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恐竜単語

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キョウリュウ
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この項は個人の趣味で得られた範囲の知識に基づいて書かれたものです。本格的・学術的な調べ物にはちゃんとした資料を参照しましょう。

恐竜(きょうりゅう)とは、実在したロマンである。

爬虫類の一グループとして分類され、三紀中期(2億3500万年以上前)から亜紀末(6600万年前)まで繁栄した生物ハトほどの大きさから全長30m以上まで様々な大きさ・形態のものが現れ、鳥類を残して絶滅した。便宜上、恐竜は爬虫類とされているが、トカゲワニではなく鳥類が恐竜の生き残りである。逆にいえば、鳥類は呼び方が変わっただけで恐竜そのもの、つまり爬虫類であるとも言える。爬虫類定義が元々曖昧なのである。

定義と特徴

ティラノサウルス頭骨
ティラノサウルス

日常的な会話では、分類学上の恐竜に限らず翼竜・首長、場合によってはマンモスやイクチオステガまで、絶滅して現在似たものがいない爬虫類または四肢動物のこと全般が「恐竜」と呼ばれがちである。
しかし生物学上ではより狭い範囲に限定されており、定義の表現し方は二通りある。

解剖学的な定義の方が先にあったものだが、解剖学的な定義は分岐学的な定義を具体的にどんな動物すのか言い換えたものといえる。分岐学的な定義では鳥類はすでに恐竜に含まれている。単に恐竜と言った場合、「非鳥類恐竜」をすことが多い。
また恐竜といえば巨大なものと思いがちだが、実際は大きさは関係ない。鳥類を含めて恐竜と言った場合、最小の恐竜はマメハチドリ(5cm、2g)である。鳥類を除くと、数十cmほどのものが何種類か見つかっている(動物全体から見るとそれなりに大きいとは言える)。

羽毛が生えている恐竜がいることや恐竜から進化したということは1980年代から言われてきたことではあるが、もはや仮説ではなく羽毛が生えている恐竜がいること含め、学会でも常識である。

現在爬虫類の中ではワニが近縁で、翼竜などいくつかの他の絶滅したものと合わせて類というグループを成す。
元々爬虫類は後肢がほぼ左右に向かって伸び、這いつくばった姿勢であった。しかし類は後肢が地面に垂直になる(直立歩行という)傾向があった。類の中から二足歩行する小のものが現れ、さらに全に直立歩行になることで恐竜に進化した。
四足歩行の恐竜も二足歩行の名残りで重心が後肢に寄っており、前肢が短いものが多かった。また哺乳類べると胴体の柔軟性が低く、筋肉より腱や格で胴体を支える傾向があった。
二足歩行だった、または四足歩行でも重心に寄っていたのは、直立歩行になったことで後肢を後ろに蹴ったときに胴体を起こすような反動が発生することに対応したためと考えられる。後肢を蹴る反動により前肢が浮きやすくなったため、曲がりにくい胴体をに保ちながら後肢だけで歩くようになったようだ。哺乳類の場合は逆に前肢が浮かないように重量を分配していて、チーターのようにしなやかな胴体の動きが四肢と連動しているものまでいる。
直立歩行により体重を支えやすく、また長時間移動しやすくなったことは他の這いつくばった姿勢の爬虫類に対するアドバンテージとなった。しかし三紀後期の環境変化を乗り切って繁栄することができたのは、排に要する分の節約、高い呼吸力など、他の爬虫類にない当時の環境に適合した特徴のためであると言われる。

歴史

三畳紀中期~後期(2億5200万年前~)

全ての大陸が地続きになって「大陸パンゲア」を形成、陸上生物は分布を広げやすかった。植物シダ植物や裸子植物(針葉イチョウ等の仲間)が中心だった。現代のような原はずっと後まで現れない。
類や、類などの様々な爬虫類が繁栄しており、単類からは哺乳類類からはワニ翼竜、そして恐竜が進化した。
特に原始的な恐竜はブラジルで見つかっており、恐竜の起南米にあったと考えられている。しかし足跡化石によると、三紀前期に他の地域で誕生していた可性もある。最初の恐竜は小で二足歩行だったと考えられる。
捕食者としてライバルの多い脚類はおおむね4m以下と小だったが、一部は6mほどに達した。脚形類に属する一部の植物食恐竜はすでに10mほどまで大化していた。

ジュラ紀前期~中期(2億100万年前~)

紀末の大絶滅により、他の陸生爬虫類は減少。ケラトサウルス類や原始的なテタヌラ類に属する食恐竜が、本格的に大化を始めた。この頃にはすでにコエルサウルス類に属する鳥類に近縁な恐竜がいたという間接的な拠がある。
ラテサウルス類などの脚形類の植物食恐竜が繁栄したが、その中で原始的な脚類も多様化しつつあった。

ジュラ紀後期(1億6350万年前~)

大陸パンゲアが、南のゴンドワナと北のローラシアに分離しつつあった。高二酸化炭素濃度・低湿度という環境下で針葉は大きく生長したが栄養価は低くなった。

マメンチサウルスやアパトサウルスなど、ジュラ紀後期特有の脚類が本格的に繁栄・大化し、一部は全長30mをえた。また類や脚類も繁栄し、一部は大化。それに合わせるように、ケラトサウルス類・メガロサウルス類・アロサウルス類に属する、典的な大食恐竜も繁栄した。
また、小の恐竜の多様性も増し、原始的なティラノサウルス類や鳥類を含んだ羽毛恐竜(コエルサウルス類)に代表される、後の亜紀に繁栄することになる恐竜も現れ始めていた。

白亜紀前期(1億4500万年前~)

大陸の分裂が進み、これ以降陸生動物の分布は、その進化歴史上で大陸のつながりがどうなっていたかに大きく左右されることになった。温暖な気の元面がかなり上昇し、浅いが広がった。またアルカフルクトゥスのような被子植物立つの咲く植物)も見られるようになった。

ジュラ紀的な脚類や類はほとんど姿を消し、マクロナリアに属する亜紀的な脚類や脚類が繁栄した。また、鎧竜類や原始的な角竜類も多様化しつつあった。アロサウルス類の食恐竜は引き続き繁栄していた。ケラトサウルス類と、メガロサウルス類から進化したスピノサウルス類は、南のゴンドワナ由来の大陸で特殊化し独自の地位に着いた。
鳥類やコエルサウルス類はさらに多様性を増した。その中には、すでに高度な飛行力を得た食を捨て植物食に適応したものまでいた。

白亜紀後期(1億50万年前~)

インド亜大陸が未だアジアと分離していたりする以外は、ほぼ現在大陸分割確立した。引き続き温暖な気で被子植物が繁栄し、これは植物食恐竜の進化にもを与えたと考えられる。

アジア・北では、脚類・鎧竜類・堅頭類・角竜類が大繁栄した。アロサウルス類は姿を消し、ティラノサウルス類が大化して要な捕食者の位置についた。コエルサウルス類は繁栄を極め、現在と変わらない鳥類も現れた。
アフリカ南米では、北半球的な恐竜の一部が進入していたが、引き続きマクロナリアの脚類と、ケラトサウルス類・スピノサウルス類・アロサウルス類の脚類が繁栄し、一部はかなり大化した。マクロナリアはアジアや北にも若干見られた。

新生代(6600万年前~)

