はてなキーワード: ドロップアウトとは
結局のところ、女性は稼ぎがあり容姿がそれなりに整った同年代の男性と結婚するか、
無価値な男性や精子の質の劣化した高齢男性の遺伝子を残したところで国の発展には寄与しませんし。
以下、私の失敗談を聞いていただけると嬉しいです。
私は20代ですがガンダムや装甲騎兵ボトムズや銀英伝などやや古めの作品が好きなオタクです。
クラウド・オンプレ両対応かつ、ステークホルダーとの調整能力を評価してもらって主に要件定義に携わっているシステムエンジニアで、それなりに稼ぎもあります。
基本的に生身の人間には興味がないため現実の男性の容姿にはあまり頓着しません。
そして私にはオタクであること以外のアイデンティティがほぼなく、休日の大半はアニメや漫画や小説、あるいは考察のための資料探しや感想サイト巡りなどに費やし、給料の相当な額をプレミア価格の付いた古いグッズの収集や銀英伝ロンドというソシャゲにつぎ込んでいます。
そうした理由から、私は男性のスペックや見た目や年齢はあまり重視せず、話が合うか(=趣味が合うか)という一点に絞って婚活しました。
アプリや街コンや相席屋などを利用して、メッセージのやり取りも含めれば1000人ほどの男性と関わりました。
その結果、本当に散々な目に遭いました。
はっきりと言います。男性は人間性や知性の平均値が低い。底辺の数も多く、その底辺さのレベルも底無し沼です。
そのため男性を選ぶ際はスペックや外見や年齢である程度足切りしないと様々な怪異と遭遇することになります。
まず、自分より若い女性を恋愛対象にする男性は自分を客観視できていません。
無根拠な自信に満ちているため、無遠慮で、反省や遠慮という概念がなく、年齢や地位の差が相手を萎縮させる可能性を全く考えていません。
知識マウントや初手タメ口はデフォルトでした。態度はとにかく尊大で強引ですし、人が傷付くような発言やセクハラめいた発言、無遠慮なスキンシップを躊躇いなく行うため、接していて不快な気持ちになります。
マナーが悪く不潔な行動も多いですし、本人はそれを普通だと思っています。自分が若い頃の社会はそうだったから、と。
中高年男性による数々の不快な言動の具体例は羅列しきれませんが、個人的に一番不快だと感じたのは知識マウントでした。
私は銀英伝のオーベルシュタインというキャラが最推しなのですが、銀英伝好きの中高年男性にそれを伝えるとほぼ確実と言って良いほど不快な思いをしました。
オーベルシュタインの所属する陣営である銀河帝国や、その銀河帝国の皇帝であるラインハルト、皇妃のヒルダをボロクソに罵られる、オーベルシュタインの作中の所業(ヴェスターラントの虐殺や草刈りなど)を人格否定レベルで批判される、ヤンウェンリーというキャラの魅力や民主主義の尊さを力説する演説や長文メッセージを長々と聞かされる、政治や思想に関する書籍や論文を送り付けられる、ヤンウェンリーと自由惑星同盟が勝利する二次創作を送り付けられる、議論を吹っ掛けられ論破するまで話を終えようとしない。
ヤンウェンリーを好きという男性を見かけたら全力で逃げてください)
男性は性別を理由に意欲を削がれるようなことを言われたり不当な評価を下されたり進学を制限されたりすることはありません。
セクハラや性犯罪などで学業や雇用を妨げられることもありません。
仮にやむを得ない理由があってドロップアウトしたとしても高賃金の肉体労働という選択肢があります。
そのような状況下で女性である私より低賃金になるような男性は、やはり怠惰であったり発達障害や精神障害を抱えていたり、対人能力や人格や能力が著しく劣っていたり、家庭環境に問題を抱えていたりと何かしらの困難な点がありました。
男性と実際に会って食事する際、相手が「どうしても」と強く押し切らない限りはこちらから割り勘を申し出ていたのですが、奢ろうとしてくれる男性はまだ辛うじて話が通じる傾向がありました。
前述した通り、私は男性の外見を重視していないため、別にイケメンである必要は全くありません。
それどころか「TPOを考えた服装をしろ」「流行やファッションに関する最低限の興味を持て」という底辺レベルの要求すら私は望んでいませんでした。
風呂に入る際は臭いの溜まりやすい脇や股間をよく洗い、歯磨き粉で歯を磨き、毎朝顔を洗い、寝癖を整え、服を床に放置せず、洗濯し、生乾きの服を着ず、泥が付いたままの作業着で出歩かず、布製の靴や鞄の臭いには気を付け、尿を漏らさない。
少なくとも私が求めていたのはそれだけです。
衝撃的な話ですが、男性はそれさえ出来ない人間がそれなりにいます。
