい。

他のトラバブコメ既出なので学費免除の話は省く。

それらが受けられるほどの学力があるもしくは家庭環境ならそっちを受けるのがいい。下の長い文章を読む必要もない。

免除も受けられないし親からの金銭的援助も受けられなくてどうしようもなくて困ってるならって内容になる。



まずは、貧乏人には厄介な入学前の諸々の出費から

就職して稼いでから大学入りたいなら別だが、浪人したくないなら国の教育ローン使え。

申し込みして最短2週間で入金されるから、遅いなんてことはない。

受験前でも申し込み可能だから医学歯学薬学辺りの私大に行かないんであれば、入学時の納入分くらいは借りられる。

ついでに言えば、多分受験料等も借りられるだろう。自分とき貯金で賄ったのでここは不透明ですまん。

大学在学中でも利息分は返済義務があるから最低限のバイトしろよ。これは学校入って翌月くらいからもう発生してた気がする。

次に、入学して卒業までの学費

国の教育ローン日本学機構奨学金とも併用できるから、後期以降の学費はそれと併せてやりくりすればいい。

一応、これは地元公立大に行く前提で話してるからな。その家庭状況で進学校に通ってるなら元々自宅通学出来る国公立狙いだろうってことで。

そうじゃないなら、もし上京して一人暮らしを始めたり私大に行くことになるなら、ここまで書いた方法はいかないだろう。

その時は浪人しながら働いてでも大学行け。自分はそうした。

宅浪人でコツコツ真面目に出来るならいいが、バイトして疲れて勉強出来ないんじゃ本末転倒から

浪人中でも利用可能な国の教育ローンを使ってでも予備校に行くことをお勧めする。時間が決まっていた方が浪人で失敗することも少ない。


とは検索して返還シミュレーションでもやって計画を立てるんだ。

親の扶助が全く受けられないんじゃもしかしたら飛んでもない返済額にもなるかもしれないが、

自分の就きたい職の平均収入も調べて可能かどうかも考えて借りるんだぞ。給付以外の奨学金借金からな。

わかってるだろうが、奨学金を借りる時は親に書いてもらう書類が沢山ある。

親の名義で借りることになる奨学金もある(上に書いた国の教育ローンがそうだ)。

書類を書いてもらえないなんてことにならない為にも、質問されて答えられるくらいの知識はつけておくこと。



ここから自分増田に言いたいこと言うだけだから読まなくてもいい。


おそらく進学校に通ってて周りが至れり尽せりの環境で育ったお坊ちゃんだらけでへこたれてるんだろうが、

人生は必ずしも生まれで決まるもんじゃない。格好つけたい訳じゃなく本当だ。

家がそんな感じなら腹括って自分で生きていくって覚悟決めるしかない。

進路担当先生が知らないだけで無茶してでも進学してるやつは案外沢山いるぞ。

そんで、増田大学って言ってるからその体で話を進めたが、大学以外にも道はあるしな。ここで諦めるなよ。

父親の生活態度も気になるだろうが、父親もこんなことになるとは思ってなかっただろうよ。腐るのも仕方ないかもだぞ。

増田のような家庭環境に加え、平気でDVするような親を持つやつもザラにいる。

自分の周りにもいた。ちなみにそいつもなんとか進学してちゃんと頑張ってる。

増田がそういう非人道的な親を持つ身なら該当しない自分はもう何も言うことはないが、そうじゃないなら、

今の状況じゃ嫌悪する以外に無くてもいつか家を離れたときにでも有り難みがわかるなんてことあるかもしれない。

もし、家族に対して希望を持てなくても働いて自分で食っていけるようになるだけで100点満点だ。

ちゃんと生活が出来ていれば言うことないし、人生希望が持てたらそこからは加算式だ。

そんな日が来ることを願ってるよ。そしたら増田に自慢でもしに来てくれ。

2015-08-17

痛くもない虫歯を削って埋めたのと

虫歯放置して使うのと

どっちが長持ちしたかデータがない、

痛くないうちに削ったほうが長持ちした根拠なんてなく

現状では、教科書にそう書いてるからそうしてるだけ。

日本人が本気出せば歯と同じ成分の詰め物くらい開発出来るはずなのに

どこも大学行けない人と、医学部には行けない勘違いの集まりからいつまでも歯学は発展しない。

なのに歯医者医者気取り、歯を削らない考えを持つ一個人の自由も認めない空気

日本の現状をどうにかして欲しいね

2014-04-08

STAP細胞論文共著者で小保方晴子氏の恩師の大和雅之氏が深刻な病状

細胞シートの権威として知られ、小保方晴子氏の大学院時代指導教授でもあり、小保方氏の博士論文審査したことでも知られる大和雅之氏が、

