OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.281 なぜこの曲を音頭アレンジに!?
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
なぜこの曲を音頭アレンジに!?
7月に入り初夏の訪れを感じている昨今。いかがお過ごしでしょうか? 夏に聴きたい音楽といえば、なんでしょうか? そうです、もちろん「音頭」ですよね、。近年も元乃木坂46の生駒里奈が、RINA IKOMA名義で「大東京音頭」をリリースするなど、今なお脈々と受け継がれている「音頭」というジャンルの音楽。
今回私は、伝統的な民謡における「音頭」ではなく、既存の楽曲を「音頭アレンジ」もしくは「音頭リミックス」したものをご紹介します。なお、具体的な「音頭」というものの定義については、ややこしくなるので避けます。念の為。
まずご紹介したいのは、先日7月7日にリリースされたばかりのTHE ALFEEの新曲 “メリーアン音頭”。THE ALFEEの代表曲 “メリーアン” を大胆に「あ、そーれ!」の掛け声を入れてアレンジ。間奏には、しっかりたかみーのソロも入っています!
このようにJ-POPや歌謡曲のアレンジは他にも、大ヒット曲 “可愛くてごめん (feat. HoneyWorks & かぴ) ” の盆踊りMIXや、ピチカート・ファイヴの野宮真貴さんが歌う “東京は夜の七時 (盆踊りVersion)”、“スウィート・ソウル・レヴユー (盆踊りVersion)” もおしゃれな感じで素敵です。
アニソンに目を向ければ、サクラ大戦の “檄! 帝国華撃団” を田中真弓さんが歌う “ゲキテイ音頭”(酔っ払ったクリリンみたいでかわいいです) や、言わずと知れた新世紀エヴァンゲリオンの主題歌 “残酷な天使のテーゼ” を、雄々しい和太鼓のアレンジで聴かせる “MATSURI SPIRIT” ver.なんてのもあります。
また洋楽を「音頭」にアレンジするという試みも。OTOTOYでは、配信されていないですが、ザ・ビートルズの “イエロー・サブマリン” を大瀧詠一プロデュースでアレンジした “イエロー・サブマリン音頭” や、ジミ・ヘンドリックスの代表曲を細野晴臣、忌野清志郎、坂本冬美による音楽ユニットHISがカバーした “パープル・ヘイズ音頭” という楽曲も存在。そして、お笑い芸人のブルゾンちえみが「35億」のネタで使っていた、オースティン・マホーンの “ダーティ・ワーク” のBon Dance Remixという企画会議がめちゃくちゃ気になる楽曲もあります!
そして最後に紹介するのは、誰しもが聴くと笑顔になれるでお馴染み、松平健の “マツケンサンバⅡ” の音頭アレンジ、“マツケンサンバⅡ音頭”。もはやサンバなのか音頭なのか、ジャンルも超越した高揚感。ぜひ味わってみてください!