一部の鳥類を除く全ての恐竜が絶滅(「絶滅について」を参照)。鳥類だけはその後も繁栄を続けた。

各分類群の特徴

盤の特徴によって盤類と盤類に大別され、さらに以下のように分かれる。この系統に例示した個別の恐竜には個別の記事があり、それぞれの分類群について詳述している。

恐竜┬盤類┬脚類:アロサウルスティラノサウルスヴェロキラプトル始祖鳥など
   │     └竜脚形類:アパトサウルスなど
   │
   └鳥盤┬装┬剣竜類:ステゴサウルスなど
          │     └鎧竜類:アンキロサウルスなど
          │
          └角脚類┬周飾頭類堅頭竜類:パキケファロサウルスなど
                │      └角竜類:トリケラトプスなど
                │
                └鳥脚類:パラサウロロフスなど

盤類は全てクチバシを持ち盤のシルエットのものに似ていたが、鳥類を輩出したのは盤類に含まれる脚類である。
「代表的な種類」には、それぞれの分類群のさらに細かい分類とその中でも重要な種類(有名なもの国内産のもの、なるべく各グルーの進化を辿れるもの、重要な情報をもたらしたもの、お絵カキコのあるもの)、その分類群の特徴を挙げた。分類は研究者の意見によって異なることもあり、またここで使っている分類は必ずしも正確ではなく、細かいグループを全て網羅しているものでもない。
名前の後の■は記事に直接使っていないお絵カキコへのリンク(◆は種類を特定していないお絵カキコ)。

獣脚類

アロサウルス
アロサウルス

いわゆる「食恐竜」と言われるもの。

恐竜の代表格ティラノサウルスから鳥類にごく近縁なもの、あるいは鳥類自体まで非常に様々な種類を含む。
二足歩行。前後に長い頭部、長めの首、カプセル状の胴体、長い後肢と尾、短めの前肢、鋭い牙、またはのないクチバシを持つ。羽毛を持っていたとされるものも多い。羽毛以外にも格に鳥類的な特徴が多い。また恐竜の中では体重の割に特に容積が大きく、一部のものでは鳥類準に達していた。
一般に大のものは腕よりもの方が発達しており、頭部が大化していてもが多く軽量で、衝撃を吸収する構造になっていた。

種が狩りをした場合は、腕で獲物を押さえつけるよりもを大きく削ぎ取ったか噛み砕いたと考えられている。
またクチバシがありがないもの、があってもを切り裂けないような形のものは二次的に植物食に適応したのだと言われる。

代表的な種類
レラサウルス類 レラサウルフレンエリサウルス、スタウリコサウル 特に原始的。脚類に含めないことが多い。
基盤的脚類/コエロフィシス類 エオドロマエウス/コエロフィシス、リリエンステルヌス、ポドケサウルス、メガプノサウルス、ディロフォサウルス 細長い体形をしており、小から中
ケラトサウルス類 ケラトサウルエラフロサウルス、カルノタウルスマジュンガサウルス、マシアカサウル ノアサウルス科を除きやや大。手が4本残っている。
メガロサウルス類 ピアトニツキサウルス、エウストレプトスポンディルス、メガロサウルス、トルヴォサウルス、アフロヴェナトル ここから下は尾があまり曲がらないテタヌラ類。やや後肢の短いオーソドックスな食恐竜。
スピノサウルス リオニクス、スコミムス、イリタトル、スピノサウルス 長い吻部と円錐形のを持ち、食に適応したとみられる。メガロサウルス類を含めることが多い。
アロサウルス モノロフサウルアロサウルス、ヤンチュアノサウルス、フクイラプトル、コンカヴェナトル、アクロカントサウルス、カルカドンサウル 標準的な中食恐竜。やや軽量な体つきで、が鋭く前肢が大きい。
コンプソグナトゥス類 コンプソグナトゥス、ジュラヴェナトル、スキピオニクス、シノサウロプテリクシノリオプテリク ここから下がコエルサウルス類。小で身軽。原羽毛を持つ。
ティラノサウルス グアンロング、ラプトレックアルバートサウルス、テラトフォネウタルボサウルス、ナノティンヌティラノサウルス 最初は他のコエルサウルス類と大差なかったが次第に独自に大化した。前肢が特に小さい。大のものほどがっしりとした体形。
オルニトミムス類 ペレカニミムス、デイノケイルスガルディミムス、ガリミムス、オルニトミムス いわゆるダチョウ恐竜。クチバシを持つ。後肢や首だけでなく手も長い。雑食及び葉食、またはプランクトン食とされる。
オヴィラプトル類 インキシヴォサウルス、カウディプテリクス、アジャンシンニア、オヴィラプトルキロステノテス 丸っこい頭と高さのあるクチバシ、短い尾、大きな手を持つ。雑食及び果実食とされる。
テリジノサウルス ファルカリウス、セグノサウルス、アラシサウルス、ノスロニクス、テリジノサウルス どっしりした胴体、巨大な鉤など特異な体形。植物食とされる。
アルヴァレスサウルス類 プロイルス、アルヴァレスサウルス、パタゴニクス、モノニクス、シュヴウイア オルニトミムス類に似るがずっと小で前肢はとても太短く、手は大きなのある1本以外退化。
ウマニラトラ エピデンドロサウル、アンキオルニストロドンヴェロキラプトル、デイノニクス、ミクロラプトル、始祖鳥ハシビロコウさん いわゆるラプトル。原始的な鳥類であるともされるほどに近い。分岐学上は自体も含む。

竜脚形類

アパトサウルス
アパトサウルス

「恐竜」のイメージどおりの姿をしたもののグループ。ジュラ紀中期から亜紀にかけて巨大化し、一部のものは全長30mをえたことは確実とされる。

特に原始的なものの一部を除き四足歩行、植物食性。小さな頭、長い首と尾、状の胴体、柱のような四肢を持つ。
格には大きな体を軽量化しつつも少ない力で確実に支える適応が多く見られる。頭部は長い首の先にあるだけに軽量で咀嚼力は弱い。

筋肉の力より自体の構造や腱の引っりで体勢を保っていた。長い首でキリンのように高い枝の葉を食べたと言われてきたが、実際には長い首はあまり上に向かず、つりのように背中側から靭帯で支えて前に伸ばし、ゾウのように広い範囲の植物を食べることに役立てていた可性が高い。
丸呑みした植物を長い腸でゆっくりと消化していたとされる。
狭義の脚類に含まれない初期のものはこの限りではなく、二足歩行など独自路線を辿っていた。

代表的な種類
ごく原始的なもの エオラプトル、パンファギア、グアイバサウルス、サトゥルナリ 食恐竜と大差ない、小で二足歩行のランナー
ラテサウルス類など テコドンサウルス、プラテサウルス、リオサウルス、マッソスポンディルス、アンキサウル 二足または四足歩行。独自の路線で植物食に適応した。古竜脚類と呼ばれ後の脚類の祖先ではないとされてきた。
原始的脚類 アンテニトルス、イサノサウルス、ヴルカノドン、シュノサウルス、ケティオサウル 四足歩行に適応したが体を支える仕組みなどは未発達。
マメンチサウルス類 ベルサウルス、チュアンジサウルス、クラリサウルス、マメンチサウルス、オメイサウル アジアに特有。首が長く、体長の半分に達するものも。
ディプロドクス類 ディプロドクス、アパトサウルススーパーサウルス、ディクラエオサウルス、アマルガサウルニジェールサウル 細長い尾、長い顔面、やや短い前肢、高い背中を持つ。
マクロナリ カマラサウルス、ブラキオサウル、タンバティタニスフクティタンティタノサウルス、アルゼチノサウルス、アラモサウル 従来脚類のあまり見つかっていなかった亜紀に特に繁栄。バランスのとれた体形だが装甲のあるものなども。