重大な病気である疑惑が浮上している。

stap細胞論文疑惑が初めて浮上したのは2月5日だが、期せずしてその2月5日から大和氏はtwitterからメディアからも姿を消している。

週刊文春などの報道によると心労のため脳梗塞入院してるとのこと。すでに1ヶ月以上先の学会キャンセルされていることが分かった。

日本再生医療キーマンとしてメディアに出演し続けた大和氏の不在は、再生医療未来に暗い影をなげかけている。

3月2日日本獣医再生医療学会特別講演をキャンセル

1. 「再生医療本格化のための細胞シート工学

清水達也 (東京女子医科大学 先端生命科学研究所

大和雅之先生体調不良のため、代演頂くことになりました。

http://jvrm.jp/sokai9.html

■3月4日日本再生医療学会座長キャンセル

https://twitter.com/darasugo/status/437935360165695488

3月17日バイオアセンブラ第6回シンポジウムキャンセル

A03班 班長

東京女子以下大学先端医科学研究所教授

大和雅之

http://megalodon.jp/2014-0316-2048-12/bio-asm.jp/symposium.html

A03班

東北大学大学院歯学研究科教授

鈴木

http://bio-asm.jp/symposium.html

4月25日日本病理学会総会キャンセル

レクチャーシリーズ病理学へのヒント

大和雅之(東京女子医科大学 先端生命科学研究所

岩田 隆紀(東京女子医科大学 先端生命科学研究所

http://megalodon.jp/2014-0317-2051-37/www2.convention.co.jp/103jsp/program.html

http://www2.convention.co.jp/103jsp/program.html

5月14日バイオ展 学術会議キャンセル

BIO-1

東京女子医科大学

先端生命科学研究所

教授

大和 雅之

http://megalodon.jp/2014-0403-1547-31/www.bio-t.jp/Symposium/

東京女子医科大学

先端生命科学研究所 循環器内科

特任講師

松浦 勝久

4月4日付。講師が変更となりました。

http://www.bio-t.jp/Symposium/

http://anond.hatelabo.jp/20140225162613

STAP細胞論文の共著者大和雅之さんに何がおきたのか。重要学会を次々

2013-10-19

上小阿仁の件で同県の住民が一言いっとくか

秋田県 上小阿仁村かいう「医者追い出し村」の実態wwwwww

http://www.mudainodocument.com/lite/archives/54639402.html

 

上小阿仁村の一件がたびたび話題になっているのは、「赴任する医師が何度も変わるくらい怖いところ」という噂がひとり歩きしているから。

たいして話題にもならない私の住んでる同県自治体の話をしようと思う。

から20~年くらい前、公営の歯科医院ができることになり

元々はこの自治体出身で、東京大学病院で働いていた若い医師がわざわざAターン(笑)で赴任した。

うその人は生きていない。数年前に心不全で死んでしまたからだ。それとは別にずっと鬱病を患っていた。

 

スレ文と私の自治体とを照らしあわせてみる

無医村医者も呼べない村長最初から住民にナメられるという

不文律があるンゴwwwwwwwwwww

上小阿仁村人間にとっては、医者いじめて追い出すより、

医者がいない無医村である

蔑まれることのほうが嫌ンゴwwwwwwwww

いや秋田県民にとっては

無医村という蔑みは堪えるンゴwwwwwwwww

ジレンマンゴwwwwwwwwwwwww

これは本当。

上小阿仁も私の自治体も、車で30分程度の場所総合病院がある。大きな怪我をしたり、長期的に病気を患っている人はここへ行く。

住民的には「別に診療所なんてダサい使わないか関係ないけど~、無医村って言われるとすごくダサく見えるんじゃね?」みたいな感じ。

私の自治体は公営歯科医院の他に公営診療所もあった。

診療所に赴任した医師は他県出身の人が多く、時には上小阿仁と同じ頻度で変わっていた。

でも「また医者変わるんだって~」「ふーん」、もしくは変わったことを知らない人すらいる。

歯科医師はこの自治体出身ということもあり、耐えちゃったんだと思う。

 

