メモリ32GBのノートパソコンは、クリエイターやエンジニア、ゲーマーなど、重い作業を快適に行いたい人におすすめ。重い作業でもサクサク動作するので、16GBや8GBでは足りない人にぴったりです。しかし、メモリ以外にもCPU性能や画面の解像度など作業の能率に関わる要素が多く、快適に作業ができるノートパソコンはどれか迷いますよね。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
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メモリ32GBのノートパソコンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
プログラミングやシステム開発、デザイン、4K動画の編集などを行う人で、プロ向けのソフトを使うならメモリ32GBのノートパソコンを検討しましょう。メモリとは、パソコンにおける作業台の広さのようなもの。メモリ容量が大きいほど、同時にたくさんのデータの処理をこなせます。
32GBはノートパソコンのメモリ容量としては大きめで、Adobeのクリエイター向けアプリや3Dグラフィックのゲームなどの高いスペックを必要とするアプリにも対応できる容量。プロ向けのソフトを扱うクリエイターなどには、32GBがおすすめです。
16GBは、WordやExcelなどOfficeソフトに加え、オンライン通話アプリやブラウザを同時に使用できるため、オフィスワークには十分な容量。しかし、グラフィック処理が必要なアプリを快適に動かすには容量が足りない可能性もあります。
8GBはブラウザでの作業やOfficeソフトを単体で使うなど、軽い作業が中心の人にはあり。アプリを開きすぎると動作が重くなる場合もあるので、仕事や複雑な作業にはあまり向いていません。また、Windows 10の最低要件が2GBであるのに対し、Windows 11は4GBと基準のスペックが昔より上がっているので、快適に使うには8GBは必要といえるでしょう。
複雑な処理を高速にこなすには、より性能が高いCPUも重要です。Core iシリーズであれば、ノートパソコン向けは第13世代。Ryzenシリーズであれば7000シリーズが最新世代です(2025年3月時点)。CPUとは、パソコンの脳のような立ち位置のパーツ。用途にもよりますが、最低でもIntel Core i5・Ryzen 5以上のCPUを搭載したノートパソコンがおすすめです。
CPUは世代によって性能が変わるので、できるだけ最新世代に近いものを選びましょう。また、使用したいソフトの要件なども要チェック。3Dグラフィック処理が必要なクリエイティブソフトやゲームには、Intel Core i7・Ryzen 7以上を推奨されているものも多くあります。
CPU性能が低いと処理が追いつかず、動作が重くなったりフリーズしたりすることも。ノートパソコンの用途や、使いたいソフトに合うCPUを選んでくださいね。
仕事や作業の能率には、画面の輝度(明るさ)と解像度も意外と重要。輝度が高いほど、日光の入り込む場所や屋外でも画面がはっきり見えるので、どこでも作業できて便利です。また、解像度が高いと、小さい文字や画像・映像の細かい部分を確認したいときにもはっきりと映りますよ。
今回の検証では、最大輝度が600nit以上だと明るい室内でも細かい文字がはっきりみやすく、環境光に左右されずにどんなシチュエーションでも見やすいことがわかりました。最大輝度を公開しているメーカーはほとんどないので、ランキングの詳細項目をチェックしてくださいね。
近年のノートパソコンの解像度は、どれもフルHD以上がスタンダード。しかし、解像度が3K以上のノートパソコンは細かい文字やラインなどのデザインもくっきり見えて作業しやすいといえます。クリエイターなら外部モニターをメインで使うのもありですが、ノートパソコンの画面の解像度が高ければデスク外での作業もしやすいですよ。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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処理性能の高さ(CPU・メモリ) | 読み書きの速さ(ストレージ) | 耐負荷性能の高さ | バッテリー持ちの長さ | キーボードの打ちやすさ | WEBカメラ性能の高さ | マイク性能のよさ | ディスプレイ性能の高さ | スピーカー音質のよさ | インターフェースの豊富さ | 映像処理性能(GPU・ストレージ)の高さ | CPUの種類 | CPUコア数 | CPUマルチコアのスコア(実測値) | メモリ容量 | ストレージ種類 | ストレージ容量 | OS | 画面サイズ | 画面種類 | システム上の最大輝度 | 解像度 | インターフェース | 内蔵カメラ | USB PD対応 | 最大消費電力 | ACアダプター | 無線LAN規格 | テンキーあり | タッチパネル | 生体認証 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 画面比率 | 搭載Office | 有線LANポートあり | ||||||