剣竜類

ステゴサウルス
ステゴサウルス

ステゴサウルス」の一言で通じるであろうグループ

植物食、四足歩行。クチバシのある小さな頭、縦に大きな胴体、較的長い尾と後肢・短い前肢、背や尾に並ぶを持つ。
の表面に溝が多数見つかっており、背中にしっかり固定するためのコラーゲン繊維や表面に血液をめぐらすための血管跡と見られる。盤類としてはが貧弱だった。

の役割には諸説あるが、は防御や外敵の撃退、は放熱または日光からの受熱、同種へのディスプレイに用いられたと思われる。
地表面の柔らかい植物を食べたと考えられる。
食恐竜アロサウルス化石のなかには、ステゴサウルスが見事にはまるケガのあるものが複数見つかっており、アロサウルスステゴサウルスの間の闘争を示す拠とされている。

代表的な種類
基盤的装 スクテロサウル、スケリドサウル やや身軽。装甲が背中全体に散らばり鎧竜類にも似ていて、類と鎧竜類両方の祖先とされる。
ファヤンゴサウルス類 ファヤンゴサウル 原始的で、ステゴサウルス類と違ってやや横幅のある体形。
ステゴサウルス ケントルルス、ミラガイア、トゥオジャンゴサウルス、ケントサウルス、ステゴサウルス 背中の中央にが発達。

鎧竜類

アンキロサウルス
アンキロサウルス

鎧竜という名前どおり、に覆われた重厚そうな恐竜。

植物食、四足歩行、に覆われた幅の広い胴体と頭、短い四肢を持つ。
口先や先の形態は意外と多様で、哺乳類のように発達した種類もある。や咬筋は発達していない。
ノドサウルス類とアンキロサウルス類に二分されてきたが、ポラカントゥス類を独立させる意見もある。
アンキロサウルス類の腱で硬化した尾の先にはハンマーがあり、またハンマーのないノドサウルス類でも、大きなを肩に発達させたものが多かった。

ハンマーは成体のものなら充分食恐竜を撃退する威力があったと言われる。またノドサウルス類も肩のを向けて脅すことで外敵を追い払えただろう。
種類によって異なった植物を食べたかもしれない。は呼吸気の温度や湿度を調節したり鳴きを上げるのに使ったと思われる。
な胴体や顔面の形態から、カバのような半動物として復元される場合もある。

代表的な種類
ノドサウルス類 アニマタルクス、サウロペルタ、ノドサウルス、エドモンニア ハンマーはない。装甲にむらがなく、軽量化されておらず重装甲。
ポラカントゥス類 ガーゴイロサウルス、ポラカントゥス、ガストニア、ミモオラペル 前後に短い頭からアンキロサウルス類に近縁とされるがハンマーはない。装甲がややに集中する傾向があった。
アンキロサウルス ミンミ、アンキロサウルス、エウオプロファルス、ピナコサウルス、サイカニ ハンマー以外にも特に幅広い胴体が特徴。装甲は裏が抜きされている。

堅頭竜類

ホマロケファレ
マロケファレ
パキケファロサウルス
パキケファロサウルス

丸い頭でしまれる、いわゆる「石頭恐竜」。

植物食、二足歩行。後頭部の発達した頑丈な頭、幅の広い胴体、太めの尾、長い後肢と短い前肢を持つ。
頭部は種類または個体によって様々な形のドームで飾られている。ドームの内部構造も頭突きで闘争する現在植物動物に似ていた。頸椎は細かったが首の(頸)は太長く発達していた。

代表的な種類として挙げたもののうちスティギモロクドラコレックスはそれぞれパキケファロサウルスの亜成体と幼体であるとも言われる。

頭部は仲間同士のディスプレイまたは実力行使、もしかしたら捕食者の撃退に用いられた。ドームらなものと丸く盛り上がったものに大別される。
従来、仲間との闘争で頭突きをするときは助走をつけて頭と頭を勢いよくぶつけ合うとされ、その際の衝撃は一直線に伸ばした脊椎を伝わって太い尾に分散されると考えられていた。
現在では、それだと細い頸椎に加わる負担が大きくまた丸い頭が滑ったときの危険も大きいため、頭をゆっくり押し付けあうか頭で相手のを押したとする説、頭突きは行わずディスプレイのみだったとする説が出されている。
発達した首の筋肉衝撃を受け止めたのかもしれない。

代表的な種類
原始的なもの ヴェルランディアワンナノサウル 頭部の特徴は未発達。
マロケファレ類 ゴヨケファレ、ホマロケファレ 頭部はで、丸いドームではない。
パキケファロサウルス ステゴケラス、ティロケファレ、パキケファロサウルススティギモロクドラコレックス ドラコレックス以外は盛り上がったドームを持つ。

角竜類

トリケラトプス
トリケラトプス

ティラノサウルスライバルトリケラトプスが有名。

植物食(あるいは雑食)、原始的なものとプシッタコサウルス類を除いて四足歩行。鋭いクチバシと切り刻むのに適したフリルのある大きな頭部、頑丈でどっしりとした首や胴体・四肢、短い尾を持つ。
トリケラトプス以外のフリルには大きなが開いており、生前は軟組織で埋められていたとはいえ頑丈なというわけではなかった。角竜全てに見られる鋭いクチバシは噛み千切る力が非常に強かった。
密集して「ボーンベッド」をなす状態で見つかることがある。化石に含まれる酸素同位体率は雑食を示す。

ケラトプス類のフリルは、仲間同士のディスプレイまたは実力行使、捕食者の撃退、放熱など様々な用途が考えられる。ティラノサウルス形の付いたトリケラトプスフリルも発見されている。
またトリケラトプスも老化するとフリルが開き、従来トロサウルスと呼ばれていた恐竜の姿になったのではないかとする説がある(トリケラトプスの記事参照。統合される場合名前は先に命名されたトリケラトプスが優先される)。
クチバシやの形態から、もしかしたら恐竜の死体ごとってカルシウム補給を行っていたかもしれない。
代表的な種類
原始的なもの インロン、カオヤングサウル 二足歩行で身軽。クチバシはすでに発達。
プシッタコサウルス類 プシッタコサウル、ホンシャノサウルス、アルバロフサウル 二足歩行。ばった頭部にあまりとがっていない強力なクチバシを持つ。プシッタコサウルスの尾に羽毛らしき剛毛が見つかった。
原始的なケラトプス類 リャオケラトプス、アーケオケラトプス、ウダケラトプス、レプトケラトプス 二足歩行ないし四足歩行。フリルを含めた頭部が大化していった。
プロケラトプス類 プロケラトプス、バガケラトプス、マグニロトリス、プラテケラトプス 四足歩行。フリルは発達しているがはないかごく小さい。アジアで繁栄。
セントロサウルス類 ディアブロケラトプス、セントロサウルス、スティラコサウルス、アケロウサウルス、パキリノサウル 大半はの上の一本が発達していたが、進化するにつれ変形してのこぶとなった。
カスサウルス類 カスサウルス、ペンケラトプス、アンキケラトプス、アリケラトプス、トリケラトプス の上の二本のが発達していた。大半はフリルが縦長。

