IPO投資は、抽選の当選者が新規上場する企業の株式を購入する投資手法。初値で売却することで初心者でも利益を得やすい点が魅力です。しかし、SBI証券・楽天証券・松井証券などネット証券をはじめとした多くの証券会社があるうえ、抽選方法もさまざま。当選するためにどこで口座を開設すればよいか迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、人気のIPO投資ができる証券会社15社を、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのIPO投資ができる証券会社をランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストなIPO投資ができる証券会社は「IPO投資の抽選機会を多く確保でき、手数料のコストをかけずにIPO投資ができる証券会社」。徹底検証してわかったIPO投資ができる証券会社の本当の選び方も解説しますので、ぜひ証券口座開設の際の参考にしてください。
水野総合FP事務所代表。キャリア20年超の株式トレーダー。相談、執筆・監修、講演・講師、取材協力、メディア出演などを年間600件引き受けている。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』新NISA講座への出演実績があるほか、日本FP協会「2021年FP広報センター」のスタッフに就任。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校「東京ビジネス・アカデミー」にて非常勤講師を務める。2003年に東京エレクトロン株式会社を早期退職後、専業トレーダーへ転身。これまでに年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。【メディア出演・掲載実績】テレビ朝日|BS テレ東|毎日新聞|朝日新聞|中日新聞|東京新聞|朝日中高生新聞|物流産業新聞社|Yahoo!ニュース|女性自身|PRESIDENT 他多数
スキラージャパン株式会社代表取締役、伊藤亮太FP事務所代表を務める。 2006年に慶應義塾大学大学院 商学研究科経営学・会計学専攻を修了。在学中にCFP®資格を取得する。卒業後、証券会社を経て2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案を行う傍ら、法人に対する経営コンサルティング、相続・事業承継設計・保険設計の提案・サポート等を行う。 金融をテーマにした豊富な講演実績を持つほか、CFP®受験講座の講師としても活躍する。著書に、『ゼロからわかる金融入門 基本と常識』『高配当投資ランキング大全』『7日でマスターNISA&iDeCoがおもしろいくらいわかる本』等がある。
投資教育家の第一人者として、グローバルファイナンシャルスクール(GFS)校長を務める傍ら、ソフトバンクグループが設立した私立サイバー大学で客員教員として指導。ラジオNIKKEI『投資のベースキャンプ』パーソナリティ、TBSドラマ『トリリオンゲーム』の投資監修を担当。主な著書・監修書籍に『投資で利益を出している人たちが大事にしている45の教え』(日経新聞出版)、『0からわかる!株超入門(ソシム)』などがある。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
IPOの取扱件数の多さが十分な証券会社として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証したなかでIPOの取扱件数が最も多い証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
IPOの主幹事数の多さが十分な証券会社として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証したなかでIPOの主幹事数が最も多い証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
抽選機会の平等さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証した証券会社のなかで、平等抽選の割合が最も高い証券会社」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
売却手数料の安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証したなかで売却手数料が最も安い証券会社」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。なお、デフォルトで表示される「おすすめ順」のランキングは、購入したIPO株を30万円で売却した際にかかる手数料で作成しています。
ユーザーがとても満足できる基準を「IPO抽選の事前入金が不要な証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
検証ロジックのアップデートを行い、あわせてランキング・コンテンツの内容を刷新しました。
IPO投資で当選確率を上げる方法は、複数の証券会社を契約して、複数の証券会社から抽選に参加することです。IPO株は複数の証券会社に配分され、購入権は抽選によって得られるのが基本。申し込んだら必ず当選するというわけではないため、複数の証券会社から申し込むことで当選確率を上げることができます。
例年のIPOの件数は100件前後と、抽選の機会はそこまで多くありません。まずは1社の契約でも問題ありませんが、本格的に取り組んでいきたいなら少なくとも2社、できれば3〜4社に申し込むのがおすすめです。
ただし、どの証券会社を選んでもいいというわけではありません。当選するためにも、IPO投資の抽選機会を確保しやすい証券会社を選ぶのが重要です。