彼らは周囲の不快感を顧みれない身勝手な人間か、あるいは極端に拘りが強い発達障害か、セルフネグレクトに陥っているか、母親に甘やかされたテイカーか、極端に常識のない人間です。恋愛の対象には到底なり得ません。
これらの経験を重ねた結果
「共に生活を営む人間を趣味を軸に選ぶという発想がそもそも間違っていたのでは?」
という結論にようやく至り
紆余曲折を経て、今は二つ歳下の同業者で、私より多少稼ぎは低いものの温厚かつ家庭的で、ジャンプアニメを嗜む程度のライトオタクの男性と交際しています。
どうか他の女性は男性に対して変な寛容さを示してしまった私のように無駄な時間の浪費と精神の消耗をしないでください。
年齢や年収や容姿による足切りは身と心を守るための立派な自衛です。
男性に対して理解や寛容さを示したところで、得られるものは無意味な不快さや恐怖だけです。
長々と失礼しました。
俺、もうなんもわかんねえよ。
なんでこうなったのか、どうしてこうなったのか、わかんねえ。
俺、真面目にやってきたはずなんだよ。
高校行って、大学行って、そのとき氷河期とかいうやつで、全然仕事なくて、でも頑張って、なんとか入ったとこがブラックで、残業あたりまえで、上司に怒られて、疲れて、でも辞めるわけにいかないじゃん?
それで頑張ったら体壊してクビで、それで終わりだよ。
そっからなんとかしようとしたけど、なんもできん。
正社員の仕事?ないよ。ハロワ行っても年齢でアウト。面接行っても、落とされる。
若い子のほうがいいんでって、じゃあ俺はなに?もう40すぎたおっさんに人権ないの?そんなの聞いてないよ
俺はしてきたよ。
でも無理だったんだよ。
資金も知識もねえし、そもそもそんな才能あったらとっくに成功してるよな?
なのに奴らは言うんだよな、努力が足りない、自己責任、甘えんなって。ふざけんなよ!
金もない、
彼女もいない、
友達もいない。
親が死んだら俺どうなるんだ?生活保護?
でもネットじゃ生活保護のやつ叩かれてるし、そんなの耐えられねえよ。じゃあどうすんの?死ぬしかねえの?
……わかんねえ。もう疲れた
中小企業で働いている。
めちゃくちゃゆるいので新卒から長く働いてる人が多い。俺は中途だが、大企業からドロップアウトした人間なので色々やばすぎカルチャーショックがあるがなんとか生きている。
先日部署移動があり、別部署に行った人の仕事を引き継いだ。全く経験のない仕事なので不安になっていたが、蓋を開けば前任は何やってたんだ状態。
全く伸ばせる数字が伸びていない。顧客が減る対策もされていない。これ数年何やってたんだ?何もしてなかった?めちゃくちゃお前にはできないと思うけどと引き継ぎの時煽られたが、俺が担当してから昨対の数字は大幅黒字になったのでやっぱり何もやっていないんじゃ…。
前任は愛社精神が強く会社の悪口を言うとめちゃくちゃ怒る人だ。俺は結果さえ出せればどうでもいいので愛社精神などないから分かり合えないし、分かりあう気もないが、出世できないと先越して行った後輩を恨む前にまず私用ネサフに労働時間を割くのを辞めればいいのではと思う。愛社精神と成績は比例しない。でも前任は偉い人に好かれていることを誇っているのでそれもまた生存戦略なのかもしれないと思った。
前回、深掘りしたことで俺が会社を辞めたい理由がようやく整理がついた気がする。
https://anond.hatelabo.jp/20250119022917
ただこの胸糞悪さを我慢して定年まで勤め上げる選択肢もあった。
面倒だけどヌルくてろくに価値のない仕事を右から左に捌く。だけ。
定年まで。
ゾッとしたよね。何も作れず、何も残せず。
胸糞悪い会社に同僚に擦り切れるまで都合よく使い倒される未来しか見えんかった。
マジでクソ食らえだと思った。
かだ厳しくても価値のある仕事をしたいと思えているから、たぶん俺は変わってない。
変わったのはあのクソ溜めで、ドロップアウトは必然だったのかとようやく腹落ちした。
…どこであれらがクソに変わったんだろね。
思い当たることはあるけど、流石に辞める俺にはもうどうでもいい話。
てかクソは淘汰されろ。
でもそれ以外なら割とあるなぁって思いました
法務のコンプライアンス窓口担当やると「そうはならんやろ」っていう、なんやかんやお育ちがいい増田民が驚く事件とか入ってくるからな
痴漢で捕まったとか、窃盗で捕まったとか、人を殴ったとか、同僚をストーキングしたとか、データ売り飛ばしたとか、失踪したとか、ほかにもいろいろ
これは人間の本質って上っ面の環境では変わらないからだと思っているよ
DQNな環境で育つからDQNになるんじゃなくて、DQNは生まれつきDQNなんだよ。いい大学出てようが、見た目は地味で真面目風だろうが、クズはクズ
どこぞのメガバンクの人だって、競馬やFXで有金とかしてたろ?