鳥脚類

パラサウロロフス
パラサウロロフス

植物食、二足あるいは四足歩行(大のものは場合によって前足をついた)。クチバシと発達したを持つ頭部、縦に大きい胴体と尾、長い後肢とそれ程でもない前肢を持ち、器や装甲の類はほとんどなかった。
膝の裏にある腱の収まる溝が恐竜の中で最も深く、これは素く後肢を動かすのに適した形態である。
かつ最も生的なランベオサウルス類は頭部に中のトサカを持つ。これは内部がにつながっており、また種類によって非常に様々な形をしている。
亜紀末からエドモンサウルスなどのミイラ化石が発見されており、恐竜の中では鱗や質、足の裏肉球のようなふくらみなど軟組織の様子がよく分かっている。角竜同様ボーンベッドをなすことがある。

身を守るのに用いたのは、発達した後肢の脚力と、一部のものが持っていたであろう群れを成す習性だけだった。一見防備そうだが、植物食恐竜の中では特に繁栄したグループの一つである。
トサカは発ディスプレイ(これらは群れをなすことと関連する)、呼気・吸気の温度調節、嗅覚増強など様々な役が考えられる。

代表的な種類
ピサノサウルス類 ピサノサウルス、ファブロサウル 脚類ではなく盤類全体で最も原始的なグループだが、便宜上ここに掲載。顔つきが他の爬虫類と変わらない。
ヘテロドンサウルス類 ヘテロドンサウルス、ペゴマスタックス、フリタデンス、ティアニュロング これも脚類より原始的で、ごく小を持つ。ティアニュロングから羽毛らしき剛毛が見つかった。
ヒプシロフォドン ヒプシロフォドン、オリクトドロメウス、ドリオサウルス、レエリナサウラ、テスケロサウル で常に二足歩行。世界中で長期間繁栄。が大きい。
イグアノドン カンプトサウルス、イグアノドンフクイサウルス、オウラノサウルス、プロバクトサウル 四足歩行化。が発達。前肢スパイク状になっていた。亜紀前期の各地で繁栄。
ハドロサウルス類 ハドロサウルス、エドモンサウルス、マイアサウラ、シャントゥンゴサウルス、サウロロフ 特に大化し、が非常に発達。トサカはないか小さなのでっぱり。広義にはランベオサウルス類を含む。
ランベオサウルス類 ランベオサウルス、パラサウロロフス、コリトサウルス、ニッポノサウルスオロロティタン ハドロサウルス類とよく似るがにつながった中のトサカが発達。

獣脚類1 2 竜脚形類 剣竜類 鎧竜類 堅頭竜類 角竜類 鳥脚類

恐竜以外の絶滅爬虫類

ここでは現在生き残っているものがいないグループのうち特に繁栄した、翼竜類、類、首長類、モササウルス類、単類を挙げる。
中生代にはこれ以外にワニカメも大いに繁栄した。

翼竜類

プテラノドン
プテラノドン

(と・てノ)

分類上恐竜に近縁。長く伸びたで支えられた皮膜の、大きく細長い頭部、非常に華奢格を持つ。がないと思われがちだが、小のものにはがあった。
膜のは一見頼りなく見えるが、膜の内部には筋肉と思われる丈夫な繊維が走っていた。これによりしわがなく破れにくい面を形作っていた。

ジュラ紀までは長1m前後の小のものも多かったが、亜紀に入ると大の細長いものばかりになっていった。これは鳥類が多様性を増すにつれ住み分けが進んだためと思われる。
のものの一部を除いて大半がを食べたといわれる。細かいブラシ状の毛で小プランクトンを濾し取ったもの、を割って食べたと思われるものもいた。
亜紀末には史上最大の飛行動物・ケツァルコアトルス(長11m)が登場した。巨大すぎて長く羽ばたき続けるには筋肉が小さく、「飛べない」という言い方をされることもあるが、滑でもいいから中で生活しないと危険なほど極端な体形をしているので陸上生活していたわけでは決してない。
こうした大のものは自力ではなく高いところから飛び立ったと言われるが、腕の力で地表から跳ね上がったという説もある。

代表的な種類
ランフォリンクス エウディモルフドン、ディモルフドン、ランフォリンクススカフォグナトゥス、ソルデス、アヌログナトゥス、ダルウィノプテルス アヌログナトゥス科を除いて尾が長く、小から中。みながあった。
テロダクティルス類 テロダクティルス、プテロダウトロズンガリテルス、タペジャラ(トゥパンダティルス)ケツァルコアトルス、アンハンエラプテラノドン 尾が短く、クチバシが長い。大のものやがないものもいた。

魚竜類

イクチオサウルス
イクチオサウル

恐竜の本の挿絵に描かれたにいたイルカみたいなやつ。と言っても後肢もひれになっており、尾びれが縦なので、首から後ろはサメのほうが似ている。
大半は数m以下の大きさ。テムノドトサウルスは8m前後、ショニサウルスは推定15mに達した。
またイルカと異なり視力が発達していたようで、大きなを持っていた。テムノドンサウルスの眼球は脊椎動物で最大。

見たどおり、マグロに匹敵する遊泳力を発揮してアンモナイト、原始的なイカを食べたとされる。
出産時を含め水中から出ることはなかった。胎生で、の中に子供がいる化石も見つかっている。
面の変化のため、または魚類の遊泳力の発達のためか亜紀の終わりを待たずして絶滅した。

代表的な種類
原始的なもの チャオサウルス、ウタサウルス、キンボスポンディル 尾びれはまだウナギのように細長く、体をくねらせて泳いだ。
シャスタサウルス類 シャスタサウルス、ショニサウル 尾びれが発達してくる。かなり大化。
イクチオサウルス類 ユーリサウルス、イクチオサウルス、テムノドンサウルス、オフタルサウルス、プラティプテリギウス 全に完成した体形を持つ。

首長竜類

プレシオサウルス
プレシオサウルス

胴体は甲羅のないウミガメと言った感じ。に長い首と小さい頭を持ったものと、短い首と大きな頭を持ったものがいた。どちらも最大15mくらい。肩やの構造は陸上に上がるには耐えられないものだった。

首の長いものは小さなイカアンモナイトの群れにゆっくり近づいたり、の底に向かって首を降ろしコウモリダコなどを捕らえたとされる。
よく脚類がこれと混同されて首長と呼ばれるが、頸椎そのものが長く伸びて釣竿のようになっていた脚類と異なり首長は頸椎の数で長さを稼いでおり、脚類と違って首を曲げることができたと考えられる。しかし一時期考えられていたように、とぐろを巻いたり中に高々ともたげることはできなかった。
頭の大きいものは素く泳いで大きなアンモナイト、他の爬虫類を食べたといわれる。
こちらも胎生で水中から出なかったという説が流。「ドラえもん のび太の恐竜」では陸に上がりを産んだとしているが、化石を見つけないことには話が始まらないのでしゃあない。

代表的な種類
ノトサウルス類 ノトサウルス、ケイチョウサウルス、パキプレウロサウル すでに長い首を持つが、四肢は単純なかきだった。
ピストサウルス類 キマトサウルス、ピストサウルス、アウグスタサウル より水中生活に適応。
リオサウルス類 マクロプラタ、ロマレオサウルス、プリオサウルス、リオプレウロドンクロノサウル 特に首が短く頭が大きい。一部は非常に大化し他の爬虫類捕食したと考えられる。
プレシオサウルス プレシオサウルスクリトクリドゥス、ムラエノサウル 首は胴体と同じくらい長く、頭は小さい。
リコチルス類 リコリンコプス、トリナクメルム、ポリコチル が細長く、首はやや短い。全長3m程度。の位置から頭足類の器が見つかったり、部に胎児が見つかったりしている。
エラスモサウルス類 エロマンガサウルス、フタバサウルス(フタバスズキリュウエラスモサウルス、タラソメドンアルバートネクテス 首が特に長く、全長の半分から2/3を占める。プリオサウルス類の分岐したものとする説もある。