1 | VAIO VAIO F16 |VJF1618 | ![]() | カメラ性能は低いが、排熱性能が高くバランスがよい1台 | Core i5 1334U | 10 | 平均6,258pts | 32GB | SSD | 512GB | Windows 11 Home | 16インチ | 不明 | 270nit | WUXGA(1920×1200) | USB 5Gbps(USB 3.0)、HDMI、USB Type-C、USB 10Gbps(USB 3.1)、DisplayPort、ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)、microSDカードスロット | 約65W | 不明 | Wi-Fi6 | 不明 | 顔認証、指紋認証 | 35.8cm | 25.5cm | 1.99cm | 1,650g | 16:10 | Microsoft Office | |||||||||||||||||
2 | ASUS ZenBook|S 13 OLED|UX5304MA-I7321W | ![]() | バッテリー持ちとカメラ性能が優秀。場所を選ばず仕事できる | Core Ultra 7 | 12コア(P:2コア、E:8コア、LP E:2コア | 平均7,095pts | 32GB | SSD | 1TB | Windows 11 Home | 13.3インチ | 有機EL | 616nit | 独自規格(2880×1800) | HDMI、Thunderbolt 4 Type-C ×2、USB3.2 Gen2 Type-A ×1、ステレオミニプラグ(イヤホン端子) | 約65W | 65W | Wi-Fi6E | 顔認証 | 29.62cm | 21.63cm | 1.09cm | 不明 | 16:10 | |||||||||||||||||||
3 | レノボ ThinkPad| ThinkPad Z13 Gen 1|21D20004JP | ![]() | 圧巻のディスプレイを備えた次世代モデル。温度上昇には注意が必要 | AMD Ryzen 7 | 8コア | 平均7,902pts | 32GB | M.2 | 512GB | Windows 11 Pro | 13.3インチ | 有機EL | 400nit | 2880×1800 | USB4 (Thunderbolt4 対応) 、ヘッドホンジャック | 不明 | 65W | Wi-Fi 6E | 指紋認証 | 29.4cm | 19.9cm | 1.39cm | 1,260g | 16:10 |
CPUの種類 | Core i5 1334U |
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CPUコア数 | 10 |
ストレージ容量 | 512GB |
解像度 | WUXGA(1920×1200) |
VAIOの「VAIO F16」。CPUは第13世代のCore i7-1355Uで、画面サイズ16インチ、重量1.65kgです。メモリは32GBで、ストレージは1TBのSSDを搭載しています。キーボード面にアルミが採用されており、自社工場で行った独自の耐久テストをクリアした高い堅牢性が特徴です。
CPU・メモリ・ストレージの性能は良好で、GPUの性能はまずまず。SSDの規格がPCIe 4.0なので、高速起動が期待でき、Officeをはじめとした多くのデスクワークは快適にこなせる性能でしょう。高い負荷をかけてもほとんど熱くならず、ファンの音も抑えられていた点も高評価でした。
バッテリーの性能は、YouTubeの動画を6時間16分連続再生できるため十分な性能。キーボードはテンキー付きなので、タッチパッドがやや左に寄っています。キーは小さめで間隔が広いタイプで、タイプミスが起きにくい設計。静音で反発が小さいため、軽い力でタイピングできます。
マイクはまずまずの性能で、ノイズキャンセリングがしっかりとかかるタイプです。カメラの性能は芳しくなく、HD(720p)で暗く鮮やかではない印象を持つでしょう。写りを気にするのであれば、外付けのカメラは必須だといえます。