あそこまでのレベルじゃなくても、まさかのコーポレートカード審査通らない逸材とか、犯歴あってビザが通らない逸材とか、社割で買ったアイテムを横流しする輩とか、ゴロゴロおるからな
親がすべき教育って、生まれつきヤベー性質を持ったヤツが、犯罪者になったり社会からドロップアウトしないように、導くことなんだね。ほかは全部おまけだよ
報酬に関しては、世の中平等になってほしいって思いました。みんな将来の不安なく些細な贅沢が出来ますように
あと、物理的に膝や腰を壊す職業は、転職した方が良いかもしれない
本来だったら、頑張っている人が自身の健康のために転職を強いられるとかではなく、壊さないくらいの仕事量であるべきなんだけどな・・・
残業については、業界選びと社内での立ち回りの問題で、学歴も年収も関係ないかもしれない
偉い人が無限にいる純ジャパの大企業や案件、実質的にクビがある外資ベンダー、これらでそこそこ高給を得ようとしたら、
残業って確か申請制だったりマイナス評価でしたよね?PC起動時間計測してるのに労働の過小申請とは?36協定とは?っていう世界線に突入する
自分の裁量でゴリゴリやれるベンチャーや中小なら、自分だけの力でノー残業達成も難しくないけど、基本的にあんま給与良くないよね・・・
「明日突然働けなくなって、職場に戻ってくるのに何年もかかったら」という不安に怯えてないってことなんだろうな。
今してる仕事についていつだって限界を感じているし、かといってまともな条件の転職先が見つけられるとも思えない。
公務員10年目、普通の会社で一度ぶっ壊れそうになって逃げ込んだからもうだいぶいい年だ。
身についたのは親方日の丸の立場で民間企業に泣きついたり脅しをかけたりしながら渡っていく技術だけで、こんなのが使えるのは本当に公務員という肩書があるときだけだろう。
職場で回ってくる人事や給与に関する情報を見ていると、研修で知り合った同期のうち何人かは望まぬ休職をしたのであろうことが見て取れる(公務員はなんでも書類に残すし、何でも共有していく文化があるから形式に慣れると信じられんぐらん大量の情報が公式に筒抜けになる)。
普通の人は、「そういった役立たずのロクデナシと俺は違う。次が自分の番になる可能性?そんなの考えるよりは交通事故を心配すべきだね。だって次の転勤先は北国かも知れないんだもの」と考えるのだろう。
自分は違う。
そうやって信じられる側の人間じゃない。
もし産まれた時代が現代の東京だったら、周囲とうまくやってけないからとひまわり学級や通信教育に送られてた可能性だって低くない側だ。
もしも次に自分の上や下に来た人間が「定型発達がどうこう言われてる人って絶対ただの甘えですよね。本当に大変な人は精神科経由で役所のお世話になって福祉センターから貰った仕事で働くことになるんだから、そうじゃない時点でただの甘えですよ」みたいなメンタリティだったら、殺される可能性を考えないといけないなといつもビビってる。
自分のようないつ社会からドロップアウトするかわからない人間によっては、「貯蓄=なにかあったときの経済的寿命」となる。
いざというときには通院費も含めて250万円あれば1年暮らせると考えれば、「貯蓄÷250万円=経済的寿命」というわけだ。実際には翌年の住民税があるからそこから更に引かれるけど。
およそ「7000円=1日」なので、7000円の買い物をしようとすると「俺は寿命を1日使ってこれを買おうとしている。それを10回繰り返せば10日、100回で100日、金が尽きて死ぬ時、俺はそれを後悔せずに居られるのか?」と考えてしまう。
普通の社会人だったら「新しいモンハンマジで神ゲーっぽいんでゲーム機ごと買いましたわ。7万円もしちゃった。まあゆーてボーナスも入ったし」と趣味に対してのある程度の出費を割り切って生きられるんだろうけど、自分は「10日分の寿命を使うほどの価値があるのか?ゲームを買ってもやる時間を失うなら無意味では?」とモヤモヤしだして動けなくなってしまう。
趣味に金を使える人からすれば、自分のこの感覚は理解できないんだろうな。