モササウルス類

モササウルス(旧)
モササウルス(旧)
モササウルス(新)
モササウルス(新)

に適応したオオトカゲ。

ひれ状の尾を使って泳いだ。手足もひれ状になっていた。現生のトカゲヘビと同じ嗅覚器官であるヤコブソン器官を備えていた。最大約10m。
亜紀に入ると類が衰退し、モササウルス類が取って代わるように現れた。 これもから出ることなくアンモナイト、他の爬虫類を食べていたとされる。

アンモナイトのなかにはモササウルス類のとされるが開いたものが見つかっている。
かしこのようなモササウルス類の口の形に合わないものが多く、またカサガイという円盤が住処にするために岩に開けるに酷似している。噛み砕かれていないことも考えると、モササウルス類がアンモナイトを食べた拠とはならないだろう。

上図のようにウナギのような尾びれを持っていたとするのが定説だったが、もっとも進化したモササウルス類であるプロサウルスは尾椎が下に向かって曲がっており、サメに似た尾びれを持っていたという説があった。
さらに近年、較的原始的であるプラテカルプスでも尾椎の屈曲が認められた。
今後はモササウルス類の一部あるいは全部の復元像が、下図のような尾びれを持った姿に変化するだろう。

代表的な種類
アイギアロサウルス アイギアロサウルス 原始的で、おそらくの分かれた四肢とまっすぐな尾びれを持っていた。
モササウルス ティサウルス、プラテカルプス、クリダステス、グロビデンス、モササウルスプロサウル アイギアロサウルス類がに出てかなり短期間で進化した。

単弓類

ディメトロドン
ディメトロドン

かつては「哺乳類爬虫類」と呼ばれた哺乳類の祖先。

全て四足歩行。恐竜より前の時代に栄えていた。よく恐竜グッズにある、背びれが大きくて四足歩行の食のやつはこれに含まれる(ディメトロドン)。
あまりにも他の爬虫類と共通点が少ないので、今では爬虫類と呼ばれない。他の爬虫類との関係については「爬虫類:他の脊椎動物との関係」を参照。

後のものほど哺乳類的な特徴を備えており、最後期のものは体毛を備え授乳を行ったとされる。
恐竜が現れた三紀後期、ほぼ同時に哺乳類が現れた。その後恐竜の方が栄えていたのは、ペルム紀後期及び三紀中期の気変動が単類や哺乳類より恐竜を含む類に有利なものだったためと考えられる。
代表的な種類
アーケオシリスオフアコドンエダフォサウルス、ディメトロドンコテロリンクス 一見標準的な爬虫類のようだが、複数の種類のが生えるなどしていた。
アルモスクス類 アルモスクス、エオティタノスクス ここから下を類という。肢がやや直立に近づく。大きなを持つ捕食者。
ディノケファルス アンテサウルス、エステメノスクス、モスコプス 頭部の発達したグループ捕食者とカバに似た植物食者を含む。皮膚の跡から爬虫類にはない腺が見つかっている。
ディキノドン システケファルス、ディキノドンカンメイエリアリストサウルス、プラケリア 丸みを帯びた頭と胴体、太く大きなを持つ植物食者。
ゴルゴノプスイノトランケヴィア、トリナクドンキノグナトゥス、トリティドン 哺乳類にごく近い捕食者。部のがなくなったことから、横隔膜を持ち式呼吸ができたと考えられる。

翼竜類 魚竜類 首長竜類 モササウルス類 単弓類

復元について

当然のことながら恐竜自体については化石記録しか残っておらず、それを生化石と呼ばれる足跡や巣、などの化石、同じ地層から発掘される生物化石、近縁な現生生物の知識で補って生前の姿や行動を推測するしかない。
しかしながら新たな化石の発掘や化石を調べる方法の進歩により、ほんの数年前の知識が一新されていくのも常である。恐竜学自体が較的若い学問であり未踏の発掘地や未発見の化石は数多く、さらに調研究のための手法も日進歩の発展を見せているためである。

長い時間をかけた大きな復元の変化の例:イグアノドン

イグアノドン
イグアノドン復元三態

長いスパンの復元の変化を示す例として、イグアノドンを挙げたい。イグアノドンは最初に発見された恐竜の一つであり、それだけ長い間復元の変遷にさらされてきた恐竜でもある。
1822年にイギリスなど一部が発見されたイグアノドンは、当初は図の手前のように、巨大なトカゲのような、単に大きな爬虫類として復元された。これは当時、恐竜の全身格は全く知られておらず、現在トカゲワニから推測するしかなかったためである。
1878年、ベルギーの炭鉱でイグアノドン全な全身格が30体以上発見されると、復元図も一つのもののような、正確な格を踏まえたものに変わった。当初とされていた小さな円錐形のは前肢のとわかった。
長い後肢と短い前肢がカンガルーに似ていることもあり、背筋を垂直にして尻尾を引きずりながら二足歩行するように描かれた。
1960年代以降、格から活発な動物であることが明らかなデイノニクスが発見されたのをきっかけに、恐竜は活動的な生き物であるとされ、イグアノドンを始めとする大脚類も尻尾を引きずらず体をにして歩く姿に復元されるようになった。
足跡化石物理演算は、図の一番のように、大脚類が前肢を地面について四足歩行をする場合も多かったことを示している。

比較的短期間で復元が変化した例:羽毛恐竜

アンキオルニス
アンキオルニス

く復元像を塗り替えた例にアンキオルニス等の羽毛恐竜がある。鳥類に近縁な恐竜に羽毛があったのではないかと70年代から言われてきたが、特に先進的な復元画ですら小恐竜の肌をウロコから羽毛に切り替えるのにはためらってきた。
しかし1995年中国シノサウロプテリクスが発見されてそのようなは必要なくなった。シノサウロプテリクスの非常に保存状態の良い化石には、背筋に沿った羽毛跡が認められたからだ。
羽毛ではなく皮下組織の繊維ではないかという一部のを押し流すように続けざまに羽毛跡が発掘され、切羽を持つヴェロキラプトルの復元画は当たり前になった。
さらに近年、そのような羽毛跡を電子顕微で観察した結果、メラニン色素を含む細胞メラノソーム」の跡が認められた。
シノサウロプテリクスでは部分的な解析の結果羽毛褐色であることが分かり、さらにアンキオルニスでは図のようなっぽい冠羽と白黒ツートンの羽衣を持つことが分かった。
また始祖鳥も最初に発見された羽毛を観察した結果、少なくともの一部はかったことが分かった。
恐竜の体色は知り得ないものとされてきたが、羽毛恐竜のメラニン由来の体色に関してはそれは覆されたといえる。

恐竜は恒温動物か?変温動物か?

