OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.15
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
祝デビュー30周年! 初期スカパラの“におい“
今年でデビュー30周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラが、4/5にエピックレーベル時代に残した楽曲全140曲を配信解禁。この度OTOTOYでも少し遅れましたが配信がスタートしたので、今回は初期スカパラのオリジナル・アルバムから個人的に好きな楽曲をまとめてみました。
若さゆえのギラギラとした妖しさ、色気とバラエティに富んだ楽曲の数々は、今のアッパーでお祭り番長なスカパラとはまた一味違っていて最近の彼らしか知らない方々にもこれを機にぜひ聴いていただきたいわけなのですが、せっかくなので選曲楽曲をご紹介。
まずは彼らといえば数々のカバー曲! というわけで意図せず「スキャラバン」「The Look of Love」といったジャズのカバーをセレクトしましたが、この時期といえば「ジャングルブギ」「マライの號」といった笠置シヅ子、歌謡曲のカバーなんかも最高ですね。
こうしたカバー曲などでヴォーカルを取っていた、クリーンヘッド・ギムラの存在も初期の彼らを語る上で欠かせないでしょう。お揃いのスーツではなく、一人だけ違った衣装を身に纏い異彩を放っていた彼の存在が間違いなく彼らの初期の“ムード”を形成していたのは間違いないですね(実際クレジッには担当パート「におい」という表記が)。今回は日本語訳も最高なキャブ・キャロウェイ「I Beeped When I Should Bopped」のカバーと「朱い鳥のバラード」を。
そしてオリジナル曲は彼らが最初に掲げた“東京スカ”を色濃く感じれる楽曲を選んでみました。今もファンからの人気が高い「花ふぶき」なんかはやはり外せませんが、なんと言っても「Sweet G」! イントロから炸裂するサックス・ソロはもちろんなんですがアウトロがいいんですよね〜。
ということで駆け足で初期スカパラから個人的に好きな楽曲を紹介させてもらいましたが、次は夏も近付いているのでオーセンティックなジャマイカのスカもいきたいところですね。また次回!