第一、秋田県民は基本的に

人に頭を下げることを嫌うンゴwwwwwwwwww

「治してください」というより「治せんだろ」って感じで

医者にかかるンゴwwwwwwww

もうここの住民は最初から公営診療所というもの馬鹿にしていている。

オラたちの診療所にわざわざ赴任する医者なんかどうせたいしたことないヤブだと思ってる。

「治せんだろ」→「どうせ診療所でなんか治せない」→「治せない医者はヤブ」

診療所意味をわかってないんだと思う。

 

秋田県民にとっては「医者にかかる」=「薬をもらう」ことだか

それは仕方がないンゴwwwwwwwww

これもマジ。薬を減らされると不安なっちゃう人が多い。

なんでもいいから貰った薬を飲んでおけばとりあえず安心で、薬を出さない医師はヤブとみなす傾向がある。

 

ということを踏まえて、歯医者の話を始めます

 

根拠なくヤブ医者扱いされる

同級生や周りの大人たちは、あの公営歯科医院を利用していると聞くと微妙な顔をする。

「ヤブでしょ?」「となり町の歯医者民間経営)の方がしっかりしてるよ」

私はその歯医者以外行ったことがないので違いがわからない。その人達も一度も公営歯科を利用したことがないから実態はわからない。

でも「こんなとこに来るくらいだから絶対ヤブ医者」というレッテル貼りはずっとあった。

同級生の中で公営歯科を利用していたのは1割程度で、他の人はみんな隣町の歯科へ行っていた。

※余談だけど、実際この医者の腕はまともで、他県に出てみるともっとひどい歯医者はたくさんいた。

歯医者になっても扱いは中学生の時と同じ

この歯医者努力の人だった。家業飲み屋だったが、勉強して国公立医大歯学科に入学した。

うその店はとっくの昔に畳んでいるのに、歯医者になっても周囲の大人と同級生から飲み屋の息子」と言われる。

飲み屋の息子」に歯医者なんて仕事できるはずもない→ヤブ という偏見もあった。

ここに住んでいる人たちは一旗揚げて帰ってきた人にやさしくない。昔のポジションで付き合いたがる。

 

職場いじめ

歯医者は意外とベッドに座らされてから待っている時間が長い。医者が何らかの用で席を外したとき歯科助手のお姉さんは私へこう尋ねた。

先生キモくない?」そしてニコニコ笑う。

質問意味がわからなかったので、素直に「わかんないです」と答えると、すごくつまらなさそうな顔をした。

多分アレは嫌なものを共有しようと話を持ちかけたんだと思う。

先生がいなくなると、歯科助手のお姉さんたち4人くらいは先生の悪口を言い始める。ハゲとか息が臭いとか。それでクスクス笑う。

権力を持った男の人が一人いると、下につく複数の女の人が徒党を組んでその男バッシングする的なアレ。

確かに頭髪は薄かったけど、息はくさくなかった。なかなかファニーな外見だったけど気持ち悪くはなかった。

 

人事決定権が歯医者にない

そういう歯科助手をやめさせようとしても、医師にはできない。

なぜなら、公営歯科で働いている助手のお姉さんたちは全員ぶっといコネで入ってきているから。

こういう田舎自治体ではコネがないと公営の職場で働くことなんてできない。幼稚園もそう。

大体が議員から推薦状持たされて入ってくる。そんな人達をクビにしたら「俺の面子が」という話になってくる。

さらに不幸なことに、事務のお姉さんがちょっとした横領やらかした。でもクビにできない。

 

 

などの状況が合わさり、数年後に歯科医師は鬱を発症した。

けれど仕事はちゃんとしていた。医師の都合で休院になった日はなかった。責任感の強い人だったんだと思う。

自分の生まれ育った自治体だし、何か役に立てるかもしれないと戻って来たんだろうけど、結果逃げられなくなってしまった。

家人がこの医師を他の場所で見かけたとき、元気がなく、ぐったりと肩を落としていた、と言っていた。

ずーっと長い鬱を経て、ある日ぱったり亡くなってしまった。

この歯科医院を利用していた人は悲しんだだろうけど、大体の住人は利用していないし、ヤブだと信じてているから「へー」くらいの反応だった。

ヤブと言っていた住人も、働いていた歯科助手も、医師を呼び寄せた有力者も、誰ひとりとして「あの医師が亡くなり、自分にも少しだけ非があるのかもしれない」なんて思っていない。

だって直接的に何かやったわけじゃないから。鬱になったのは医師勝手にそうなったんだし、心不全勝手医師がそうなって死んだみたいな感覚

 

今は診療所歯科医院ともに常勤の医師はおらず、外部から招聘した医師が診察にあたっている。上小阿仁に赴任した医師は逃げて正解だったと思う。

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