IPO証券会社を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
当選確率を上げるためには、直近で主幹事証券を務めた回数が多い証券会社を選ぶのがポイントです。
主幹事を務めると、IPO株の割当数が多くなります。IPOにもよりますが、発行されるIPO株全体の8割以上が主幹事を務める証券会社に割り当てられることもあります。株の割当数が多いと、単純に当選する人が多くなるため、主幹事を務める証券会社を優先的に申し込むのがおすすめです。
また取扱件数にも注目しましょう。取扱件数が多いと、さまざまな会社のIPOの抽選申し込みの機会を確保しやすい点がメリットです。調査したところ、主幹事を務める証券会社は取扱件数が最低でもその年実施されたIPOの半数近くあることが分かりました。
今回検証した15社のうち、直近3年で主幹事を務めているのはSBI証券・SMBC日興証券・岡三証券・大和証券・野村證券・みずほ証券の6社でした。どの証券会社も取扱件数が充実していたので、まずは6社が候補になるでしょう。
これからIPO投資を始めるならまずはSBI証券を選ぶとよいでしょう。
なかでもSBI証券は例年実施されるIPOの9割近くを取り扱っており、今回検証した15社のなかで圧倒的に取扱件数が充実していました。
IPO投資初心者は、平等抽選の割合が60%以上の証券会社に申し込むのがおすすめです。そもそもIPOの抽選では、取引実績や預かり資産によって当選確率が変わる優遇抽選と、公平に抽選が行われる平等抽選の2つの方式があります。
優遇抽選は投資の経験が浅い人や資金が潤沢でない人には不利なので、平等抽選の割合が高い証券会社だと当選の機会を得やすいでしょう。
たとえば平等抽選の割合が10%の場合、90%は言わば不平等な抽選になります。投資初心者や資金力のない人が当選するのは難しいと言えるでしょう。
検証の結果、平等抽選の割合は60%以上の証券会社と10%の証券会社に2分されました。たとえば大和証券や野村證券は、全体の約10%のみが平等抽選に回され、残りの90%は取引実績の豊富な顧客に優先的に分配されます。IPO投資初心者が当選するのは難しいため、避けるほうが無難です。
穴場の証券会社を狙うなら、大手証券会社のグループ会社に申し込むのがおすすめです。
大和コネクト証券・SBIネオトレード証券・auカブコム証券などは、IPOの取扱件数が突出して多いわけではないものの、抽選の申込者数が大手証券会社と比較すると少ない傾向にあります。
そのほかにもGMOグループが上場する際に主幹事証券会社となるGMOクリック証券も穴場の証券会社といえるでしょう。
投資に回す資金が少ない人は、事前入金不要の証券会社を活用しましょう。事前入金が必要だと申し込む時点で多額の資金が必要ですが、事前入金が不要なら当選してから必要な資金を入れるだけでOKです。IPOに申し込みたいけれど抽選資金が準備できないという人でも、当選のチャンスがある点がメリットといえます。
IPO投資の最低購入株数は基本的に100株です。1株あたりの公募価格は1,000〜2,000円が一般的。安いものなら300円台、高いものなら10,000円近いものもあります。たとえば公募価格が1,000円の場合、1,000円×100株=10万円の資金が必要。事前入金が必要な5社に申し込みするとなると、10万円×5社=50万円の資金が必要です。
また、資金に余裕がある場合は、事前入金不要な証券会社と必要な証券会社の両方に申し込むのがおすすめです。今回検証した15社のうち、半数以上の証券会社は事前入金が必要。その上、事前入金が必要な証券会社は主幹事数が多い傾向がありました。
資金が豊富な人であれば、対面型の証券会社を積極的に活用するのもおすすめです。IPOは口座の入金が多いと当選しやすかったり、担当者がお得意様を中心にIPOの割り当てを配ってくれたりするので、融通してもらえる可能性が高いのです。
手数料をできる限り抑えたいなら、ネット証券を選びましょう。そもそも証券会社にはネット証券と総合証券の2種類があります。IPOは購入時の手数料はかからない一方、売却時に手数料がかかるのが一般的。ネット証券は売却時の手数料が無料か低いことが多いため、利益が減りにくい点がメリットです。
今回検証した15社のうち、30万円のIPO取引をした際の手数料が無料だったのは8社で、すべてネット証券でした。手数料がかかるネット証券の場合も、低めのところが多い傾向があります。一方、総合証券である大和証券やみずほ証券などは、いずれも手数料がやや高めであることがわかりました。
なお、SBI証券は手数料無料かつ取扱件数が多いものの、基本SBI証券以外は取扱件数と手数料無料はトレードオフの関係です。そもそも当たらなければ意味がないので、手数料よりも取扱件数を重視して選ぶとよいでしょう。
商品 | 画像 | おすすめスコア | リンク | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||
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IPOの取扱件数の多さ | IPOの主幹事数の多さ | 抽選機会の平等さ | 手数料の安さ(30万円) | 手数料の安さ(100万円) | 事前入金が必要か | 事前入金不要 | IPOの取扱件数 | IPOの主幹事数 | 配分株数に占める平等抽選の割合 | IPOの売却手数料 | iDeCoの開設可能 | IPO取引におけるポイント制度 | NISA口座の開設可能 | ||||||
1 | SBI証券 SBI証券 | 圧倒的なIPO取扱件数。IPO投資を始めるなら第一候補 | 2023年:91件、2022年:89件、2021年:122件 | 2023年:17件、2022年:12件、2021年:18件 | 60% | 【ゼロ革命対象の場合】0円 | IPOチャレンジポイント | ||||||||||||