インターフェースは充実しており、とくにUSB Type-Aが3口とPower Delivery・DisplayPort対応のType-Cが1口あります。マウス・キーボードといった外付けデバイスを、ドッキングステーションいらずで接続できるでしょう。癖がなくバランスがよい本商品。排熱性能の高さを重視する人にとっての有力な選択肢です。
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 平均6,258pts |
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メモリ容量 | 32GB |
ストレージ種類 | SSD |
OS | Windows 11 Home |
画面サイズ | 16インチ |
画面種類 | 不明 |
システム上の最大輝度 | 270nit |
インターフェース | USB 5Gbps(USB 3.0)、HDMI、USB Type-C、USB 10Gbps(USB 3.1)、DisplayPort、ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)、microSDカードスロット |
内蔵カメラ | |
USB PD対応 | |
最大消費電力 | 約65W |
ACアダプター | 不明 |
無線LAN規格 | Wi-Fi6 |
テンキーあり | |
タッチパネル | 不明 |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 |
幅 | 35.8cm |
奥行 | 25.5cm |
高さ | 1.99cm |
重量 | 1,650g |
画面比率 | 16:10 |
搭載Office | Microsoft Office |
有線LANポートあり |
VAIO F16 (2023年6月発売モデル) VJF1618をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
CPUの種類 | Core Ultra 7 |
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CPUコア数 | 12コア(P:2コア、E:8コア、LP E:2コア |
ストレージ容量 | 1TB |
解像度 | 独自規格(2880×1800) |
良い
気になる
ASUSの「ZenBook S 13 OLED UX5304MA-I7321W」は、さまざまな場所で仕事をする人におすすめ。バッテリー持ちがよいうえ、処理性能は文書作成やブラウザ閲覧などが十分にできるレベルなので、出先での仕事がしやすいでしょう。
CPU・メモリの性能は優秀なため、Web上で情報収集しながらでも書類作成がしやすく、仕事用として使いやすいでしょう。一方、ストレージ・GPUの性能はトップクラスに一歩及ばない結果に。負荷が大きいゲームでは画像処理が遅れる可能性があるので注意が必要です。また、高い負荷をかけると表面温度は上がりますが、ファンの音は大きくないので、図書館のような静かな環境下でも気にせず使えるでしょう。
YouTubeの動画を連続再生したときのバッテリー持ちは約14時間半と今回検証した商品のなかでトップクラス。場所を問わず長時間作業が可能です。キーボードはエンターキーやスペースキーの小ささを指摘する声がありましたが、スムーズに使用できたモニターが大半。キーは浅めで好みがわかれやすいものの、打鍵感・タッチパッドの使用感ともに良好です。
カメラ性能は高く、肌の明るさや色、目の光までしっかりと映し出せていました。マイク性能は、優秀とはいえないものの、オンライン会議で使う分には問題ないレベルなので、仕事用にもってこいです。
ディスプレイ性能も文句なしの高さで、2880×1800という高解像度。有機ELを採用しており、最大表示色が豊富なうえ最大輝度も高かったため、場所を問わず画面が見やすいでしょう。スピーカーは低音から高音まできちんと拾えていため、迫力のあるサウンドで動画視聴が行えるといえます。
USB Type-C(Thunderbolt 4対応)が2つ搭載されていて拡張性も良好。検証では性能が高いとバッテリーが短くなる傾向がありましたが、十分な処理性能がありながらバッテリー持ちに優れていました。約1.0kgという軽量さと画面のきれいさを両立しているのも好印象で、場所問わず仕事をスムーズに進めたい人は選択肢になりうる一台です。
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 平均7,095pts |
