OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.195
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
紅白歌合戦2022大予想!
完全にタイミングを逃してしまった。今年も昨年に続いて、紅白歌合戦の出演者を予想コラムを書こうとしていたのだけど、水曜日に出演者が発表されてしまったのである。しかし、今年を代表する誰しもが知る大ヒット曲というものが出てこなかったので、予想は難しかった。
今年の初出場は、10組。紅組は、IVE、ウタ、Aimer、緑黄色社会、LE SSERAFIM。白組は、Saucy Dog、JO1、BE:FIRST、Vaundy、なにわ男子。
かなり順当な選出だと思う。JO1やBE:FIRST、なにわ男子のボーイズ・グループは、SNSを見ればファンの熱も凄まじいものがあるし、IVEやLE SSERAFIMのK-POP勢も納得である。
意外だったのは、Vaundyである。活動スタンス的に、紅白歌合戦のようなザ・テレビの音楽番組のお祭りのようなところには出ないような気がしていたからである。もしかしたら、これを機にそういうところへと進出していくのかもしれない。
ちなみに、僕が発表前に予想していたメモには、マカロニえんぴつが入っていた。彼らは、紅白には出なかったのだけど、まさか昨年レコード対象の新人賞を獲った曲で、今年も優秀賞として出るとは思わなかった。こうなったら、今年ガツンと最優秀賞に輝いてほしい。
そして、事前予想で絶対出るだろうと思っていたCreepy Nutsの名前がなかったことには正直驚いた。去年を上回るほどの活躍を見せ、「沼にハマってきいてみた」への出演など、NHKへの貢献度も高かったからである。しかし、紅白歌合戦の歴史を紐解くと、ヒップホップのアーティストが昨年のケツメイシのような特別枠ではない形で出演したのは、20年前の2002年のKICK THE CAN CREWが最後であり、かなり紅白はラップに厳しいようである。
とりあえず出演者が発表になった紅白歌合戦ではあるが、近年の流れとしては当日に向けて、追加で続々と特別枠が出てくるのが通例でもある。その枠で僕が予想しているのは、現在放送中の朝ドラ「舞いあがれ!」の特別編だ。ドラマの出演者としても紅白本編への出演者としても、関ジャニ∞の横山裕、乃木坂46の山下美月、Snow Manの目黒蓮が名を連ねており、「これだけ揃っていたら、なにかやるのでは?」との期待が僕のなかで高まっている。ここに関してはテーマの「パイロット」にちなんで、今年大ヒットした映画「トップガン マーヴェリック」を絡めたトンチキな演出の線もあるのと、主演の福原遥の子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の軸もあるので、どうなるのか考えるのが楽しい。
そして、特別枠としての僕が予想しているのは、今年デビュー50周年を迎えた、矢沢永吉だ。日本を代表するロック・スターとして、バチッと登場してほしい。可能性はかなり低いからもしれないが、新国立競技場でのライヴでのゲストとして登場したB'zとの共演もあったらいいなと思っている。
なにはともあれ、非常に楽しみな今年の紅白歌合戦。年末が本当に楽しみである。