2 | みずほ証券 みずほ証券 | 当選確率を上げたい人に。多くのIPO株が割り当てられる | 2023年:48件、2022年:47件、2021年:83件 | 2023年:17件、2022年:17件、2021年:27件 | 100% | 【インターネット取引】100万円以下の取引:約定代金×0.57750% | |||||||||||||
3 | 松井証券 松井証券 | 抽選申込のハードルは低い。事前入金不要かつ抽選機会が多い | 2023年:70件、2022年:55件、2021年:56件 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 | 70%以上 | 【ボックスレート】・26歳以上 50万円以下の取引:0円 100万円以下の取引:1,100円 ・25歳以下 取引金額にかかわらず0円 | |||||||||||||
3 | 野村證券 野村證券 | 主幹事数の多さが魅力。多くのIPO株の割当が期待できる | 2023年:43件、2022年:38件、2021年:64件 | 2023年:17件、2022年:10件、2021年:27件 | 10%以上 | 【オンラインサービスでの取引】10万円以下の取引:152円 10万円超~30万円以下の取引:330円 30万円超~50万円以下の取引:524円 50万円超~100万円以下の取引:1,048円 | |||||||||||||
5 | 岡三証券 岡三オンライン | IPO株の割当数の多さは期待できる。事前入金は不要 | 2023年:49社、2022年:38社、2021年:46社 | 2023年:3件、2022年:2件、2021年:4件 | 10%以上 | 【定額プラン】100万円までの取引:0円 | |||||||||||||
6 | 楽天証券 楽天証券 | 抽選に申し込める機会が多い。取扱件数はトップクラス | 2023年:61件、2022年:65件、2021年:72件 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 | 100% | 【ゼロコース】0円 | |||||||||||||
7 | SMBC日興証券 SMBC日興証券 | 直近3年の主幹事数が多かった。平等抽選に回される割合は少ない | 2023年:51件、2022年:47社、2021年:80社 | 2023年:14件、2022年:24件、2021年:25件 | 10%(目処) | 【ダイレクトコース・オンライントレード】10万円以下の取引:137円 10万円超~20万円以下の取引:198円 20万円超~30万円以下の取引:275円 30万円超~50万円以下の取引:440円 50万円超~100万円以下の取引:880円 | |||||||||||||
8 | 大和証券 大和証券 | 多くのIPO株の割当を期待できる。平等抽選の割合は低い | 2023年:44件、2022年:42件、2021年:49件 | 2023年:17件、2022年:16件、2021年:13件 | 10% | 【ダイワ・ダイレクトコース・インターネットでの取引】100万円以下の取引:取引金額×0.37950% (最低手数料:1,100円) | |||||||||||||
9 | マネックス証券 マネックス証券 | 取り扱い株が100%平等抽選。直近3年で主幹事経験はなかった | 2023年:51件、2022年:55件、2021年:51件 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 | 100% | 【取引毎手数料コース】5万円以下の取引:55円 5万円超 10万円以下の取引:99円 10万円超 20万円以下の取引:115円 20万円超 50万円以下の取引:275円 50万円超 100万円以下の取引:535円 | |||||||||||||
10 | 大和コネクト証券 大和コネクト証券 | 大和証券が取り扱うIPO案件に申込可能。割当数は期待できない | 2023年:44件、2022年:42件、2021年:49件 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 | 70% | 無料(月10回まで) |
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:91件、2022年:89件、2021年:122件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:17件、2022年:12件、2021年:18件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 60% |
IPOの売却手数料 | 【ゼロ革命対象の場合】0円 |
良い
気になる
抽選に申し込めるIPOの数の多さは、検証したなかでも群を抜いています。IPOの取り扱い件数は、2023年:91件・2022年:89件・2021年:122件と、いずれもその年で実施されたIPO件数の9割近くを取り扱っていました。主幹事も直近3年間のすべての年で10件以上務めており、割り当てられるIPO株の多さにも期待できるでしょう。
取り扱うIPO株全体の60%が平等抽選に回されるので、資金が少ないIPO投資初心者にも十分チャンスがあります。加えて、独自サービスの「IPOチャレンジポイント」も魅力。抽選に外れてもポイントが貯まり、のちに貯まったポイントを使うことで当選確率を上げられます。売却手数料がかからないため、IPO投資の利益が損なわれない点もメリットといえます。
しかし、事前入金が必要な点はややネック。当選に先立って口座に資金を入金しておく必要があります。
