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INTERVIEW : ミユキエンジェル(豆柴の大群)
豆柴の大群の元気印、ミユキエンジェル。その存在はグループを内側からも外側からも元気にしてきた。昨年2022年には厳しい企画に挑戦するなかで、一度は暗くなってしまったと話していた彼女だが、いまはしっかり笑顔を取り戻すことができた。ミユキエンジェルはいま、変わっている最中である。しかし、彼女の笑顔はきっとこれからも変わらず人々を元気にしていくのだと思う。
インタヴュー&文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
へこんでいる暇なんてなかった
──〈MUST CHANGE PROJECT〉ついて聞かされたときの率直な気持ちはどうでしたか?
ミユキエンジェル(以下、ミユキ) : 正直に言うと最初は怖かったです。でも、私たちもずっとこのままじゃダメだなってわかっていたんです。だから、こうして変わるチャンスを貰えて、よかったと思っています。だって本当に私たちが要らなかったら、企画をすることすらなかったと思うから。期待されているんだなと思ったので、期待以上のものを見せなきゃいけないと思っていました。あと私は絶対に1位になってソロデビューがしたかったんです。
※〈MUST CHANGE PROJECT〉とは
12月7日にリリースされた『MUST CHANGE』の各メンバーそれぞれのCD売上枚数、そして"WE MUST CHANGE TOUR"での成長度合いを加味し、優勝メンバーはソロ・デビューが決定。一方で、CD売上枚数とツアーでの成長が見込めなかったメンバーは、新メンバー合宿オーディションへ参加するという企画。オーディションの様子次第では、既存メンバーでも、新メンバーと入れ替えで豆柴の大群を去る可能性も伝えられていた。
──ソロデビューがモチベーションになっていた?
ミユキ : そうですね。いままでも豆柴ではメンバー内で勝負することも多かったんですけど、ビリじゃなければ1位じゃなくてもいいやと思っていたんです。でもプロジェクトが進んでいくうちに、気持ちが固まりました。厳しい企画ではあったんですけど、「1位になったらソロデビュー」というプラスの面があることで、よし頑張ろうって落ちこまずにいられました。
──この企画に取り組むなかで、へこんだりすることはなかったんですか?
ミユキ : へこんでいる暇なんてなかったです。不安な表情を見せてしまうと、豆粒(豆柴の大群ファンの総称)も心配しちゃうだろうなって思ったんです。だから、ライブ中はめちゃくちゃ明るくふるまっていたし、良いムードを作れるようには心がけていました。
──ミユキさんは、豆柴の大群の元気印じゃないですか。だから大変な立場なんじゃないかなと思っていました。
ミユキ : 大変ではあるけど、無理やり元気にしているわけでもないんですよ。ミユキエンジェルの時は元気でいようっていうスイッチを入れて、本当の私になったら無理はしないようにしています。
──そんななかリリースされた“MUST CHANGE”は、ミユキさんにとってどんな曲でしたか?
ミユキ : “MUST CHANGE”の歌詞は渡辺さんからのメッセージだと受け取ったんですけど、全部に納得しました。“今”という曲が特にそうなんですけど、これまでも渡辺さんが豆柴に対して書いてくれた歌詞には、「今しかないんだから頑張りなさい」というメッセージが込められていたんです。そのメッセージに全然気づけていなかったなと思いました。