そもそものスタート地点である「突然自分が働けなくなる。それも長期的に」という不安自体が理解してもらえなそうだ。
俺からすればいつだって生き延びることが精一杯だし、職場の中でなんとか綱渡りを繰り返しながら生き延びていることに奇跡的な生還をいつも感じている。
そんな状態でダラダラ生き延びて何をしたいのか、自分でもわからない。
きっとある日突然凄い科学技術が全部を解決して、自分が幸せに生きられる日を待っているんだろう。
科学なんて関係なくコロナや震災や政権交代で世の中なんていくらでも変わるんだからと、ただただ世界が変化する瞬間を待っているような。
毎日何を楽しみに生きているんだろう。
やすいメシを食って、適当なサイトで無料で漫画を読んで、気だるさがなくなるまでひたすら寝まくって、こんな毎日の向こうに何も無いのに、それでも寿命を減らすことが怖くて趣味に金を使えない。
俺の中にある漠然とした恐怖を持たずに生きている全ての人が羨ましい。
中学の同期でイケメンだけど根性のない無能がいて、そいつが今引きこもりになってるらしくて笑った。大学も中退して無職らしい。いじめにあったんだと笑。中学の時は勉強以外ではそいつに負けてると思ってたけど相手が勝手に普通の人生からドロップアウトしてくれたから普通に大学卒業してまともなとこで正社員で働いてる俺の方が上だわな。真面目に生きてるだけで勝手に弱い奴が自滅していって世界ランクが上がっていく。イージーモード過ぎてるでしょ✌️。もちろん普通の人生でもたまにしんどいこととかあるけど「無職よりマシ」って思うだけで頑張れる。さあ明後日からはまた仕事だ。今の同世代内での相対的地位を守るために頑張って働くぞ!根性ねえ奴ア、おさらば〜
追記: 要約
追記2: じゃあどうすればよいのか?という方向で再考してみた。
https://anond.hatelabo.jp/20241223082309
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https://anond.hatelabo.jp/20241221204350
上の増田を読んでめちゃくちゃモヤモヤしてしまった。俺は色々あってASDの子を育てたり職場でASD/ADHDの若者の相手したりメンタルを病んだ家族をケアしたりしているのだが、増田は色々誤認したり、あまりよくない方向性に向かおうとしたりしているように感じる。以下、俺がモヤモヤしていること3選を書く。
この増田の友達もそうだが、困り事が明らかにASD(自閉スペクトラム症)だったり他の障害の特性なのに雑にADHDに括ろうとする人が最近多い。「ADHD」という名前だけ知っていて、その内容を知らずにいるのは単なるレッテル貼りにしかならないので非常にもやる。
以下の解説記事にもあるように、本来ASDとADHDは異なる特性や障害パターンを持っている。増田のような「空気が読めない」「相手がどう考えているかが分からない」という主張はどちらかといえばASDにあてはまる。
https://h-navi.jp/column/article/167
ADHDは薬の服用によって生活が改善されやすいが、ASDに対しては同様の薬物療法はない。当事者に対する周囲の働きかけ方や配慮も異なってくる。なので、混同するのは危険がある。
実はASDとADHDは併発していることも多いので、ASD当事者がADHDに悩むこともあるし、その逆もある。こうした混同が起こる背景には、かっての精神医療の診断基準ではASDとADHDのどちらかの診断がおりたら片方の診断がつけられなかったこともあるらしい。ただ、必ず併発するわけでもないし、上に書いたように対処法にも違いがあるので混同すべきではない。
俺は大学で働いているので日常的に学生と接している機会が多いのだが、診断をもらって告知してくれている学生の対応は正直あんまり困らない。今は合理的配慮などの兼ね合いもあって障害に対応する支援制度や連携の仕組みがいろいろあるので、障害があることが分かればできることも多い。