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メモリ容量 | 32GB |
ストレージ種類 | SSD |
OS | Windows 11 Home |
画面サイズ | 13.3インチ |
画面種類 | 有機EL |
システム上の最大輝度 | 616nit |
インターフェース | HDMI、Thunderbolt 4 Type-C ×2、USB3.2 Gen2 Type-A ×1、ステレオミニプラグ(イヤホン端子) |
内蔵カメラ | |
USB PD対応 | |
最大消費電力 | 約65W |
ACアダプター | 65W |
無線LAN規格 | Wi-Fi6E |
テンキーあり | |
タッチパネル | |
生体認証 | 顔認証 |
幅 | 29.62cm |
奥行 | 21.63cm |
高さ | 1.09cm |
重量 | 不明 |
画面比率 | 16:10 |
搭載Office | |
有線LANポートあり |
ASUS Zenbook S 13 OLEDを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
CPUの種類 | AMD Ryzen 7 |
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CPUコア数 | 8コア |
ストレージ容量 | 512GB |
解像度 | 2880×1800 |
Lenovo Japanの「ThinkPad Z13 Gen 1」。CPUは第5世代のRyzen 7 PRO 6860zで、画面サイズは13.3インチ。メモリは32GBで、ストレージは1TBのSSDを搭載しています。高級感のあるアルミボディで、有機ELでWQXGA(2880×1800)の端麗なタッチパネルディスプレイが特徴的です。
CPU・GPUの性能は良好で、メモリ・ストレージの性能はまずまず。SSDの規格がPCIe 4.0なので、高速起動による作業効率の向上が期待できます。ただし、高い負荷をかけるとキーボードの温度がかなり上昇するので、気になる人はパソコンスタンドの使用による排熱をおすすめします。
バッテリーの持ちがよく、YouTubeの動画を7時間30分連続再生できるため、映像鑑賞に向いています。キーボードは、キー配置・サイズともに良好で、反発の強さ・キーストロークも万人に使いやすいように設計されています。タッチパッドは滑らかな使い心地が高評価でした。感度・クリック感が非常によく、誤操作防止のために中央部は右クリックが反応しないようになっています。
内蔵マイクはまずまずの性能で、違和感なくクリアな音質。内蔵カメラは適度な彩度で、顔が明るく映ります。オンライン会議で問題なく使用できる品質です。スピーカーは、人の声にノイズがかからず低音がしっかりと出るので、映画鑑賞時に臨場感を味わえるでしょう。
インターフェースは簡素化されており、イヤホンジャック・両側面のUSB Type-Cのみです。有線LANやHDMIなどを使用する場合は、別途ドッキングステーションの用意が必要です。ほかには指紋センサー・ThinkPad トラックポイント(赤ポチ)が搭載されており、シンプルなつくりながらも使用感は快適。総じて、鑑賞に多くの時間を割く人にとって選択肢になりうる1台です。
CPUマルチコアのスコア(実測値) | 平均7,902pts |
---|---|
メモリ容量 | 32GB |
ストレージ種類 | M.2 |
OS | Windows 11 Pro |
画面サイズ | 13.3インチ |
画面種類 | 有機EL |
システム上の最大輝度 | 400nit |
インターフェース | USB4 (Thunderbolt4 対応) 、ヘッドホンジャック |
内蔵カメラ | |
USB PD対応 | |
最大消費電力 | 不明 |
ACアダプター | 65W |
無線LAN規格 | Wi-Fi 6E |
テンキーあり | |
タッチパネル | |
生体認証 | 指紋認証 |
幅 | 29.4cm |
奥行 | 19.9cm |
高さ | 1.39cm |
重量 | 1,260g |
画面比率 | 16:10 |
搭載Office | |
有線LANポートあり |
1位: VAIO|VAIO F16 |VJF1618
2位: ASUS|ZenBook|S 13 OLED|UX5304MA-I7321W
3位: レノボ|ThinkPad| ThinkPad Z13 Gen 1|21D20004JP
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