IPOの取扱件数が多く、購入したいIPO株の抽選に申し込めないといった事態はほとんど起きません。IPOに応募すればするほど、当選確率を上げられるのもうれしいポイントです。これからIPO投資を始める人は、まずSBI証券の口座開設を検討してみてくださいね。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | IPOチャレンジポイント |
NISA口座の開設可能 |
SBI証券の評判・口コミは本当?実際に調査してメリット・デメリットを徹底レビュー!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:48件、2022年:47件、2021年:83件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:17件、2022年:17件、2021年:27件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【インターネット取引】100万円以下の取引:約定代金×0.57750% |
良い
気になる
IPOの主幹事数は2023年:17件・2022年:17件・2021年:27件と、検証した証券会社のなかでは直近3年における主幹事数が最も多かったです。そのため、多くのIPO株が割り当てられることが期待できます。IPOの取扱件数は、2023年:48件・2022年:47件・2021年:83件です。いずれの年もその年に実施されたIPO件数の半数近くを取り扱っており、ある程度の件数に申し込みできるでしょう。
取り扱うIPO株はすべて平等抽選に回されるので、株取引の実績が豊富でなくとも十分当選のチャンスがあります。事前入金が不要な点もメリットです。当選後に資金を準備すればよいので、ほかの証券会社と平行して手軽に申し込めます。
しかし、売却手数料が検証した証券会社のなかでは最も高い水準でした。30万円の取引時は1,732円・100万円の取引時は5,775円かかる結果に。売却の際に、他社と比較して多額の手数料がIPO投資の利益から差し引かれるのはデメリットです。
多くのIPO株の割当が期待でき、取り扱うIPO株はすべて平等抽選されるので、IPO投資の初心者にも十分当選の見込みがあるといえるでしょう。当選するチャンスを少しでも増やしたい人にぴったりの証券会社です。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:70件、2022年:55件、2021年:56件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 70%以上 |
IPOの売却手数料 | 【ボックスレート】・26歳以上 50万円以下の取引:0円 100万円以下の取引:1,100円 ・25歳以下 取引金額にかかわらず0円 |
良い
気になる
IPOの取扱件数は2023年:70件・2022年:55件・2021年:56件と、直近3年間のIPOの取扱数は検証した15社の平均を上回っており、抽選機会に不足はない水準です。取り扱うIPO株全体の70%以上が平等抽選に回されるので、資金が豊富でない人やIPO投資の経験が浅い人も十分当選のチャンスはあるでしょう。
IPO株の購入資金は当選してから口座に入金すればよく、事前入金は不要です。複数の証券会社で抽選に申し込む場合や、資金力のあまりない人も口座開設しやすいでしょう。売却時の手数料は50万円までは無料なので、多額のIPO投資でなければお得に取引できます。
しかし、主幹事は直近3年では務めていないので、そこまで多くのIPO株の割り当ては期待できません。また、50万円までの取引は売却時の手数料が無料ですが、多額の取引をする場合は一定額が利益から差し引かれる点には注意しましょう。
事前入金不要かつ50万円までは手数料がかからないので、資金ゼロからでも参加できます。複数社でIPO投資の申込みをする場合には、候補になる証券会社といえます。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
松井証券の口コミ・評判を徹底分析!実際に調査しメリット・デメリットを解説
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:43件、2022年:38件、2021年:64件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:17件、2022年:10件、2021年:27件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10%以上 |
IPOの売却手数料 | 【オンラインサービスでの取引】10万円以下の取引:152円 10万円超~30万円以下の取引:330円 30万円超~50万円以下の取引:524円 50万円超~100万円以下の取引:1,048円 |
良い
気になる
主幹事数が多く、2021年は27件と検証したなかで最多の主幹事数でした。そのほかの年でも10件以上主幹事を担当しており、多くのIPO株の割当が期待できます。IPOの取扱件数は、2023年:43件・2022年:38件・2021年:64件と、どの年も検証した取扱件数の平均を大きく下回ることはありませんでした。
事前入金が不要な点もメリットです。あらかじめ口座に資金を入金する必要がないので、資産の少ない人でも申し込みやすいといえます。売却手数料はかかりますが、30万円の取引時でも330円と負担に感じることはない水準です。
平等抽選に回される割合が全体の10%程度と検証した証券会社のなかでも少ない点はデメリットです。店頭取引であれば取引実績に応じて担当者から配分される場合もありますが、IPO投資の初心者にはハードルが高いでしょう。
平等抽選の割合は少ないものの、数多くのIPO株の割当が期待できる点は魅力です。事前入金が必要ないので、複数の証券会社で応募する際の候補のひとつにはなり得ます。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