困るのは側から見て明らかにASDの特性があるのに気がついていないか、うすうす気づいていても自分の頑張りだけで対処しようとするケース。そうなるとこちらからは障害があると断定できないので、使える対処法が限られてくる。例えばASD当事者の中には音声から得る情報の理解が難しい場合があるので、その際は当事者の配慮願いを通じて教員の話していることをノートテイキングしてくれる支援者を配置することができる。クローズドであると、そういう配慮によって学生の障害を無くしていく手段が取れない。「単に授業を聞いてなくて成績の低い学生」扱いされる。かと言って、「君は障害があるようだから病院行って診断もらってきなさい」と言うのはできない。そうこうして行くうちに学校に行かなくなってドロップアウトしていく。そう言う学生を何人も見てきた。
そう言う実務上のことはさておき。何より、1人で抱え込んで苦しみ続ける当事者を見ているのは、こちらが辛い。みんな深刻な顔をして「すみません……頑張ります……もっと人のことを考えます」と言うのだけど、こっちからしたら「もうこれ以上頑張らなくていいから、専門家と連携して生きやすい環境作ってこ!」と言いたい。
ASDの診断がおりたとして、そのことを受け入れられないこともあるだろうし、診断を受けることに抵抗感があるのは理解できる。それに、増田はもう社会人なのもあり、現在のASD当事者の就労環境の状況を鑑みるとだいぶ支援体制も厳しさも違うと思う。
だけど、少なくとも言えることは、俺がもし増田の同僚や上司だったら、増田の困り事がどう言うもので、何が原因となっていて、どう配慮すれば良いのかを知りたいし、その方が助かる。診断を受けることは決して努力を放棄することではない。自分が何を苦手としていて、どんな助けを必要とするかを周囲に伝えるのも立派な努力だと思う。
この増田は人の気持ちが分からない、空気が読めないことを克服したいと考えている。それが問題だと捉えている。だが、正直俺からしたらもっと深刻な問題は増田がなまじ頑張れてしまっていることだと思う。
普通の人が頑張らなくてもできることを年がら年中頑張ってエミュレートして仕事をするのはとても疲れる。それは一時的に問題を解決しても、到底持続することはできない。
これは子供の発達支援界隈でよく言われているらしいが、ASDの子供が療育を通じて保育園や幼稚園の生活を円滑に送れるようになった時が一番危険だと思われているようだ。というのも、表面的には子供が「普通」になったようにみえ、周囲に馴染めていても、本人の内面は変わっていないので、常に気を張り続けていて普通になろうと頑張ってしまう。すると非常に高いストレスが体を蝕み、ある日登園しようとしても気持ち悪くなっていけなくなってしまうことが起きる。
発達障害の本当の問題は、鬱など他の精神障害を引き起こすリスクが跳ね上がることだ。 「重ね着症候群」と呼ばれることもあるが、一見、本人の頑張りで障害が克服されているように見えても、それはむしろ二次障害のリスクが高まっているという点でより事態が深刻になっているかもしれない。
これを書くと余計長くなるが、ASDのコミュニケーション障害は、ASDの考え方や感じ方がマイノリティな形をしており、周囲の人間とミスマッチを起こしていることが原因である。ミスマッチが原因なのだから、俺にとっては、本来ASDだけが頑張らなきゃいけない謂れはないんじゃないかと思う。
増田の努力は素晴らしいし、尊重されるべきなんだが、鬱で生活がままならなくなるよりかは、開き直って周りに迷惑をかけてしまった方がいいんじゃないかと思ってしまう。そうして、本来コミュニケーションとはままならないもので、それぞれの人の多様な考え方があるんだと言うことを気づかせていったほうが、結果的には社会のためになるんじゃなかろうか。
これは当事者のそばにいるものの傲慢な意見でしかなくて、増田の気持ちに寄り添えていないのかもしれないけど。少なくとも俺は増田がもっとありのままでいられる生き方をしてくれたらと思う。少なくとも増田が恐れているような人間ではない、増田なりに人の気持ちを考えている人だと俺は思うぜ。