ロシアへの経済制裁として、SWIFTから外すことを言われているんだけど、どうなのかなあ?
自由主義国から見ると、貿易はドル建てて、SWIFTを使って決済するのが普通なんだけど、世の中には、もう一個の決済手段がある。
中国が作ったCIPSなんだけど、ロシアのような、中国との貿易が中心の国の場合は、むしろSWIFT、ドル建てでおこなうよりも、人民元建て、CIPSでやったほうが便利。
たしか、北朝鮮もイランもSWIFTに接続できないんじゃなかったっけ?
たしか、北朝鮮もイランもSWIFTに接続できないんじゃなかったっけ?
多分、今後CIPSが中国、ロシア、北朝鮮、イラン、そして一帯一路の国の決済手段として使われるんじゃないかなあ。
そうなると、CIPSで使われる基軸通貨は人民元になるだろうから(中国相手であれば、ドル建てにする意味がない)、
・中国・ロシア・一帯一路の国は人民元建て、CIPSで決済
・アメリカ、EU、日本はドル建て、SWIFTで決済
っていうことになるんじゃないかな。
・アメリカ、EU、日本はドル建て、SWIFTで決済
っていうことになるんじゃないかな。
そうなるとヤバいのは、SWIFTのセキュリティ。
中国、ロシアともCIPS決済になると、SWIFTが混乱しても問題ない。ということで、SWIFTを攻撃されてしまうかも?
攻撃されると、アメリカ、EU、日本は終わってしまう。
問題はまだまだある。
ロシアがCIPSでしか、LPG等を売らないということになると、エネルギー関係の買い付けは、SWIFTでなくCIPSを使わないといけなくなる。これは中国にとってメリットがでかい。人民元建てで支払うってことは、ドルや円を持っていても、人民元に変えないといけないのだから・・・
問題はまだまだある。
ロシアがCIPSでしか、LPG等を売らないということになると、エネルギー関係の買い付けは、SWIFTでなくCIPSを使わないといけなくなる。これは中国にとってメリットがでかい。人民元建てで支払うってことは、ドルや円を持っていても、人民元に変えないといけないのだから・・・
つまり、ロシアをSWIFTから外しても、中国のCIPSを使うだけなので、それほど効果ない・・・
・・・どころか、ロシアから「そうですか、じゃあもう、エネルギー関係は自由主義諸国には売りません。SWIFT使えないから…これからは中国や、一帯一路の国にだけ、エネルギーを売ります」って言われちゃったら、自由主義諸国のほうがダメージでかい!
実は、ロシアを経済制裁しても、中国を利するだけで、ロシアはそんなに困らないかも??(困るのはむしろ自由主義諸国!)
※さらにCIPS使わなくてもロシアには仮想通貨という手がある
実は、ロシアを経済制裁しても、中国を利するだけで、ロシアはそんなに困らないかも??(困るのはむしろ自由主義諸国!)
※さらにCIPS使わなくてもロシアには仮想通貨という手がある