野村證券の口コミ・評判は本当?実際に調査してメリット・デメリットを徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:49社、2022年:38社、2021年:46社 |
IPOの主幹事数 | 2023年:3件、2022年:2件、2021年:4件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10%以上 |
IPOの売却手数料 | 【定額プラン】100万円までの取引:0円 |
良い
気になる
数は多くありませんが、IPOの主幹事を一定数務めており、割当数の多さがある程度期待できます。定額プランであれば、100万円までの取引手数料が0円なのもメリットです。事前入金も不要なので、資金を準備する負担を軽減できます。IPOの取扱件数は、2023年:49件・2022年:38件・2021年:46件と、直近3年で極端に取扱が少ない年はありませんでした。
その一方、平等抽選で配分されるのはIPO株全体のわずか10%ほど。残りの90%ほどは取引実績や保有資金に応じた優遇抽選で配分されるので、取引実績や保有資金が少ないと当選は難しい点はデメリットです。これから取引実績を積み始める初心者は、しばらくは当選しにくさを覚悟する必要があります。
事前入金が不要で、IPO株の割当数の多さを期待できる点は魅力です。主幹事を務める証券会社で抽選に申込みたいなら、選択肢に入れてもよいでしょう。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
岡三オンラインの口コミ・評判は本当?実際に調査して手数料やメリットを徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:61件、2022年:65件、2021年:72件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【ゼロコース】0円 |
良い
気になる
IPOの取扱件数は、2023年:61件・2022年:65件・2021年:72件と、いずれもその年に実施されたIPOの半数以上を取り扱っていました。SBI証券には劣りますが、検証したなかでもトップクラスの多さで、抽選への申し込み機会は十分に確保できるといえます。取り扱うIPO株はすべて平等抽選に回されるのもメリット。また、取引金額にかかわらず売却時の手数料は無料です。
一方、直近の3年間で主幹事を務めていないので、多くのIPO株の配分がされるわけではありません。また、事前入金が必要な点も気になるところです。複数の証券会社に並行して申し込む場合は、準備する資金が負担になる可能性があります。
IPO株の抽選機会を十分に確保でき、等しく当選のチャンスがある点は魅力です。IPO株の抽選機会を増やしたい人は検討してもよいでしょう。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
楽天証券の口コミ・評判は本当?実際に調査して手数料や投資信託の取引数などを徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:51件、2022年:47社、2021年:80社 |
IPOの主幹事数 | 2023年:14件、2022年:24件、2021年:25件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10%(目処) |
IPOの売却手数料 | 【ダイレクトコース・オンライントレード】10万円以下の取引:137円 10万円超~20万円以下の取引:198円 20万円超~30万円以下の取引:275円 30万円超~50万円以下の取引:440円 50万円超~100万円以下の取引:880円 |
良い
気になる
主幹事は2022年・2021年については20件以上務めており、多くのIPO株の割り当てが期待できます。IPOの取扱件数は、2023年:51件・2022年:47件・2021年:80件と、その年に実施されたIPOの半数近くを取り扱っている年が多くありました。IPO株売却時には手数料がかかりますが、30万円の取引時は275円と、そこまで高いわけではありません。
デメリットは、IPO抽選の当選前に事前入金が必要な点。平等抽選に回されるのは取り扱うIPO株の約10%と低く、資金量の少ないIPO投資初心者はなかなか当選するのが難しい点もネック。平等抽選以外では、資産残高や取引実績が豊富な人ほど当選確率が上がる「ステージ別抽選」が採用されています。
平等抽選に回される割合は少ないものの、取扱件数と直近3年での主幹事数の多さは魅力です。保有する資産や株取引の経験が豊富な人にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
SMBC日興証券の口コミ・評判は本当?実際に調査して手数料やメリットを徹底解説!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:44件、2022年:42件、2021年:49件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:17件、2022年:16件、2021年:13件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10% |
IPOの売却手数料 | 【ダイワ・ダイレクトコース・インターネットでの取引】100万円以下の取引:取引金額×0.37950% (最低手数料:1,100円) |
良い
気になる