これは研究者の多くを悩ませていた問題である。初期の頃は恐竜はすべて爬虫類として変温動物に押し込まれていた。だが、最近になって恐竜直系の子孫である鳥類が恒温動物であることからこれに疑問を呈する意見が出始めたのである。現在ではその分類により三つの意見が出されている(盤類についても同等の体重のものと同じ)。

まず鳥類の直系の祖先となった小脚類。彼らはその筋肉の付き方から長時間のしい運動に耐えられたと考えられていること、そしてその多くが体温を維持する羽毛を持っていたと考えられていることから、恒温動物であったことは確実視されている。
次は大脚類。彼らはその巨体を維持するために恒温動物同様の二心房二心室の心臓を必要としていたと考えられることと、その体重の割に体表面積はあまり大きくなく体温が逃げにくい構造になっていることからこれも恒温動物であったと考えられている。
最後にティラノサウルスに代表される大脚類であるが、これは現在でも意見が別れている。ある学者は呼吸器がその巨体を長時間しく運動させるには不十分であるとして変温動物説をし、別の学者は筋肉の付き方から恒温動物であるとしている。
最近の研究では大脚類の格から鳥類にも見られる気嚢という呼吸器官の跡が見つかり、実は呼吸効率は思ったより高かったこと、そして全身に分布した気嚢により大脚類の体内は実はかなりの部分が洞で従来の見積もりより体重が軽く、長時間の運動に耐えられた可性があることから恒温動物説側に意見が傾きつつある。

伝熱工学的に見ると、大動物ほど体温維持に費やす自分自身の代謝エネルギーは少なくて済む。実際にワニの体温を測定したところ、変温とされるワニでも大なら体温の変化が少ないことが判明した。大の恐竜が体温を一定に保っていたとしても、自分自身ではほとんど熱を生み出す必要がなく食糧確保に悩まなくてよかっただろうと考えられる。このような生理を慣性恒温という。
しかし、全に慣性恒温に頼っているワニでは同程度の体重の恒温動物に対して筋力や持続力で大幅に劣るという研究結果もある。このことが問題になるとすれば、恐竜の場合はわずかでも自分自身の代謝で体温を保っていただろう。
組織の様子から成長の速度読み取ると、恐竜の成長は変温動物と恒温動物の中間で、一部のサメマグロ、オサガメのような、基本的には変温動物だが体の熱を逃がさないことで体温を保つ仕組みを持つ動物に近いという。

絶滅について

1億6千万年もの間陸上生態系に君臨してきたにもかかわらず、恐竜は鳥類以外全て絶滅してしまった。これは一体なぜなのか、その原因は人々の興味をひき、病気の蔓延・食中毒超新星爆発による放射線部長の打ち返し等様々な推測を呼んだ。
恐竜が絶滅したのは現在から6550万年前の亜紀後期である。このときの地層を調すると、通常地殻には現れないイリジウムの濃度が高いことがわかった。またメキシコユカタン半島に、恐竜絶滅当時に小惑星が衝突してできたクレーターが発見された。
しかしそれ以外にも火山活動の活発化、生態系の変化など様々なことが亜紀末に起こったことが分かっており、そちらに絶滅の原因をめる反論も根強かった。
そこで植物や菌の花粉・胞子、プランクトン殻、各種動物化石イリジウムに限らず衝撃変成石英などの堆積物等の様子を詳細に調することで、それらの反論に対する再反論の材料が集められ、小惑星衝突により亜紀末の大絶滅が起きたことはほとんど確実といえるようになった。
この間、衝突原因説は定説としての地位を確立していったが、メディアに取り上げられるのは「定説を覆す研究」としてよりセンセーショナルに扱える反論のほうであった。
そしてこのような状況を受けて、2010年3月5日、各分野の41人の共著者によって「小惑星衝突が原因である」と宣言する論文が「サイエンス」誌に掲載された。 この経緯は下記の書籍に分かりやすくまとめられている。

ただ注意してほしいのは、絶滅したからと言って恐竜に生き物として根本的な欠陥はなかったということ(化石がたくさん残っていることと、それまで哺乳類と共存して長いこと繁栄してきたのが拠)。そして、恐竜の全てが絶滅したのではないということである。
公園や路上、ごく身近なところでも恐竜達は今も繁栄している。羽毛を持った小さな恐竜達を見かけたら、是非彼らの辿ってきた歴史、彼らが選んだ進化に思いをはせてみてほしい。

命名について

恐竜をはじめ古生物の呼び名は、他の生き物にも付けられる世界共通の名前「学名」である。
一般的には属名(学名の前半部分。ごく小さなグルーの名前)だけで呼ぶが、専門的には種小名(後半部分。属名と合わせて単一の種類を表す)も必要である。
例えばティラノサウルス属はレックス種1種のみだが、ステゴサウルス属にはアルマトゥス種、ステノプス種、ロンギスピヌス種、ウンギュラトゥス種などが含まれる。今の生き物で言うと、パンテラ属にレオ種(ライオン)、オンカ種(ジャガー)、パルドゥス種(ヒョウ)、ティグリス種(トラ)が含まれるのと同じことである。

学名はラテン語ラテン語化したギリシャ語で命名されるのだが、人名や地名、団体名、現地語など他の言語をラテン語造語として用いることもできる。
化石の特徴や推定される生態、発見された土地や発見に関わった人物の名前等に基づいて名付けられることが多い。
まず、よく用いられる単語の一部を例に挙げると、意味は以下のとおり。

例えば以下のような意味で名付けられている。

最も長い名前の恐竜はミクロパキケファロサウルス・ホングチュヤネンシス(Micropachycephalosaurus hongtuyanensis 土岩で発見された小さくて頭の分厚いトカゲ)で、最も短い名前の恐竜はイー・チーYi qi おかしな)である。

学名はその生き物を最初に発表した論文で名付けることができ、これを記載という。いくつかの命名上のルールがあるが、「研究が進んで分類を変更する際は、先に名付けられた方の名前が優先される」という大原則がある。
例えば「大腿化石A」と「頭化石B」が見つかって別々に研究され、各々独自の特徴が認められたためAが「ニコドウサウルス」、Bが「ニコヒャクケラトプス」と命名されたとする。
もし後に「Aそっくりの大腿とBそっくりの頭を含むほぼ全身の化石C」が発見され、AとBが同じ種類の恐竜のものであると判明した場合、「ニコドウサウルス」と「ニコヒャクケラトプス」のうち先に論文が発表された方の名前を使わなければならない。「ニコドウサウルス」の論文が2007年1月15日、「ニコヒャクケラトプス」の論文が2008年5月12日に発表されたとしたら、ニコヒャクケラトプスと呼んでいたものもニコドウサウルスと呼ばなくてはならない。
また、さらに別の化石Dに「ニコマラプトル」と名付けたが、ニコマラプトルという名前がすでに別の生き物に付けられていたという場合、また別の名前を付け直さなくてはならない。現生種と名前がかぶることもよくある。
こちらの動画では「エロマンガサウルス」という首長の命名についてUTAU解説している。

元ネタのある恐竜・古生物の名前

生物名前の中には文学サブカルチャーから取ったものまである。例えばこんな具合。

恐竜を元ネタとするもの

特撮モノ

ゴジラシリーズゴジラアンギラスバラゴンなど)、ウルトラマンシリーズレッドキングゴモラなど)が特に有名。キングコングにおけるティラノサウルス日本キングコングにおけるゴロザウルスなど恐竜でありつつ怪獣として振る舞うものもあり、かつては映画での扱いに明確な界線がなかったようだ。
尻尾を引きずった旧復元スタイルにのっとった怪獣の姿は日本人の恐竜観に大きなを与えた。現在でも恐竜が「ゴジラ立ち」をしていたと思っている人や、恐竜と怪獣の区別がよく分からない人もいるようだ。
怪獣主人公とした映画としてゴジラと並び立つガメラシリーズには明確に恐竜など古生物モチーフとしたものは登場しないが、平成ガメラシリーズ世界ではカメ類は恐竜とともに絶滅したものとされている。

