OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.260
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
奉行のお小言
この〈OTOTOY EDITOR'S CHOICE〉も260回目、ということは大体丸っと4年ぐらいが経過したっぽいです。さすがにそろそろもうネタがないぞ…と思い続けて早数回(笑)。本当に思いつかないので頭をぐるぐる回転させて、ようやくナイス・アイディアを思いつきました。
自分がやっている連載〈アーカイ奉行〉もスタートから1年ぐらい経ちまして、当初は取り上げた作品それぞれにキチンとコメントを付けられればと思ってたんですが、濃度よりも作品掲載数をなるべく増やすっしょ!と決め、いまの方向性に。なので、この〈EDITOR'S CHOICE〉で書くことが思いつかないときは、〈アーカイ奉行〉で取り上げたなかでももっと個人的なおすすめにコメントつけることにします(笑)。〈奉行のお小言〉としてサブテキスト的に読んでもらえたら。
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野坂昭如『鬱と躁 (2011 Remaster)』
もともとは自主制作で作ったアルバムのリイシューのさらにリマスター。当時女子大の学祭を回るツアー?をやってたらしくそこからのライヴ録音とスタジオ録音が混ざった1枚。〈この世はもうじき おしまいだ〉って本当にそう。
YOKO『ANGEL』
SEO的にかなり捜索が厳しいお名前。そんななかで気になったのはマッド・プロフェッサー・ワークスだということ。〈Ariwa〉だったり〈Relaxin With~〉シリーズなんかがお好きな方は。
copa salvo『wave』
東京のラテン・バンド、copa salvoの音源が一挙配信。2001年にリリースされたシングルなんですが、タイトル曲が最高にカッコいい。疾走感と哀愁。
YOSSY LITTLE NOISE WEAVER『WOVEN』
ほかの配信サイトでは配信済みでしたが、年末にOTOTOYでは初配信。自分も大好きなアルバムです。松永良平さんによる〈“うしろから”ライナーノーツ〉必読です。
Tatsumi Akira & the CaSSETTE CON-LOS『KING goes CALYPSO』
カリプソ・バンド、カセットコンロスとDETERMIATIONSのアルト奏者、巽朗による共作。これもいいアルバムなんですよね~。〈キングレコード〉からのリリースだっていうのは知りませんでした。巽さんの音色がもう聴けないのが悲しい。
THE FOOLS『WEED WAR[ORIGINAL MASTER DELUXE EDITION]』
名前はもちろん知ってたんですが、聴く機会がなかったフールズ。こんなにかっこ良かったとは!ギラギラとした熱と腰にくるリズムとシャウト。その他の作品も聴いてみたいです。
クリエイション『Pure Electric Soul』
去年1年かけてアルバムのリイシューが続いたクリエイション。ジャケットがとにかく最高。“スピニング・トー・ホールド” を聴いて思い出すのは、「生きてるってなんだろ~生きてるってな~に~♪」です (世代)。
安岡力也『ホタテのロックン・ロール』
これがハイレゾで聴けるの最高じゃないですか? あとアレンジが小室哲哉らしいです、これ。カップリングの阿木燿子&宇崎竜童コンビによるロッキン・バラード “怒りの天使” もいいです。
ジェリーフィッシュ『Spilt Milk (Remastered)』
このアルバムもめっちゃ好きなやつ。『こぼれたミルクに泣かないで』っていう邦題も。
ポーティスヘッド『Roseland NYC Live 25 (Remastered 2023)』
オーケストラとのライヴ・アルバムが25周年を記念し、曲も追加してリマスタリング。実はポーティスヘッド初のハイレゾ配信なんですよ。疑問があるとするならば、オリジナル・アルバムからリマスタリングしない? (して)
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