2023・2022・2021年の3年間で毎年10件以上の主幹事を務めており、数多くのIPOの割当が期待できます。IPOの取扱件数は、2023年:44件・2022年:42件・2021年:49件でした。いずれの年も、検証した証券会社のなかでは平均的な取扱件数です。
平等抽選の割合が全体の10%程度と低い点はネックです。また、売却時の手数料がほかの証券会社と比較すると高く、30万円の取引時は1,138円・100万円の取引時は3,795円かかることがわかりました。事前入金も必要なので、当選前に資金を準備する手間がかかります。資金が少なめの人は注意しましょう。
iDeCoの開設可能 | |
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
大和証券の口コミ・評判は本当?手数料やメリット・デメリットを徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:51件、2022年:55件、2021年:51件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【取引毎手数料コース】5万円以下の取引:55円 5万円超 10万円以下の取引:99円 10万円超 20万円以下の取引:115円 20万円超 50万円以下の取引:275円 50万円超 100万円以下の取引:535円 |
良い
気になる
「マネックス証券」は、資金が豊富でないIPO投資初心者も候補に入れやすい証券会社です。
取り扱うIPO株が100%平等抽選に回されるので、資金がない人でも十分当選の可能性があります。IPOの取扱件数も十分で、2023年:51件・2022年:55件・2021年:51件と、いずれの年も50件以上の取扱実績がありました。
しかし、直近3年間でIPOの主幹事を務めた経験はないので、たくさんのIPO株の配分は期待できません。また、事前入金が必要なので、資金を当選に先立って準備する負担が発生します。手数料もかかりますが、30万円の取引の場合は275円と少ないので、そこまで気にする必要はないでしょう。
多くのIPO株の配分は期待できませんが、取り扱う株の100%が平等に抽選される点はメリットです。取扱件数も多いので、抽選前に資金を準備できるのであれば検討してもよいでしょう。
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マネックス証券の口コミ・評判は本当?実際に調査してメリット・デメリットを徹底解説!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:44件、2022年:42件、2021年:49件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 70% |
IPOの売却手数料 | 無料(月10回まで) |
良い
気になる
大和証券が引き受けるIPOの申込みができるのが特徴。直近3年間では取扱件数がいずれも40件を超えており、申し込み機会をある程度確保できるでしょう。平等抽選に回されるのは、取り扱うIPO株の約70%と高めな点もメリットです。投資実績が少なくても、当選のチャンスがあります。手数料無料クーポンを活用すれば月10回まで売却手数料はかからず、IPO投資の利益が損なわれない点はメリットです。
しかし、直近3年間で主幹事経験がない点はネックです。数多くのIPO株の割当は期待できません。また、事前入金の必要があり、当選前に資金を準備する負担がかかります。
数多くの割当は期待できませんが、IPO取扱件数の多さは魅力です。大和証券と比較すると抽選で競合するライバルは少なく、いわゆる穴場の証券会社といえます。当選確率を少しでも上げたい人は、口座の開設を検討してもよいでしょう。
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IPO取引におけるポイント制度 | |
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事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:26件、2022年:23件、2021年:42件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【1日定額手数料】100万円までの取引:0円 |
良い
気になる
取り扱うIPO株のすべてが平等抽選に回されるので、IPO投資初心者でも熟練者と同じ当選確率が保証されています。手数料は「1日定額手数料」の場合、合計約定代金100万円までは無料で利用できます。
IPOの取扱件数は直近3年間のすべてでその年に実施された件数の3割ほどで、検証した証券会社のなかでは低めの水準でした。人によっては申し込み機会の少なさを不満に思う可能性もあるでしょう。直近3年間で主幹事を務めていないので、数多くのIPO株を取り扱うわけではありません。事前入金が必要な点も気になるポイントです。複数の証券会社に申し込む際は、資金の準備負担が生じます。
IPOの取扱件数が少なく、多くのIPO株の割当も期待できません。より多くのIPO投資の機会を求める人には不向きといえるでしょう。
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auカブコム証券の評判・口コミは本当?実際に調査してメリット・デメリットを徹底解説!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:10件、2022年:12件、2021年:5件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【1約定ごとの手数料】5万円以下の取引:55円 5万円超~10万円以下の取引:88円 10万円超~20万円以下の取引:106円 20万円超~50万円以下の取引:198円 50万円超~100万円以下の取引:374円 |