また、ヒーロー側のモチーフとして恐竜が扱われる事も多く、スーパー戦隊シリーズではこれまで四作(恐竜戦隊ジュウレンジャー爆竜戦隊アバレンジャー獣電戦隊キョウリュウジャー騎士竜戦隊リュウソウジャー)登場している。

関連項目怪獣特撮レイ・ハリーハウゼン

ジュラシックパークシリーズ

「恐竜ルネッサンス」以降の活発な恐竜像を当時の最新映像技術で明に描いた、恐竜映画の金字として名高い。恐竜と人類が出会う方法に科学的な説得力を持たせたことも印を深めている。
恐竜ファンとして見ると功罪相半ばすといったところで、知識がないと画面の中では本当に科学的な描写とエンターテインメントとしての脚色が同じように見えるため混乱を招いた面がある。最も誤解されたのは、映画では大ユタラプトルに近い姿で描かれたヴェロキラプトルであろう。(もっとも作中に登場する恐竜はDNAを基にしたクローンなので現実の学術的に矛盾があってもさほど問題がないように作られているが)
映画独自の設定や描写が後の恐竜グッズイラスト等でも当然のように引用されるくらい力があり、よく見るとティラノサウルスフィギュアがみんなジュラシックパークだったりもする。

関連項目ジュラシックパーク

ファンタジー作品におけるドラゴン

大元の伝説中世に描かれた挿絵の中ではトカゲワニヘビなどを基にした奇怪な姿であったが、キリスト教における悪魔徴であるといった宗教的な意味合いが薄れ、さらに古生物に関する知識が広まるにつれ、恐竜、特に脚類の要素を取り入れるようになった。
最も顕著なのが「モンスターハンターシリーズで、二足歩行を行う種類の側面シルエットなどはかなり恐竜を踏襲している。恐竜そのものだと思われることも多いほどだが、やはりゲームキャラクターとして魅力的に描く上で実際の恐竜にとらわれない描写や設定をしている部分が多い。例えばモンハンモンスターは大きさの割に身軽そうな勇ましいポーズを保っており、頭トカゲ哺乳類のように幅広い。ティガレックスイビルジョーティラノサウルス(特に格)を見べてみよう。

関連項目ドラゴンモンスターハンター

ゾイドシリーズ

機械化しているという時点で充分キャラクターとしての魅力を付け加えられているためか、シルエットは原の恐竜にかなり忠実なものも多い。ただしティラノサウルスに限っては大半がなぜか小顔でシャープモデルに。ちなみに「ウネラギア」など元の恐竜の名前そのままのものもある。
30年近く続く歴史の中で恐竜像も変化しているため、歴代の機体にその跡が残っているのが興味深い。姿勢を取れるようになったゴジュラスシリーズ、原の復元像が大きく変わってしまったデスレイザーバイオメガラプトル、原が命名にひと着あった上結局抹消されてしまったウルトラザウルスなど。

関連項目ゾイド

ポケモン

生き物だけでなく何でもかんでもモチーフにしているだけに恐竜・古生物ポケモンもいる。ゲーム中に化石博物館が登場するのも魅力か。ただ特定の恐竜を直接モデルにしているものは少ない。傾向は以下の三つに分かれる(番号順、最終進化形のみ)。
恐竜怪獣の流れをむもの:ニドキングバンギラスボスゴドラガブリアスオノノクスヌメルゴンなど
似ている古生物を挙げられるもの:ラプラスプレシオサウルス)、メガニウムカマラサウルス)、ジュカイン(デイノニクス)、トロピウス(ディプロドクス)など
明らかに古生物や「生きた化石」をモチーフとしているもの:オムスターアンモナイト)、カブトプスカブトガニ+ウミサソリ+三葉虫)、プテラ(ランフォリンクス)、ユレイドルウミユリ)、アーマルドアノマロカリス+ウミサソリ)、ジーランスシーラカンス)、ラムパルドパキケファロサウルス)、トリデプス角竜)、メガヤンマメガネウラ)、マンムーマンモス)、アバゴーラ(アーケロン)、アーケオス始祖鳥)、ガチゴラスティラノサウルス)、アマルルガアマルガサウルス)

関連項目ポケモン化石ポケモン

実際に見学するにあたって

この記事で紹介しているような恐竜の姿や生態に関する知識も、全ては化石から少しずつ得られたものである。そのため恐竜ファンとしても博物館イベント格や化石を見て、恐竜に関する説の根拠を確認するのが望ましい。またそんな向学的な的でなくても、恐竜の大きさやスタイリングを実際に見て感じ、楽しみたいと思うのは自然だろう。
そこでここには博物館や恐竜博・恐竜展で格や化石を見学する際の諸注意を挙げておきたい。

レプリカと実物化石、復元骨格

レプリカ」「複製」といった表記を見て「なんだ偽物か」という冷めたリアクションを取る見学者は後を絶たない。これらの言葉から美術品における贋作、複製品を思い起こし、作り物、りぼて、といった価値な物と混同してしまうのだろう。
しかし複製化石を作成する際は実物から精密にを取り、化石の形状が全に再現されるよう技術を凝らしている。そのため、内部の組織などを除いた形態などは実物と全く同じといってよく、形態学的な観察には何の問題もない。
またを取った元の化石が発掘された場所や状況、所蔵している博物館記録されているものは、実際の研究にも充分有用な学術的価値のある立な標本である。これにより実物を破損・紛失することや、一つの研究機関で独占してしまうことを防げる。

複製は実物化石と異なりプラスチックFRPで作ることができるので、実物よりずっと軽く丈夫で、多少加工しても問題ない。そのため支柱を内部に通して復元格を作るのもたやすく、非常に観察しやすいものになる。博物館で一般来館者が様々な恐竜の復元格を見られるのも複製技術のおかげであるといえる。
ほとんどの恐竜はごく一部の化石しか見つかっていないので、格を復元するにも他の大部分見つかっている種類を参考にする必要がある。どの部分がすでに発見されていてどの部分が推測なのか把握しておくとよい。一見しただけでどこが推測か分かる場合もある(表面が滑らか、色が違う、そこだけ他の種類に似すぎている、逆に近縁種と違いすぎる、なんかわざとらしい、作りが雑、等)。全身が判明していて研究の進んだ種類で一般的な形態を見て、変わった特徴を持つものについてはそこを重点的に見るのがいいだろう。

格全体が複製ではなく模型として作られた格復元模型もある。地層中で押しつぶされて状になった化石など立体的な複製が作れない場合などもあるので、これも研究成果をまとまった形で見て元の生き物の姿を知るのに有用である。

もちろん、実物化石には実際に化石化してできた成分、複製しきれない微細構造、また本当に悠久の時間を越えてきた事実というものがある。そういったものを観察し、また肌で感じるには実物化石が必要だろう。
実物化石は復元格にせずに部分状態でケースに入ったり台に置かれている場合が多いので、そういったものにも気を付けて見学しよう。
またごく一部、ほとんど実物化石で組まれた復元格もある。扱いに融通が利かないデメリットはあるが、相応の迫力が感じられるだろう。