良い
気になる
DMM.com証券の「DMM 株」は、当選前に資金を準備しなくてよい証券会社を探しているなら候補になり得ます。
事前入金が不要なので、資金が少ない人でも申し込み時のハードルが低いのはメリット。また、取り扱うすべてのIPO株が平等抽選に回されるのもうれしいポイントで、IPO投資初心者と熟練者の間に当選確率の差が生まれません。売却手数料はかかりますが、30万円の取引だと198円です。そこまで手数料の負担は重くないといえます。
一方、IPOの取扱件数の少なさはデメリットです。2023年:10件・2022年:12件・2021年:5件と、どの年も検証した証券会社のなかでは低めの水準にとどまりました。申し込み機会の少なさに不満を覚える懸念が大きいといえるでしょう。直近3年間に主幹事の実績がなく、多くの割当数も期待できません。
多くの申し込み機会を求める人には不向きですが、当選前の資金準備が必要ない点は魅力です。複数の証券会社に応募する際は、候補のひとつに入れてもよいでしょう。
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DMM 株(DMM.com証券)の評判・口コミは本当?比較検証してメリット・デメリットを徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:42社、2022年:37社、2021年:45件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10% |
IPOの売却手数料 | 【アクティブ】10万円以下の取引:88円(以降、取引額が100万円増える度に88円加算) |
良い
気になる
岩井コスモ証券の「コスモ・ネットレ」は、直近3年で主幹事を務めておらず、平等抽選の割合が少ない点がネックです。
2021~2023年のIPOの取扱件数はどの年も、その年に実施されたIPOの半数未満の水準でした。しかし、いずれの年でも30件以上の取り扱いがあったので、少なすぎるというわけではありません。IPO株売却時には手数料がかかるものの、30万円の取引だと264円と少額です。それほど負担に感じる設定ではありません。
一方、直近3年間では主幹事を務めていないので、配分されるIPO株の数はそこまで多くないといえます。平等抽選の割合が約10%と少ない点もネックです。また、事前入金が必要なので、あらかじめ資金を準備する負担がかかります。
割当数・平等抽選の割合が少なく、事前入金も必要で、大きなメリットが見当たりませんでした。ほかの証券会社をあわせて検討しましょう。
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IPO取引におけるポイント制度 | |
NISA口座の開設可能 |
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:4件、2022年:9件、2021年:3件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 10% |
IPOの売却手数料 | 【定額プラン】100万円以下の取引:0円 |
良い
気になる
メリットは、事前入金が必要ない点。ほかの証券会社と平行して申し込む際に、資金を準備する負担が少なく済みます。「定額プラン」を利用すれば100万円以下の取引では売却手数料がかからないので、IPO投資で得た利益は損なわれません。
デメリットは、取扱件数の少なさ。直近3年間の取扱件数はいずれの年も10件未満と、その年実施されたIPO件数の1割以下です。直近3年間で主幹事を務めていないので、IPO株の割当数があまり期待できない点もネックです。平等抽選に回される割合も全体の10%程度と少なく、IPO投資を始めたての人だと当選する見込みは低いでしょう。
肝心の取扱件数が少なく、割当数も期待できないので、IPO投資のメイン口座にするには物足りません。ほかの証券会社もあわせてチェックしてみてください。
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SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の評判・口コミは本当?メリットや手数料・取扱商品を徹底調査!
事前入金不要 | |
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IPOの取扱件数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
IPOの主幹事数 | 2023年:0件、2022年:0件、2021年:0件 |
配分株数に占める平等抽選の割合 | 100% |
IPOの売却手数料 | 【1日定額プラン】100万円以下の取引:0円 |
良い
気になる
抽選方式に100%平等抽選を採用している点はメリットです。資金のないIPO投資初心者であっても、投資熟練者と同じ条件で抽選に参加できます。また「1日定額プラン」を利用すれば、100万円までの約定金額の場合は売却手数料が無料です。
デメリットとして、直近3年間では取扱件数・主幹事数は0件で、そもそもIPO投資の抽選に申し込めない状況が続いています。基本的にはGMOグループの企業が上場したときにのみIPO株の取り扱いがあります。
抽選の機会が少ないうえに事前入金も必要なので、SBI証券やみずほ証券など取扱件数・主幹事数が多い証券会社での口座開設を優先するほうがよいでしょう。余裕があれば、GMOクリック証券でも口座開設をして将来のIPO株の取り扱いに備えるのがおすすめです。
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GMOクリック証券の評判・口コミは本当?メリットや手数料・取扱商品を徹底調査!