種類を見分けよう

食恐竜を見て種類に関わらずティラノサウルスと呼ぶ見学者、というのもまたありがちな光景である。もちろん上記のように大食恐竜は決してティラノサウルスだけではなく、多様な分類・分布・時代に及ぶ種類がある。
せっかくなので恐竜の多様性をきちんと理解して見学するといいだろう。それには大まかな違いを把握しておく必要がある。

例えばティラノサウルス類は後頭部の幅が広く前肢が二本で小さいが、アロサウルス類は後頭部の幅があまり広くはなくて前肢がより大きい、など。
ティラノサウルスタルボサウルスのように見たではほとんど区別できないこともあるので、何の仲間かだけパッと見で区別してから解説を読んで、それから特徴を確認する程度でも問題はない。またあらかじめ何が展示されているのか公式サイト等で確認するのも、当ての恐竜があるか、何を楽しみにして行くべきかが分かって良い。

骨学的に見よう

逆関節」という言葉がある。二足歩行をするものの脚の中央にある関節が人間の膝と逆に曲がるということで、架兵器ではダチョウなどを参考にしたデザインである。しかし、ダチョウ自身の膝は実は「逆関節」ではない。
ダチョウの本当の膝は胴体のにぴったりと寄せられて羽毛に隠れている。逆に曲がった膝のような関節は人間でいえばかかと、脛に見えているのは長い足の甲に当たる。恐竜もこのような先立ちに近い歩き方、または全にだけを接地する歩き方をしていた(かかとが地面に着く人間のほうが少数である)。

このようにどこが何のなのか、さらにのどの部分にどんな機があったかを理解していると、どのような動作をしたか、どのくらい速く、また強く、広く動かせたか、といったことが理解しやすい。また関節の様子を見ることで、理のない繋がり方をした正確な復元であるかどうかも確かめることができる。理に名前などを頭に叩き込まなくても個々の恐竜の特徴を知る過程で覚えられるだろう。
復元に関する書籍はとても参考になる。

イベントにおいて

どの恐竜博・恐竜展でも「玉」としてプッシュされている復元格がある。大脚類をその位置に置くことが多いが、大脚類はほとんど一部しか見つからないものであり上記のように推定の部分がほとんどにならざるを得ない。脚類に限らず見世物的要素の強い復元格も出てくることがあるので、一緒に展示されている実物化石で大きさの復元が妥当かなど確認するといい。
また宣伝の上ではあまり取り上げられない、ガラスケース内にある実物化石のほうによっぽど重で保存状態も素晴らしいものが潜んでいることはよくある。他の見学者が格に見とれている隙にそちらもしっかりと見ておこう。

うっかり間違った解説などがなされている場合もあり、注意が必要である。具体的な例を一つ挙げると、「世界の巨大恐竜博2006」において脚類シノヴェナトルとして展示されていた化石の頭部には明らか脚類の特徴であるクチバシや眉毛状のがあった。
恐竜に関わる仕事をしている人のブログなどでイベントレポートを読むと、見所を教えてもらえる上間違いも回避しやすいだろう。

見学動画

恐竜全体に関する教養動画博物館イベントを見学したレポート動画もあり、展示品の種類や館内の雰囲気、見方のコツなど見学する際の参考になるだろう。
律っちゃんの恐竜講座/がんびっとP

恐竜の骨格標本画像を集めてみた(種類ごと、世界各地)

日本を代表する恐竜博物館福井県立恐竜博物館の見学動画

雪歩とめぐる大恐竜展/パキケファロサウルスP

関連項目

ティラノサウルス旧復元図
ティラノサウルス旧復元図
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恐竜

456 ななしのよっしん
2023/10/16(月) 22:06:47 ID: CXn2Pg8x3u
恐竜が生きていた頃こそがある意味最後の平和な時代なんだろうか。(人間並みの感想
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457 ななしのよっしん
2023/12/15(金) 00:44:24 ID: fMLiF67d96
生存競争がある時点で恐竜の世も全く平和ではないだろ
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458 ななしのよっしん
2023/12/15(金) 00:54:53 ID: 1hC155qofR
食物連鎖ができる前だと先カンブリア代が一番平和かなー。
ベン生物エディアカラ生物群)の梱包材みたいなシンプルすぎる構造見ると細かいことがどうでもよくなる。
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459 ななしのよっしん
2024/01/02(火) 23:57:31 ID: 1hC155qofR
ずっとなんだが
カルノタウルスって亜紀前期の恐竜なのか亜紀後期の恐竜なのか。

最初に知った『小学館の図鑑NEO』では亜紀前期と記載。
その後見た『すべてわかる恐竜事典』では亜紀後期と記載されて同じ後期のギガノトサウルスと戦ってた。
NHKCG素材では亜紀前期と記載、今のウィキペディアでは亜紀後期と記載。
恐竜キング』では亜紀前期、『ギャオポン!』では亜紀後期。
そして新発見の恐竜マイプと戦わせられる画像動画が増えているがマイプは亜紀後期。

結局どっちなんだ・・・?
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460 ななしのよっしん
2024/04/08(月) 06:25:06 ID: rfdhC0BsGy
業が衰退してが本物の自然に帰ってるがそれが極まった高い木しかない薄暗い恐竜のいたなんだなと
あのバカ長い首の意味を感じれる時が近づいてる
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461 ななしのよっしん
2024/05/04(土) 17:51:52 ID: EQ1G4PGxIC
柳田邦夫の本読んでると足跡に関して色々記述してるけど
泥岩はまだしも崗岩に巨大な足跡があるのは如何なる物語があるのか不思議がってる

今ならわかるけどブラキオサウルス程の質量があれば崗岩に足跡を残せるらしくてそれが足跡の正体の一つ何だろうな。宅地開発とかでなくなっちゃったけど
朝鮮には神仙の足跡として今でも祭ってるところがあるらしいから世界にも似たような話があるんだろうな
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462 ななしのよっしん
2024/08/05(月) 23:34:40 ID: liTL3xPznP
>>459
年代を具体的に書いてる所では出土はパタゴニアの約7000万年前のマーストリヒチアン層で一致してる事が多いし亜紀後期でいいのでは?

を食べる
https://getawaytrike.hatenablog.com/entry/38546171exit
↑発見初期は層序学が発展しておらず亜紀中期と思われたが後に調べ直して確定させたらしい
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463 ななしのよっしん
2024/08/12(月) 20:58:46 ID: fMLiF67d96
地元の博物館恐竜展やってたから見に行ったけど
やはり実際に見るティラノやトリケラの大きさには驚かされるなぁ
逆にラプトルの小ささにはかわヨってなったけど
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464 ななしのよっしん
2024/09/07(土) 00:06:26 ID: 1hC155qofR
>>462
遅くなったがありがとう。亜紀後期で確定ね。
ティラノ以上に前脚と後ろ脚の長さがアンバランスってのは知ってたけど
後ろ脚単体でも太もも異常に長くて膝下が見つかってないから脛が短かった可性もあるんだね。
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465 ななしのよっしん
2024/11/10(日) 02:31:49 ID: ieHn1z7n1I
ちょっと前の話だけど
ティラノサウルス以上に腕の退化した恐竜の発見
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/052300286/exit
「腕の退化」というとティラノサウルス類が有名だけど、の数が多いという原始的な特徴を残したまま腕全体が退化したカルノタウルス仲間もなかなか特異な進化をしている

あと「脚類は脚類よりもに近い」って研究結果があったけど、後続ないあたり不評なんだろうか
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