マイベストではベストなIPO投資ができる証券会社を「IPO投資の抽選機会を多く確保でき、手数料のコストをかけずにIPO投資ができる証券会社」と定義。
そんなベストなIPO投資ができる証券会社を探すために、人気のIPO投資ができる証券会社15社を集め、以下5つのポイントから徹底検証しました。
検証①:IPOの取扱件数の多さ
検証②:IPOの主幹事数の多さ
検証③:抽選機会の平等さ
検証④:手数料の安さ
検証⑤:事前入金が必要か
今回検証した商品
IPOの取扱件数の多さが十分な証券会社として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証したなかでIPOの取扱件数が最も多い証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
IPOの主幹事数の多さが十分な証券会社として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証したなかでIPOの主幹事数が最も多い証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
有限責任あずさ監査法人が発表しているIPO動向の資料から、2023年・2022年・2021年の3年分について、各証券会社の主幹事数を調査。主幹事数が多いほど高評価として点数づけを行いました。
出典:2023年のIPO動向について、2022年のIPO動向について、2021年のIPO動向について
抽選機会の平等さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「検証した証券会社のなかで、平等抽選の割合が最も高い証券会社」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各証券会社の公式サイトにて、取り扱うIPOの株の何割を平等抽選で配分しているかを調査。平等抽選の割合が多いほど高評価として点数づけを行いました。
なお、デフォルトで表示される「おすすめ順」のランキングは、購入したIPO株を30万円で売却した際にかかる手数料で作成しています。
利用者がIPO投資において購入したIPO株を30万円・100万円で売却した場合にかかる手数料を各証券会社の公式サイトで検証。集計した売却手数料を安いほど高評価として点数づけを行いました。なお、手数料コースが複数存在する場合は、取引する金額において手数料が最も安くなるコースの取引手数料を評価しています。
ユーザーがとても満足できる基準を「IPO抽選の事前入金が不要な証券会社」とし、以下の方法で各証券会社の検証を行いました。
各証券会社の公式サイトにて、IPO抽選の事前入金が必要か不要かを調査。事前入金が不要であれば高評価として点数づけを行いました。
IPOとは非上場企業が証券取引所に上場し、株式市場に参加する一般の投資家に向けて売り出すこと。新規公開株式・新規上場株式とも呼ばれています。IPO投資とは上場直前の企業の株を抽選で購入し、上場した際にはじめてつく価格(初値)で売却し利益を得る投資手法です。
初値は株式を売り出す際の価格である公募価格を上回ることが多いため、初値で売ることにより利益が出る確率が高いといわれています。投資初心者でも利益を上げられる可能性が高いことも、IPO株の抽選に申し込む人が多い一因といえるでしょう。また、これから成長が期待できる企業に投資できる点もメリットといえます。
IPO投資をする際は、目論見書などを参考に企業の業績を把握して投資すべきか否かを判断しましょう。ネット上では多くの情報が発信されていますが、憶測を含んだ信頼に足らないものも一部あるので気をつけましょう。
また、宇宙開発やAIといった、最先端のテクノロジーに関連する事業は特に初値が高めにつく傾向にあります。全部の抽選に申し込むのが億劫な場合でも、こうしたホットトピックにかかわる案件は見逃さないようにしましょう。
新NISA口座でも、成長投資枠においてIPO投資ができます。そもそも新NISA口座は、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠で構成されているのが特徴。成長投資枠では株式にも投資できるため、もちろんIPO株の購入も可能です。
通常の口座でIPO投資の取引を行った場合、利益の20.315%が税金として徴収されます。一方、新NISA口座の成長投資枠での取引であれば非課税となり、利益がそのまま手に入る点がメリットです。
しかし、証券会社によっては新NISA口座ではIPO株の購入ができなかったり、IPOの取扱件数が少なかったりすることもあります。新NISA口座でIPO投資を始めたい人は、過去の実績なども参考にしながら証券会社を選ぶとよいでしょう。
IPO投資を行うなら、主幹事証券を直近で務めた経験のある証券会社を中心に選ぶのがおすすめです。主幹事証券会社とは、IPOを予定する企業のパートナーとなり、募集や売出しの中心となる証券会社のこと。主幹事証券会社には、発行されるIPO株全体の8割以上が割り当てられます。
割当数が多いと個人投資家への当選率が上がるため、複数の証券会社を選ぶなら優先して申し込むのがよいでしょう。なお、主幹事証券を務めた証券会社は取扱件数も多いので、IPOの抽選に申し込む機会が多い点もメリットといえます。
IPO以外の取引も見越して、SBI証券や楽天証券で開設するのがおすすめです。SBI証券や楽天証券などのネット証券は、NISAでの手数料を無料にしているところが多いのが特徴。NISA以外でも、現物取引・信用取引の手数料は対面型の証券会社よりも低めに設定している傾向があります。
また、IPOの取扱件数が多い証券会社を選ぶのも重要なポイントです。取扱件数が多いと、より多くの抽選機会を得られることで当選確率も上がるといえます。さらに事前入金不要の証券会社であれば、当選してから資金を入れるだけでよいので、抽選資金を準備できない場合も当選のチャンスを得られるでしょう。
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